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ONE-shot 61 LAUREL PRIZE [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 61 LAUREL PRIZE
  
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「鉄道友の会」の投票・審査によって選定される
トレイン・オブ・ザ・イヤー、「ブルーリボン賞」。
今年は成田スカイアクセス等で運転されている
京成の新型特急車・AE形がその栄誉に輝きました。
昨年のE259系「NEX」に続き、
今年も成田空港へのアクセス特急か・・・という気もしますが、
高速運転対応の性能や優れたデザインを考えると、
順当な結果なのではないでしょうか
(京成ファンの皆様、おめでとうございます ^^)。

一方、ブルーリボン賞に選ばれなかった候補の中から、
得票数に関わらず主に技術面で優れた車両を審査員が評価する
「ローレル賞」。
知名度の高い看板車両から選ばれる傾向が強くて
受賞車両が予想しやすいブルーリボン賞よりも、
ローレル賞の方が意外性があり
実は毎年こちらの発表の方が楽しみだったりします。
とくに今年は個人的に気になる千代田線用の16000系が
ノミネートされており、その行方が気になっていました。
ブルーリボンがAEだとすると、ローレルは
本命・16000系、対抗・HB-E300・キハ189、大穴225系
ってところか・・・な~んて、勝手に予想をしていましたが、
16000系は見事にローレル受賞。
   
受賞理由は 
成熟段階を迎えつつある既存のシステムに落ち着くことなく、
「より先進的な技術を導入することで省エネルギー社会の実現へ向けて着実に
貢献しようという,21世紀における通勤電車の新しいモデルを提示した」
という特徴が選考委員会において高く評価された(鉄友HPより抜粋)
・・・とのこと。

先輩の6000系に続き、ローレル賞を受賞した16000系。
6000系が「営団」を象徴する顔となったように、
この16000系も新たな「メトロ」の顔として、
活躍することになるのでしょう。
 
11.05.29 東京メトロ千代田線 国会議事堂前

いすみ鉄道・・・房総で再会! キハ52 125 乗車記 [鉄道乗車記]

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2011.05.21 いすみ鉄道
房総で再会! キハ52 125
乗車

前回からの続き。先月運転を開始したキハ52を撮影しに、千葉のいすみ鉄道を訪れています。
大多喜~大原で運転されているキハ52の急行列車は、午前・午後一往復ずつの二往復。午前の一往復を上総中川で撮影後、続行の下り列車に乗って、朝スタートした大多喜へと戻ってきました。

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新緑が眩しい上総中川に入ってきた、いすみ200形。
いすみ鉄道 上総中川

上総中川1207-(いすみ17D)-大多喜1213

大多喜には午前の運用を終えたキハ52が休んでいるはず。うまい具合に撮れないかな~などと期待して、構内を見渡すと・・・キハ52発見! でも・・・

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午後の運転に備えて、側線に留置されているキハ52。
右の列車は私が乗ってきた下りの上総中野行き。
いすみ鉄道 デンタルサポート大多喜

これではちょっと撮りづらいですね。時刻はちょうどお昼時、キハ52も撮り鉄も一時休憩ってところでしょうか。そこでこの時間に私も昼食をとり、ついでに駅に併設されているいすみ鉄道の売店を覗いてみました。いすみ鉄道へ来たからには、ここでどうしても買いたかったものがあったのです。それは以前訪れたとき、いすみ鉄道支援のつもりで何気なく買って帰った「い鉄揚げ」という煎餅。単なる揚げせんだと思って食べたのですが、ちょっと変わった食感でオイシイ! これは「ぬれ煎餅」を独特の製法で揚げたものなのだとか。塩味、カレー味、かりんとうの三種類があり、甘党の私はかりんとうが好みです。

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売店で買った「い鉄揚げ」のかりんとう味「い鉄かりんとう」。
かりんとうというよりも黒糖味のスナック感覚で
堅くなく、手軽に食べられます。☆☆☆☆・
ついでにキハ52のストラップも買っちゃいました。

ところで、撮影地の上総中川から大多喜まで戻ってきたのは、何もこのい鉄揚げを買うためだけではありません。せっかくなので、午後のキハ52は「撮り」ではなく「乗り」を楽しもうと思い、大多喜で発売される「急行3号」の急行券を求めに来たのです。キハ52の運転開始後、初めて訪れたいすみ鉄道。むしろ今回は乗るだけでもいいとさえ考えていました。ここではもう以前お話したような「ローカル私鉄は乗ってこそ支援に・・・」云々のようなおカタいことを言うつもりはなく、純粋に「いすみのキハ52 125」に乗ってみたかったのです。だって、外から撮影しているだけでは見えてこない魅力が、いっぱい詰まっていそうじゃないですか!

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改札から見える国鉄標準色のキハ52・・・
ここが本当に千葉の大多喜かと目を疑いたくなる光景です。
いすみ鉄道 デンタルサポート大多喜

キハ52に乗ることができる急行券は予約前売り制ではなく、各列車ごとに始発駅で発車の一時間前から売り出されます。券種は300円の自由席と600円の指定席(16席)の二種類(詳しくはいすみ鉄道HPを参照)。運転開始からひと月、まだまだ人気が高くて発売直前には数少ない指定券を求めて列ができるのかな・・・と思っていたのですが、そんなことはなく、窓口氏が「急行券の発売を開始しまーす」と言ってから、ポツリポツリと集まってくる程度。これなら自由席でもじゅうぶん座ることができそうですが、ちょっと寂しい気もしますね。

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急行券(自由席)は昔懐かしい硬券。
地紋には「こくてつ・JNR」の文字が・・・。

急行券を購入してホームで待っていると、留置されていたキハ52のエンジンが始動しました。これから入替作業を行うとのことなので、ホームよりも撮りやすそうな公道から眺めることに。

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旗振りに誘導されて、ゆっくりと留置線から出てきたキハ52。
いすみ鉄道 デンタルサポート大多喜(敷地外の公道脇から撮影)

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うまい具合に目の前で停止。じっくりと眺めることができました。
大糸線時代に装備されていた幕式行先器やワンマン表示は
取り外され、さらに窓枠のHゴムのグレー化など、
随所にこだわりが見られ、より原形に近い姿に復元されました。
また、めったに雪の降らない房総ですが、
スノープラウや運転士窓のデフロスタはそのまま残されています。

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転線して上りホームへ入線。
皆さん思い思いのアングルで撮影を楽しみます。
いすみ鉄道 デンタルサポート大多喜

発車30分前にホームへと横付けされたキハ52。大多喜は構内踏切からきれいに車両を撮ることが出来るので、絶好の撮影タイムです。しかも上りホームにある木製の屋根付きベンチがいい味を出しているんですよね・・・まさにキハ52にぴったり。そこでちょっとこんな加工をしてみました。

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大多喜で静かに発車の刻を待つ、キハ52の急行「夷隅」。
旧・国鉄木原線 大多喜(RAW現像時モノクロ設定)

どーですか、コレ! まるで30~40年前にタイムスリップしたような雰囲気じゃないですか。2011年にこんな情景が撮影できるなんて・・・ホント感涙モノです (T-T) ウルウル。こういう静態カットはシノゴ(4×5)やバイテン(8×10)などの大判カメラで撮ってみたくなりますね(そんなカメラ持っていないけど・・・)。

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構内踏切ならではのお決まりカット!?
幌の無い上り方のお顔を真っ正面から撮ってみました。
いすみ鉄道 デンタルサポート大多喜

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順光の幌側は線路に降りられないので、ホームから撮影。
下り方の①位側テールのみ、内バメ式です。

じっくりとキハ52を眺めていると、扉が開いて乗車準備が整いました。さあ、お待ちかねのキハ52へと乗り込みましょう! 乗車口でアテンダントさんに急行券へハサミを入れてもらい(コレも懐かしいっっ)車内へ・・・。

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ハサミを入れてくれたのは、おダンゴ頭のアテンダントさん。

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茶色いモケットのボックスシートが並ぶキハ52 125の車内。

車内の写真を見て、「あれ?シートモケットは国鉄時代のブルーじゃないんだ・・・」と思われた方も多いでしょう。私もそう思いました。実は外観は出来る限り国鉄時代に近い形に復元されたのですが、車内はほぼ大糸線時代のまま。これはファンの中には国鉄時代だけでなく、大糸線での活躍に思い入れのある方も多いのではないかという配慮なのだそうです。

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大糸線時代そのままの内装に残されていた
整理券方式の運賃表示機。もちろん点灯はしませんが、
駅名を見ているだけでも顔がニヤけてしまいます。

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シート裏の注意書きもJR西日本表示。
大糸線に乗って、この張り紙を見た方も多いですよね。

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以前に私が大糸線時代の125に乗ったとき、
このブログで紹介した窓枠下の「センヌキ」も、もちろん健在。
いすみ鉄道ではこのセンヌキを活用してもらおうと、
売店でビンのコーラやジュースを販売しています。

車内のあちらこちらに見られる大糸線時代の面影。それでも元々レトロなキハ52には変わりありませんから、国鉄時代を回想するにもじゅうぶんの内装です。さらにここで注目したいのが、中吊り広告。この列車に掲示してあるのは、なんと国鉄時代の広告です。

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車内に掲示してある中吊り広告は国鉄時代のもの。
183系「白根」の臨時運転やEF58の荷物列車広告など、
まさにお宝級の一品。

この貴重な広告は、いすみ鉄道の社長さんが所有しているコレクション。自らのコレクションでキハ52の運転を盛り上げるなんて、なかなかニクいですよね・・・そんなニクいお方がこちら。

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いすみ鉄道の社長さんです!
午前中の列車(前回)では外からお見かけしましたが、
私の乗った午後便にもちゃんと乗務されていました。

ブログ等でお顔を拝見していたので、すぐに解りました。記念に一枚撮らせていただいてから「社長さんのブログを見て、いてもたってもいられずにキハ52に会いに来ちゃいました!」と話しかけると、「いいでしょう、このクルマ。いすみの風景にぴったりと合う、カワイイヤツなんです。存分に旅を楽しんでくださいね。」と目を細めるその姿に、キハ52への愛着と思い入れの深さを感じることができました。キハ52に会えて、ちょっとだけ社長さんとも話せた。これだけでもいすみまで来た甲斐があったなぁ・・・。
あまりに濃い発車前のひとときを過ごし、列車は定刻通り大多喜を出発。大糸線時代と変わらない、力強いダブルエンジンが唸りをあげます。

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新緑のいすみ鉄道を快走するキハ52 125。
開けた窓から入ってくるのは
初夏の風と微かに香るキハの油のニオイ・・・
う~ん、鉄ならではの心地よさ。
いすみ鉄道 城見ヶ丘-上総中川(車内から)

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歳の差40年近い車両からみた風景は、
少年の目にどう映っているのでしょうか・・・?

キハ52の急行列車、急行とはいえ速度はレールバスで運転される普通列車並み・・・いや、むしろそれよりも遅いくらい。しかし大多喜~大原はわずか15.8キロ、所用一時間弱の短い距離ですから、少しでもキハ52に揺られていたいと思う者にとって、この速度はありがたいのです。列車は各駅で運転停車しながら進みますが、扉が開くのは国吉と上総東のみ。

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列車交換する国吉では6分停車。
大多喜に続き、ここでもホームはキハ52のプチ撮影会です。
いすみ鉄道 国吉

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ホームには、列車を待つムーミンさんの姿が・・・。
国吉にはムーミングッズの売店が併設されています。
いすみ鉄道 国吉

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次の停車駅・上総東を過ぎると、車窓左手に小さな池があり、
その周りでミーやスナフキン、ニョロニョロなど、
おなじみのムーミンキャラが列車を見送ってくれます(^^)。
いすみ鉄道 上総東-西大原(車内から)

キハ52のエンジン・サウンドに酔いしれながら、揺られること40分。左の車窓に外房線の線路が近づいてくると、間もなく終点の大原です。ちょっと物足りない、もっと乗っていたいって気持ちが正直強いのですが、観光列車としては適度な乗車距離・時間なのかも知れません。乗り足りない人は折り返しの急行にも乗ればいいのですし・・・って、それを見越して、折り返し列車の急行券を社長自ら車内で販売に回るあたりはさすがですね (^^;)。私は折り返して大多喜へ戻ることはせず、大原でキハ52とお別れです。

大多喜1345-(急行3号)-大原1423

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大原に到着したキハ52の急行。
7分停車の後、折り返し「急行4号」として大多喜へ向かいます。
アテンダントさんがお客様をお出迎えしていますが、
今日はちょっと少ないのかな・・・。
いすみ鉄道 大原

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前回の上総中川でのいすみ200形に続き、
大原駅前にはキハ52バージョンの自販機を発見!
取り出し口下には形式も入っています。

午前は「撮り鉄」、午後は「乗り鉄」と、キハ52の魅力を存分に満喫できた、初夏のいすみ鉄道旅。もちろん撮りの方も天気に恵まれて良かったのですが、やはり実際に乗ってみて、随所にいすみ鉄道(の社長さん)のキハ52に対するこだわりを身近に感じられたのが、いちばん嬉しかったかな。

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上は車内で配られた急行列車のご案内と記念ポストカード。
下は今回使用したキハ52デザインの一日フリー乗車券(1000円)、
そして硬券の急行券。

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大多喜駅にあった「キハ52運行支援募金箱」。
微力ながら、私もちょっとだけ入れさせていただきました。

ちなみにキハ52のヘッドマークには数種類あり、土曜日の今回は「夷隅」でしたが、日曜日の運転では「そと房」が掲げられています(さらに雨の日などは、サプライズ・マークが出ることも)。実は本音を言うと、撮りたかったのは「夷隅」よりも60~70年代に実際に房総東線(現・外房線)で運転されていたDC急行「そと房」の方。でも土曜の方が天気が良さそうだったので、今回は「夷隅」の撮影となりました。「そと房」は次に訪れる時のお楽しみ・・・ってことですね (^^)。

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大原からの帰路に乗った外房線は、今や貴重な113系の8連。
図らずも52から113への、国鉄形リレーとなりました。
外房線 大原

大原1440-(外房270M)-千葉1548~1558-(総武快速1550F)-東京1636


いすみ鉄道・・・房総で再会! キハ52 125 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2011.05.21 いすみ鉄道
房総で再会! キハ52 125
撮影

往年の国鉄型気動車が、房総で復活・・・。JR西日本の大糸線で走っていたキハ52を購入し、観光用に臨時急行列車として運転を始めた、話題の第三セクターローカル線「いすみ鉄道」。キハ52の運転開始からひと月、そろそろ落ち着いた頃でしょうか。できれば入梅前の晴天日に一度撮影したいと思い、天気が良さそうな週末の土曜に行ってみることにしました。今回復活したキハ52 125は一昨年の冬に大糸線で私が最後に乗った車両。そのときは現役のキハ52に乗れるのもこれが最後か・・・と思って、シミジミと乗車したものです。それがまさかまさか、いすみ鉄道での復活劇。千葉の房総で再びキハ52、しかも125に会えるとは夢にも思いませんでした。大糸線からいすみへやってきたキハ52 125、再会がとても楽しみ~ (*^^*)

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大糸線時代のキハ52 125(前)。
この頃は旧国鉄標準色の紺色だった125ですが、
いすみ鉄道に移籍後は、写真後ろの車両(キハ52 115)と同じ
朱色とベージュの国鉄標準色になっています。
09.12.30 大糸線 糸魚川(再掲)


5月21日(土)
外房線の大原から小湊鐵道との接続駅・上総中野まで、房総半島の真ん中を走るいすみ鉄道。この辺りは先月に小湊鐵道を撮影しに訪れたばかり。内房線から入るか外房線から入るかの違いはあるものの、同じようにまた千葉や蘇我を経由していくのはツマラナイ。そこで今回はちょっと変わったルートを選んでみました。中央線沿線の自宅から、まず向かったのは東京駅。ここから総武快速線か京葉線・・・ではなく、八重洲口改札から外へ。実は私が房総への足として利用するのは、鉄道ではなく高速バスでした。

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東京駅と房総の各地を「アクアライン」経由で結ぶのは京成バス。
いろいろな行き先がありますが、今回乗るのは③の勝浦方面。

鉄なので基本的には鉄道利用が多い私ですが、同じ公共交通機関のバスもキライではなく、遠征などでたまに利用しています。定期的にキハ52が走るいすみ鉄道へは今後もちょくちょく訪ねてみたいと思っているので、今回は試しにバスルートによる料金や所要時間、快適性などを調べたかったのです。それに東京から房総へのバス旅なんて、ちょっと遠足気分でワクワクするではありませんか。オヤツ300円分を持って、いざしゅっぱ~つ!  バナナはオヤツに入りません(`・ω・´)キリッ

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アクアライン経由の勝浦・御宿行き。
土曜朝の乗車率はこんな感じでガラガラ。
リクライニングをフルに倒して、快適なバス旅です。

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普段はあまりクルマの運転をしないワタクシ。
レインボーブリッジを渡るのも「ゆりかもめ」とは目線が違って新鮮です。

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レインボーブリッジから見えた東京タワー(上)と、
霞んで見えた東京スカイツリー(下)。
東京生まれ、柏育ち、現・東京都民の私ですが

バスに乗ると気分は完全におのぼりさん(笑)。

レインボーブリッジを渡り、新幹線の東京第一車両所、羽田空港を通って、川崎浮島へ。きっとクルマを運転する方なら何高速の何号線を走っているのかお解りだと思いますが、私にはサッパリ。気がつくと長いトンネルへ・・・これがアクアラインのアクアトンネルだと解ったのは、トンネルを出た景色が一面の海だったときでした。

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川崎と木更津を結ぶ海上連絡道路「アクアライン」。
車窓にも気持ちのよい海原が広がります。
同じルートに鉄道も建設されたら、便利だったのになぁ・・・。

アクアラインを渡り終えると、バスは木更津の金田バスターミナルを経て房総半島の内陸部へ進みます。途中、久留里線の横田・東横田や小湊鐵道の上総牛久を経由するので、久留里線や小湊の撮影に訪れるときもこのバス利用は有効かもしれません。小湊で桜の名所として知られる上総鶴舞からは山越えのショートカットで、一気に大多喜へ。大多喜はいすみ鉄道の本社や車庫がある主要駅で、私が目指していたのはここでした。東京から1時間45分、アクアラインが週末でちょっと混んでいたせいか、定刻より10分遅れの9時10分に大多喜着。東京~大多喜の料金は2000円。JRで東京~大原の普通乗車券は1620円ということを考えると、そんなに安くは無いか・・・。でも乗換ナシの便利さ、所要時間と乗り心地を特急並みと考えると、利用価値はあるかも(東京~大原の自由席特急券は+900円)。

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車窓に大多喜のシンボル、大多喜城が見えてきました。

東京駅八重洲口0725-(京成バス)-大多喜0910(定刻0900の10分遅れ)

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大多喜バス停に到着した京成バス。
ハイデッカーの新型バスは乗り心地よくて快適でした。

ところで・・・バスを降りたのはいいけれど、ここはドコ!? 大多喜とは書いてありますが駅前ではなく、国道沿いに降ろされてしまいました。駅がどっちの方向かすらわかりません。とりあえず近くのガソリンスタンドで道を尋ねてみると、駅は思ったよりも離れており、徒歩で15~20分くらいかかるとの事。今度乗る予定のいすみ鉄道は大多喜発9時29分。乗り継ぎに30分もあれば余裕と踏んでいたのですが、バスは10分遅れだったために残りは20分しかありません。スタンドを飛び出して教わった駅への道を急ぎます。実は後から知ったのですが、大多喜バス停は大多喜駅よりも次駅の城見ヶ丘駅の方が近く、こちらの駅までは10分ほどだったらしい。一応、参考にされる方へ私が降車したバス停の位置を示した地図を添付しておきます(大多喜駅は地図の左方)。

房総の小江戸と称される大多喜の町を駆け足で抜け、ようやく大多喜駅が見えてきたときには列車の発車直前。これに乗らないとお目当ての撮影地でキハ52が撮れなかったので、危ないところでした。単なる私の下調べ不足なのですが、慣れないバス利用の時は停車場所などに注意をしなくてはいけませんね・・・。

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いすみ鉄道の大多喜駅。
正式にはネーミングライツ(命名権)により、
現在は「デンタルサポート大多喜」という駅名になっています。
いすみ鉄道 デンタルサポート大多喜

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乗車する大原行きのいすみ200形は既に入線。
おや、後ろにチラッと見えるのは・・・!

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大多喜の側線にいたのは、キハ52 125!
時間があれば、並行する公道から撮影できたのになぁ・・・。
慌しい再会となってしまいました(^^;)

運転に備えて整備中のキハ52を横目に見つつ、何とか間に合った上り列車に乗って、大多喜から二つ目の上総中川へ。

大多喜0929-(いすみ12D)-上総中川0935

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上総中川の駅名板は、国鉄時代のような懐かしい雰囲気。
これは地元高校の美術部が製作した「作品」らしい。
いすみ鉄道 上総中川

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究極のバリアフリー!? 
ホームの高さが道路と同じレベルにある上総中川駅。
待合室も味がありますね~

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中川の駅前にはいすみ200形を模した自販機が。 
夏日に近いこの日の気温、ここで水分補給をしてから
撮影地へ向かいましょう。

いすみ鉄道は今回で四回目の私。過去は二回が乗り鉄で、一回だけ菜の花の時期に撮影目的で訪れているのですが、そのときは大多喜以西(大多喜~上総牛久)での撮影がメインでした。キハ52の急行は基本的に大多喜以東(大多喜~大原)の往復ですから、以前の撮影地は参考にならず、あらためて撮影場所をネットなどで調べていたところ、上総中川~国吉の田園地帯が午前は順光で撮りやすそうだという事がわかりました。いすみ撮影では定番中の定番っぽい場所なのですが、まず一発目はしっかりと車両をメインにおさえておきたいところです。夏を感じさせるような強い日差しが照りつけるなか待つことしばし、短笛一発とともに懐かしい赤い車体が見えてきました。

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雲ひとつ無い青空の下をゆくキハ52の単行急行「夷隅」。
大糸線での引退から一年余り・・・キハ52 125が鉄路に帰ってきました!
いすみ鉄道 上総中川-国吉

先日、烏山線のキハ40でも撮影したツートンの国鉄標準色。でもやはりこの色はキハ52の方がしっくりと来て、貫禄みたいなものさえ感じます。風がちょっと強かったので水鏡は期待できないと思い、バランスを考えて下を切っちゃいましたが、ちゃんと水面にも赤白の国鉄色が写り込んでいますね。これなら水鏡を入れて撮った方がよかったかも・・・。
ところで、よく見ると車掌室の窓からは黄色いパーカーを着た人物の姿が見えます。これはひょっとして、有名な「アノお方」ではないでしょうか!? キハ52復活の立役者サマ、本当に感謝しています m(_ _)m

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大原へ向けて、去ってゆくキハ52。
いすみ鉄道の前身である国鉄木原線には乗ったことがありませんが、
その頃を髣髴とさせる情景なのでしょうか。
いすみ鉄道 国吉-上総中川(後追い)

続いては一時間半後に大原から折り返してくる、下りのキハ52(急行2号)を狙います。田園地帯が広がるこの場所なら、逆方向の下り列車もきれいに撮れるのですが、同じようなアングルを量産しても面白くない。かといって、徒歩鉄では大きく場所を移動することができず、しかもこの後の行程を考えると続行の下り列車に乗りたい・・・。そこで駅近くにある平凡な直線で、少しアングルに変化をつけてみました。

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大型の「夷隅」マークを誇らしげに掲げたキハ52が
房総の大地を力強く駆け抜けます。
いすみ鉄道 上総中川-城見ヶ丘

広角レンズでギリギリまで引き付けて、ローアングルから捕らえたキハ52は迫力満点! 単行で長閑な風景をコトコト走るイメージのキハ52、ひょっとしたらこの撮り方はらしくないのかもしれません。でも、幌とジャンパ栓がある下り方の顔に羽根付きの大型ヘッドマーク・・・これは力強さを強調したら案外カッコよく、男前に写ってくれるのではないかと思ったのです。この角度だと屋上の冷房機器が目立たなかったという想定外のプラス要素もあり、なかなか満足のいく一枚になりました。こうやってローアンで見上げると、非電化路線の空ってスッキリしていて高く感じますよね~。

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後追い。焦って振り返ったら右側がカツカツに・・・。
ここは何の変哲も無い直線区間ですが、緑が背景に入る好撮影ポイント。
こういう場所がフツーにゴロゴロしているのが、いすみ鉄道の魅力。
まさに「ここには何も無いがある(いすみ鉄道のキャッチフレーズ)」
・・・ですね。
いすみ鉄道 城見ヶ丘-上総中川(後追い)

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もう一枚、上総中川駅のすぐ近くで撮影したいすみ200形。
キハ52のようなインパクトは無いけれど、
黄色いレールバスも新緑によく映えます。
いすみ鉄道 上総中川-国吉

キハ52の急行、午前中一往復の撮影はこれで終了です。気にしていた続行の下り列車にも無事に乗ることができました。さて、午後の予定は・・・

 

・・・続きます。


東武東上線・・・8000系 ちょこっと撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2011.05.15 東武東上線
狙いは最後の「東武顔」・・・

東武8000系 ちょこっと撮影

日曜日はいいお天気になりましたが、私は仕事で池袋へと行かねばなりませんでした。入梅前の晴天日に仕事とは辛いところ・・・。せめて行きか帰りがけに何か「ONE-Shot」でも撮れないかと思い、カメラを持って行くことにしました。鉄的に池袋といってパッと思い浮かぶのは、やはり「東の西武」と「西の東武」(池袋駅はJRの駅を中心に東口から西武池袋線、西口から東武東上線が出ているので、東西のあべこべを文字ってこんなフレーズができたのです)。西武は先月に桜を絡めて新宿線を撮影したばかりなので、今回は東武東上線の方を覗いてみることにしました。東上線にはちょっとキニナル被写体もいることですし・・・。

5月15日(日)
東上線へと寄ったのは仕事前の午前中。仕事後の方が気兼ねなくのんびりと撮影できそうなのですが、東上線のような通勤路線は午前の早い時間帯の方が運転本数が多くて、お目当ての車両を狙いやすいと思ったのです。日曜なので平日ほどではありませんが、それでも7~8時台は日中よりも本数が多い。

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久しぶりに訪れた東上線・池袋駅。
ここの発車メロディに使われている「Passenger」って曲、好きです。
東武東上線 池袋

池袋と埼玉の寄居を結ぶ東上線。川越市よりも先のほうへ行けば、きれいで抜けがよい撮影地も点在するのですが、今回は池袋から遠く離れることはできません。池袋からわずか二駅の下板橋で下車。ここ下板橋駅の改札脇からホームへ入線してくる上り列車を狙います。

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まずは増備が続くアルミ製の新鋭車両・50000系(51006F)。
デビューした頃は「なんで東武なのにオレンジ?」と思っていましたが、
だいぶ見慣れてきました。
東武東上線 下板橋

カーブを走ってくる列車をイイ感じに撮れますが、私が訪れた時間はサイドまで光が周りませんでした。ならば、いっそのことサイドを削ってしまうか・・・。

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上と同じ50000系列でも、紫帯の入ったこちらの車両は
定員制通勤ライナー「TJライナー」用の50090系(51094F)。
座席はクロスシートとロングシートに転換できる
マルチシートが装備されています。

同じ場所から今度はタテ位置で撮ってみました。これなら余計な暗部は目立たず、迫力も出るけれど、車両は顔しか解りませんね。でも、実はそれでいいんです。何せここで狙いたい車両は、その「顔」が重要なのですから。
ちょっと引っ張ってしまいましたが今回の東上線で撮りたかった車両とは、ズバリ「東武顔」の8000系・8111F。私鉄電車最多の712両が製造され「私鉄の103系」などと呼ばれた8000系も、時の流れとともに後継のステンレスやアルミの電車に置き換えられて、ずいぶんと数を減らしてしまいました。

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8000系の後を継ぎ、東上線や伊勢崎線で現在の主力となっているのは
ステンレスの10000系列(11662F)。

さらにその8000系のなかでも外観の車体更新が行われていない原型タイプ、いわゆる「東武顔」と呼ばれる編成はわずか一本、8111Fが東上線に残るのみ。ひと昔前は東武各線のどこでも見られた東武顔の電車が残り一本とは、学生時代に野田線で毎日のように見ていた私にとっては寂しい限りです。このまま50000系の増備が進めば、近いうちに見られなくなってしまうであろう東武顔。無くなってしまう前に、今一度そのお顔を記録しておきたい・・・。というわけで、サイドが見えなくても顔がしっかり写れば私的には無問題(もーまんたい)なのです。しかし一本しかない「東武顔」、そう簡単に捕まるものなのか? そこで多少は光線状態が悪くても、本数が多い朝方を選んで来たのですが、果たして・・・。

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こちらは東上線オリジナルで、
メトロ有楽町線・副都心線へも直通する9000系列(9106F)。

しばらく待って見るも、東武顔どころか8000系自体なかなか現れず、カーブの先から見えてくるのは10000系や50000系ばかり。東武線でも完全にステンレスやアルミ車体の「銀色電車」が主流になっているのだなぁ・・・などと思いながら待つこと50分。ようやく白い車体が見えてきました。

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数を減らしつつある東上線の8000系(8175F)。
この顔の8000系は車体修繕によって前面形状が更新されたタイプ。

この日初めて見た8000系は更新車(修繕車)でした。東上線では更新車でも8000系自体が貴重になりつつありますが、更新車ならば支線系統でまだまだ見られ、前述した野田線などは全編成がこの顔。撮ろうと思えば柏の実家へ帰った際にいくらでも撮ることができます。同じ8000系でも、ここで撮りたいのは未更新の東武顔。
ところで、いま撮った更新8000系の8175Fですが、しばらくすると池袋から回送として下板橋へ戻ってきて、そのまま電留線へと引っ込んでしまいました。

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回送で下板橋の留置線へ入る8175F

やはり8000系活躍の場は狭められつつあり、8175Fは朝の運用を終えてお役御免といったところなのでしょうか。こんな運用もあるので、やはり本数の多い時間帯に来るのがいいようです。それにしても、まさかこの日動いている8000系はこれ一本だけってことは無いだろうな・・・なんて不安が頭をよぎったそのとき、見慣れた懐かしい顔が来てくれました!

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「東武顔」キター(゚∀゚)ー!!
最大の特徴でもある丸目を輝かせて、
未更新の8000系(8111F)が下板橋を走り抜けます。

うーんやっぱり私の世代では、これこそが東武電車のイメージ。名車ってほど優れたスタイルではないけれど、シンプルでどこか落ち着く雰囲気を持ったお顔です。こうやって同アングルでいろんな車種を見比べると、あらためて車両による時代の変遷が見られて面白いものですね。昔の電車って、前面窓がちっちゃかったんだなぁ・・・。
お目当ての東武顔を撮ることができて一安心。せっかくなので、すぐに池袋から折り返してくる8111Fの下りも待ってみます。ちなみに6連の8111Fには下り方に4連の8142Fが併結されていて、こちらは更新顔。したがって東武顔は上り方でしか見ることが出来ず、下り列車では後追いを撮ることになります。

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急行・小川町行きで折り返してきた8111F。
後追いですが、急行運用に就く姿が撮れたのは嬉しい~(^^)
東武東上線 下板橋(後追い)

先ほどの8175Fとは違って、ちゃんと急行運用で下っていった8111F。本当ならば追いかけていって撮影を続けたいところですが、残念ながら私は上り列車で池袋へ戻らなくてはなりません。それでも、わずか一時間ちょっとで更新・未更新の8000系が撮れたのだから、実り多き朝練になったかな。

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池袋の待ち合わせスポット「いけふくろう」の像。
この「いけふくろう」、1987年のJR発足を記念して設置されたって、
知っていました?


烏山線・・・国鉄標準色風キハ40 GW撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2011.05.05 烏山線
寄り道程度に・・・^^;

国鉄標準色風キハ40 GW撮影

前回の続きです。磐越西線で583系の「あいづライナー」を撮影したGW中日の5月4日。この日は郡山に宿を取ってありました。磐西撮影など本来は日帰りでじゅうぶんなのですが、撮影計画を立てた時点で4日の天気予報は晴れのち曇り。もし天候に恵まれなかったら、翌日も「あいづライナー」の撮影に当てようと思っていたのです。予備日まで設定するとは、ずいぶん気合い入っているなぁ・・・と思われそうですが、せっかく連休に郡山まで来たのなら、夜はゆっくりと福島のおいしいお酒を飲みたかったというのが本音かも (本当は会津若松に泊まりたかったのに、宿がどこも満室だったので郡山にした裏事情もあります)。そんなワケで郡山に一泊。今回はその翌日(5日)のお話です。

5月5日(木)
朝起きると郡山の空は薄曇りで、天気は悪く無さそう。しかし「あいづライナー」は前日の撮影で満足して、既に帰りの切符も猪苗代で東京都区内まで買ってしまいました。

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猪苗代~東京都区内、磐西・東北経由の普通乗車券。
三日間有効で都区内までの途中駅では下車が可能。

後から考えれば、磐越東線や水郡線経由の乗車券にして乗り鉄を楽しむなどの選択肢もあったのですが、どうも前日に自転車で走り回った疲れが残ってしまい、この日は気が抜けた感じ。結局、券面通り郡山から東北本線の上りへと乗り込んでしまいました。それでもせっかく途中下車可能な長距離切符を持っているので、新幹線を使わず在来線で寄り道をしながら東京へ帰ることにします。まず最初の下車駅は新白河。

郡山0744-(東北2128M)-新白河0823

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松尾芭蕉の像が立つ、新白河の駅前。
東北本線 新白河

新白河で下車とは、白河の関でも観光するのかって? いいえ、あくまでも撮り鉄目的。ここで撮りたかったのは、この列車でした。

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グリーンの新型新幹線、E5系「はやぶさ」。
デビューから一週間後の地震で長らく運休していましたが、
東北新幹線の全線復旧で運転が再開されました。
東北新幹線 新白河

E5系「はやぶさ」、私はようやく初撮影になりました。「はやぶさ」なら大宮でもきれいに撮れるのですが、通過線を豪快に走り抜ける姿をここで撮りたくて・・・なんて言うのは後付けの理由。実は郡山駅でもらった臨時ダイヤの東北新幹線時刻表を東北線の車内で眺めていたら、まだ未撮影だった「はやぶさ」の文字が目に止まり、何となく新白河で降りてみたと言うのが本当のところ。都市部ではない新白河ならもう少しスッキリ撮れるかと思っていたのですが、背景の白い建物(WINS新白河)が目立ちますね・・・。
「はやぶさ」撮影を終えて、再び東北線の上りに乗車。

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前日には見られなかった、
「つながろう、日本。」の応援ステッカー付きE2系。
ようやく新白河で撮影できました。
よく見ると上のE5系にもステッカーが付けられています。
東北新幹線 新白河

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新白河からの普通列車は701系の二連。
短い編成ですが混んではなく、余裕で座れました。
東北本線 新白河

地震の影響で不通だった東北本線は先月下旬に全線で復旧。震源地に近い仙台~一ノ関が最後の復旧区間でしたが、それに次いで時間を要したのが南部の黒磯~安積永盛。この区間は黒田原付近で大規模な土砂崩れが発生し、線路が埋もれてしまいました。懸命な復旧作業で運転再開となったものの、現場付近では痛々しい爪痕が残り、今でも徐行運転を余儀なくされています。

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運転士さんを含めた三人体制で前方を注視し、
復旧区間を徐行しながら走ります。

そのため終点の黒磯には約5分遅れで到着。宇都宮方面との接続時間はわずかに1分ですが、もちろんすべての乗り換え客を確認してから発車します。乗り換えた宇都宮行きに乗って、次に降りたのは宝積寺。

新白河1043-(2132M)-黒磯1108(徐行運転のため5分遅れ)~1109-(1544M)-宝積寺1148

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黒磯で接続した211系に乗って、やってきたのは宝積寺。
ユニークなのはタイトル写真にも貼った烏山線の駅名板。
弁天様に抱きつかれて照れている毘沙門天がナイスです(笑)。
東北本線 宝積寺

宝積寺と言えば、もちろん烏山線。国鉄標準色風に塗り替えられたキハ40の登場で、にわかに注目を浴びるようになったこの路線には、私も昨年末に訪れて撮影しています。栃木の烏山線なら東京からでも手軽に来られそうですが、以外と運賃が高くて東京~宝積寺だけでも片道2210円。鉄道利用の撮り鉄としては、青春18が発売されている時期か、もしくは今回みたいな途中下車ができる乗車券を持っているときに効率良く寄りたいところなのです。一旦、宝積寺の改札を途中下車扱いで出て、改めて烏山線内への切符を購入。
  
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08年に改築された、モダンな作りの宝積寺駅。
東北本線 宝積寺

さて、ここでの狙いはやはり国鉄標準色風車。国鉄標準色「風」という呼び名は、キハ40自体が過去に赤&クリームの国鉄標準色を纏った経歴が無い、いわゆる「なんちゃってリバイバル色」のため、鉄道誌等では「国鉄標準色風」などと紹介されているのです。でもめんどくさいので、ここからはフツーに「標準色」と呼ぶことにしましょう(笑)。その標準色ですが、いつもながら私は運用を把握していません。ネットの目撃情報もナシ。まさに行き当たりばったりで、とりあえず次の下り烏山行き・333Dを待ってみることにしました。これにウマく標準色が入っていれば、小塙や滝あたりで折り返しの走行写真を狙うことができます。しかし、宇都宮方向から現れた333Dは・・・烏山色。

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宝積寺に入ってきた烏山行き333D。
キハ40の二連ですが、後ろも烏山色。
東北本線 宝積寺

一発目は空振り。コレに入ってくれれば前後どちらが標準色か解るので、折り返しを撮りやすかったのですが・・・残念。次の狙いは上り・334D。いま来た333Dに乗って、宝積寺の次駅・下野花岡で下車します。こんなこともあろうかと、切符は下野花岡までの180円区間しか買っていませんでした。

宝積寺1226-(烏山333D)-下野花岡1232

下り列車にフラれて、標準色が入っているか解らない上りを下野花岡で待つ・・・これは前回訪れたときと同じパターン。前回はその上り列車の後ろ側に標準色が入っていました。では今回は・・・?

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上りの334Dも烏山色の二連。
線路端の菜の花と絡めてみましたが、曇り空で発色はイマイチ。
烏山線 宝積寺-下野花岡(後追い)

こちらも烏山色二連でした・・・ (´;ω;`)。やはり一両のみの標準色。下調べもなく、そう簡単に当たるものではないみたい。仕方なく標準色は諦めて帰るかと、一度は撤収しかけました。しかし、ちょっと待てよ・・・確か前回来たとき、今の上り334Dの折り返しとなる335Dは宇都宮で編成が変更されていました。あれが正規の運用ならば、次の下り335Dは334Dと別の編成が入るはず。どうせしばらくは宝積寺へ戻る上り列車は無いし、もう一本、335Dまで待ってみることにしました。
それにしても天気が悪く、前日の磐西と違ってテンションが上がりません。そんなドン曇りの日に田んぼの真ん中で、ひとり待ち続けること一時間。ようやく335Dの接近を知らせる踏切が鳴りました。さあ、標準色は付いているのか? 前、後ろどっちだ?

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なんと335Dで現れたのは、標準色車の二連  ∑(゚д゚*)!!
烏山線 宝積寺-下野花岡

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もちろん後ろ側もしっかりと押さえます。
田植えを済ませたばかりの水田に車影を落として
走り去る国鉄標準色のキハ40×2
烏山線 下野花岡-宝積寺(後追い)

まさか、まさかの標準色二連!! これには本当に驚かされました。私はまったく知りませんでしたが、いつの間にか二両目の標準色が出場していたのですね。前後が撮れるようにと選んだこの場所ですが、逆にどちらも中途半端なアングルになってしまったのが悔やまれます。とくに先頭側は背後の電柱にひっかけず、もう少しきれいに撮りたかったなぁ・・・。この編成は烏山で折り返して、上り338Dに入るのは確実なのですが、下野花岡へ戻ってくるのは二時間後の16時過ぎ。天気が良ければ西日を期待して待つものの、この天気では期待薄。昼抜きでオナカが減っていたこともあり、ここで烏山線を後にすることにしましたちょっと後ろ髪引かれる思いだけれど、今回は一本でも国鉄色車二連が撮れたことで良しとしましょう。
下野花岡からふらふらと撮影地を探しながら歩いてきたら、宝積寺とのほぼ中間地点まで来ていたので、帰りはそのまま宝積寺へ。

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宝積寺から乗った東北線の上り列車は
結局、烏山線からの直通列車(336D)でした。
東北本線 宝積寺

宝積寺1443-(東北336D)-宇都宮1457

この後さらに宇都宮で下車し、餃子の「みんみん」(みんみんの餃子の写真は、前に烏山線へ来たときに紹介しているので、今回は割愛します)で一杯飲んでから、東北(宇都宮)線で東京への帰路につきました。

宇都宮1623-(1240Y)-新宿1818

以上、二日間に渡る今年のGW撮影記でした。
初日の「あいづライナー」に比べると、何ともゆる~い二日目の撮影になってしまいましたが、予期せぬ烏山線の標準色二連との出会いは大きな収穫でした。ちなみに標準色キハ40、写真の先頭側が新たに出場したキハ40 1007で、後ろが1003。この二両は常にペアを組んで運転されるのか、それとも今回はたまたまなのか解りませんが、ますます烏山線が楽しくなってきましたね。今度はぜひ晴れているときに撮影したいものです


磐越西線・・・583系「あいづライナー」GW撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2011.05.04 磐越西線
583系「あいづライナー」GW撮影

今年の連休は諸事情で遠征を控え、近場で撮影を楽しむことにしました。その第一弾が先日ご紹介した上信電鉄。今回はGW撮影記の第二弾。GW後半には少し時間に余裕が出来たので、ちょっとだけ関東を出て北の方へ向かってみました。目的地は久しぶりの磐越西線。GWの磐西・・・D51の「ばんえつ物語号」か! と、思われる方も多いでしょう。しかし私の目的は「デゴイチ」ではなく「ゴッパーサン」。本来は専用塗装の485系「あかべぇ」で運転されている磐西の快速「あいづライナー」が、485系の検査によって今年のGWは583系で代走しているのです。583系と言えば、震災で不通となっていた東北新幹線を補完する「新幹線リレー号」としての活躍ぶりが記憶に新しいところ。このブログによく遊びにきていただく「やまびこさん」がその勇姿を記録されていて、刺激を受けてしまいました。私もカッコイイ583系を撮りたい~っっ! 583系の「あいづライナー」代走は09年の秋にも撮影に訪れているのですが、名車と言うものは何度撮っても飽きないものなのです。
では、初夏・・・というより、晩春の磐西へ583系に会いに行ってみましょう。

5月4日(水)
気合いを入れて朝イチの東北新幹線に乗車し、まずは磐越西線の起点・郡山へ向かいます。三連休(5/3~5)の中日だからでしょうか、盛岡行き「やまびこ」の自由席車内はガラガラでした。ところで、東北新幹線と言えば前回のブログでも触れたように、東北への応援メッセージが書かれたステッカーが先頭車の車体横に貼ってあるはず。この乗車機会にステッカーを撮影したいと思って、発車前に先頭車へ行ってみると・・・

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E2系の「やまびこ251号」。
ステッカーは乗務員扉脇のスペースにあるはずなのですが・・・?
東北新幹線 東京

あれ、ステッカー無いじゃん・・・(´・ω・`)。てっきり東北新幹線のE5系、E2系には全部の車両に貼られているものだとばかり思っていたのですが、そうではないらしい。隣のホームに停車中の編成にも付いていないし、案外少ないのかな? ちょっと残念。

東京0612-(やまびこ251号)-郡山0741

郡山で磐西に乗り換え。次の列車は8時32分発の快速(3231M)で、まだ50分もありますが、確か前に来た時この3231Mは通路まで立ち客が出るほど混雑していた覚えがあったので、乗り継ぎに余裕を持たせたのでした。それにしてもちょっと早すぎたか・・・と、駅の構内をぶらぶらしていると、東側の側線にタキ(タンク車)を牽いたEH500が入ってきました。時間的に言って、これが以前はDD51牽引で磐西を迂回していた、ウワサの「復興支援・燃料輸送貨物」でしょうか。よく見ると、そのEH500-20のサイドには大きなステッカーが貼られています。

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郡山に到着したEH500-20牽引タキ貨物。
東北本線 郡山

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EH500-20のサイドに貼られているのは
「みんなと共に━がんばろう!東北」の大きなステッカー。

東北新幹線だけではなく、貨物のEH500にも応援ステッカーが貼られているのですね。仙台を本拠地とするEH500ですから、関係者の思いも深いことでしょう。応援ステッカー付きEH500が見られるとは、早めに郡山に来てよかったかも。

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こちらはこれから乗車する、磐西の719系。
東北本線 郡山

余裕を持って乗車した磐西の快速。結果を言えばそれほど混雑せず座席がほぼ埋まる程度で、今回は取り越し苦労だったみたい。乗り鉄のセオリーからすると、郡山発の磐西は磐梯山がきれいに見える進行右手に座るものなのですが、私が座ったのは逆の車窓側。それは磐梯山を背景とする列車の撮影ポイントを車窓から探したかったからでした。磐梯山ポイントのメッカ、猪苗代で下車。

郡山0832-(磐西3231M)-猪苗代0911

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山小屋ロッジ風の猪苗代駅。
「東北の駅・百選」に選ばれています。
磐越西線 猪苗代

さっそく撮影地を目指して行動開始。最初の「あいづライナー」は上りの「2号」で、猪苗代発9時40分。あまり時間が無いので今回は徒歩鉄ではなく、「駅レン」を借りて撮影地へ向かいます。
猪苗代付近での磐西撮影は、磐梯山の見え方によって撮影場所が左右されると言っても過言ではありません。晴れていれば山バック、曇って山頂まで見えなければ列車の編成重視ということになります。この日の磐梯山は若干雲が多めですが、なんとか山頂まで見えそう。山バックの撮影地へ借りた愛車を走らせます。狙っていたポイントには列車の通過15分前に到着。先客に挨拶してカメラをセッティングすると、すぐに踏切が鳴り出しました。

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磐梯山を背に、カーブを駆ける名車・583系(1212M)。
磐越西線 猪苗代-川桁

午前中が順光となるこの撮影地。列車の顔にはきれいな光が当たってくれましたが、磐梯山はスッキリせず霞がかってしまいました。でも、むしろ山まで光が当たるより、このほうが列車が際立って良かったのかもしれません。
さて、ご一緒した同業者さんからは「この後はD51と掛け持ちですか?」と尋ねられましたが、私は583系オンリー。それに、私の借りた愛車は鈍足なので、D51が走る会津若松以西には間に合わないでしょう。だって、借りたのは・・・

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駅前レンタサイクル、略して「駅レン」で借りた今回の「愛車」。
スピードは出ませんが、小回りは利きます(笑)。

おそらく賢明なこのブログの読者様ならうすうす感づいていたとは思いますが、前回訪れたときと同様に今回も猪苗代駅前にある塩田自転車店のレンタサイクルを使わせていただきました。
その愛車に跨り、続いては下り「あいづライナー1号」の撮影地へと向かいます。「1号」の撮影地として有名なのは翁島~磐梯町の磐梯山バックですが、そこでは前に一度撮影しています。同じ列車を同じ場所でというのも芸が無いし、一発目の「2号」で磐梯山バックを撮っているので、今回はもう一箇所下りの撮影地で有名な磐梯町のカーブへと行ってみることにしました。

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ちょっと雲が多いものの、快晴で絶好のサイクリング日和。
茅葺屋根の民家としだれ桜、そして磐梯山・・・
のどかなニッポンの田舎風景です。

最初の撮影地から10キロくらい。40~50分ほど自転車で走り、さらに小高い丘を登って、ようやく辿り着いた二発目の撮影地。ホント、いい運動になります。ここを訪れたのは初めてで、カーブを走る列車を俯瞰気味に撮影できる好撮影地。苦労して来た甲斐がありましたが、ここへ来て気になるのは空模様。大きな雲が沸いてきて、晴れたり曇ったりを繰り返しています。毎回のことですが、天気には悩まされますねぇ・・・。

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磐梯町のΩカーブにある撮影地。
走って行くのは、郡山行きの719系快速列車(3234M)。
磐越西線 翁島-磐梯町(後追い)

試し撮りの719系は曇られてしまいました。でも、これってなんだかこの前の上信電鉄の復路撮影に似ているなぁ・・・と言うことは、本番は晴れて日が差してくれるハズ!?

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線路が大きな弧を描く磐梯町のカーブ。
俯瞰から捕らえた「あいづライナー1号」(1211M)。
磐越西線 翁島-磐梯町

う~ん、残念ながら曇り。やはり、毎回そんなにうまくいくものではありません。しかもこの撮影では上信の時と真逆の結果になってしまいました。そう、実は直前まで日が差していたのです。その瞬間の証拠写真(?)がコチラ。

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日が当たっている列車と既に曇ってしまっている線路の手前側。

向かってくる583系には日が当たっていて、道床に影が落ちているのが解ると思います。しかし手前からスーッと雲がにじみよってきて、ご覧の結果に・・・orz しかし考えようによってはこの雲の流れのなかを走る列車で、よくマンダーラにならなかったものだとも思います。日が当たらなかったのは残念ですが、前向きに考えればけっして悪くないかも。ちなみにこの撮影地は神社の裏山にあたるのですが、撮影前にお参りしなかったのがいけなかったのかな・・・。撮影後はちゃんとお礼を言って神社を後にしました。

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撮影地の目印となる小さな神社。

次は今の「1号」の折り返しで、「4号」となる上り列車を狙うのですが、約三時間ほどの空き時間となります。そこで、この間にお昼ゴハンを食べに行きましょう。磐梯町カーブから猪苗代方向へ戻って、立ち寄ったのは「猪苗代蕎麦の里・いわはし館」さん。ここで美味しい手打ち蕎麦をいただきます。普段の昼食では駅蕎麦でもきつねかたぬきくらいしか食べないセコイ私ですが、少しでも高い物を頼んで福島に貢献したい。ここは豪勢に天もりを注文(・・・といっても、1200円ですが ^^;)。

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「いわはし館」の天もりそば。
実は猪苗代は東北有数の蕎麦処。
喉越しのよい蕎麦と揚げたての天ぷらが美味しい!

オナカが満たされたところで、撮影再開です。ちなみにこの「いわはし館」は線路のすぐ近くで、自転車で五分も走ればこんな撮影ポイントに出られます。

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線路とクロスする跨線橋のアプローチから撮影した下り普通列車(1227M)。
磐越西線 猪苗代-翁島

順光でいい場所ですが今度の「4号」は逆方向の上り列車なので、ここでは撮らずに別の場所へ。「1号」の撮影時に悩まされた雲は流れ、再び青空が広がっています。磐梯山は午前中よりもさらにハッキリ拝めるようになりました。そこで「4号」は、また磐梯山を背景にした川桁の撮影地を選択。

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雄大な磐梯山の麓を行く、583系「あいづライナー4号」(1214M)。
磐越西線 猪苗代-川桁

いかにも磐西らしい定番の構図ですが、一度はしっかりと押さえておきたい写真でもありました。やはり磐西撮影に来て磐梯山がきれいに見えていると、無視できないんですよね~。午後に東へ向かう「4号」は顔が陰ってしまうので、ここではあまり線路際に寄らず、引き画でサイドを強調気味に撮ってみました。
さあ、583系撮影もいよいよ大詰め。再び折り返して西へと向かう次の「3号」は光線状態が良くなります。今度はあえて列車の編成写真を狙ってみることにしました。いい光なのに編成写真とはもったいない・・・と思われるかもしれませんが、光線状態が良好だからこそ7:3構図の編成写真をビシッと決めたいのです。ただし、万が一ここで「1号」の時のように曇られてしまうと、もっともツマラナイ写真になってしまいます。情景写真ではない編成写真ですが、ここでも鍵になるのはやはりお天道様なのです。先ほどの撮影地から少し猪苗代寄りにある直線で「3号」を待ちます。

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きれいな西日に照らされた583系。
国鉄が送り出した昼夜兼用の特急型電車は、
デビューから40年以上経った今でも、美しいスタイルを保ち続けています。
磐越西線 川桁-猪苗代 (1213M)

サイコーの光に恵まれて、大・大満足。難を言えば左上の架線柱ビームを避け切れなかったこと。でも、どうしても背景の山の稜線は入れたかったし、これ以上の望遠で583系のスタイルを崩すようなことはしたくなかったので、ビームはやむをえないと判断。猪苗代16時22分着の「3号」。WBを曇天モードで若干赤みを強調していますが、西日に照らされた583系は思わず溜息が出てしまうほどの美しさでした・・・。+゚(*´∀`*)。+゚
「2号」が正面気味、「1号」が俯瞰、「4号」は引きの山バック、そして「3号」は編成・・・ということで、最後の「6号」は「走り」を強調した流し撮りで締めたいと思います。おっとその前に、私が借りていたレンタサイクルは5時まで(5時で閉店なのだそうです。一日借りて料金は1500円)。いったん猪苗代の駅前で自転車を返却し、徒歩で向かったのは翁島寄りにある田園地帯。編成を入れるとか、背景の処理など、撮影の制約が流し撮りだと緩和されるので、適当な撮影ポイントはすぐに見つかりました。

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力強い走りを見せる583系のサイドビュー。
号車札脇の小さな☆☆印が、寝台電車であることを表します。
磐越西線 翁島-猪苗代(1216M)

真横ではなく、赤いヘッドマークがちょこっと見える辺りで写し止めるのがポイント(o^-')b。ところで、この写真を見て不自然に感じる方はなかなかの磐西通。実は上りの「6号」、この猪苗代付近は東へ向けて走りますから、先頭の顔には光が当たらないのです。それどころか今の時期は両サイドにも光が回らず、どうやら明るいのはケツのみ(・・・って、ホタルかよ)。なので、画的にはちょっと不自然になってしまいますが、このカットでは西向きの最後部を流しています。光が当たっているおかげでテールランプは目立たないけど、よく見ると運転手さん・・・ではなく、車掌さんが下を向いちゃっていますね (^_^;)
これで撮影は終了。撮影地を求めて右往左往した猪苗代の町を後にします。

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日の暮れた猪苗代に入ってきた、郡山行きの普通列車。
磐越西線 猪苗代

猪苗代1836-(磐西1238M)-郡山1919

上下で合計5発。もう撮影はじゅうぶんだと思っていたのですが、さらにオマケが待っていました。乗った列車が終点の郡山に到着すると、入れ替わるように隣のホームへ入ってきたのは583系の「あいづライナー5号」。この日最後の下り「5号」は、夜で走行写真が撮れないと思って時刻はノーチェックだったのですが、タイミングよく郡山で撮れるとはラッキーです。

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夜の郡山で発車を待つ「あいづライナー5号」(1215M)。
寝台電車583系は、もちろん夜でも絵になります。
東北本線 郡山

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端正なお顔のアップ・・・。
赤い行灯を点した姿は、かつての「ゆうづる」を髣髴とさせます。

結局この日は「1号」から「6号」まで、すべての「あいづライナー」を撮影。思う存分583系を撮りまくった「583三昧」の一日となりました。
「あいづライナー」の代走に使われている仙台の583系。秋田へ転属するというウワサや(震災の影響でどうなったのか解りませんが)、「あいづライナー」には253系投入によって捻出される小山の「日光・きぬがわ」用485系が当てられると聞いたことがあります。これが本当ならば「あいづライナー」での583系は近いうちに見納めになってしまうのかも知れません。情弱の私に真相は不明ですが、いずれにせよ名車・583系には少しでも長い活躍を期待しています。


ONE-shot 60 つなげよう、常磐線も。 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 60 つなげよう、常磐線も。
  
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初夏のトリフジ。
田植え前、水の張られた田んぼを横目に駆け抜けるのは、
E653系の特急「フレッシュひたち」。
増結編成をプラスした堂々の11連です。
震災以来運休していた特急列車が戻ってきて、
ようやくいつもの常磐線らしくなってきました。
しかし・・・この線路の先には、
地震や津波で壊滅的被害となった相馬・新地などの被災地や
原発事故の避難区域に指定された町や村があるのです。
もちろん常磐線の一部も福島第一原発の範囲20キロ~30キロ圏内。
復旧作業どころか立ち入ることさえ制限されていて、
久ノ浜~鹿島では復旧の見通しがまったく立っていません。
そう考えると「~ひたち」を撮影したものの、
何ともやるせない気持ちになってしまいます。

ところで、
最近の東北新幹線やD51「ばんえつ物語号」に貼られている
「つなげよう、日本。」
「がんばろう日本! がんばろう東北!」
の応援ステッカー、あれすごくいいですね!
できれば、あのステッカーを常磐線の特急にも貼ってほしいなぁ・・・。
常磐線沿線の被災地だって、必死にがんばっています。
そんな方たちへもエールを送ってあげたい。
全線復旧はまだまだ遠い、でも気持ちだけでも・・・
「つなげよう、常磐線。」
「がんばろう、常磐線!」
 
11.04.30 常磐線 藤代-取手


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東北新幹線(E2系)に貼られているステッカー。

上信電鉄・・・復活!凸デキ 撮影記 後編 [鉄道写真撮影記]

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2011.04.29 上信電鉄
復活!凸デキ 撮影記 後編

前回からの続きです。
GW初日の4月29日。復活した凸形電気機関車「デキ」を撮影するために群馬のローカル私鉄・上信電鉄を訪れています。撮影アングルに迷いながらもデキが牽引する臨時列車の往路を無事撮影。上州福島から再び下り電車に乗り、今度は復路の撮影地を探しつつ、デキを追いかけて終点の下仁田を目指します。

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上州福島に入ってきた下り電車は、元・西武新101系の500形。
前回の「999号」と違い、こちらはノーマル塗装。
駅員さんが外へ出て、丁寧に電車をお出迎えします。
上信電鉄 上州福島

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珍駅名「南蛇井(なんじゃい)」では、同じ500形の「999号」と交換。
上信電鉄 南蛇井(車内から)

富岡製糸場で有名な上州富岡を過ぎ、神農原あたりまでは平坦な田園風景が広がっていましたが、南蛇井を出ると列車は勾配を上って山の中へ。鏑川の不通渓谷に沿ったこの辺り、今の時期は新緑が美しい。できれば復路のデキはこのあたりの自然豊かなポイントで撮影したいところです。山を越えて再び町並みが見えてくると、下仁田。お目当てのデキは隣のホームに停車していました。

上州福島1100-(上信19)-下仁田1131

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下仁田に停車中のデキ。マークは外されています。
上信電鉄 下仁田

しばらくホームでデキを眺めていると、まもなく入れ換え作業に入るとの事。ホームよりも外の駅舎脇あたりのほうが見やすそうだったので、そちらへ移動して入れ換えをするデキの撮影をすることに。

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上信電鉄の終点・下仁田の駅舎。
関東の駅百選に認定されています。
上信電鉄 下仁田

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デキ+200形の入れ換え作業が始まりました。
上信電鉄 下仁田

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後ろを確認しながら推進・・・というよりも、
今度はデキが電車に引っ張られているって感じでしょうか?
機関士さんもハンドルを握っていませんね。

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200形を切り離し、身軽になったデキの重単。

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上り方に連結されて、ヘッドマークを装着。
デキ1を先頭に復路の運転へ備えます。

入れ換え後は駅へ戻って、構内の電車ウォッチング。前回の高崎に続き、ここにも個性的な車両がいました。

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乗ってきた500形と並んだ6000系(左)。
窓下には「日野自動車(HINO)」のエンブレムが輝きます。
上信電鉄 下仁田

上信オリジナルの6000系、トラックやバスで有名な日野自動車のエンブレムが装着されていますが、ひょっとして日野製!? ・・・ではなく、これは群馬日野自動車の広告ラッピング。でも、装着されているエンブレムは本物で、電車をトラックに見立てているのだとか。なかなか面白い発想ですね。そう言われてみると、6000系はライト周りのバンパーやピラーの無い一枚窓がトラックっぽいかも。ちなみに日野自動車で電車は製造していません(笑)。

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こちらはデキのお供を努める200形と朝に乗った「マンナンライフ」の150形。

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東武3000系の部品を使用して両運転台化された200形。
今では貴重な東武顔を増設側に残しています。
こちらの顔の方もちゃんと撮りたかったところ・・・。

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200形の車内。
顔は東武ですが、製造は西武所沢工場なので
車内は西武旧101系っぽいですね。
でもシートの色は昔の東武がこんな色だったような・・・。
つり革にはデキの写真が展示されていました。

入れ換え作業や留置されている電車を眺めていたら、すぐに折り返し電車の発車時刻となりました。来たときと同じ500形に乗って、復路の撮影地へ向かいます。乗車はわずか一駅で下仁田の次駅・千平で下車。

下仁田1153-(上信28)-千平1200

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小さな無人駅、千平を発車してゆく500形。
上信電鉄 千平

千平駅近くには鏑川を跨ぐ大きな橋があり、そこでは何人かの同業者が待っていました。どうやらここは上信の有名な撮影ポイントらしい。橋の上から線路方向を望むと、新緑の山を背景に線路が築堤上を緩やかにカーブしています。編成重視の往路に対して、今度は少し周りの情景を入れた引きの画が撮りたいと思っていたので、ここはなかなかいい感じ。私もこの場所から撮影することにしました。しかしちょっと心配なのは空模様。先ほどまでは青空だったのに、ここへ来て次第に雲が広がり始めました。

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自然豊かな千平付近を行く150形。
インパクトのある「シマウマ電車」は、「群馬サファリパーク」の広告車。
上信電鉄 下仁田-千平

せっかく撮りたかった「シマウマ電車」が来てくれたのに、カゲられてしまった。やはり新緑は晴れてくれないと美しくない。デキはこの電車の続行で、約10分後。きれいな新緑を背景に走るデキは撮れないのか・・・と、諦めかけた通過5分前、風に流されて大きな雲が抜けてきました! そして見えてきた黒い機体・・・。

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美しい新緑の山間をデキ牽引の臨時列車がゆっくりと通過してゆきます。
これぞ上信電鉄の醍醐味!

日が当たってくれました~ヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃 同ポイントの二枚をあらためて見比べると、本当に日が当たるのと当たらないのでは、新緑の発色がまるで違います。架線柱のスパンが短いので重連のデキ二機を抜くことはできませんでしたが、ここではそれも気にならないほど、嬉しい一枚になりました。これでデキの撮影は終了です。

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帰路の上り電車を待つ間に撮影した下りの「999号」。
駅のホームへ続く階段からのアングルですが、なかなかいい感じ。
上信電鉄 千平

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乗車する上り電車は上信オリジナルの1000系。
なんと、鉄道友の会・ローレル賞受賞(77年)車両です。
これも乗ってみたかった電車のひとつ。
上信電鉄 千平

実は私の乗った電車は、途中の吉井で先行していたデキを追い越しました。なので、頑張ればもう一発撮影できたのですが、この後向かう予定の実家へ6時までには行く旨を伝えてあったし、デキは往復ともじゅうぶんに満足した結果が得られたので、無理をせずそのまま帰路へ着くことにしました。

千平1326-(上信32)-高崎1417

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遅めのランチは高崎駅に売っていた、有名駅弁「峠の釜飯」。
久しぶりに食べましたが、外れのない安定した味です。
☆☆☆・・

高崎1432-(高崎934M)-大宮1550~1555-(京浜東北1509B)-南浦和1607~1615-(武蔵野1531E)-新松戸1642~1645-(常磐緩行1537S)-南柏1650

デキがまだ現役で貨物を牽いていた頃、私はよく高崎へ撮影に訪れていました。しかし狙いは上・信越線や両毛線のイベント列車や団体列車ばかりで、上信のデキなどまったく眼中にありませんでした。その後高崎駅で行われた上信のイベントで展示されていたデキの姿を初めて見て、カッコイイ!と思ったものの、既に貨物は廃止。さらに4年前にはデキ自体も運転休止となってしまい、動くデキを撮ることはもう叶わない・・・と諦めていました。ところが今回の見事な復活劇。前回も書きましたが本当に関係者の方々には大感謝です。復活したデキは元気な走りで、今後もファンを魅了し続けてくれることでしょう。

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今回使用した上信のフリーきっぷ。2160円。
ちょっと高いようにも感じますが、高崎~下仁田の往復運賃と同額。
一箇所でも途中下車するならば、このきっぷがお得です。

ところで・・・復路を撮影した千平のポイントには最終的に30人くらいの方が集まりました。しかし撮影後に千平駅で電車を待っていたのは10人弱。つまり三分の二がクルマ移動ってことになります。別にクルマでの撮り鉄がいけないとか、認めないとは言いません。朝早いブルトレや駅からとても歩けないような遠い撮影地などは、クルマの方が効率よくて便利でしょう。私だってたまにレンタカーを使って周ることもありますし、ぶっちゃけJRや大手私鉄の撮影ならクルマでも全然構わないと思います。でも、地方私鉄の撮影となるとちょっと考えてみてください。決して経営に余裕があるわけではない地方私鉄がこのようなイベント列車をファンのために運転してくれる・・・少しでも感謝の気持ちがあるのなら、乗車という形で貢献して欲しいと思うのです。鉄道利用でも往復で合計三回も走行写真の撮影チャンスがあるのなら、それでじゅうぶんじゃないですか。
今回の上信だけでなく、近くの上毛、そして今話題のいすみ、津軽鉄道などでも、経営が苦しいなかファンのためにいろんなイベントを計画してくれます。また、今は全力で復旧作業中のひたちなか海浜鉄道。この鉄道会社もファン思いですから、きっと復旧したあかつきには旧型キハでイベント列車などを走らせてくれるかもしれません。そこへクルマで来て撮影だけして帰る・・・それはちょっと冷たいんじゃないかなって個人的に思います。
こんなのクルマを持っていない者の僻みにしか聞こえないかもしれません。でも、ガラガラの上信に揺られながら追っかけ組の車列を見ていると、何とも寂しい気持ちになったのでした。


上信電鉄・・・復活!凸デキ 撮影記 前編 [鉄道写真撮影記]

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2011.04.29 上信電鉄
復活!凸デキ 撮影記 前編

GWです。連休とあらばどこか遠くへ行きたいところですが、体調を崩していた父親の様子がちょっと心配だったので、今年は遠征を控えて近場で過ごすことにしました。近場とはいえ、最近の関東近郊は案外鉄ネタ満載。楽しむ方法はいくらでもあります。上・信越線の機関車重連「レトロ号」、183系「足利藤まつり」や185系湘南色の臨時「草津」、いすみ鉄道のキハ52。久しぶりに烏山線の国鉄色キハを追ってみるのもいいなぁ・・・。そんななか、GW初日の29日に私が向かったのは群馬。やはりGWイベントの筆頭に挙げられるネタガマの「レトロ号」狙いか? いいえ、私が撮りたかったのはカマはカマでも「デキ」の方。高崎を起点とするローカル私鉄、上信電鉄の機関車です。
「上州のシーラカンス」の愛称で知られる (って実はこの愛称、私は今回上信のHPで初めて知ったのですが・・・^^;)上信電鉄の凸形電気機関車・デキ1形。1924年(大正13年)にドイツのシーメンスシュッケルト社から三両が購入された日本で最も古い電気機関車で、94年まで同線のセメント・石灰石輸送に活躍。貨物廃止後は工事列車、イベント列車として運行し続けてきましたが07年3月に起きた脱線事故で損傷し、以来運転を休止することに。しかし復活を望む声は多く、今年の「群馬デスティネーションキャンペーン」に向け、費用を沿線自治体が出し合うことで修復・整備が行われることとなりました。まさに奇跡の復活。そして、ようやく今年4月に修復が完了。晴れて29日に4年ぶりの運転再開となったのです。一鉄道ファンとして、復活に携わられた方々には本当に感謝の気持ちで一杯です。m(_ _)m
そんな復活したデキの勇姿を拝むべく、一路高崎へ。

4月29日(金)
新宿0628-(埼京607K)-赤羽0645~0650-(高崎831M)-高崎0829

前述のようにこの日は信越線でもEF6019とEF641001のPPで行われる「ELレトロ横川号」の運転があり、高崎線の車内には同業者と思われる方々が多数。「レトロ」とデキは往路の掛け持ちが難しいので、高崎駅で目的別に分散されるのが面白い。「レトロ」狙いは信越線ホームへ、デキ狙いはJRの改札を抜けて上信電鉄改札へ向かいます。もちろん私は上信へ。若い頃なら迷わずJRのイベント列車を撮りに行っていたでしょうが、最近は趣向が変わってきたのかな・・・?

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JR高崎駅に隣接する上信電鉄の改札口。

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高崎駅0番線が上信ホーム。
0番線って響き、ちょっと特別な感じがして好きです。
左はJRですが、停車しているのは田町の185系ですね。
「あかぎ」の回送かな・・・?
上信電鉄 高崎

改札を抜けると、停車していたのは250形(252+1301)。最近は西武からの中古車が幅を利かせている上信で、このオリジナルの250形に乗れるのはちょっと嬉しい・・・と、乗り込もうとすると、ホームの先端付近で係の方が「デキの出発式はコチラです」と誘導しているのが見えます。デキの出発式? そんなものが行われるのか!? その係の方に「見学できますか?」と尋ねると、どうぞと車庫へ続く門扉を開けていただけました。一足早くデキが見られる・・・これは予想していなかったラッキーです。撮影地の下調べをしようと、早めに来て良かった~(⌒▽⌒)。

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車庫へと続く職員通路からはこんな車両の並びが見られます。
左から250形、ED316、200形。両端の電車は「人形処・かんとう」の広告車。
(「かんとう」の文字が「かりんとう」に見えて、上州はかりんとうが名物なのか
と勘違いしたのは私だけ・・・? ^_^;)
上信電鉄 高崎

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国鉄から譲渡されたED316(車体は大幅に更新)。
デキの影に隠れていますが、コチラも貴重な古豪機関車です。
車籍はあるものの、本線走行はキビシイらしい・・・。

各種の個性的な車両が並ぶなか、デキはいったいどこにいるのだろう・・・。注意深く見回しながら通路を抜けると、一番奥にある研修庫内に黒い重厚な機体がたたずんでいるのが見えました。いた!デキ発見!!

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出発前、倉の中で鎮座していたデキ1。感動の対面です!
すでにパンタは上がり、準備万端。
上信電鉄 高崎

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まさに撮影会状態だったので、今度はタテ位置で圧縮気味に。
凸形の特徴は出ませんが、倉に待機中の雰囲気が出したかったんです。
助手席側には「デキ復活!」の襷がかけられています。

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反対側は倉の中のデキ3。
こちらも良い雰囲気ですが、外との露出差がありすぎて難しいっっ(>_<)。
下り方の先頭には記念のヘッドマークが掲げられています。

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上信には客車の配置が無いので、デキのお供となるのは200形。
このシブい電車も最近、旧塗装に戻されたのだそうな。

今回の復活運転は関係者や事前申し込みの団体臨時列車。出発式が行われる倉のなかに続々と参加者が集まってきました。一通り式典が行われた後、デキが動き出して200形と連結されるのでしょうが、撮影地へ向かわなければならない私はそろそろタイムリミット。デキ+200形の編成は沿線で眺めるのを楽しみにして、再び通路を通り0番線ホームへ戻ります。

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今度の電車は元・西武801系の150形。
見かけは(西武)旧・101系と変わりませんが、旧型特有の
コンプレッサー音などがちょっと懐かしい。
上信の地元を代表する企業「マンナンライフ」の広告車。
上信電鉄 高崎

予定よりも一本遅い電車で高崎を出発。それでもデキの40分前を先行する電車ですから、まだ余裕があります。久しぶりに乗った上信電鉄。定かではありませんが、10年ぶりくらいかな・・・。ちなみに上信電鉄、略して「上電」とは呼びません。同じ群馬県には上毛電鉄(中央前橋~西桐生)という路線もあり、こちらを「上電」、上信電鉄は「上信」として区別されています。開業は上信のほうが早いのですが、略称を上毛に取られてしまったのはナゼなんでしょうね・・・。

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高崎の市街地を抜けると、烏川を渡ります。
平行して架かるのは、有名な木橋の佐野橋(橋桁は鉄製)。
青空が広がる良いお天気です。
上信電鉄 南高崎-根小屋(車内から)

さて、恒例の(?)車中から撮影地探し。上信をまともに撮るのは今回が初めての私には撮影地などまったく解りません。でも事前に地図で調べたところ、沿線には田畑が広がり、鉄橋も多い。東西に走る路線なので順光側も読みやすく、撮影地探しにはそれほど苦労はしませんでした。高崎から30分の上州福島で下車。

高崎0918-(上信15)-上州福島0952

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どこか懐かしい雰囲気の上州福島駅。
上信電鉄 上州福島

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併設されているのは大正時代に建られた上信の福島変電所。
こちらも味があります。

駅から歩いて10分ほどの田園地帯が撮影地。単なる田園地帯なら他にいくらでもあるのですが、ココの決め手になったのは車窓から菜の花畑が見えたからでした。デキと菜の花のコラボ、いいかもしれない・・・と。

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菜の花畑を走る250形。春らしい良い感じです♪
上信電鉄 上州新屋-上州福島(後追い)

確かに順光で菜の花とうまく絡められる良いポイントです。でも、気になるのがコンクリート製の架線柱と太い通信ケーブル。情景写真的に撮れば、菜の花のボリュームが勝るのであまり気になりませんが、やっぱりデキにケーブルは引っ掛けたくないなぁ・・・。それに今回の目的はあくまでもデキ。情景的によりも、まずはしっかりとデキに主体を置いた方がいいのではないだろうか・・・。悩んだ挙句、菜の花畑から少し離れたもうひとつの気になるポイントへ行ってみました(実際の撮影順とは前後していますが、気にしないでください)

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少し高い位置から狙ってみたのは、元・西武新101系の500形。
501+502は「銀河鉄道999」ラッピングの人気車両です。
上信電鉄 上州新屋-上州福島

跨線橋の踊り場から狙うことで足回りまでスッキリ撮れるこの場所。しかもここはケーブルが掛からず、いちばん手前の架線柱も昔ながらの廃レールを組み合わせたタイプです。右端にちょろっと菜の花畑が入っているので解るように、上写真との位置関係はほんのわずか。手前の畑に菜の花が咲いていたらベストだったのですが、そうウマくはいかないものですね(^_^;)。他の同業者は菜の花畑アングルに集中していて、この場所は私ひとり。やはり迷いを感じてしまいます。編成重視か、きれいな情景か・・・。やがて遠くにデキの姿が見えてきました。

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菜の花畑を横目にゆっくり走る、デキ×2+200形の御一行。

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デキの凸型が美しく見えるように手前まで引き付けて、一枚。

結局、編成重視で撮影。後ろをスカらせてでも菜の花畑をちょっと入れてしまったところに未練を感じますが、これくらいはいいでしょう(笑)。デキ+200形、カマが電車を牽引って配給輸送か救援列車みたいで、どうなの? と思っていましたが、パンタが3丁も連なる姿はなかなか迫力があっていいじゃないですか。自分的には、大いに満足した結果になりました。

 

・・・後編へ続きます。