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TWO-shot 44 203系配給 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP TWO-shot 44 203系配給

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このブログを読んでいただいている撮り鉄の方はお気づきでしょうが、私は「ネタモノ」に疎い。
私の情報源と言えば、そのほとんどがDJ誌をはじめとした鉄道雑誌。ですから、雑誌に載っている臨時列車や甲種輸送などは予定を立てて撮影することができますが、試運転や廃車配給・疎開回送などのいわゆる「業務ネタ」はほとんど解らず、めったに撮影することがありません。まあそれはそれで、自分で情報が得られる範囲での鉄道写真を楽しめばいいし、たまたまネタに当たったらラッキーくらいの心構えで納得していたつもりでした。しかしそんな私にも、どうしても一度は撮りたい・・・いや、撮っておきたい「業務ネタ」があったのです。それは、常磐緩行線で活躍していた203系の廃車配給。203系は常磐線沿線に住んでいたころには毎日のようにお世話になった、愛着のある車両。その最期となる配給輸送は一度しっかりと記録しておきたかったのです。でも、以前撮影した207系配給は、たまたまネットで情報を拾うことができましたが、203系の情報も拾えるとは限らない・・・。そこで恥を忍んで、某撮影地での待ち時間にご一緒させていただいた同業者の方に、203系の配給がいつあるのかダメもとで尋ねてみました。すると、この方はとても親切に「今はまだわからないけど、情報が上がったらメールでお伝えしましょうか?」と言ってくださったのです。とてもありがたいお言葉。恐縮しながらも、その言葉に甘えさせていただき、メールアドレスを交換。後日、その方が送ってくれた運転日・運転区間・時刻どおりに配給列車は運転され、無事に撮影できたのが上の二枚です。一枚でも撮れればじゅうぶんと考えていた私が、EF64・EF81の二形式が牽引する203系を記録できるとは、夢にも思いませんでした。情報を送って下さったこの方には本当に感謝しています。 m(_ _)m
  
さて、E233系の増備に伴い、続々と廃車の出ている203系。すでにE233系は7本が出揃いました。果たして203系は来年一年を持ちこたえることが出来るのでしょうか・・・。それにしても、今年のブログは207系配給で始まり、203系配給で終えてしまった・・・。(^^;)
  
上・10.12.27 武蔵野線 東川口-東浦和(EF641031+マト56)
下・10.12.16 東北本線 東大宮-蓮田 (EF81140+マト61)


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鉄道モノ・・・続・大掃除の戦利品? [鉄道グッズ]

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10.12.27
 鉄道モノ
続・大掃除の戦利品?


早いもので今年も残すところあと五日となり、今日(27日)の午後は毎年恒例、会社の大掃除でした。大掃除と言えば、昨年のブログにも書いたように、社内に埋まる鉄道グッズを掘り当てるのが私の楽しみのひとつ。とはいえ、昨年けっこういろんなモノが出てきてしまって、今年はもうたいしたモノは無いでしょう。それに、こんなくだらないネタを二年連続でやるものではない・・・と思っていたのですが、なんと今年も「アレ」が出てきてしまいました。そこで一応、昨年に続き大掃除で得た戦利品をちょっと紹介してみたいと思います。昨年のような鉄道の公式パンフやノベルティなどはありませんでしたが、そこそこおもしろいモノが集まりました。

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まずは今年も雑誌・書籍類から。講談社MOOK「鉄道の旅」、
東北①・中部・九州というなんとも中途半端な地域の三冊が
まとめて送られてきていました。
でも内容は濃く、写真もきれいで、丁寧に作られたいい資料本です。
自腹で他の地域も集めたくなりますが、一冊1500円かぁ・・・。
残りも送られてこないかな・・・ 殴===○)゜O゜)

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時事通信社刊「鉄道トリビア探訪記」。
筆者が実際に取材した鉄道現場の体験談で、
西武の全検に立ち会ったり、小田急の保線を現場体験するなど、
普段なかなか目にすることが出来ない場所でのルポは、
読み応えがありそうです。

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鉄道模型ファンにはおなじみ、「KATO」のカタログ。
Nゲージのカタログを見るなんて何十年ぶりだろう・・・。
不器用で模型をやらない私は車両を買うことはありませんが、
精密に出来た車両のラインナップを眺めていると、
つい欲しくなっちゃいますね。489系とか、カッコイイなぁ・・・。

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「STEAM&RAIL」バカでかいハードカバーの洋書です。
比較対象にフリスクを置いてみました。
大きさだけでなく、分厚くて重たいので、置き場に困ります。

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「STEAM&RAIL」の中身。
英語で各国の鉄道が紹介されている、いわゆる鉄道辞典です。
なかでもやはり面白いのは日本の鉄道紹介ページ。
そのラインナップは様々というよりバラバラ。新幹線の他に、
機関車の代表はEF200・EF66・EF65と、なぜか秩父鉄道のデキ。
電車が201系・415系・小田急3100形と箱根登山100形。
ひょっとしてこの記者は日本に来て、箱根の温泉にでも行ったのでは
ないかと勘ぐってしまいます・・・(^^;)
写真は長距離列車の紹介ページ。「みずほ」が懐かしい・・・。

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次はこちら。丸めてあったので何のカレンダーかと思いきや、
なんと初代小田急ロマンスカーSE車の運転開始記念ポスター!
こんな貴重なものが出てくるとは・・・と、驚きながらよく見れば
しっかりと「2007.7.6復刻」と刻まれていました。な~んだ・・・。
でも復刻版とはいえ、なぜうちの会社にこんなモノがあるのだろうか?

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上は東武鉄道スペーシアのボールペン。
そういえば、昨年も東武グッズがあったっけ・・・何か繋がりがあるのか?
下はJRの山梨キャンペーンのモノらしく、
E257系と「モモずきん」のイラストが入っています。
くれた人いわく、気がついたらあったそうですが、どこで貰ったのでしょう?
山手線駅名の携帯クリーナーも同じ人からいただきました。
でも「西日暮里」とは、また随分地味な駅ですね・・・(笑)。

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「銀河鉄道999」のタンブラー。これも鉄道グッズ・・・かな?
昨年のブルーレイ発売記念グッズのようです。
ホットドリンクを入れると、右上の箱のように999の機関室が
浮かび上がるらしい。

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TOMYTECの「サボ・コレクション」一ダース12ヶ入。
国鉄時代の列車の行き先板、通称サボ(サイドボード)のミニチュア。
初めて見ましたが、こんなコレクションがあるのですね。
1/10スケールだと、HOゲージとかに使えるのかしら?

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「サボ・コレクション」をひとつ開けてみました。
表が写真の「草津」で、裏は「ゆけむり」。
165系に使用されていたと解説がありますが、よく出来ています。
そういえば、これと似たような実物を持っていたような・・・。
今度探して出てきたら紹介してみたいと思います。

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そして今年も「アレ」がやってきました・・・。
そう、昨年に続き今年も「鉄道むすめ」が8体!
「鉄道むすめは去年ももらったよ。」と言うと、
「いや、今年のは『プレミアム』だから。」とのこと。
「・・・ぷ、ぷれみあむ??」
どうやら発売5周年の記念バージョンらしい・・・(^^;)。

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で、今年も一体作ってみることにしました。
箱から出てきたのは・・・え?これが「鉄道むすめ」?
昨年のような車掌さんじゃないの?
解説によるとコレは、上田電鉄・別所温泉駅駅長(冬服)の
「八木沢まい」さんらしい・・・。
別所温泉には何度も行ったことあるけど、こんな格好してたかなぁ?

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どうも八木沢さんは「鉄道むすめ」っぽく無いので、
もう一箱開けてみることに。
ハマる人って、こうやって買っちゃうんだろうなぁ・・・。
そして次に出てきた娘も車掌ではありませんでした。
このコは東急車輛製造・横浜製作所ぎ装係「金沢あるみ」・・・。
もうマニアックすぎですって・・・。

・・・と、まあ今年の戦利品はこんな感じでした。それにしてもまさかの二年連続「鉄道むすめ」。昨年のは自分で作った一体(青海ゆりかチャン)以外は、友人の娘さんにあげちゃいましたが、今年はどうしよう。さすがにもういらないだろうなぁ・・・。そして年越しの度に私のデスク周りには萌え系フィギュアが増えてゆくのでした・・・そんなシュミないのに~(;´Д`)



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ONE-shot 43 Xmas Express 2010 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 43 Xmas Express 2010

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昨年に続き、今年も行って来ました。
有楽町・東京交通会館の3階テラスから、
クリスマス・イルミネーションと新幹線の組み合わせです。
本当は昨年と同じ場所ではつまらないと思い、
国際フォーラムやシオサイトなどのイルミネーションも見て回ったのですが、
彩り具合や目線の高さ、人の少なさなどで、
やはりこの交通会館よりも良い場所は見当たりませんでした。
それならば、昨年とはちょっとでも画に変化をもたせようと、
今年は広角レンズで、ツリーの形を崩さない程度に流してみました。
でも画的には、昨年の望遠系のほうが迫力あって面白かったかな・・・。
    
さて、今日はクリスマス・イブ。
今年は金曜日に当たったこともあり、
楽しい予定が入っている方も多いでしょう。
私はと言えば・・・なんと会社の忘年会。
フツー、イブの夜に設定するかね・・・。
しかも宴会料理のメインが「鹿鍋」だそうで、
トナカイと鹿は違うけど、なんとなく罰当たりのような気がする、
今年の聖夜でした (^^;)。
        
10.12.23 東海道新幹線 品川-東京(有楽町付近)


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京葉線・・・リベンジ!? 港の201系 俯瞰撮影記Ⅱ [鉄道写真撮影記]

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2010.12.18
京葉線
リベンジ!? 港の201系 俯瞰撮影記Ⅱ
  

先週、ついに京葉線用のE233系に分割編成が配給されて来ました。これは外房・東金線直通運用の分割・併合があるおかげで、かろうじて生きながらえていた京葉区201系の置き換えを意味します。もちろんしばらくは各種の訓練や試運転などが行われるはずなので、今すぐとって変わられるというワケでは無いのでしょうが、いずれにせよ首都圏最後の201系もいよいよ終焉のときが迫ってきた感があります。京葉線の201系といえば、私にはどうしても一箇所、撮っておきたい・・・というよりも、リベンジしたい場所がありました。それは千葉みなとにある「千葉ポートタワー」からの俯瞰。この場所からの撮影は一度トライしたことがあり、その様子はブログでも紹介しています。しかしそのときは真夏の8月。猛暑での俯瞰撮影は、陽炎で遠景がぼやけてしまいます。前回の写真もブログ用にリサイズした大きさではあまり気になりませんが、実際にフルサイズで写真を見ると、メインの201系がボヤ~っと滲んでしまっているのです。それでも201系がいつ運用を離脱しても焦らないようにと、とりあえずの撮影を済ませ、「・・・まあ、空気が澄んでいる冬場まで201系が持ちこたえてくれたなら、また訪れればいいこと。」などと書いています。そして実際、201系は冬場のこの時期まで持ってくれました。そこで快晴の冬晴れとなった先週土曜日、リベンジを果たすべく、再びポートタワーへと向かうことにしました。しかもそこでは、思いがけないサプライズが待っていたのです。

12月18日(土)
ポートタワーでの201系撮影、前回は現場に着いての一本目がいきなりお目当ての201系で、慌てて撮影したために編成の一部を木の陰に引っ掛けてしまうポカをしてしまいました。京葉線の末端部にあたる千葉みなとでは、一本の201系がとても貴重になります。たしか前回撮影したのは千葉みなと12時40分の1285Aだったので、今回もそれ狙い。今度は慌てることがないよう、少し余裕を持って現地へ向かうことにします。ただしこの日は朝から京葉線のダイヤが車両トラブルで乱れており(原因はE331系らしい・・・ちょっと心配)、若干の不安があります・・・運用変更で201系が海浜幕張止まりにならなきゃいいけど。

東京1110頃-(京葉線・快速)-千葉みなと1150頃 (車両トラブルの影響でダイヤ乱れ)

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四ヶ月ぶりにやってきました、千葉ポートタワー。
前回は猛暑でしたが、今回は東京湾からの海風が冷たい。

千葉みなと駅からの道すがらに見えてきたのは、抜けるような青空に向かってそびえ立つポートタワー。今日は絶好の俯瞰撮影日和です。入場チケット(大人410円)を買って、高さ112メートル地点にある展望台へ上がると、そこには期待通りの澄んだ景色が広がっていました。いつ来てもここからの眺めは壮観で気持ちいい~♪
ところで、エレベーターの脇をふと見ると、気になる立て看板があります。

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「本日 屋上オープンデッキ 特別開放日」
パチンコ屋のような看板が出
ていますが・・・?

なんとこの日は、普段閉鎖されているタワーの屋上へ特別に上がれるらしい。ポートタワーへは写真撮影以外でも何度か来た事があったのですが、こんな「開放デー」があったとは・・・と、いうよりも、4階の展望台よりもさらに上があったこと自体、知りませんでした。さっそくその屋上へと行きたいところですが、開放時間は13時から。それでは千葉みなと12時40分の1285Aと、その蘇我から折り返してくる同駅12時59分の1284Aを開放された屋上で撮影するのはちょっと難しいか・・・。仕方なく通常の4階展望台で1285Aを待ちます。ところが、12時40分の列車は201系ではなくE233系でした。これはひょっとすると朝のダイヤ乱れで、本当に運用が差し替えられてしまったのか・・・? 不安を感じつつ次を待ってみると、そこへやってきたのは狙いの201系!

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冬晴れの下、港をかすめて青い201系が走り抜ける。
京葉線 蘇我-千葉みなと(後追い)

201系は千葉みなと12時55分発でした。実はこれ、単なる私の下調べ不足。京葉線は先日のダイヤ改正で快速の外房線直通が日中にも実施されるなどダイヤに大きな変更があり、その関係で12時40分千葉みなと発の列車は201系の1285AからE233系(205・209系)の1225Aに変わっていたのでした。ちなみに12時55分の201系ですが、列番は変わらず1285Aのまま。なにはともあれ、201系が無事撮影できたことにホッと一息。これでリベンジは成功なのですが、考えてみるとこの時刻変更によって、201系の蘇我からの折り返し列車は千葉みなと13時10分(1384A)になり、屋上のオープンデッキ開放時間に間に合うことになります。もちろん高ければ良いというものではないし、屋上が金網など張り巡らされていたら撮影は難しい。そもそも線路側が見下ろせるのだろうか? 期待半分で時間通りに開放された屋上への階段を上がってみます。

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4階展望室の高さは112.7m、屋上は125.2m。

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屋上の明かりが見えてきました・・・。
(手前のダイナミックダンパーとは特殊な耐震装置らしい。
こちらは通常非公開。)

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ここがポートタワーの屋上!

屋上からの眺めに絶句。これは素晴らしい! ここまで高い所だと12.5メートルくらい上がっただけでは大差ないのかと思っていたのですが、案外変わるものです。そして何よりもガラスが無いのが嬉しい!! 反射を気にしなくていいのはもちろん、やはりガラス越しと生で見る外の景色は全然違います。4階展望台のガラスには若干、熱線吸収作用の色が入っているらしく、ちょっと青っぽい。WB(ホワイトバランス)をオートにすればカメラが補正してくれて写真ではあまり気にならないのですが、この屋上ならWBをより自然な太陽光に設定することが出来ます。ガラスの代わりに柵はあるものの、隙間の幅が広く、レンズを突き出せるので問題なし。これからここで201系が撮れると思うと本当に嬉しい~ \(^o^)/

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蘇我から折り返してきた201系(1384A)。
写真では微々たる差ですが、上写真より若干ハイアングルになっています。
京葉線 蘇我-千葉みなと

まさに模型のように眼下を走り行く青い201系。オープンデッキでは音も響くので、耳でも列車を感じられます。ビデオなどで動画撮影すると面白いかも。さらにこの場所からは、東京方面へ去って行く列車も眺めることが出来るのです。ためしに、しつこいくらい201系を追い続けてみました。

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千葉みなとを発車した201系。かすか~に見える山は筑波山です。
京葉線 稲毛海岸-千葉みなと(後追い)

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美浜区のマンション・団地群の間をすり抜ける青い201系・・・(解ります?)

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さらに遠景。遠ざかる201・・・(って、電車どこ?)

うーん、面白い。201系は去ってしまいましたが、もう少しここで撮影したいので、次の列車まで待ってみることに。すると・・・

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おや~? ビルの隙間から見えてきたのはまたも青い電車!
京葉線 稲毛海岸-千葉みなと

再び201系降臨!今度は1283A(千葉みなと13:25)のようです。1283Aの方も時刻が変わったのですね。まさかもう一本ここで201系が撮れるとは思わなかったので、これは嬉しい誤算。

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もう一丁、定番側で後追いを。
足回りの隠れない下り線をこのオープンデッキで撮れたので、もう大・大満足。
京葉線 蘇我-千葉みなと(後追い)

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今度は蘇我方へ追ってみました。
このアングルも京葉線らしくて、悪くないかも

前回も言いましたが、奥を走る高架は京成千原線です

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直後にはEF210の貨物もやってきました。列番はわかりません・・・。
京葉線 蘇我-千葉みなと

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天井の無いオープンデッキで空を見上げると、自衛隊のヘリが飛んできました。
詳しいことは解りませんが、下総か習志野から来たのかな

(トリミング済み)

いや~、満喫しました。もちろんこのあと蘇我から折り返してきた201系(1382A)も撮りましたが、似たようなカットばかりなので、もういいでしょう (^^;) 。「港の201系」、これにて完了。

さて、撮影を終えてポートタワーを降り、千葉みなと駅へ戻ってきました。実は今回、千葉みなとへ来る前に都内で別件の用事があったので、切符は途中下車できてオトクな「ホリデーパス」を使いました。ウチの最寄り駅から都内の某駅で下車し、千葉みなとへ往復。これでもギリギリ元は取れているのですが、せっかく一日使える切符があるのにこのまま帰るのはもったいない。もうちょっと「ホリパス」の旅を楽しむことにしました。

千葉みなと1425-(京葉1321A)-蘇我14291436-(内房185M)-木更津1508

京葉線と内房線を乗り継いでやってきたのは木更津。ここへ来た目的はもちろん、久留里線の国鉄色キハ30を撮りたかったからでした。ところが、お目当てのキハ30は木更津の気動車区(幕張車両センター・木更津派出)に3両すべての姿が見えます。つまりこの時点でキハ30は一両も運用に入っていないということ・・・(´・ω・`)。

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木更津でお休み中のキハ3098。
かろうじてこの車両は外から撮影することが出来ました。
久留里線 木更津 (敷地外の公道から撮影)

う~ん・・・やはり適当に行っても、簡単に国鉄色キハ30には当たらないものですね。仕方ないのでキハ30の撮影は諦め、駅の西口へ。向かったのは駅前にある弁当屋「吟米亭・浜屋」さん。

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木更津駅西口にある「浜屋」。
証誠寺(しょじょじ)にちなんだ、タヌキの看板が目印。
(ケータイで撮影)

この浜屋で有名なのが木更津名物「バーベキュー弁当」、通称「浜屋のバー弁」。実はこの「バー弁」は木更津駅構内で売られていた名物駅弁でした。秘伝のタレに漬け込んだ豚ロース肉とそのタレが染み込んだゴハンが絶妙のバランスで、駅弁ファンの間でも一目置かれていた存在。私も子供の頃、房総への海水浴へ行く途中にわざわざ木更津に寄って「バー弁」を買い、肉とゴハンをほおばりながら内房線の車窓から海を眺めたものです。しかし数年前に突如、浜屋は木更津の駅弁から撤退してしまいました。閉店や廃業ではないところをみると、いわゆるJRとの「大人の事情」ってヤツなのでしょうか・・・? 撤退は非常に残念でなりません。しかし「浜屋のバー弁」は駅弁ではなくなってしまいましたが、今でも木更津駅前の店舗まで足を運べば、その絶品の味に出会うことが出来るのです。

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これが木更津名物「浜屋のバー弁」。
ゴハンの上に豚ロース肉が豪華に盛り付けられています。
付け合せは漬物と金平牛蒡、ポテトフライでシンプル。
これはいちばん大きいサイズの「特製」で750円。
他に大盛り650円と普通550円があります。これは安い!
☆☆☆☆☆

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参考までに、私の駅弁掛け紙コレクションから
これは木更津駅構内で売られていた駅弁時代の「浜屋のバー弁
のパッケージ。
左上にしっかりと「駅弁マーク」が入っています
購入日は93年(右)と98年
(12/21追記)

 

駅弁からの撤退後に初めて食べた「バー弁」。メインの豚ロースの味はもちろん、付け合せの内容も変わっておらず、本当に懐かしくて美味しいお弁当です。久留里線キハ30の撮影は叶いませんでしたが、じゅうぶん満足(満腹?)して木更津を後にし、東京へと戻るのでした。

木更津1639-(内房・総武4672F)-東京1802



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青森05・・・祝・全線開業! 青い森鉄道乗車記 [鉄道旅行記]

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2010.12.02~04 青森05
全線開業! 青い森鉄道乗車記
  

前回からの続きです。
東北新幹線・新青森開業の初乗車を兼ねた鉄道旅。新青森から上り一番の「はやて12号」に乗り、短い区間ながらも開業初列車なるものを堪能しつつ、新規開業区間を完乗。八戸で下車して「はやて」を見送りました。

12月4日(土)
八戸で降りたのは名物の「せんべい汁」が食べたかったからというわけではなく、旅客鉄道路線の全線完乗を目指す「乗り鉄」にとって、もうひとつ乗っておかなくてはならない路線がここにあるからでした。それは「青い森鉄道」の新規開業・・・というか、新たなJRからの移管部分。元々青い森鉄道は東北新幹線の盛岡~八戸延伸(02年)に伴い、平行在来線の旧・東北本線(盛岡~八戸)を引き継ぐ形で岩手県側のIGRいわて銀河鉄道(盛岡~目時)と共に目時~八戸で開業した青森県の第三セクター鉄道。その青い森鉄道は今回の東北新幹線・八戸~新青森の開業により、新たに旧・東北本線の八戸~青森もJRから移管されることになり、いちおうこの日で目時~青森(121.9キロ)全線開業という形になりました。まあ、平行在来線沿線の過疎化や本数削減・運賃の値上げなど、深刻な問題が新聞やニュース上で危惧されていて、諸手を上げて開業を喜ぶといった感じではないのですが、まずは新たなスタートを切った青い森鉄道に乗って、乗り鉄なりのエールを送ろうではありませんか。

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ポスターでは ゆるキャラ「モーリー」が
青い森鉄道の魅力体験ツアーを宣伝していました・・・が、
イラストの車両、どうみても某市営地下鉄なんですけれど・・・^^;

さっそく青い森鉄道へ乗るために改札へと向かいます。そこで乗車券を購入するのですが、この日青い森鉄道では全線開業記念にユニークなきっぷを発売していました。なんと名物の「南部せんべい」でできた、その名も「せんべいきっぷ」。

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「青い森鉄道全線開業記念ふりーきっぷ」は、
南部せんべいに直接プリントしてある「せんべいきっぷ」。
開封したり、せんべいを食べた場合は無効(笑)
10.12.04 青い森鉄道 八戸

何とも楽しい「ふりーきっぷ」。このきっぷは値段の方も大盤振る舞いで、本来は八戸~青森片道だけでも2220円かかるところが、4・5日の二日間全線乗り放題で1500円。これはかなりオイシイきっぷです (⌒▽⌒) 。これを購入し、せんべいを駅員さんに見せて改札通過。何とも不思議な気分・・・。その足でホームへ降りてみると、そこに止まっていたのはJR東北本線でおなじみの701系でした。これはJRからの譲受車で、JR時代の塗装(っていうか、ラインカラー)のまま、青い森鉄道の社名とキャラが貼り付けられています。

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停車中のJR色701系。ここでは「青い森701系」というのが正式な形式名です。
本当はの青い森オリジナルカラー車に乗りたかったけど、
いずれはこんな暫定色の姿が貴重になるのかも。
10.12.04 青い森鉄道 八戸

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ここ八戸では青い森鉄道の出発式が行われるらしく、
ホーム上で式典の準備中でした。
式は私の乗った一本後の503Mで行われたらしい。

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隣のホームからはJR八戸線が発車。
実は八戸線は私が国鉄・JR完乗を果たした思い出深き路線なんです。
ちなみに完乗駅は八戸線の終点・久慈でした。
10.12.04 八戸線 八戸

701系の車内は座席がほぼ埋まっている程の乗車率ですが、二両編成と考えると、決して多い数ではないのかも。そんな青森行きの567Mは定刻に八戸を発車。
新規乗り潰し対象とはなったものの、乗っているのは今までに何度も通ったことがある旧・東北本線。路線が移管されても車窓風景が変わるわけではありません。青い森鉄道になって変わったことと言えば、駅名表が青い森鉄道のものになったことと、時折すれ違う列車が短編成の701系か貨物列車のみになってしまったことくらいか。かつてはグリーン車や食堂車を連結した長編成の特急列車がひっきりなしに往来していた区間だったことを考えると、ずいぶんと寂しくなりました。

さて、乗り降り自由の「ふりーきっぷ」があるので、初めはどこかで途中下車をする予定でした。三沢の十和田観光電鉄を久しぶりに訪ねてみようかなあ・・・・などと考えていたのですが、今回の旅では青森にひとつ心残りがありました。この旅日記をずっと読んでいただいている方なら察するかと思いますが、前日に見られなかったヤツ・・・そう青森県立美術館の「あおもり犬」。鉄なのに十和田観光電鉄と犬を秤にかけて犬の方に傾くか・・・と言われそうですが、「あおもり犬」を知るきっかけになったのが、首都圏の駅に掲示してあった新幹線開業告知ポスターで、自分の中ではまさに今が旬。その興奮冷めやらぬうちに、どーしても実物を見ておきたかったのです。そんなわけでツマラナイ乗り鉄旅ですが、そのまま乗り通して青森着。これで青い森鉄道も完乗です。

八戸0735-(青い森567M)-青森0906(強風の影響で30分ほど延着)

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青い森の文字通り、青森駅への乗り入れが始まった
青い森鉄道の車両。青森駅1・2番線が青い森鉄道ホームです。
10.12.04 青い森鉄道 青森

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定番の青森ベイブリッジと青い森701系。

青森駅前から前日同様にバスで美術館へと向かうのですが、その前に同じ失敗を繰り返さないよう、美術館へ電話で確認してみます。「今日は常設展示は見られるのでしょうか?」 「はい。ご覧いただけます」 「あおもり犬は・・・?」 「はい。こちらも大丈夫です。」 ・・・ヨカッター、今日は「あおもり犬」に会えるぞ~! \(*T▽T*)/ バスに飛び乗り、再び20分の道のりを経て美術館へ。

青森駅1000-(青森市営バス)-県立美術館前10199

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連日の青森県美術館訪問。
確かに入り口には「ジブリ展」の案内が掲げられています。


はやる気持ちを抑えつつ館内へ入り、今度こそちゃんと常設展の入場券(500円)を購入。でも、まずはやっぱり屋外展示の「あおもり犬」の元へ向かいます(ちなみに「あおもり犬」だけならば、入場券を買わずに無料で見ることができます)。案内図を手渡され、建物裏手の連絡通路へ。これが思っていたよりもややこしい道のりで、確かに降雪期には滑って危ないのかも。

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えーと、まずはこっちね・・・。

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この中の細い階段を上る・・・。

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テラスから伸びる橋状の通路・・・。

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え?非常階段の裏・・・?

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細~い路地裏のような道を抜けると・・・。

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どーんと「あおもり犬」キタ━━(゚∀゚)━━!!!

ようやく会えた、念願の「あおもり犬」。大迫力の巨大さ(8.5メートル)にそぐわない、脱力系の表情が何とも言えず素晴らしい! ぼーっと眺めているだけで癒されます。小雨が降っていたせいか他に見学者は無く、しばし「お犬様」と二人きり。近づいて触ってみると、コンクリ製なので当然硬くて冷たいのですが、なんだか目に見えないパワーをいただける錯覚に陥ります。ああ、やっぱり会いに来て良かった・・・。
その後館内へと戻り、常設展を見学。一度見てみたかった奈良美智作品のオリジナル作品がインスタレーション形式で展示してあり、かなり楽しむことができました。他にも棟方志功や寺山修司の作品など見所が多く、美術館を存分に堪能。もうこれで今回の青森旅に思い残すことはありません。

県立美術館前1149-(青森市営バス)-青森駅1210

美術館を後にして青森駅に戻ってきました。あとは東京へと帰るのみ。帰路には先ほどの「せんべい一日乗車券」を使えば八戸までの料金はかからないのですが、どうやら強風の影響で青い森鉄道に大幅な遅れが出ている様子。ならばちょっと勿体ないけれど、新青森へ出て新幹線で一気に東京を目指すことにしました。考えてみたら朝の一番列車では慌ただしく八戸で降りてしまったので、本当の意味で新青森開業を体感するには、やっぱり東京まで全線を乗り通してみるのがよいのかも。

青森1245-(奥羽656M)-新青森1250

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奥羽線ホームとクロスする形の新青森・新幹線ホーム。
そんな説明カットを撮っていたら、入線して来たのは・・・。
10.12.04 奥羽本線 新青森

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何と異端車785系NE-303編成の「スーパー白鳥」。
元々道央の「スーパーホワイトアロー」などで活躍していた車両ですが、
このNE-303のみ789系「スーパー白鳥」の増結車に改造されたのでした。

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789系と785系の連結部分。
こちら側の785系は運転台が撤去されています。

新青森での奥羽線から東北新幹線への乗り換え、朝は連絡改札を通ってしまい、新青森駅では下車できませんでした。そこで今度は時間に余裕があったので一旦在来線改札から外へ出てみることにします。するとそこでは開業を祝う、イベントなどが繰り広げられていました。

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東北新幹線が開業した新青森駅。
ガラス張りの大きな建物が新幹線駅で左の入り口が在来線。
10.12.04 奥羽本線 新青森

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コンコースには青森の「ゆるキャラ」が勢揃い。
いろんな種類がいるんですね~。

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改札前ではこんな垂れ幕を掲げていました。
「よぐ来たねし 青森」

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「ミスねぶた」のおねーさんも新幹線の乗客を笑顔で歓迎。
お願いして一枚写真を撮らせていただいたら、
手に持っていた袋をひとつくださいました~。ありがとー!

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その袋の中身は・・・青森のパンフレット類と新幹線時刻表、
さらにE5系のキーホルダーとリンゴが入っていました。
キーホルダーも嬉しいけど、やっぱりリンゴが青森らしくてnice!

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さらに地元紙もこの日は無料配布。開業記念号は永久保存板ですね。

新幹線で新青森に到着する人たちへの歓迎ムードは最高潮。やっぱり開業初日は下り列車に乗って、到着後に熱烈歓迎を受ける方が感動できたのかも知れませんね。ところが、その歓迎すべき乗客が一向に現れない様子。垂れ幕の人や「ミスねぶた」さんもちょっと手持ちぶさた(だから写真に応えてくれたのかも)。どうやら開業早々、新幹線が強風の影響で止まっているらしい。

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時刻は13時20分ですが
まだ12時28分発の「はやて26号」が発車していません・・・。

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私の乗る「はやて30号」も抑止中。
10.12.04 東北新幹線 新青森

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その「はやて」の車内で駅弁を広げます。
新青森駅で買った新商品「せんべい汁弁当」。

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どのへんが「せんべい汁」なのかというと、
付属のだし汁を具のカップに注ぎます。これが「せんべい汁」。
汁が冷たいのが残念だけど、味はしっかりしていてなかなか美味しい。
☆☆☆・・

私の乗車列車14時28分発の「はやて30号」は、抑止解除後すぐに発車となったため、新青森発は数分遅れで済みましたが、その後も強風や列車間隔調整のため所々で停車。古川・福島・郡山・宇都宮で運転停車し、もはや「はやて」というより「やまびこ」状態。新青森~東京三時間半がウリだったのに、結局東京到着は70分遅れで、所要時間は4時間40分。これじゃあ開業前の八戸接続と変わらないじゃないか・・・ (-"-;)。まあ、強風という自然現象相手では仕方ないところですが、どうも今回は最後までグダグダ続きの旅でした。

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福島停車中の「はやて」の車内から・・・。強風のため通過線で抑止中です。
10.12.04 東北新幹線 福島付近

新青森1428-(はやて30号)-東京1808(強風等のため70分延着)



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青森04・・・祝・東北新幹線 新青森開業! 初列車乗車記 [鉄道旅行記]

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2010.12.02~04 青森04
東北新幹線 新青森開業! 初列車乗車記
  

前回からの続きです。
東北新幹線・新青森開業の初乗車を兼ねた鉄道旅。いよいよ開業当日の朝を迎えました。前日はちょっとツイていない一日でしたが、何と言っても今旅一番のメインはこの初列車への乗車。気を取り直して新青森駅へと向かいます。

12月4日(土)
朝5時に目覚ましをセットしておいたのですが、緊張でほとんど眠れませんでした。というのも実は以前、同様に仙台空港アクセス線の開業初列車を目指して前日に仙台入りしていたものの、名物の牛タンを肴にちょっと多めの酒を飲んだら、翌日は見事に朝寝坊。初列車乗車を逃してしまったという、情けない前科が私にはあるのです。今回は仙台空港線とは比べ物にならない、東北新幹線の開業。これは何が何でも寝坊するわけには行きません。そう思うと、なかなか寝付けなかったのです。それでも、初列車に乗れる期待感からか眠気はほとんど無く、むしろテンションは高いくらい。そこでまずは新幹線初乗車の前に早朝の青森駅で一仕事。前日は撮り逃した、夜行急行「はまなす」を撮影します。

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青森に到着した、札幌からの急行「はまなす」。
嬉しいことにED794は、パンタが下枠交差(PS103)タイプでした。
10.12.04 奥羽本線 青森
(余談ですが、12/4からJR青森駅の所属路線は奥羽本線になりました)

5時40分着の「はまなす」を撮影後、すぐに乗らなくてはいけないのが、青森5時46分発 奥羽本線・秋田行きの特急「つがる2号」。青森から東北新幹線へ乗るには、隣駅の新青森まで奥羽線で移動しなくてはなりません。新幹線上り初発の「はやて12号」に接続する青森発の列車は、この「つがる2号」か後続の普通列車632M。「つがる」の方は特急ですが、新青森~青森のみの利用には自由席に限り特急料金は徴収されず乗車券のみで乗ることができるので(指定席の場合は指定席特急料金が必要)、乗るならやはり632Mよりも「つがる」を選びます。

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発車を待つ「つがる2号」。
この日から使用車種が485系3000番台になりました。
10.12.04 奥羽本線 青森

ところが、この日の「つがる2号」自由席は大混雑。それもそのはずで、純粋な弘前・秋田方面への乗客の他に、新青森から新幹線に乗り換える接続客と開業の様子を見に行く見物客たちが、たった二両の自由席車両へ押し寄せているのです。列車はデッキ・通路までぎゅうぎゅう詰め。今回ばかりは仕方なく指定席車のデッキまで開放して、なんとか青森を発車することができました。それにしても、今改正でなぜかE751系6連(自由席3両)から、485系3000番台4連(自由席2両)へ車種変更された「つがる」。これではどう考えても、グレードと輸送力が改正前よりも低下しているのだが・・・(謎)。

青森0546-(つがる2号)-新青森0551(数分の遅れあり)

新青森までは5分ほどですが、混雑で出発に手間取ったため数分遅れで到着。しかしこの新青森で今度は降りるのに一苦労です。一両に一箇所ずつの細い出入口しか無い485系では、一列になって一人ずつ順番に降りてゆくしかありません。さらに降りたホームでも大混雑。「つがる2号」の新青森停車時間はわずか一分なのですが、とてもそれではさばき切れず、かなりの遅れが出た模様。まあ、この混雑は開業初日特有のもので、普段は自由席2両でも事が足りるのかもしれません。しかし帰省ラッシュなどの混雑期には同様の事態がありえるかも知れないので、臨時列車の増発や車両の増結などで混雑緩和に対応して欲しいところ。

ようやく降り立った新たな青森の玄関口、新青森駅。今まで特急はおろか快速すら停まらなかった無人駅が、一気に新幹線接続駅へ昇格です。奥羽線ホームと新幹線改札はエスカレーターと短いコンコースで結ばれており、混んでいなければ数分程度のスムーズな乗り換えができそう。この日はそのコンコース手前で「乗客」と「見物客」に分けられていました。見物客の方は一旦在来線の改札を出て、新たに入場券を買い直さなくてはならないのです。連絡改札を通れるのは乗客のみ・・・。イヤミですが、指定券を持っている私はちょっと優越感があります。

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新幹線への連絡改札。
こちらには「はやて12・14号」の乗客が誘導されます。
10.12.04 東北新幹線 新青森

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乗車するのは6時31分発「はやて12号」。
開業日のこの日は団体列車も多数運転されていた様子。
(電光掲示板の左側参照)

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新幹線改札を抜けると、さらに12号と14号に振り分けられます。
(ただし指定券のチェックなどは無く、14号の乗客でも
ホームへ上がることはできました)

さあ、お待ちかねの新幹線ホームへ。一番列車が出る11・12番ホームには、基本的に12号か14号の指定券が無いと入れないようになっており、この時間帯は列車の発着が無い13・14番ホームが見学者用に割り当てられていました。そんな乗客のみに許された11番線へのエスカレーターを上がってゆくと、新しいニオイのするホームにE2系新幹線が出発準備を整えて停車中でした。入場を乗客のみに規制したせいか、ホーム自体はさほど混雑はありません。しかし、出発式が行われている先頭1号車付近には人垣ができています。人垣の向こうに「祝・新青森駅出発式」のボードと金色のくす玉がチラッとみえましたが、規制と混雑で近づくことができず、なんとか腕を伸ばしてノーファインダーで写真を撮るのが精一杯(この写真は12/5のブログで先行公開しています)。ひょっとしたら、出発ホームよりも見学者用ホームの方がよく見えるのではないかと思い、急いで反対の13番ホームへ(乗客はどちらのホームにも行き来ができます)。

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新青森駅11番ホームで行われている、初列車 「はやて12号」の出発式。
今回は見学用の13番線側から見た様子です。
10.12.04 東北新幹線 新青森

う~む・・・、ボードやくす玉は見えるけれど、ホームドアや太い柱が邪魔でイマイチよく見えません。出発式や乗客たちの臨場感は、先行公開した出発ホーム側から撮った写真のほうが伝わりやすいですね。
そんな感じでホーム上をウロウロしていたら、あっという間に発車の時間が迫ってきました。再び出発ホームへ戻り、ようやく指定された席へと座ります。私の席は2号車のA席。残念ながらホームとは逆の窓側でしたが、窓側の席が取れただけ良しとしましょう。幸い先頭に近い2号車の前寄りだったので、座席にいながらでも出発式の様子は司会者の声で何となく解ります。「発車、一分前です。ご来賓の皆様、くす玉のご準備をお願いいたします!」 そして鳴り響く発車ベル。お、いよいよか・・・ちょっと胸がドキドキ・ワクワク。やがて扉が閉まると、前の方で「パアァァァン」と、おなじみのタイフォンが高々と鳴り響きました。私からは見えませんでしたが、おそらく同時にくす玉が割られたのでしょう。ホーム側の席からは「おお~!」という感嘆の声が上がります。そしてゆっくりと動き出す車窓・・・。定刻6時31分、ついに東北新幹線・新青森発上り一番列車が発車しました。

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まだ夜が開けきらぬ、薄暗い新青森付近の車窓。
10.12.04 東北新幹線 新青森付近

新青森を出ると、興奮気味だった車内が落ち着いてきました。列車は前日に私が訪れた青森県立美術館付近を通ったかと思うと、さっそく最初のトンネルへと入ります。今回開業した八戸~新青森は総延長81.8キロ、そのうち約六割の50キロ近くはトンネルに覆われていて、実に19本ものトンネルがあります。なかには陸上の複線トンネルでは世界最長・全長26キロの「八甲田トンネル」があり、さすがに新線とはいえ真っ暗のトンネルが長く続くと退屈。そこでちょっと車内を見渡してみましょう。今回の初列車に使用された車両は従来からの「はやて」でおなじみ、E2系(1000番台)。本来東北新幹線全通の目玉とされるべき新型車両E5系(タイトル写真のボードに描かれているヤツです)は今回の開業に間に合わず、来年3月にあらためて「はやぶさ」の名でデビューが予定されています。できればこの開業日にE5を間に合わせて欲しかったところですが、E5の製造や運転開始が遅れたのではなく、新青森開業の方が当初の予定を前倒ししたという裏事情があるのだから、仕方が無いと考えるべきか。それでも、開業一番列車という栄誉ある列車に選ばれたこの日のE2系はE2のなかでも最新のJ75編成。JRなりに一番列車への敬意が伺えます。ちなみに東京発下り初列車「はやて11号」にも、同様のJ74編成が使われたらしい。

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新青森開業の文字を流すJ75編成の案内表示器。
従来のE2から若干のマイナーチェンジが行われ、
案内表示もフルカラー化されています

長かった八甲田トンネルを抜けると、新線区間唯一の中間駅「七戸十和田(しちのへとわだ)」を通過。「七戸」といって思い浮かぶのは、やはり「南部縦貫鉄道」。東北本線(当時)の野辺地と七戸を結んでいた中小私鉄で、素朴で自然豊かな沿線風景と味のある小さなレールバスがマッチした、鉄に大人気のローカル線でしたが、惜しくも97年に営業休止、そして02年には廃止となってしまいました。実は南部縦貫と東北新幹線はこの七戸十和田で接続する計画があったようなのですが、南部縦貫が廃線となってしまい、七戸十和田は幻の接続駅となってしまいました。新幹線からレールバスへ、こんなすごいギャップのある乗り継ぎを体験してみたかったものです。

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「はやて12号」は新駅・七戸十和田を通過。
10.12.04 東北新幹線 七戸十和田付近

さて、「はやて12号」に乗っている私。このまま乗り続けていれば9時51分には東京へ着いてしまいます。いくら初列車の乗車だからって一気に東京まで戻ってしまってはもったいない。今回開業したのは八戸~新青森。八戸まで乗車すれば晴れて東北新幹線の完乗になります。青森から東京まで3時間20分(JRが謳っているこの最速時間は今乗っている「はやて12号」のものなんです)、その速さも実感したいところでしたが、私は次の八戸で降りることにしました。もちろんこの八戸で下車することは初めから計画通りで、初列車の指定券もあらかじめ八戸までしか取っていませんでした。新青森からわずか30分足らずで八戸着。

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八戸到着直前、トンネルを抜けると車窓に見事な朝焼けが広がっていました。
10.12.04 東北新幹線 七戸十和田-八戸

新青森0631-(はやて12号)-八戸0654

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八戸に到着した「はやて12号」。最新のJ75編成でした。
10.12.04 東北新幹線 八戸

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これが今回使用した上り初列車「はやて12号」の指定券と乗車券。

東京へと向かう「はやて12号」を見送り、八戸の改札を出ます。八戸といえばB級グルメでもトップクラスの「せんべい汁」が有名なのですが、当然朝7時ではお店がまだ開いていませんでした・・・。

・・・続きます



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青森03・・・さよなら...特急「かもしか」撮影記 [鉄道旅行記]


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2010.12.02~04 青森03
さよなら...特急「もし」撮影記
  

前回からの続きです。
東北新幹線・新青森開業の初乗車を兼ねた鉄道旅。開業日の前日、寝台特急「あけぼの」に揺られて青森へとやってきました。

12月3日(金)
開業前日のこの日は時間に余裕があるので、青森周辺で少し鉄道写真を撮りに行こうと思います。ターゲットは翌日のダイヤ改正を前にこの日限りで廃止される、奥羽本線の特急「かもしか」。その最後の走りを記録することにしました。しかし、それほど運転本数が多いわけではない「かもしか」(上下三本ずつ)、先ほど駅で一本見送ったばかり(上写真)なので、次まではちょっと時間があります。ならばその空いた時間を利用して、まずはせっかく青森まで来たのなら一度行ってみたかった、とある場所へと向かうことにしました。非鉄ですが、少々おつきあい下さい。青森駅前から市営バスに乗って20分、やってきたのは「青森県立美術館」。

青森駅1100-(青森市営バス)-県立美術館前1119

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緑色の青森市営バス。
美術館へは免許センター行きに乗車。
10.12.03 青森市営バス 美術館前

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建築家・青木淳氏が手がけた
モダンな青森県立美術館の外装。

ここ県立美術館には、青森県出身やゆかりのある芸術家・アーティストの作品が数多く展示されています。その中でも私が見たかったのは、弘前市出身でNYやロンドンなど世界でも活躍の幅を広げている、ポップアーティスト作家・奈良美智氏の作品。そしてこの美術館で奈良美智の代表作と言えば、新幹線新青森開業のポスターでも有名になった高さ8.5メートルのモニュメント「あおもり犬(けん)」。ぬぼ~っとした巨大なお犬様の像は、ぜひとも一度拝みたいと思っていたのでした。さあ念願の「あおもり犬」へ会いに、館内へと足を進めましょう。ところが入場チケットを買おうとすると、受付嬢が「本日は常設展の作品入替を行っていて、入場に制限があります。」とのこと。そこで、「奈良美智の作品は見られるのでしょうか・・・?」と尋ねてみると、「申し訳ございません、常設展示エリアには本日入場できません。」 が~ん、そんなぁ・・・(´;ω;`)。ああ、有名な「ジト目っ娘」や「白いダックス」(注:正式な作品名ではありません)など、奈良作品のオリジナルが見たかったのに・・・。じゃあ、せめて「あおもり犬」くらいは屋外展示だから見られるはず。しかし・・・、「昨日降雪があったので、「あおもり犬」の展示スペースへは行くことができません。」 が~ん×2・・・(T□T)。「なんだよ~、ここは北国なんだから雪が降ったくらいでいちいち公開中止にするなよー!だいたい展示入替だって、ふつうは休館日(第二・四 月曜)にするものだろ? こっちはわざわざ東京から来ているんだぞ!!  \(#`Д´)ノ」・・・って、言いたいのをグッとこらえて 「では、今日はいったい何が見られるんですか?」と再度尋ねてみると、「本日は特別展のみご入場いただけます。」 「特別展って?」 「スタジオ・ジブリ展です。」 「・・・。」  はぁ・・・何でわざわざ青森まで来て「ジブリ」を見にゃならんのだ。「ジブリ」が見たかったらウチからチャリンコで15分の「ジブリの森美術館」へ行っとるわ・・・(-"-;) と、嘆いてもどうすることもできず、仕方なく入場をキャンセルして館内を出ようとすると、受付嬢が申し訳なさそうに「あおもり犬」のポストカードを手渡してくれました。心遣いはとてもありがたかったけど、やっぱりホンモノが見たかったな・・・。(ちなみに上記で私は感情的な暴言を心の中で叫んでいますが、「あおもり犬」への屋外通路は滑りやすく危険なため降雪期は閉鎖されているとのこと。ただし本来は屋内の常設展示エリアからガラス窓越しに「あおもり犬」を眺めることが出来ます。)

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お会いできなかったお犬様、「あおもり犬」のポストカード・・・。
これもいい思い出・・・になるのかな?

予定よりずっと早く美術館を後にすることになりましたが、これから「かもしか」の撮影へと向かうことに。美術館前で客待ちしていたタクシーに乗り、運ちゃんへ撮影地の地図を手渡すと「ああ、県道と国道の交わる所か・・・。」とつぶやいて、クルマを走らせます。目指すは奥羽本線・鶴ケ坂~津軽新城にある有名な撮影ポイント。ここは美術館からそう遠くなく、青森駅へ戻るよりもずっと効率がいいんです。美術館から15分程度で目的地着。県道沿いでタクシーを降りて、未舗装の道を線路に向かって歩いているところで、近くの踏切が鳴りだしました。普通列車かな・・・と眺めていると、遠くに見えて来たのはパイチ! 急いでカメラを取り出し、撮影ポイントまで猛ダッシュ。ピントは? 絞りは? シャッタースピードは? どこで切れば串パンが避けられる? 初めての撮影地であわあわと焦りながらなんとか撮影。

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EF81123牽引の貨物列車。12時10分頃の通過でしたが3099レかな?
10.12.03 奥羽本線 鶴ケ坂-津軽新城

串パンは回避したものの、ちょっとカツカツ気味・・・。アングルを決める前にパイチカモレが来るとは、ツイているんだか、いないんだか。しかし美術館を堪能していたら撮れなかったことを考えると、何とも複雑な気分です・・・。
さて、お目当ての「かもしか」通過までは少し時間がありますが、気がつけば雨はやんでおり、寒さも思っていたほどではありません。しばらくE751系「つがる」や701系普通列車を撮りながら、のんびりと待つことにします。

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E751系 特急「つがる」。
デザインは顎がしゃくれた「フレッシュひたち」って感じ・・・。
そういえばこのE751系、今回のダイ改で定期運用を失ってしまいました。
交流専用の同車、今後どうなるのだろうか・・・?
10.12.03 奥羽本線 津軽新城-鶴ケ坂

次の「かもしか」は4号なので、上り列車の編成が撮れるポイントへ移動。待つことしばし、やがて独特なカラーリングの485系が見えてきました。

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この日がラストランの特急「かもしか」。
まずはオーソドックスに編成写真を撮影してみました。
10.12.03 奥羽本線 津軽新城-鶴ケ坂

短編成で色も違えど、貴重な原型の485系で運転されていた「かもしか」。編成単位でまとめられたこのカラーリングは決して悪い色ではなかったですね。特急シンボルマークも健在だし、何よりも「カマボコ形」の連結器カバーが懐かしくて嬉しいじゃありませんか。今でもこの形のカバーを付けた国鉄型特急車両って、他にあるのかな・・・? 秋田~青森を結んでいた「かもしか」、乗ったことがあるような無いような、あまり記憶に残らない特急でしたが、国鉄型485系の特急がまたひとつ消えてしまった事実はやはり寂しいものがあります。
続いて最初の下りポイントへ戻って今度は3号を待ちますが、ここで再び雨が降り出してきました。露出もぐっと落ち、シャッタースピードが稼げなくなってしまったので、ここは流し撮りで迎え撃つことにします。

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雨の中青森へ向けて疾走する「かもしか3号」。
10.12.03 奥羽本線 鶴ケ坂-津軽新城

二本の「かもしか」が撮れたことで満足し、雨も強まってきたので撮影を切り上げることにしました。
青森市内へ帰るにあたり、当初はこの撮影地の最寄り駅・津軽新城まで歩くつもりだったのですが、先ほどから県道を走るバスの姿が見えていたので辺りを探してみると、撮影地のすぐ近くにバス停を発見。行き先を見ると、ここから青森駅までダイレクトに行くことができます。これは助かる。

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撮影地最寄りのバス停、「戸門見通(とかどみとおり)」。
市営バスと弘南バスの二社が通っています。
ちなみに撮影地は道路を挟んだ右に写っている建物の裏手。

次のバスの時刻を調べると、16時ちょうど。おや、ひょっとすると・・・と、列車の時刻表を取り出すと、青森発15時45分の「かもしか6号」があります。青森からこの撮影地までの列車所要時間は10分強。これはもう一丁「かもしか」が撮れるかも・・・。もちろん先ほどの撮影ポイントまでは行けませんので、県道のバス停横からカメラを構えてみました。すると、バスよりも早く「6号」の通過を知らせる踏切が鳴ります。時刻は15時56分。

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どんよりとした曇り空の下、三両のミニ特急が最後の走りを見せる。
さよなら、北東北の485系特急「かもしか」・・・。
10.12.03 奥羽本線 津軽新城-鶴ケ坂

おまけ的なカットだから、ざっくり撮れればいいや・・・と、軽い気持ちで流してみたのですが、それがかえって功を奏したようで、これがこの日一番の出来に。空もなかなかいい雰囲気で、どんより雲も決して悪くないもんだなぁ と実感。「かもしか」のラストにいいメモリアルを残すことができました。これで心置きなくバスを待ちますが、結局バスは10分ほど遅れてやってきたのでした。

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バス待ちの間に撮った逆方向の弘南バス。
青森駅から五能線の五所川原まで行くんですね~。
ちょっと乗り通してみたいかも。
10.12.03 弘南バス 戸門見通

戸門見通1600-(青森市営バス)-青森駅1630

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日暮れの青森駅に到着。
やっぱり路線バスは徒歩鉄の強い味方です。
10.12.03 青森市営バス 青森駅

これでこの日の撮影は終わり・・・ではありません。青森の夜は撮り鉄にとってのスペシャルタイム。何せここ青森では、現在運転されている全ての客車寝台特急(あけぼの・日本海・北斗星・トワイライト・カシオペア)と、夜行急行「はまなす」の姿を見ることができるのです(ただし北斗星・トワ・カシは深夜帯)。さっそく18時08分発「あけぼの」と19時33分発「日本海」を撮りに、駅へ向かうと・・・

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「あけぼの」・「日本海」、ウヤ・・・orz

大雨・強風による悪天候が予想されるため、全区間で運休とのこと・・・(T□T)。う~ん、切符といい、天気といい、美術館といい、なんだか今回はツイてないなぁ・・・。このブルトレ撮影のためだけに三脚を持って来たのに、無駄骨となってしまいました。仕方ないので、代わりに青森港にある旧・青函連絡船の「メモリアルシップ・八甲田丸」を夜間撮影。その後市内の居酒屋でやけ酒をあおっていたら、結局「はまなす」まで撮り忘れてしまうのでした・・・。 もう、グダグダすぎ・・・。

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青森港に浮かび上がる青函連絡船「八甲田丸」。
現役さながらに保存されているのは嬉しい限り。
煙突のJNRマークが懐かしい!
10.12.03 東北本線 青森

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夜は浅虫で採れたホタテで一杯。
今年は猛暑の影響で不漁だったそうですが、味は絶品。

続きます・・・(´・ω・`)



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青森02・・・「あけぼの」乗車記(後編) [鉄道旅行記]

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2010.12.02~04 青森02
冷雨の奥羽本線を北上・・・
あけぼの」乗車記(後編)
  

前回からの続きです。
東北新幹線・新青森開業の初乗車を兼ねた鉄道旅。上野から寝台特急「あけぼの」に乗って、一路青森を目指しています。

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個室寝台車内で迎えた朝。
羽越線で日本海沿いのいい景色を走っていますが、
残念ながら大雨です・・・。
10.12.03 羽越本線 下浜付近

12月3日(金
高崎を過ぎて眠りについたものの、途中途中で停車する衝撃のたびに目を覚まし、熟睡することがほとんどできないまま、外が明るくなってきました。列車はまもなく秋田に到着するところで、休止されていた車内放送も再開。

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風雨が強まる中、秋田には定刻の6時45分着。
10.12.03 奥羽本線 秋田

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長岡からの牽引機はEF81137。
個人的に「あけぼの」マークは赤いカマの方が似合うと思います。

四分停車の秋田では駅弁の販売が行われ、朝食として買い求める乗客も多いようです。私もお腹が減っていましたが、ここは我慢。実はこの先にとっておきの朝食が待っているのです。自販機で暖かいお茶だけ買って車内へと戻ります。

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東能代付近で分岐してゆく五能線。
通学時間帯なので三連運用です。
10.12.03 奥羽本線 東能代付近

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車窓から見た、世界自然遺産・白神山地。
10.12.03 奥羽本線 富根-二ツ井

秋田から一時間半、ようやく朝食にありつける駅へやってきました。花輪線との分岐駅・大館。大館と言えば、名物・花善の「鶏めし弁当」。ここの鶏めしは絶品で、私も大館を通るたびに必ずと言っていいほど買い求めています。しかし「あけぼの」の大館停車時間はわずか二分。大館の駅弁はホーム上で売られていないので、買うのが難しい・・・はずなのですが、実は予約をしておくと指定した列車の出入り口までお弁当を届けてくれるのです。今回は私も前日に花善さんへ電話注文しておきました。

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「鶏めし」の待つ大館に到着~。
10.12.03 奥羽本線 大館

私が乗っている5号車のドア付近にお弁当の包みを持ったおねーさんが待っていて、無事に温かいお弁当を受け取ることができました。二分停車ののち「あけぼの」はおねーさんに見送られて大館を発車。さあ、部屋に戻って極上の朝食タイムです。

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花善の「特上鶏めし弁当」。
主役の鶏めしのほかに茄子味噌田楽や天ぷらなど
おかずが盛りだくさん。どれも美味しいのですが、
やはり鶏のダシ汁で炊き込んだご飯が一番!
☆☆☆☆・

待望の鶏めし、わざわざ列車まで届けてくれるということなので、今回は奮発して「特上」にしてみました。特上と言っても1100円。最近では単なる幕の内でも800円・900円取るところが多いことを考えると、かなり良心的な値段だと言えます。ただ、特上はおかずがちょっと多すぎるという贅沢な悩みがあり、純粋に「鶏めし」を味わいたいのなら、ふつうの「鶏めし弁当(850円)」の方が良いのかも(☆四つはそんなバランスの意見、味は間違いなく五つ星です)。もちろんふつうの鶏めしも予約すれば列車に届けてくれます。

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停車中や車窓風景ばかりなので、以前に撮影した「あけぼの」の走行写真を。
陣場の有名撮影地ですが、もちろん今の時期はこんなに緑が深くありません。
09.06.08 奥羽本線 白沢-陣場

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車窓に津軽のシンボル岩木山が見えてきました。
しかし山頂は雲の中・・・。
10.12.03 奥羽本線 川部-北常盤

鶏めしを食べ終えてお茶をすすっていると、列車は大釈迦峠を越えるトンネルへ。終点の青森はもうすぐです。

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翌日に新幹線の開業を控えている新青森を通過。
改正後はこの「あけぼの」も新青森に停車します。
10.12.03 奥羽本線 新青森付近

到着を告げるチャイムが車内に鳴り響き、一晩お世話になった「あけぼの」ともお別れ。上野~青森12時間半、ゆったりとした時間が流れる贅沢なひとときを味わうことができました。これこそ寝台列車の醍醐味。このゆとりある列車旅がいつまでも続けられるように、「あけぼの」をはじめとした夜行列車には少しでも永く存続してもらいたいものです。

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青森に到着した「あけぼの」。
隣にはこの日限りで廃止となる秋田行き特急「かもしか」が停車中。
最後の並びか・・・。
10.12.03 東北本線 青森

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「かもしか」に気を取られている間に、先頭のEF81
切り離されてしまいました・・・(;´Д`
仕方がないので、DE10牽引の引き上げ列車を撮影

DE10ブルトレも貴重な姿だよね・・・。
10.12.03 東北本線 青森

はるばる青森まで来ましたが天気は最悪、回復の兆しはまったく見えません。さて、これからどうするか・・・。

・・・続きます。



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青森01・・・「あけぼの」乗車記(前編) [鉄道旅行記]

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2010.12.02~04 青森01
旅の始まりは個室寝台車・・・
あけぼの」乗車記(前編)
  

12月4日のダイヤ改正で東北新幹線の八戸~新青森が開業。東北新幹線全線開通の記念すべき日に、できれば初列車に乗ってみたい! ということで、ひと月前に指定券の入手にチャレンジ。第一希望の東京発下り一番「はやて11号」を取ることはできませんでしたが、新青森発上り一番の「はやて12号」の方は無事ゲット \(^o^)/。さらにせっかく青森へ行くのなら、片道は寝台特急「あけぼの」を利用してみることにしました。開業日前日発車の「あけぼの」では「はやて12号」に間に合わないので、前々日の2日に東京発。二泊三日(車中一泊)の新線乗車を兼ねた青森旅行へ出発です。

と、その前に今回はまず切符のお話から。
首都圏から青森を往復、しかも「はやて」や「あけぼの」が利用できるお得な切符として有名だったのが「青森・函館フリーきっぷ」。しかしこの切符の使用期限は改正日前日の3日まで。その変わりに発売される「北東北・函館フリー乗車券」、こちらはフリーエリアまでの特急券・寝台券が別途必要になるものですが、こちらの利用開始は改正日の4日から。つまり私のように3・4の改正日前後を跨いで旅をすると、お得なフリーきっぷが無いのです。それならば普通乗車券で少しでも安く済ませるために、大回りの片道乗車券を作ってもらおうとしました。今回は往路が上越・羽越・奥羽経由の「あけぼの」、復路が東北新幹線の計画ですから、東京都区内~大宮~高崎~上越~信越~羽越~奥羽~青森~八戸~東北(新)~大宮のルートで大回りできるはず・・・でした。しかしここで問題となるのが青文字の区間。上記のルートは新幹線開業前、つまり3日まで可能な大回りルートで、4日以降のルートでは青文字の区間が奥羽~新青森~東北(新)となり、JRから青い森鉄道に移管される青森~八戸を通ることができないのです。青い森鉄道に乗せろとは言わないまでも、東北新幹線経由で振替できないのかと窓口氏に尋ねてみると、やはりそれは無理。では新青森経由で大回りを作ってもらい、新青森~青森を別に清算するという方法は? とも聞いてみましたが、開業前の2日に使用開始するとなると、新青森を乗り換え駅として発券することはできず、残念ながら2日発だと、青森・新青森どちらの大回り乗車券も作ることはできないとのこと・・・。さらに普通の往復乗車券(東北経由)も、往復でルート・料金が異なるために発券できないらしい。窓口氏はこちら(JR側)の都合で不便をかけて申し訳ないと何度も言っておられましたが、JRにはもう少し柔軟な対応が欲しかったところ・・・(移行日に変な切符を作ろうとした、こちらのわがままかもしれませんけどね)。
東北新幹線開業初列車と「あけぼの」のウマイ回り方、本来なら改正日当日の4日に下りの一番で青森へ行き、帰りに「あけぼの」を利用すれば、フリー乗車券も大回り切符も使えたのですが、下り一番の指定券が取れなかったのだから仕方が無い。そんなわけで今回は普通乗車券を利用。まあ、考えてみるとこれが正規料金なのですが、何となく損した気分・・・(´・ω・`)。そして今回のグダグダ旅はすでにここから始まっていたのかも・・・。

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青森までの乗車券、上越・羽越・奥羽まわりで10500円。
「あけぼの」の特急券・B寝台券を加えると、
片道だけですでに
20000円です・・・。

12月2日(木)
翌日の有休届を提出して、会社から直接上野駅へ。会社帰りにブルトレに乗って旅へ出るって、非日常的でちょっと贅沢な気分。駅弁や酒などを物色しながら地平の13番線ホームへ向かうと、ちょうど艶やかなブルーの車両がゆっくりと入線して来たところでした。

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貫通扉を開け、推進で入線してきた24系「あけぼの」。
10.12.02 東北本線 上野

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今宵の直流牽引機は1051号機。
ロクヨンの「あけぼの」牽引もだいぶ板に付いてきた感があります。

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発車を待つ「あけぼの」。
やはり上野駅13番ホームにはブルトレの姿が似合います。

今回利用するのは5号車のB個室「ソロ」。久しぶりの個室寝台に胸が高鳴りますが、ウワサだと「あけぼの」のB個は相当に狭いらしい。過去に「はやぶさ」「北斗星(北編成)」「サンライズ」のB個に乗ってきましたが、どれも快適な広さでした。果たして今回の「あけぼの」は・・・?

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B個室「ソロ」の車番はオハネ24の555。
お、ソロ目・・・いやゾロ目だ(クダラネ・・・苦笑)。

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室内は中央の通路を挟んで両側に個室の扉が並びます。
見えているのは下段の個室で、上段は小さな階段を上がる仕組み。

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扉は小さくて、腰をかがめながら部屋へ入ります。
確かに「はやぶさ」や「北斗星」より入りにくい・・・。

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個室内。ベッドは線路方向に並びます。
入り口は小さいけど、室内は思っていたほど狭くないかな。

確かに今まで乗ったB個の中では狭い方で、入り口から室内へ入るのに一苦労。しかし中へ入ってしまえばそれほど窮屈さは感じず、なかなか快適な「お部屋」です。上野から青森まで12時間半、流れ行く車窓を眺めながらのんびりと過ごすことにします。

上野2115-(あけぼの)-青森0956

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私は個室寝台に乗ると、室内灯を消して車窓を眺めます。
部屋は狭くても、この窓は自分一人が独占。
ビール片手に至福の一時・・・。

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途中、赤羽から大宮付近までは湘南新宿ラインと並走。
混雑した車内から大勢の人に見られると、ちょっとハズカシイ...^^;。
10.12.02 東北本線 赤羽付近

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この日のディナーは上野駅で買った駅弁「炙り 煮穴子重」。
シンプルですが、味に外れがありません。
☆☆・・・

上野を発車した「あけぼの」は大宮から高崎線へ。実は「あけぼの」が今の上越・羽越経由になってから乗るのは今回が初めて。ただし「あけぼの」自体は奥羽本線・米沢経由時代や、山形新幹線転換期の陸羽東線経由時代に乗ったことがあり、また現在の「あけぼの」が走るルートでは「鳥海」という名のブルトレで上野から青森まで乗り通しています。かつては数多くあった首都圏と東北を結ぶ夜行列車も今やこの「あけぼの」のみで、もはやブルトレは風前の灯。そう考えると、乗車している自分がとても貴重な時間を過ごしているように感じます。

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22時44分、高崎着。
高崎を出ると次の客扱い停車駅は新潟県の村上(3時20分着)です。
10.12.02 信越本線 高崎

夜11時過ぎ、普段ならまだテレビで古館さんを見ている時間帯ですが、車内放送はすでに大宮を出た時点で休止され、車内はひっそりと静まりかえっています。列車の揺れと酒の回りが心地よく、眠くなってしまいました。車窓風景は名残惜しいけど、カーテンを閉めて眠りにつくことにしましょう。

ZZZ...続きます。



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ONE-shot 42 一番列車 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 42 一番列車

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八戸~新青森が開業し、ようやく全通した東北新幹線。
なんとか開業初日に新規開通区間を乗りつぶしたく、前日から青森入りし、
翌朝に記念すべき上り一番列車「はやて12号」へと乗車。
新青森のホームでは出発式が行われ、開業を華やかに盛り上げます。
式典の様子を見たいのですが、私は報道関係者ではないので、
後ろの方から腕を伸ばしてノーファインダーで写真を撮るのがやっとでした。
それでも少しは雰囲気が伝わればと思います。
 
定刻6時31分。
乗客となった私からは、くす玉が割れるところを見ることは出来ませんでしたが、
甲高い警笛と共にゆっくりと動き出した瞬間には、ゾクゾクッとした
えもいえぬ独特の感触が体中に伝わってきました。
ホーム上の万歳コールとそれに答えるように手を振る乗客たち。
青森県民の悲願だった新幹線は今、東京へ向けて一直線に滑り出しました。
 
10.12.04 東北新幹線 新青森


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