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ONE-shot 121 Lucky Collaboration ! [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 121 Lucky Collaboration !

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上にいるのは、もうこのブログですっかりおなじみとなった、
一編成しかなくて、出会えるとラッキーといわれる
「みどりの山手線」。
そしてその下を行くのは、同じく一台のみの存在で、
都電荒川線を運行する東京都交通局が
「幸せの黄色い電車」と公認している
黄色い8800形、8810号。
そんな「ラッキー・トレイン」同士のクロスが
目の前で繰り広げられるなんて・・・
これは撮った本人も、ちょっとビックリの光景!
w(゚o゚)wウワォ!!

 
大塚駅で撮る「みどりの山手線」と都電の組み合わせは、
ソネブロ仲間の FTドルフィンさんが撮影されていて、
二番煎じになってしまうけれど、
やはり「みどりの山手線」を記録するうえで、
この都電とのコラボは欠かせないシーンのひとつです。
 
以前に撮った東横線とのクロスに比べると、
ここは駅なので、双方の電車が止まっていれば
楽に撮れそうだと安易に考えていたのですが、
やはりそう簡単にはウマくいかない。
 都電の電停(駅)はガード下にあるため、
停車中だと外との明暗差がありすぎて、都電が潰れてしまいます。
 そこで求められるのは、
上に外回り運用の「みどりの山手線」が停車している間に、
下で三ノ輪橋方面の都電が電停を発車するという
絶妙のタイミング。
でもこれがなかなか難しい・・・。
 はじめは、どうせなら都電は旧型の7000形がいいとか、
企業の広告が入った電車はイヤだなぁ・・・
なんてことを思っていたものの、
何度も何度もタイミングが合わずに撃沈を繰り返すうち、
そんな贅沢は言っていられなくなってきました。
 
 もうどんな車両でもいいから、タイミングよ合ってくれぇ~(´д`;)
と、この日も祈るような思いで、
まもなく「みどりの山手線」が入って来る時刻に待ち構えていると、
そこへ現れてくれたのは・・・
なんと「幸せの黄色い電車」8810号!
 
こうして、
ようやく実現したクロスは、なんとも面白いコラボとなり、
私にとってはまさにラッキーが舞い降りた瞬間となりました。
ヽ(´▽`)ノワーイ ♪

 
もちろん、鉄的にいちばん撮ってみたいのは
復刻塗装の7022号と「みどりの山手線」のコラボであることは
言わずもがな・・・ですが、
このタイミングの難しさを知ってしまった以上、
もう、あまり深追いはしないことにします (^^;)。
 
13.5.27 都電荒川線 大塚駅前
 
 
 
 
 
 
「ラッキー・コラボ」が撮れたのが嬉しくて
・・・ってワケではないのですが、
この撮影帰りには、こんなものを見つけて、
つい、衝動買い~。 
 
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「みどりの山手線 メモパッド(¥380)」。
ちょうど前任のメモパッド
(右の「中央電鉄」という、なんとも怪しげなヤツ)
が切れかかっていたことだし、
会社で使おうっと (^^)。
 


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JR貨物・・・「東京貨物ターミナル駅」一般公開 見学記 [鉄道写真撮影記]

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2013.05.05
JR貨物
「東京貨物ターミナル駅」一般公開
見学記

 

ちょっと・・・いや、かな~りの鮮度落ちとなってしまいましたが、今回はGW中、5月5日のお話です。今年のGWは前半の三連休(4/27~29)と後半の四連休(5/3~6)に分けられ、長々とお伝えしてきたように、私は前半の三連休を使って北陸地方へ遠征。旅自体は存分に満喫できたものの、運賃、宿泊費、飲食費に加え、自分のミスによる「忘れ物」もあって、かなり出費が嵩んでしまいましたε-(‐ω‐;)フゥ。こうなると、いくら四連休といえども遠出する余裕はなく、GWの後半はおとなしく都内近郊で過ごすことに。それでも連休ともなれば、近隣の各地でもいろいろなイベントが催されてされています。そのなかで、私がぜひ行ってみたいと思っていたのが、東京・品川の大井埠頭近くにある日本最大の貨物駅「東京貨物ターミナル(東タ)」の一般公開。ふだんは一般の人が立ち入ることができない貨物専用駅が公開されるのは稀で、とくに貨物に疎い、自称・貨物オンチの私にとっては、JR貨物所属の機関車や貨車などを間近で見ることができる貴重な機会です。連休中のイベントともなれば混雑は必至ですが、たとえ展示されている車両がきれいに撮れなくても、中の様子を覗けるだけでじゅうぶんとの思いで、イベントへ足を運んでみることにしました。


5月5日(日・祝)

・・・とはいうものの、当然のことながら貨物専用の東京貨物ターミナル駅に旅客列車は運転されておらず、列車へ乗って直接アクセスすることはできません。貨物オンチの私は東タの正確な場所もうろ覚え。え~っと、たしか平和島だか、大井競馬場のあたりにあるんだっけ・・・?σ(゚・゚*)ンート… と、あやふやな記憶では頼りにならず、HPにあったイベントのリリースで確認してみると、最寄り駅は羽田空港へ向かう東京モノレールの流通センター駅で、そこから徒歩15分とのこと。なるほど。では、それに従って、まずは浜松町からモノレールへと乗り込みます。

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浜松町に入ってきた、
折り返し羽田空港第2ビル行きのモノレールは・・・
お、復刻塗装車(1019F)だ。 (゚∀゚)オッ!

でも個人的に昔の東京モノレールは赤い方に馴染みがあるので、
できればその色も復刻して欲しいところ。
東京モノレール羽田空港線 浜松町

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運良く、私が乗っているモノレールと、
東海道新幹線のN700系がしばらく並走。
あれ?でも都内で東海道新幹線の車窓に
こんな水っぺりを走るところがあったっけ?(・_・?)ハテ
と、お思いの方がいらっしゃるかもしれませんが、
この川は京浜運河で、N700系が走っているのは、
大井にある車庫(大井車両基地)へと続く回送線です。
東京モノレール羽田空港線 浜松町-天王洲アイル(車窓から)

連休中ということもあってモノレールの車内では、空港へ向かう大きな荷物を持った人が多く見られました。でもそれ以上に多かったのが、目的地は私と同じだと思われる、同業者や家族連れ。開場の30分前を目安にしてきたけれど、やはりかなりの人出になりそうです。

浜松町0908-(東京モノレール)-流通センター0918

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東タの最寄り駅に指定されている流通センター。
モノレールの駅というと
近代的なイメージを思い浮かべますが、
69年開業の当駅の駅舎は、平屋の一軒家風。
東京モノレール羽田空港線 流通センター
 

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駅を出たら東側の埋立地方向へと向かい、
先ほどモノレールの車窓から眺めた京浜運河を渡ります。
この日は雲ひとつないいい天気~(^^)

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ここは羽田空港に程近いこともあり、
空を見上げれば旅客機の姿が。
飛んで行ったのはAirDo機
ああ、本場のジンギスカンを食べに札幌へ行きたいなぁ・・・。
(トリミング済み)

下車した流通センターの駅前から東タまでの間には、各所に道を案内する係員が配置されていましたが、その必要がないほどに道筋は一目瞭然。もうすでに、たくさんの人が東タを目指して列を成しています。私もそこへ付いて行くように産業道路沿いの倉庫街を進んでゆくと、やがて「JR貨物 東京貨物ターミナル駅」の文字を掲げた駅舎・・・というより、社屋っぽいビルが見えてきました。

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駅名が掲げられた、
東京貨物ターミナル駅のメインゲート(上)と、
そのゲート脇にあるのが、駅の本おく(下)。
これも「駅ビル」・・・ですが、
ショッピングモールは併設されていません(笑)。
東海道貨物線 東京貨物ターミナル

到着は予定通り開場の30分前。ゲートにはすでに長~い行列ができていました。これは開場されても、入場するまでには相当な時間がかかるかな・・・と思いきや、開場時間の10時を過ぎるとぐんぐんと列は進みはじめ、ほぼ待つことなくスムーズに会場内へと入ることができました ε~((((((((っ´∀`)ノ スイスイ~ッ 。それだけ中は広いということか!?

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開場と同時に多くの人が中へ。
ゲートに「おかげさまで40周年」の文字が
掲げられているので解るように、
今回のイベントは東タの開業40周年を
記念して開催されたもので、
東タの一般公開は40年目にして初とのこと。

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構内の入り口に掲げてあった、荷役ホーム
(コンテナなどの荷物の積み降ろしをするホーム)の案内図。
こんなものも、一般人からしたら新鮮です(^^)。
ちなみに今回のイベントのメイン会場は
左端の18番ホームと21番ホームの間です。

会場内では全国各地の物流を担うJR貨物のイベントらしく、地方産の野菜販売(ジャガイモやタマネギ)なども行われています。でも、やはり私が真っ先に向かういちばんの目的は、もちろん車両展示。頭では焦らないようにと思いつつも自然と足早になり、物販コーナーを抜けた先に見えてきたのは、この豪華なラインナップ!・・・と、人だかり(笑)。

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国鉄形など人気の機関車には
多くのファンが集まって人垣ができています。
なんとかかいくぐって撮影しなきゃ・・・。(*`ω´*)-3フンス!!

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EF65PFのトップナンバーであるEF65 1001の他、
JR貨物の貴重な機関車がズラリ!(゚∀゚*)スゲー!
この1001号機は現在、すでに車籍はなく、
乗務員の教習用として使用されているのだとか。
それでも解体されずに残されているのは嬉しいかぎり。

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今回のイベントでいちばん注目を集めていたのが、
最近、休車状態から奇跡の復活を果した、
国鉄色のEF66 27。
やはりこの機関車のスタイルはカッコイイですね~!
とくにサイドから眺めたシャープな面構えは秀逸です。
☆.。.:*ウーン(´▽`*)カコイイ.。.:*☆

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同じEF66でも、こちら(手前二機)は、
JR化後に製造された100番台。
その色合いからファンに付けられたアダナは「サメ(鮫)」。
奥の二機はJR化後に開発されたEF210で、愛称は「桃太郎」。
今も増備を続けるEF210は、
前述のEF65やEF66(0)を次々に置き換えることで、
国鉄形ファンを脅かしています。((((;゚Д゚)))ヒイイィィ

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ディーゼルエンジンと蓄電池、双方の動力源を協調する
ハイブリッドシステムを搭載した構内入換機のHD300
(Hは"Hybrid"を意味します)。
この901号機はその試作機で、東タ構内の入換えに就いています。
なんだか海外の機関車みたいなデザインですね~。

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これは貨物"列車"ではなく、貨物"電車"のM250系、
「スーパーレールカーゴ」。
日本の貨物では珍しい機関車牽引ではなく、
動力分散式、いわゆる電車方式が採用されています。
この面白い列車、一度は撮ってみたいとは思うものの、
深夜から早朝にかけての運転がメインで、
なかなか撮影機会に恵まれません・・・(‐ω‐;)。

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EF210は貨物列車の編成が組成された状態でも
展示されていました。
先頭に掲げられていたのは
「コンテナ特急 たから」のヘッドマーク。

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その編成に入っていた黄緑色のコンテナは、
09年にコンテナ輸送50周年を記念して製作されたもので、
国鉄時代のコンテナをイメージしているらしい。
そう言えば昔のコンテナって、こんな色でしたね・・・。

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さらに編成中には車掌車のヨ8000も。
車掌車って最近見かけなくなりました。
今でも使われるのは、特大貨物か、配給輸送くらいかな?

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そしてEH500は運転実演(笑)。
ミニSLならぬ「ミニ金太郎」というところが、さすがJR貨物。
しかも実車同様に「がんばろう東北」の
ステッカーが付けられるという芸の細かさです。
それにしてもこのミニ列車、
運転する機関士以外の定員は一人だけ・・・? ∑( ̄□ ̄;)エッ!?

EF65 1001やEF66 27といったファン垂涎の国鉄形から、ふだんはあまりお目にかかれないHD300やMC200系「スーパーレールカーゴ」まで。充実した展示内容に大満足です(^^)。ただ、やはりできれば電気機関車などは架線のあるところでパンタを上げて欲しかったところですが、それは贅沢な願いかな・・・(´・∀・`)。

機関車の撮影は以上ですが、配布された案内図を見ていると、もうひとつ気になるモノがありました。それは懐かしい形をしたこのクルマ。

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構内の外周をまわる体験乗車に使われていたのは、
懐かしいボンネットバス!
しかも【列車代行】なんて表示が
また泣かせるじゃないですか!Σd(´∀`)イイ! 

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体験乗車の合間に設けられた撮影タイムでは、
きれいな順光で公式側を撮影することができました。
でも表示は、なぜか【水戸】に変わっちゃった・・・。

う~ん、ツバメマーク付きのボンネットバスとは、シブいなぁ・・・。私はバスファンではないけれど、この無駄のない機能性重視の無骨なデザインには、惹かれるものがありますね。ちなみにこのボンネットバスはJR貨物のものではなく、どこかの保存団体が所有しているもので、いろんなイベントなどに貸し出されている様子。最近ではいすみ鉄道でキハ52とのコラボも実現しているらしい。

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会場でのお昼ゴハンは、焼きそばをチョイス。
肉も野菜もほとんど入っていないんだけれど、
こういう外のイベントで食べる焼きそばって、
妙に美味しく感じるものですよね~。(゚д゚)ウマー
(夏フェスとか・・・ね、たじまーるさん☆)

会場内では前述した農産品の他、鉄道部品や鉄道グッズの販売なども行われていましたが、どこも黒山の人だかりだったし、金銭的にも余裕が無かったので(鉄道グッズはけっこうお高いっ ^^;)、何も買わずに・・・いや、250円の焼きそばだけを購入して (;´Д`)セコッ… 、コンテナ脇で展示機関車を眺めながらいただいたのち、私は会場を後にするのでした。

流通センター1219-(東京モノレール)-浜松町1229

冒頭にも書いたように、貨物に疎い私にとって今回のイベントは、貴重な機関車や貨車類を間近に眺められるまたとない機会になりました。でもやっぱり鉄道車両は展示されているものよりも、動いているところを撮りたいもの。最近復活したEF66 27なども、できれば力強い走行シーンを撮ってみたいけれど・・・それは貨物オンチを卒業しなきゃムリかな (^^;)。


ダン吉・なおみの(?) オマケ・コーナー☆
今回展示されていた国鉄形のうち、EF66 27は一度も撮ったことが無いのですが(国鉄色のEF66は過去に撮っているけれど、27号機は見当たらなかった・・・)、EF65 1001の方は何度か撮影機会がありました。そのなかでもちょっと忘れられない、こんなエピソードをば・・・。

今から25年も前のちょうどGW。私は「とある列車」を東北本線と高崎線が分岐する大宮駅で待ち構えていました。お目当ての列車は高崎線からやってくる上りの列車で、編成写真をきれいに撮るには、対向の東北線上りホームがいい。そこで待つことしばし・・・しばらくすると、お目当てが到着する直前に見えてきたのは、PFが牽引する貨物列車。しかも近づいてきてよく見ると、トップナンバーである1001号機です。その列車は高崎線ホームと東北線ホームの間にある中線にピタリと停止。

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大宮に入線して来たのは1001号機が牽引する貨物列車。
後ろに引き連れている茶色いワム(二軸の有蓋貨車)も
今となっては懐かしい。
88.5 東北本線 大宮

この頃から貨物のダイヤなどには疎かった私。偶々やってきた貨物の牽引機が、1001号機とはラッキー!(´∀`*) ・・・かと思いきや、とんでもない!ここにこの貨物列車が居座られては、高崎線ホームに到着する本命の列車が隠されてしまい、このままでは撮影どころか見ることさえもできません Σ(゚Д゚#)ナニーッ!!。当時は国鉄色のPFなどまったく珍しいものではなく、1001号機といえども特別な存在ではありませんでした。それどころか「なんだよ、このク〇PF!邪魔しやがって!!」などと、私は暴言を吐き捨てるように、大慌てで階段を駆け上がって撮影ホームを変更 ε=ε=ε=┏(;゚ロ゚)┛ヒイイィィィ。どうやらこの貨物はここで私の本命列車を待避するダイヤが組まれているらしく、もう高崎線ホームでは本命列車の接近を知らせる案内放送が流れていました。はたして撮影は間に合うのか!? その本命というのが、実はこの列車。

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1001の貨物を横目に見ながら、
高崎線ホームへと入ってきたのは、
なんとロクイチ牽引の「サロンエクスプレス そよかぜ」。

そう、当時絶大な人気を誇っていた「ロクイチ」こと、EF58 61が牽引する信越線の臨時特急「サロンエクスプレス そよかぜ」。私はこの列車の編成写真をキッチリと撮りたくて、大宮駅での停車を狙ったワケなのですが・・・見事、1001の貨物にカブられてしまいました。もちろんこのときは思い通りの写真が撮れずに落胆 orz。でも今見返すと、営業運転中のネタガマ同士が本線上で並ぶという、貴重な一枚となっていたのでした(笑)。

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そんな1001号機も08年に引退。(´;ω;`)
末期には惜別のヘッドマークも掲げられました。
08.1.24 南武線 矢川-谷保



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ONE-shot 120 初夏の入間川にて。 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 120 初夏の入間川にて。

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日曜日。
団体列車として、珍しく八高線へ入線した
スカ色の115系(M40)を撮りに、
同線随一の撮影名所である入間川橋梁へ。
高さがあって、足の長いガーダー橋のここは、
どう切り取っても絵になるような鉄橋で、
平行する道路橋からも手軽に
スッキリと全景を撮ることができます。
でも、せっかくならば川の流れを強調したくて、
河原へと降りてみました。

この日の気温は25度を超える夏日。
川の浅瀬に裸足をつっこんで撮影していても
冷たさを感じずに、気持ちいいほどです。
しかし、青空には恵まれず、
清涼感が半減してしまったのは残念・・・(´・ω・`)。
晴れていても雲が多めに感じる、今日この頃の空模様。
梅雨が近づいてきている証でしょうか。
 
13.5.19 八高線 金子-東飯能


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北陸05・・・福井鉄道200形 撮影記 [鉄道旅行記]

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2013.04.28~30
北陸05
三年越しのリベンジ
福井鉄道 200形 撮影記

 

GWの連休を利用してやってきた、北陸鉄道旅。前回からの続きです。
初日(4/28)は北陸本線の475系や特急「北越」を、そして二日目は富山地鉄で元・西武「レッドアロー」の16010形などを中心に撮影。天気にも恵まれて順調な撮影旅行だったはずなのですが、旅の途中で大問題が発覚。こともあろうに私は、デジカメ撮影に必要な予備のメモリーカードを、家に忘れるという大失態をしてしまったのですil||li(つд-。)il||li。そこで急きょ予定を変更、メモリーカードを求めてやってきたのは高岡。ここでなんとか無事に(?)カードを手に入れることができて撮影を再開、せっかくここまで来たのならばと、高岡を起点とする氷見線へ立ち寄ったのでした。これが前回までの大まかなあらすじです。

雨晴での撮影後は氷見線の列車に乗って、高岡へと戻ってきました。実はこの日の撮影はこれでおしまい。あとは北陸線の上り普通列車に乗って、ひたすら南下するだけです。高岡から、金沢のある石川県を一気に通り越して、次に私が目指すのは福井。

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金沢で乗り継いだ北陸線の福井行き普通列車は
増殖を続けるステンレス製車両の521系。
敦賀~金沢の普通列車は完全に同形式へ統一されてしまい、
現在では一部が富山まで運用範囲を広げています。
13.4.29 北陸本線 金沢

でもそれならば、前回の撮影記を高岡などで切らずに、この日の宿泊地となる福井まで進めたほうがスッキリとしていたのかも知れません。しかし、この時期に福井で一泊、しかも翌日はGWの狭間にある平日・・・この条件を先に伝えてしまうと、鉄分が濃い懸命な読者様なら、私の次の目的が容易に想像できてしまうはずで、いわゆる「ネタバレ」をちょっと避けたかったのです(^^;)。

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高岡から普通列車を乗り継いで2時間15分、福井に到着。
転換クロスシートの521系は、長時間の乗車でも快適でした(^^)。
13.4.29 北陸本線 福井

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05年に高架化となった福井駅。
再来年に予定されている北陸新幹線の延伸は金沢までですが、
福井周辺も現在、北陸新幹線工事のまっただなかです。
ただし、この福井を通る北陸新幹線の金沢~敦賀が開業するのは、
今のところ13年後となる、2025年度末の予定・・・ (´-` )トオイメ…。
13.4.29 北陸本線 福井

高岡1549-(北陸552M)-金沢1628~1638-(356M)-福井1805

まだ明るさが残る6時過ぎに福井へ到着し、まずは駅前のビジネスホテルにチェックイン。しかし、一息つく間もなくカメラを持って再び出かけ、私がやってきたのはJRの福井駅から150メートルほど離れた商店街にある、この駅(電停?)。

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商店街にある電停に佇んでいたのは、
小さな車体のこの電車、福井鉄道770形。
13.4.29 福井鉄道福武線 福井駅前

そう、今回の北陸遠征で最後の目的となったのは、福井駅前の併用軌道を走る、この福鉄こと福井鉄道・福武線。福鉄福武線は、越前市の越前武生と福井市の田原町、および途中の市役所前から分岐して福井駅前を結ぶ、地方私鉄の電化路線で、越前武生から赤十字前までは専用軌道(いわゆる、ふつうの線路)を、そしてその先にある鉄軌分岐点から田原町・福井駅前までは併用軌道、つまり道路上を走るのが特徴。そこで現在の福鉄で主力に用いられているのは、両軌道に適した路面電車タイプといわれる、上写真の770形のような小さい車両です。

しかし在籍する一部には路面電車タイプではなく、昔から使用されている旧型の一般鉄道車両タイプ(これを在来車と呼ぶそうです)が残されており、私のお目当てはその在来車。なかでも福鉄生え抜きの200形がいちばんの狙い。実はこの福鉄200形の撮影には三年前の10年3月にも仕事の出張ついでに訪れているのですが、その時はいちばん撮りたかった「福鉄急行色」と呼ばれる203編成のみが撮れずに不完全燃焼。今回の福鉄訪問は、まさにその時のリベンジと言えるかもしれません。さらに最近では、低床式路面電車タイプの新型車両がデビューしたことから、200形の引退が囁かれており(ほぼ決定的!?)、この機会に急行色の203Fのみならず、他の編成(201F・202F)も、しっかりと記録しておきたいところ。

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三年前、越前武生で留置中の姿は撮れたものの、
動いているところは見られなかった、急行色の203編成。
10.3.28 福井鉄道福武線 越前武生(再掲)

ただし以前も書いたように、通常だと輸送量の大きな在来型の200形が運転されるのは、「平日のラッシュ時」が中心で、休日にはほとんど出番がないらしい。祝日だったこの日も、田原町方向と福井駅前方向が分岐する市役所前駅でしばらく待ってはみたものの、やはりやって来るのは路面電車タイプの770形や880形ばかりで、200形は現れませんでした。そこで今旅では、あえて休日のみの三連休(4/27~29)をそのまま活用するのではなく、最終日は有給休暇を付け足して平日にかかるような行程にしたのです。200形撮影は翌朝のラッシュ時が勝負。今夜はその健闘を祈って、まずは一杯・・・。

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今日の一杯。
電車通り沿いのふらりと入った居酒屋で
純鶏(メスの親鶏)とホタルイカの天ぷら(奥)を注文。
どちらも冷えたビールに合うっ!(*>∀<)クゥーッ!!
でも、ホントは福井といえば
「秋吉」で純鶏を食べたかったのですが、
お店は満席で、待ち客も多数でした・・・(´・∀・`)ザンネン。

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シメは大根おろしで辛みの利いた、越前そばで。
お酒は福井の定番、「黒龍」です。


4月30日(火)

今旅は天気に恵まれていた方でした。しかし、この日はカーテンを開けると・・・外は雨。しかもけっこう強く降っています。ふだんからこの撮影記を見ているとお解りかと思いますが、私の撮影意欲は天気によって大きく左右され、雨の日に好んで撮影へ出ることは滅多にありません。というのも、徒歩鉄である私の場合は、撮影地で列車の待ち時間などに雨を凌げるような逃げ場がなく、体はもとより、カメラ機材の方も濡れてしまうのが心配。もし、この日のような雨天を東京の自宅で迎えていたならば、「え~い、もう今日はやめやめっ!ヾ(。`Д´。)ノ 」などと言って、二度寝を決め込んでいたことでしょう。しかしここで福鉄撮影を諦めてしまえば、ひょっとするともう二度と200形の撮影機会は無いかもしれません。そう考えると雨がイヤだとも言っていられず、私はなんとか撮影意欲を奮い立たせて、準備を始めることに ε-(-ω-`)フゥ…。ただし、当初はホテルをチェックアウトして、市街地の併用軌道区間と郊外の専用軌道区間を撮り歩こうと考えていたのですが、それをホテルから至近の併用軌道区間のみに変更。チェックアウトせずに荷物は部屋へと残し、ズームレンズを付けたカメラと傘だけを持って、外へ出ました。

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併用軌道の路面を打ち付ける雨・・・。
ザーヽ`、ヽ`个o(・ω・。)`ヽ、`ヽザー
13.4.30 福井鉄道福武線 福井駅前

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ちょっと特異な運転形態となっている福鉄の福井駅前周辺。
右下の武生方面から来た福井駅前行き列車は、
市役所前でスイッチバックして、福井駅前に入線します。
いっぽうで田原町行きはそのまま市役所前を直進するのと、
いったん福井駅前に立ち寄る2パターンがあり、
なかなか複雑です。(^^;)

宿泊したホテルの最寄り駅は前日にも訪れた福井駅前で、ここならば屋根のあるアーケードを伝いに進めば濡れずに済むのですが、上の地図で説明したように福武線の列車には市役所前を境にして福井駅前に寄るパターン(主に福井駅前発着)と、寄らないパターン(主に田原町発着)とがあり、その両列車を狙うには市役所前周辺まで出なくてはなりません。両駅間は500メートルほどで、歩いてもたいした距離ではないけれど、雨とともに時折強く吹く風に傘があおられて難儀します。そう言えばこの記事を書くにあたって、三年前の記事も見返してみたけれど、その時の天気も雨でした。どうも福鉄とは相性が悪いのかなぁ・・・(´・ω・`) (三年前は最終日に晴れたけれど)。雨のなかを歩いてたどり着いた市役所前駅のホームには、小さいながらも屋根があったので助かりました。まずはその下で田原町方向の直線を眺めていると、やがて雨煙の向こうに見えてきたのは、一灯のライトをオデコに輝かせた大きな車両・・・あっ200形だ!ε=(°ω° )キタッ!

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早朝、交通量の少ない大通りを、
雨を突いて進んでくるのは、白い現行色の200形。
13.4.30 福井鉄道福武線 市役所前

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併用軌道を我が物顔で進む、大きな電車。
これぞまさに福鉄撮影の醍醐味です。 オオ! (゚∀゚)カコイイ!!

お目当ての急行色ではなく、現行色(福鉄新塗装)の202Fではありましたが、さっそく200形を撮ることができました~ヽ( ´¬`)ノ ワ~イ。薄暗い雨のなかを力強く進んでくる200形、その勇姿ときたら・・・もう車体色など関係なく、素直にカッコいい! やっぱり雨でも、撮影に来てよかった・・・.。.:*(´▽`*).。.:*。。 このラッシュ時を中心に運用される在来車は、運用が固定されているのかどうか私には解らないのですが、とりあえずは一本目でさっそく200形が来るという幸先の良いスタートとなりました。

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振り返って・・・
市役所駅前を発車してゆくところを一枚。
雨に濡れた路面が信号機を反射して、
なかなかいい感じです(^^)

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スカッと爽やか・・・な空の下ではなく、
しっとりとした雨のなかで佇むのは、
真っ赤なコカコーララッピングの880形。
13.4.30 福井鉄道福武線 福井駅前-市役所前

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こちらは200形と同じ「在来車」に分類される610形で、
元は名古屋市営地下鉄名城線の1200形。
やはりこの610形も新型への置き換え対象になるのかな・・・?
13.4.30 福井鉄道福武線 市役所前

雨の日の併用軌道、濡れた路面がライトなどを反射して意外といい雰囲気・・・などと思いながら、やって来る列車を次々に撮影。前述したように今までは極力、雨の日の撮影を避けてきた私ですが、ここであらためて雨には雨なりの面白さがあるものだと実感しました。こうなると、いっそのこともっと強く降ってくれなんて、撮り初めの時とは真逆の勝手なことを思うも、その意に反して雨は徐々に小振りとなってきてしまいました。そんな状況下で現れたのは・・・先ほどとは異なった色の200形!(゚∀゚)オッ!

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770形とすれ違って、武生方からやってきたのは
旧・福鉄標準色の201編成!
大きさの違う両車両、比較が面白いです(^^)。

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雨の日の通勤通学風景をスナップショット。
横断歩道の向こうに電車がある、
併用軌道ならではの光景ですね~(^^)。

今度は旧・福鉄標準色を纏った201F。これもなかなかシブい色で、お気に入りの電車です。しかしこの編成は、三年前に訪れた前回に併用軌道と専用軌道の両区間で撮影することができていた、言わば私にとって相性のいい編成。もちろん今回もこれが撮れたことはとても嬉しいのだけれど、三本それぞれ塗装が異なる200形のうち、今回もまだ急行色だけが来ないんだよなぁ・・・(´~`;)ウーン…。

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通勤ラッシュの時間もピークを迎え、
だいぶ交通量が増えてきました。
そんななかを武生から折り返してきた現行色の201Fが、
クルマに取り囲まれるように、ゆっくりと走ります。

さらにしばらく待って、次に武生方からやって来た200形は、朝イチで撮った現行色の201F・・・と、いうことは、これでこの日の運用に入っている編成は一巡したことになるのか? またしても急行色は撮れないのかぁ・・・(´・ω・`)ショボーン と、諦めかけたその時! ∑(゚ロ゚〃)ナニッ!? なんとその現行色の続行で来たのは・・・お目当ての急行色! キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

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胸に掲げられた「福鉄」の羽根マークが誇らしい、
福鉄急行色(復刻)の203F。
深みのある、とてもいい色合いの電車です(^^)

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福井の古豪、健在!
こんなシブい電車が今でもクルマに紛れて、
併用軌道上を走ってくるのですから、
ファンとしてはもう堪りません!o(≧ω≦)o クーッ!

やっと念願の福鉄急行色が撮れました~ヤタ━ヽ(^▽^☆)ノ ━ッッ!!。そう、私はこれが動いているところを、ずっと撮りたかったのです。ああ、やっぱりこの色はいいなぁ・・・。三年越しのリベンジをようやく果すことができました(^^)。

さて、せっかく捕まえることができた急行色。できればこの折り返しを専用軌道の浅水(あそうず)辺りまで行って撮りたいところですが、ホテルに荷物一式を置いてきてしまったためにそれは断念。ここは無理をせず、折り返しは朝イチに現行色を撮った、田原町方の直線で待つこととします。この市役所前は終点の田原町に近い(二駅手前)ので、程なくして急行色は戻ってきました。

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朝イチと同じ場所とは思えないほど、クルマの量が増えた大通り。
その中央を堂々と急行色の200形が走り抜けます。
道路を行く一般形鉄道車両、こんな面白い情景が
福井ではもうすぐ見納めになってしまうのでしょうか?

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新緑の街路樹を背景に、
前パンを高々と振りかざして、街中を走る203F。
今旅における福鉄訪問のお目当てだったこの車両、
最後の最後で来てくれたことに感謝です。

朝のラッシュ時を中心に二時間半ほど撮影。その間に三種すべての200形が撮れ、曇天とはいえ大満足の結果を得ることができました。では、もう200形に思い残すことは無いのかというと・・・やはり専用軌道区間での撮影もしたかったし、乗車の方も楽しみたかったところ。はたして200形に残された時間はあとどのくらいなのか、それまでにまた私が会いに来られるような機会はあるのか・・・は、解りませんが、200形には、たとえ引退の日が刻々と近づいているとしても、一日でも長い活躍を願うばかりです。

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その200形を置き換える予定の低床式新型車両、
F1000形「FUKURAM(フクラム)」。
なかなか個性的なマスクのトラムですね・・・(^^;)
13.4.30 福井鉄道福武線 福井駅前

この福井鉄道を持って、今旅の撮影目的はすべて終了。いったんホテルの部屋に戻って荷物を取り出してから、JRの福井駅へ向かいます。

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福井には福井鉄道の他、
勝山や永平寺口、三国港方面へと伸びる、
第三セクターのえちぜん鉄道もあります。
今回は寄ることができませんでしたが、
この路線にもいずれまたのんびりと訪れたいところ。
ちなみに福井に停車していたこの車両は
元・JR飯田線で使用されていた119系で、現・MC7000形。
13.4.30 えちぜん鉄道 福井

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福井から乗るのは、
米原経由の名古屋行き、特急「しらさぎ」。
683系が貫通タイプを先頭にして入ってきました。
13.4.30 北陸本線 福井

直江津から始まった北陸本線旅。市振、東富山、富山、高岡、そして福井と、所々で途中下車して撮影しながら、鈍行列車で南下してきましたが、もう立ち寄るところはなく、最後は特急「しらさぎ」で一気に米原まで走破します。これで北陸本線は端から端まで完乗(終点から起点へと進んできたけれど)。北陸新幹線の金沢延伸により、大きな変動が予想される北陸本線。今、この時期に全線を通して乗れたのは、いい機会だったと思います。

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「しらさぎ」のなかで味わう、北陸旅最後の食事は、
やはり北陸における味覚の王者・越前ガニをふんだんに使った
「越前・焼かにめし(¥1200)」
カニの出汁で炊いたご飯の上に、甘みのあるカニのほぐし身と、
香ばしく焼いたカニ足を乗せた、見た目も豪華な駅弁です。
値段はちょっと張るけれど、コストパフォーマンスは文句ナシ!
☆☆☆☆・ (゚д゚)ウマー。

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敦賀を過ぎると大きくカーブし、車窓に見えてくるのが、
上り線と下り線がクロスする、有名なループ線(鳩原ループ)。
鉄的には上り線でこの情景を見ると、北陸旅の終わりを実感します。
さらば、北陸!ヾ(・д・。)マタネー
13.4.30 北陸本線 敦賀-新疋田(車窓から)

この旅行記の冒頭にも書いたように、今旅はとくにGW限定のネタとなるような臨時列車やイベントなどにはとらわれず、しばらくご無沙汰だったという理由でこの北陸地方を旅先に選びました。市振で高台から眺めた青い日本海、東富山で苦労の末に辿り着いた立山の絶景ポイント、富山地鉄で再会できた大手私鉄の名車たち、予期せぬ事態からの流れで立ち寄った雨晴、雨のなかで力強い走りを見せてくれた福鉄の古豪、そして各地で味わった美味しい名物やお酒の数々・・・など、結果的にいい選択だったのではないかと思っています。残念ながら、今旅に掲げた「Not even trouble. I want to get travel!!(”トラブル”ではなく、私がしたいのは”トラベル”なんだ!)」という気持ちに反して、またしても「メモリーカード問題」というトラブルを自ら引き起こしてしまいましたが、終わってみれば、懐は痛んだものの、ブログ的にはいいネタになったのかもしれません (って、少しは反省して、これを教訓に忘れ物をなくせよ・・・(´Д`;) )。長々と綴ってきた旅行記にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。今度泊まりがけで遠征に行けるのは、夏休みかな~?

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旅のラストランナーは東海道新幹線。
米原に止まる「ひかり」は、てっきり700系かと思っていましたが、
嬉しいことに乗り心地がよくて、コンセントが装備されている、
N700系でした(^^)。
13.4.30 東海道新幹線 米原

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今旅で使用したのは
東京都区内から上越新幹線・上越線・ほくほく線・
信越本線・北陸本線・東海道新幹線経由で
東京都区内までの、いわゆる大回り片道乗車券。
上は片道乗車券の圏外にあたる、雨晴から高岡までの乗車券です。

福井1036-(しらさぎ6号)-米原1144~1155-(ひかり518号)-東京1410



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北陸04・・・氷見線「ハットリ君列車」撮影記 [鉄道旅行記]

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2013.04.28~30
北陸04
氷見線「ハットリ君列車」撮影
・・・の巻でござる。

 

GWの連休を利用してやってきた、北陸鉄道旅。前回からの続きです。
でもその前に、まずはここで今回の記事を読むにあたっての注意点を・・・
今回の内容にはテレビ東京系列で4月に放映された「路線バス乗り継ぎの旅 第14弾」を参考にした経路が含まれており、まだ放映されていない関西地区などでは「ネタバレ」となってしまう恐れがあります。ソネブロ仲間のサットンさんをはじめ、当番組を楽しみにしていらっしゃる方は、あらかじめその点にご注意下さい(もしよろしければ、放映後にお読みいただけるといいかも知れません)。


二日日(4/29)となるこの日、午前中は富山地方鉄道(富山地鉄・地鉄)をメインに撮影。本線や立山線の各撮影地へと繰り出し、お目当てとなる元・西武「レッドアロー」の16010形「アルプスエキスプレス」のほか、京阪復刻色の10030形や地鉄オリジナル車両の14720形・14760形など、いろいろな車両を撮ることができました。できればもう少し地鉄での撮影を続けたいところですが、私にはそれができない事情がありました。そう、それは初日の北陸線撮影のときに発覚した「メモリーカード問題」。実は今旅で私は、デジカメを持って旅行へ出る際には決して忘れてはならない記録媒体(メモリーカード)の予備を、こともあろうか家に丸々忘れてきちゃったのです il||li(つд-。)il||li 。その結果、メインのデジイチ(デジタル一眼レフカメラ)で撮れる枚数は、朝の時点であと20枚ちょっと。地鉄撮影では枚数を抑えつつ、コンデジ(コンパクトデジカメ)との併用でなんとか乗り切ってきましたが、立山駅で16010形同士の並びを撮ったところで、ついにデジイチの撮影可能枚数は「0」。さすがにもう消せるような写真は無く、追い込まれてしまいました(前回紹介した「アルプスエキスプレス」車内での写真は、コンデジかスマホでの撮影です)。この先も撮影旅行を続けるには、やはりどこかで替えのメモリーカードを手に入れなければなりません。そこで、とりあえず地鉄撮影を終えた私は、街の規模が大きな富山へと戻ってきました。

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北陸新幹線の延伸工事に伴い、
仮駅舎で営業中のJR富山駅(正面口)。
この駅前でスマホを使い、情報収集するも・・・(。-`ω-)ンー。
13.4.29 北陸本線 富山

デジカメに使用するメモリーカードにもいろいろな種類があって、コンデジや音楽プレーヤーなどで主流となっている「SDカード」は比較的手に入りやすく、コンビニなどでも買うことができます。しかし私のデジイチに必要なのは、もう少し大きいサイズの「コンパクトフラッシュ(CFカード)」というもので、SDカードに比べると転送速度が速いのが利点とされていますが、価格が高いのと、手に入りにくいのが難点で、これはカメラ屋か、もしくはデジイチを扱っている大型家電量販店などでないと、なかなか手に入れるのが難しいのです。しかし、ためしにスマホで富山駅周辺を検索するも、徒歩圏内には目ぼしいカメラ屋や家電量販店がヒットしません。富山駅前にあった写真屋はプリント専門店で、SDはあるもののCFは無し。やはり買い物にはクルマが主流の地方都市において、大型の家電量販店やカメラ屋の入ったショッピングモールなどは、駅前でなく郊外に行かなければ無いんですよね・・・(;´д`)=3トホホ…。かといって、タクシーで郊外まで往復するのはバカバカしいし・・・と、もう少し検索範囲を広げてみると、富山ではなく、高岡の駅前商店街にある一軒のカメラ屋さんがヒットしました (゚∀゚)オッ!。 高岡は富山の西側に隣接する、県内第二の中規模都市。富山からは北陸線の上りに乗って、20分ほどの距離です。このまま富山で探し続けても埒があかないし、もし高岡でもダメならば、もう金沢まで行ってしまおう。北陸地方第一の都市である金沢なら、間違いなくあるはず。そう思って、とにかく私は北陸線の普通列車へと乗り込むことに。

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富山駅の北陸線ホームに入ってきた、
金沢行き普通列車は・・・海坊主の475系!(左)
ようやく今旅初の475系乗車です(^^)。
13.4.29 北陸本線 富山

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475系に車内は、富山~金沢の都市間輸送で混雑していたため、
残念ながら往年の急行形を色濃く残した客室内の撮影は控え、
使用停止となっていた洗面所跡などを、かろうじて記録…。
Σ【◎】ω ̄*)パシャッ  

ここで・・・いや、こんな時に限って、高岡方面へ向かう金沢ゆきの列車に使用されていたのは、元・急行形の475系 ∑(・ω・ノ)ノ ヌヲッ!。できればこの車両はもっと心に余裕があるときに、ゆっくりと長い時間をかけて乗り心地を味わいたかったところなのですが、今回の乗車は富山から高岡までのわずかな時間。しかも結果的に、これが今旅における最初で最後の475系乗車となりました・・・。いっそのこと、もうこのまま金沢まで乗り通してしまおうかとの考えもよぎるなか、やはり気分的には一刻も早く「メモリーカード問題」を解決したくて、私は予定通り(?)高岡で下車。

富山1219-(北陸434M)-高岡1237

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大規模な工事が行われている高岡駅前(古城公園口)。
しかしこれは北陸新幹線の建設工事ではなく、
駅前広場の再開発によるもの。
北陸新幹線はルートの都合上から、この高岡駅は通らず、
ここから1.5キロほど離れた南側に、新高岡駅が設置されます
(高岡~新高岡は城端線でアクセスする計画)。
13.4.29 北陸本線 高岡

高岡はかつて、高岡城の城下町として盛えた歴史ある街。県内で唯一国宝に指定された「瑞龍寺」や、日本三大大仏のひとつである「高岡大仏」(あと二つは奈良と鎌倉ね)など見どころも多く、年間を通して多くの観光客が訪れます。

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高岡駅の南側にある、国宝「瑞龍寺」。
これは四年ほど前に撮影したもので、
今回は観光をしている余裕はありませんでした・・・。

しかし、駅前のメインストリートにあるアーケードは、近年の地方都市によく見られるような閑散とした状態で、休日の昼過ぎにも関わらず人影はまばら。商店街も定休日なのか、閉店してしまったのかは解りませんが、シャッターを閉めた店が多い。まさか、私が目指しているカメラ屋も・・・なんて不安がよぎるなか、駅から5分ほど歩いたところに、そのお店はありました。シャッターは開いており、いちおう営業中のようなので一安心・・・なのですが、失礼ながらその構えは店名に「カメラの」とは付いているものの、どちらかといえばひと昔前の「街の写真屋さん」で、ウチはデジタルとは無縁といわんばかりに、懐かしいフ◯カラーのポップなどが店頭に飾ってあります (´Д`;)ダイジョブカ!? 。 おそるおそる扉を開けて中を覗くと、ショーケースの中央に鎮座していたのは、なんとキ◯ノンのT90!Σ(゚Д゚;)ナニーッ!! (1986年発売、もちろんフィルム使用の銀塩一眼レフカメラ)。まさかコレ、新品じゃないだろうな・・・(作り話のようですが、これホントのハナシです ^^;)。ちょっとしたインパクトを受けてボー然と立ち尽くしていると、店の奥からおかみさんが出てきてくれました。どうやら時間的にランチタイムだったらしい。とりあえず「コンパクトフラッシュは、置いてありますか?」と尋ねてみると、「フラッシュ? ストロボのこと?」という、これまた驚くべき返しが!(°△°;)エ… (クドいようですが、すべて実話です)。「・・・あ、いや、デジカメに使う、メモリーカードを・・・(・∀・;) 」と尋ね直すと、「う~ん、今は主人が留守なんで、おばちゃんにデジタルの詳しいことは解らないけれど、そこの壁にいくつかカードがあるよ」と、私の背にある壁を指差します。振り返ると、そのカードは「テレフォンカード」だった・・・(ノ;_ _)ノズルッ な~んてオチはさすがになく、たしかにSDをはじめとしたメモリーカード類が壁に並んでいます。そのなかに・・・あった!コンパクトフラ~ッシュ!ワ━ヾ(*≧∀≦)ノ゙━ィ!!!!。 ああ、ホントにヨカッタ・・・・゚・(´Д⊂・゚・。店にあったのは転送速度が最大で30MB/秒のタイプで、4GBが約4000円、8GBが約5500円。この転送速度でこの値段、首都圏の量販店などに比べると、ちょっと・・・いや、かなり高い値段設定だけれど(価格はオープンプライス)、この状況で背に腹は代えられません。私は泣く泣く5500円払って8GBの方を購入。支払いの際におばちゃんは「なんでこれはこんなに高いの!?」と驚かれており、私はさらに脱力。なんだかなぁ・・・(´∀`;)ハハ…。でも、何はともあれ、無事にメモリーカードが手に入り、これで撮影を再開することができます。

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これが私の探していた「コンパクトフラッシュ」。
コンデジなどで一般的なSDカードより、
大きくて、厚みもあります。

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さっそくカードをデジイチに装填して試し撮り。
高岡の駅前通りを走るのは
万葉線の低床式車両MLRV1000形「アイトラム」。
万葉線はここ高岡駅前から越ノ潟までを結ぶ、
第三セクター方式の鉄道路線。
高岡駅前から途中の六渡寺までは併用軌道を、
その先から越ノ潟までは専用軌道を走ります。
13.4.29 万葉線 末広町-高岡駅前

とりあえず、高岡の駅前通りを走る万葉線の電車で何枚か試し撮り。メモリーカードにはしっかりと撮影した画像が記録されているようで、使用に問題は無さそうです。さて、これからどうしようかなぁ・・・(*゜ヘ゜*) ウ~ン。当初の旅程ではまったく考えていなかった、高岡での途中下車。この日の予定はまさに白紙です。とはいえ、もうここまで来てしまうと、今さら富山へ戻って地鉄撮影に復帰するという気はおきません。ならば、不測の事態だったとはいえ、この高岡で降りたのも何かの縁。ここは高岡を起点とするいくつかのローカル線に的を絞ってみることにしましょう。

高岡に乗り入れる路線は北陸線の他、高岡から北上して氷見(ひみ)へ向かう氷見線、逆に高岡から南下して城端(じょうはな)へ向かう城端線、そして上写真で紹介した第三セクターの万葉線があります。このなかでもっとも沿線風景がいいとされるのは、富山湾の海沿いを走る氷見線で、私も過去に何度か乗車して車窓を楽しんでいる、お気に入りの路線です。しかし今まで沿線で撮影したことはありません。いっぽう、内陸部へ進む城端線の風景は氷見線に比べると地味で、私がこの城端線に乗ったのは乗り潰し目的で往復した一度だけ。ここは景色のいい氷見線で撮り鉄か・・・、それともこの機会で、久しぶりに城端線への乗り鉄か・・・悩んだ末、私は空を見上げて天気を確認。予報では曇りのハズでしたが、もうしばらくは晴天が持ちそうです。それならば、やはり富山湾を背景に走る氷見線を撮りたい(ちなみに万葉線は、四年前に高岡を訪れた際に終点まで往復しているので、今回は除外しました)。

しかし、運転本数がそれほど多くない氷見線。次の発車時刻までは、あと一時間半もの待ち時間あります。そこで私が訪れたのは、駅前のバス案内所。実はホントに偶々なのですが、この旅行へ出る前日にテレビで「路線バス」を使った旅番組が放映されており、さらに奇遇なことに、この高岡から氷見へと向かうバスルートがそこで紹介されていたのです。ひょっとするとそのバスをウマく使えば、一時間半後に高岡を出る列車を先回りして撮影できるかも知れません。期待半分に案内所で尋ねてみると、「次の氷見市民病院行きは、13時10分で4番のりばです」とのこと。13時10分・・・現時刻は13時をちょっと過ぎたところで、なんと次のバスまで10分もないではありませんか!まさにグッドタイミング!(゚∀゚)オオッ! でも、こんなにもタイミングよく来るのだから、きっと運転本数がそこそこはあるバス路線なのだろう・・・と思って、4番のりばの時刻表を見てみると、決してそんな事はなく、なんとこの次のバスは約一時間半後。これはもう奇跡的なタイミングと言っても過言ではないでしょう!オオーw(*゚o゚*)wスゲー!

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時刻通りに入ってきたのは、
伏木経由氷見市民病院行きの加越能バス。
鮮やかな緑一色のノンステップバスでした。
13.4.29 加越能バス 高岡駅前

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高岡から氷見方面に向かって走るバス。
その道中では鉄的にちょっと気になるモノを発見。
伏木を過ぎたあたりで不意に車窓へ飛び込んできたのは・・・
かつて北陸本線で使われていた「食パン電車」こと719 419系!
でも残念ながら、これは保存車などではなく、
この車両や奥に見えるバスが置いてあるここは、
リサイクル工場と銘打った、スクラップ処理場らしい・・・(´・ω・`)

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市街地や工場地帯を抜けたバスはやがて、
富山湾の港湾地区を通り、海岸沿いへ。
鉄道同様、路線バスの車窓でも、
海が見えると気持ちがいいものです(^^)。

高岡駅を出発した氷見行きの路線バスは高岡の市街地を抜けると、かつて越中国の国府が置かれていた伏木の古い町並みを通り、やがて富山湾沿いへと出ます。このバスで私が目指すのは終点の氷見では無く、その少し手前にある景勝地・雨晴(あまはらし)海岸で、その海岸沿いにあるのが目的地となる氷見線の雨晴駅です。高岡からバスに揺られること30分、私は雨晴の駅前で下車。

高岡駅前1310-(加越能バス)-雨晴1339

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バスでやってきた、氷見線の雨晴駅。
ここは雨と晴、両方の気象条件が揃った、
珍駅名のひとつです。
13.4.29 氷見線 雨晴

その雨晴というユーモラスな地名は、源義経が兄の頼朝に追われて京都から奥州へ向かう際、ここを通りかかったときににわか雨にあい、近くの岩陰で晴れるのを待ったことに由来するのだそうで、今ではその雨宿りをしたとされる岩は「義経岩(または雨晴岩)」の名で祀られ、観光スポットのひとつになっています。

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雨晴駅近くにある「義経岩」が祀られた神社。
弁慶が岩を持ち上げ、その陰で雨宿りをしたという
伝説もあるのだそうな。

そんな義経伝説の残る雨晴ですが、もちろん私のお目当ては「義経岩」ではなく、その雨晴海岸沿いにある氷見線の撮影ポイント。でも列車の通過まではまだ時間があるので、まずは線路端ではなく駅の裏手にある砂浜へと降りてみました。実はこの浜辺からは、晴天で空気が澄んでいる好条件に恵まれると、富山湾の海上に立山連峰の山並みが見え、それが雨晴の絶景と言われているのです。しかし・・・

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富山湾越しに立山方向を眺めるも・・・
山は霞んで、う~っすらと見る程度。(´・ω・`)
ちなみに左の島は
雨晴海岸のシンボル的な存在の女岩です。

さすがに前日の東富山で見られたような絶好の条件に連日は恵まれず、富山湾越しに見た立山連峰は霞んでいて、目を凝らさないとほとんど見えません。まあ、前日があまりにも恵まれすぎていて、冬場ではないこの時期は、本来こんなものなのかもしれないけれど・・・。

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上写真をデジタル処理で
二段ほど露出アンダーにしてみると・・・
なんとか海上に立山連峰の姿が浮かび上がってきました。
でもこれじゃあ写真的に暗いよね・・・(^^;)

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いちおう「富山湾越しの立山バック」が撮れるという、
氷見線の撮影地からも撮ってみましたが、
やはり露出アンダーにしないと立山は出ず、
線路や松の木は暗く沈んでしまいます。(‐ω‐;)
13.4.29 氷見線 越中国分-雨晴

このような状況だと、背景の立山連峰を出そうとすると露出アンダーで列車は暗くなってしまい、逆に列車の方を適正露出に合わせると、立山連峰は露出オーバーで白く飛んでしまいます。この場合、列車と山のどちらをメインにするかで露出が決まるワケですが、私の場合はやはり列車を優先させたい。それならば、未練が残るような中途半端な立ち位置ではなく、もう立山バックはスッパリと諦めて、もっと海の面積が多く入るポイントで列車を迎えることとしました。

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穏やかな富山湾の海景色を眺めながら
のんびりと走る、氷見線のキハ40。
13.4.29 氷見線 雨晴-越中国分(後追い)

待つことしばし、海岸をかすめるようにやって来た氷見線の列車は「忍者ハットリくん」がラッピングされたキハ40の二連。これは「ハットリくん」や「ドラえもん」の作者、藤子不二雄先生の出身地が高岡であることにちなんだもので、JRの氷見線や城端線には「ハットリくん」が、万葉線には「ドラえもん」が描かれた列車が、運転されています。残念ながら待っている間に雲がどんどん沸きはじめて、列車通過時には薄日となってしまいましたが、なんとか雨晴の海沿いを走る「ハットリくん列車」という、氷見線らしい一枚を撮ることができました (^^)。ちなみにこの列車は、当初乗ろうかと考えていた高岡発14時15分の列車(539D)で、それを先回りして効率よく撮れたのは、まさに路線バスの存在を教えてくれた「アノ番組」のおかげ。何気なくチャンネルを合わせたテレビ番組だったのに、とても参考になったなぁ・・・(´▽`)。

さて、せっかくここまで来たのならば、もう一本くらい列車と海を絡めて撮影したい・・・と考えていたのですが、沸きはじめた雲はさらに広がり、気がつけば上空はすっかり鉛色になってしまいました。これでは空のみならず、海も青くはなりません。まあ、もともとこの日は曇り予報だったので、ここまでよく持ってくれたと考えるべきか・・・(´・∀・`)。次にここを通過する列車は30分後の上りの高岡行きで、それをここで撮るとなると、私が高岡へ戻るのに乗れる列車は、さらに一時間半後。前日のように日が沈むまで好条件が整っているのならば、一時間でも二時間でも撮影を続けるけれど、曇り空になってしまった以上、もうここで撮影する意欲は沸きません。それに、考えてみたらこの日は朝からサイダー一本しか口にしておらず、オナカも減っちゃったよ・・・(´Q`;)ハラヘタ…。結局、雨晴では一本の下り列車を後追いで撮ったのみで撤収。地鉄編でも書きましたが、私の行き当たりばったりは、効率がいいんだか悪いんだか、よく解りません・・・(^^;)

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雨晴の駅に掲げてあった、観光看板。
空気が澄んだ冬の晴れた日には、
雨晴海岸からこんな絶景が見られるのですね。
できれば、いつかはこんな写真を撮ってみたいものですが、
冬の北陸は晴れの日が少なく、
地元民ではない旅行者がこのようなシーンを拝むのは、
かなり至難の業かな・・・(^^;)

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雨晴の駅で乗車列車を待っていると、
さきほどの「ハットリくん列車」が折り返してきました。
この時点では単なるラッピング列車かと思っていましたが・・・(・・ )ン?
13.4.29 氷見線 雨晴

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そんな「ハットリくん列車」の車窓から、雨晴海岸を臨みます。
浜辺を訪れている観光客からも
このラッピング列車は注目の的のようです(^^)。
13.4.29 氷見線 雨晴-越中国分(車窓から)

雨晴から乗った高岡行きの列車は、先ほどの「ハットリくん列車」。実はこの列車、単なる外装だけのラッピング列車かと思いきや、なんと所々の観光案内を「ハットリくん」の声で流してくれるのです。たとえば雨晴海岸だと、「左前方に海が開けて来たでござる。運が良ければ、海越しの立山連峰が見えるのでござるが、今日はどうでござろう? 左に見える大きな岩は義経岩でござる・・・」ってな具合。「ハットリくん」って「ドラえもん」ほどメジャーなキャラではないだけに、かえってその声には懐かしさを感じてしまいました。でも藤子アニメで私がいちばん好きなのは、やっぱり「パーマン」かな・・・(^^;)。越中国分で富山湾を離れ、往路にバスで通った古い町並みの伏木、万葉線との接続駅である能町、高岡古城公園最寄り駅の越中中川を過ぎると、まもなく終点の高岡です。「短い時間ではござったが、拙者との旅はいかがでござったかな?ではまた・・・でござる。ニンニン」。

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高岡に到着した「ハットリくん列車」。
この「ハットリくん列車」は、とくに固定運用ではなく、
日によって異なるので、乗車できるかどうかは運次第?
13.4.29 北陸本線 高岡

雨晴1508-(氷見538D)-高岡1531

 

続きます・・・。ニンニン(@・д・@)/--=≡(((卍 シュッ!!



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北陸03・・・富山地鉄「アルプスエキスプレス」 撮影記 [鉄道旅行記]

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2013.04.28~30
北陸03
懐かしの「レッドアロー」を撮りに・・・
富山地鉄「アルプスエキスプレス」 撮影記

 

GWの連休を利用してやってきた、北陸鉄道旅。前回からの続きです。
初日は北陸本線の撮影がメイン。午前は市振の俯瞰ポイントから日本海をバックに、そして午後は東富山で立山連峰をバックにして、元・急行形車両の475系や特急「はくたか」「北越」など、晴天に恵まれた空のもとで、思う存分撮影を楽しむことができました。そして二日目の朝は富山で迎えます。


4月29日(月・祝)

昨日はいつも以上にたくさん歩いたし、お酒もけっこう飲みました。これは朝までぐっすりと眠れそう・・・と思いきや、就寝中に突然、激痛が! グワアアァァΣ(゚口゚;#)ァァァアア!! あ、足が・・・つ、攣った・・・ (′Д`i|!)イツツツ...。そう、私を襲ったのはふくらはぎの痙攣、いわゆる「こむら返り」です。それだけ例の立山バックまでの道のりは、ハードだったということかな・・・(単なる運動不足?)。痛みが治まったところで時計を見ると、時刻は午前5時。なんともイヤな目覚め方ですが、皮肉なことに起床時間としてはちょうどいい頃合いで、カーテンの向こうはすでに明るくなっていました。ちょっと早いけれど、出発準備をするか・・・(*´0)ゞoOフアァ…。

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宿泊したホテルの部屋からは、
朝日でシルエットになった立山連峰の稜線がクッキリ。
天気予報では曇りだったけれど、今日も晴れるかな?
ちなみに手前のカーブしている高架線は
建設中の北陸新幹線。

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早朝の富山駅前には、
立山連峰を背にして、路面電車が待機中。
13.4.29 富山地鉄市内線 富山駅前

祝日の早朝で人影まばらなJR富山駅前のロータリーを横切り、私が向かったのは、もうひとつの富山駅。今回、久しぶりに訪れた富山では、この機会にぜひ訪れたいと思っていた鉄道路線がありました。それはここ富山を起点とする地方私鉄、富山地方鉄道。通称・富山地鉄(地鉄)です。

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今日の旅はこの富山地鉄のターミナル、
電鉄富山駅からスタート。
13.4.29 富山地鉄本線 電鉄富山

富山地鉄の鉄道線(市内線を除く)は、富山と宇奈月温泉を結ぶ本線をはじめ、本線の寺田から分岐して立山へ向かう立山線、本線の稲荷町から南富山を経由して立山線の岩峅寺までの間を結ぶ、不二越線・上滝線の四路線からなり、全線が直流電化の単線。地域に密着した地元民の足としてだけでなく、その行き先を見ても解るように宇奈月や立山へ観光路線としての一面も持ち、かつてはJR北陸本線から直通の急行や特急なども運転されていて、前回に紹介した元・急行形の475系も急行「立山」として乗り入れていました。しかし現在ではJRからの直通運転は廃止され、線内は自社の車両が走るに留まっています。それでも、地鉄を走る車両はバラエティに富んでいて楽しく、いまだ訪れるファンの数も多い。最近では、ソネブロ仲間のあるまーきさんや、yasさんも、それぞれにお目当ての列車を求めて地鉄を訪れています。もちろん今回の私にもお目当ての車両があり、さっそくですが、まずはそれを撮りに沿線の撮影地へと向かいたいと思います。

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自社発注のオリジナル車や大手私鉄からの譲渡車など、
バラエティに富んでいる、現在の富山地鉄。
左は地鉄オリジナルの14760形で、
右は元・京阪3000系の現・10030形。
私は右の「京阪さん(おけいはん?)」に乗り込みます。
13.4.29 富山地鉄本線 電鉄富山

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元は京阪の特急車だった10030形の室内には、
転換クロスシートが並びます。
もちろん、乗り心地は上々(^^)。

私が富山地鉄の鉄道線に乗るのは、これが四度目。最初は小学生の頃で、父親に連れられて富山から乗車。どこか小さな駅で降りた覚えがあるのですが、どの駅かは記憶が定かではありません。ただハッキリと覚えているのは、当時乗った電車が上写真のような鮮やかな色ではなく、地味な紺色の電車だったということ。二度目は今から14年ほど前の99年で、地鉄の全線完乗が目的。もうその頃には地鉄オリジナル車に混じって京阪からの譲渡車も走っており、車両的には現在とさほど変わらないハズ。そして三度目はそれからわずか二年後の01年で、今度は黒部峡谷鉄道とアルペンルートにあるトロリーバス(立山黒部貫光と関西電力の二路線、トロリーバスも法令上は無軌条電車という鉄道扱いなので、鉄道全線乗車の対象としていました)の完乗ついでに、そのアクセスとなる地鉄へと乗っています。なので、今回の訪問は12年ぶり。でも今までは乗車ばかりだったので、本格的に沿線で撮影するのは今回が初めてです。

1007.jpg

富山から本線の普通列車に乗って10分ちょっと。
味のある駅舎が印象的な、越中三郷で下車。
13.4.29 富山地鉄本線 越中三郷

電鉄富山0612-(地鉄本線107)-越中三郷0624

そんな富山地鉄の電車を撮るべく、私がやってきたのは越中三郷(さんごう)。バラエティに富んでいる地鉄の車両のなかでも、「地鉄マイスター」のあるまーきさんは、地鉄オリジナルの旧型車両(100020形・14720形)を主に追っておられるご様子で、大阪にお住まいのyasさんが胸を熱くさせるのは、今まさに私が乗ってきた元・京阪特急車の10030形。では私のお目当てはというと・・・地鉄オリジナルでも、元・京阪車でもなく、関東人にはちょっと懐かしい、この車両。

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薄日を浴びて、緑色のガーダー橋を疾走するのは、
元・西武の特急「レッドアロー」! オオ! (゚∀゚)カコイイ!!
13.4.29 富山地鉄本線 越中荏原-越中三郷

撮影地の常願寺川に架かる鉄橋を颯爽と走り抜けて行ったのは、かつて西武の特急「ちちぶ」や「むさし」に使われた元・5000系「レッドアロー」で、現・16010形の「アルプスエキスプレス」。今回、私が地鉄を訪れたいちばんの目的は、この列車を撮ることでした。それにしてもなぜ、今さら「レッドアロー」なのか・・・。

何を隠そう、私はこの16010形が西武の特急として活躍していた時代を知る世代。しかし当時の私は国鉄やJRばかりに興味の対象が集中していて、私鉄特急にはほとんどカメラを向けることがありませんでした。過去の撮影記録を見返せば、かろうじて小田急ロマンスカーのSSEやNSEを撮っている程度で、西武5000系「レッドアロー」も、東武1720系「DRC」も、京成AE形(初代)「スカイライナー」も、現役時代を見ておきながら、み~んな撮らずじまい。私鉄特急の個性的な魅力に気づいたのは、すでに引退したずっとあとのことで、まさに時すでに遅し。しかしそのなかでかろうじて生き残ったのが、この富山地鉄に譲渡された西武「レッドアロー」でした。いつか撮りにいきたい・・・そう思うも、ついつい先延ばしになり、気がつけば西武から地鉄へ譲渡されて、18年もの歳月が流れてしまいました。そんな感じで、もう「レッドアロー」の存在など忘れかけていたとき、前述したあるまーきさんやyasさんの地鉄撮影記に「脇役」としてちょろっと出演していたのが、この「レッドアロー」こと地鉄16010形の姿。今の鉄道車両にはまず見られないような角張ったデザインは、まさに「昭和の私鉄特急」というにふさわしい面持ちで、今となってはそれが無性にカッコよく見えます。やはりこの名車を一度は撮っておきたい。撮影意欲が沸々と再燃し、今回ようやく重い腰が上がりました。ちなみにこの16010形、古い車両ではありますが今のところ引退予定はなく、今回は私お得意の(?)おくり鉄(葬式鉄)ではありません(笑)。

2009.jpg

そのままの流れで、去り行く後ろ姿も見送ります。
画面が傾いているのは河原の石に足を取られたからで、
けっして「狙い」ではありません(^^;)
13.4.29 富山地鉄本線 越中三郷-越中荏原

そんな「レッドアロー」こと、16010形「アルプスエキスプレス」を撮るならば、特徴的な前面スタイルがよく解るように、右斜め45度の「釜本コース(古っ・・・´Д`; )」から流そうとあらかじめ考えており、そこで選んだのが富山地鉄の定番撮影地でスッキリと撮れる、ガーダー鉄橋の常願寺川橋梁でした。背景が青空ではなく曇っちゃったのは残念だけれど、やはりこの角度から見た並列ライトのお顔はシブいなぁ・・・(´▽`*)。ところが、地鉄ビギナーの私にとって予想外だったのは・・・あれ?「アルプスエキスプレス」って、富山駅の壁に掲げてあったような(タイトル写真)「うなづき」とか、「アルプス」といった、ヘッドマークが付くものなんじゃないの??σ(゜・゜*)ハテ?  せっかくのハンサムなお顔もマークが空白では、なんとも間が抜けています・・・(´~`;)ウーン…。あとから調べたところによると、この「アルプスエキスプレス」は車両愛称であって種別ではなく、普通列車から特急列車まで幅広く使用されるらしい。そしてヘッドマークが掲出されるのは、特急運用のみだとのこと。たしかにこの撮影した列車は特急ではなく、急行の宇奈月温泉行き。なるほど、そう言うことだったのか・・・(´・ω・`)。

さて、今回は初めにメインとなる「アルプスエキスプレス」のカットからご紹介しましたが、ここで少しだけ時間をさかのぼることにしましょう。私が撮影地の最寄りとなる越中三郷の駅に着いたのは、「アルプスエキスプレス」が通過する約一時間前。駅から鉄橋を目指して線路沿いに歩みを進めていると、やがて広い田園地帯へと出ました。風もなく穏やかな朝、一面に水を張った田んぼは、まさに鏡状態です。

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水面に姿を映して走るのは、朝日を浴びた14760形。
13.4.29 富山地鉄本線 越中荏原-越中三郷

地方私鉄とはいえ、このあたりの富山地鉄は宇奈月方面への本線と立山方面への立山線が乗り入れているために運転本数が多く、とくに朝方は上下合わせると10分間隔くらいで次々に列車がやってきます。目指す鉄橋のポイントまでは歩いて15分ほどなのですが、踏切が鳴るたびに歩みを止めて撮影。そのうちの上り列車一本が、嬉しいことにこの電車でした。

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曇り空ながら、立山連峰を背にやって来たのは、
京阪特急色のリバイバルカラーを纏った10030形。
13.4.29 富山地鉄本線 越中三郷-越中荏原

京阪3000系のリバイバルカラー、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 一本しかない京阪復刻色編成、できればこれも撮りたい車両のひとつでした。

またちょっと、ハナシが脱線しますが・・・私には「メグミチャン」という、大阪出身で鉄子さんのお友達がいます。3月にそのメグミチャンと飲んだ際の会話で、「あおたけさんは、”そーしきてつ” なのに、京阪のテレビカーは撮らなかったの?(・ω・`) 」と、イタイところを突かれてしまいました。京阪のテレビカーとは、客室内にテレビを積んでいることで知られる京阪電車の特急形車両3000系(改番後は8030系)のことで、まさにこの富山地鉄を走る10030形の前身。最後まで本家の京阪に残っていた3000系最後の一本は、今年の3月に定期運用を終え、4月の臨時列車で引退となってしまいました。名車と謳われた京阪3000系、できれば私も引退発表後に一度くらいは撮影したかったところ。しかし、昨年の広島遠征帰りや、日帰りの大阪出張の際に撮影計画を企てるも、ことごとく公表されていた運転日とは重ならず、さらに今年の前半はメガネビンボーにより大阪へ遠征する経済的な余裕がなく、結局、京阪3000系は撮影できずに引退してしまいました。

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私が撮った京阪3000系(8030系)は、
中之島線開業時の乗り潰しついでに野江で撮った、
この一枚が最後になってしまいました・・・。
08.11.5 京阪本線 野江

しかし京阪からは姿を消した3000系ですが、その一部は地方私鉄である、この富山地鉄と静岡の大井川鐵道へ譲渡され、編成こそ短いものの今でも元気な姿を見ることができます。地鉄に所属する元・3000系の現・10030形は基本的に、朝に乗ってきた「かぼちゃ色」と呼ばれる緑と黄色のツートンカラー塗り替えられているのですが、一編成だけ京阪時代のカラーが復刻されており、それが今撮った10033Fです。いや~、ここで出会えるとはホントにラッキーでした (メグミチャン、これで許してね  ^^;)。

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手前まで引き付けて、もう一カット。
伝統の京阪特急色が、クッキリと水鏡に映し出されました。
13.4.29 富山地鉄本線 越中三郷-越中荏原

ところが撮影ポイントを厳選したわけでなく、歩きながら片手間に撮っていたので、せっかく「立山バックの水鏡で京阪色」という願ってもない好条件にも関わらず、肝心の剣岳の真下に直立する「山◯ニット」さんの看板が入ってしまいました。それでも、もうこのアングルしか無いのならば諦めもつくのですが、京阪色通過後にほんの10歩ほど右へずれると・・・なんときれいに看板がかわせるではありませんか!Σ(゚〇゚;)ヌハッ! ああ、もう少しちゃんと見定めて、コッチで撮ればよかったよ・・・orz。そこで、いったん本命の「アルプスエキスプレス」を常願寺川橋梁で撮ったあと、再びその「10歩ずれた」水鏡ポイントへと戻ってきました(ちなみに「アルプスエキスプレス」をこの水鏡で撮らなかったのは、もうずっと顔アップの流し撮りと言うイメージが出来上がっていたので、初志を貫きました)。ここで狙うのはもちろん、そろそろ時間的に富山から折り返してくると思われる、先ほどの京阪色。富山到着後に車庫へ回送されちゃうって恐れもあるけれど、まあ、ためしに二~三本ほど待ってみる心づもりでいると、「アルプスエキスプレス」の三本後に富山方から現れたのは、期待通りの京阪色 (゚∀゚)! でも・・・

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再び現れてくれた、京阪特急色の10033F。
この角度だと、シンボルの鳩マークがよくわかります。
13.4.29 富山地鉄本線 越中三郷-越中荏原(後追い)

残念ながら、剣岳をはじめとした立山連峰の山頂付近には低く雲が立ちこめ、さらに微風が吹いて水鏡も滲んでしまいました(´・ω・`)ショボーン。やはり好条件に恵まれるのは、ほんのワンチャンスであることが多く、いかにそれを落ち着いてモノにできるかが、勝負の分かれ目となるのですね ε=(‐ω‐;)ハァ…。それでも、撮れたらいいな程度に思っていた京阪色が、思いがけず立山バックの水鏡で撮れたのだから、まあヨシとしますか。

途中から京阪色の方へ話題が集中してしまいましたが、あくまでも私の狙いは元・「レッドアロー」の16010形。それを追って、次の撮影地へと移動することにします。

1013.jpg

越中三郷で列車待ちの際に撮れた、何気ない日常のカット。
構内踏切のある駅は、フォトジェニックでいいですね(^^)。
13.4.29 富山地鉄本線 越中三郷

1014.jpg

私が乗る下りの立山行きは、地鉄オリジナルの14760形。
ちなみに細かく数字が並ぶ地鉄の形式ですが、
その定義は私にはよく解りません・・・ヾ(゚д゚ )スマヌ。
13.4.29 富山地鉄本線 越中三郷

1015.jpg

本線と立山線が分岐する寺田。
その分岐点にあるホームは三角形に近い形をしている、
ちょっとした「おもしろ駅」。
13.4.29 富山地鉄本線 寺田

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単線の地鉄、主要駅で交換待ちをする際の停車時間は
ちょっと長めにとってあるらしく、先ほどの寺田で4分、
立山線と上滝線が接続する、ここ岩峅寺では6分待ち。
その間に、ちょっと駅なか散策を(^^)。
は立山線ホームで、見えているのは私が乗っている列車。
13.4.29 富山地鉄立山線 岩峅寺

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んで、木造屋根のついた通路を挟んであるのが、上滝線ホーム。
ちょうど到着したのは当駅止まりの上滝線列車で、
新塗装のかぼちゃ色に塗られた14760形です。
13.4.29 富山地鉄立山線 岩峅寺

1019.jpg

本来、普通乗車券では途中下車できないのですが、
駅舎の外観が撮りたいと駅員さんにお願いして、
特別に外へ出ることを許可していただきました。
立派な構えの岩峅寺駅舎ですが・・・
どことなく、銭湯っぽく見えませんか? (^^;)ゞ
13.4.29 富山地鉄立山線 岩峅寺

1020.jpg

本線との分岐後もしばらくは
平坦な富山平野を走っていた立山線ですが、
岩峅寺の次駅、横江を出たあたりから徐々に勾配を上げ、
車窓は山深い景色へと変化します。
13.4.29 富山地鉄立山線 横江-千垣(車窓から)

1021.jpg

やがて列車は、立山線のハイライトともいえる、
常願寺川の渓流を跨ぐ千垣橋梁を渡ります。
川の向こうに立山連峰が望めるこの鉄橋上では、
観光サービスのために列車は速度を落として通過します
(鉄橋の老朽化で、速度が出せないとの理由も・・・^^;)。
13.4.29 富山地鉄立山線 千垣-有峰口(車窓から)

越中三郷で立山線へ直通する電車へ乗り、しばらく車窓風景を楽しみながら進んできましたが、その車窓に映った常願寺川を跨ぐ千垣鉄橋に並行する道路橋が次に目指す撮影地で、私は鉄橋を渡り切った立山側に位置する駅、有峰口で下車。

1022.jpg

私の乗った列車が有峰口へ到着すると、
交換待ちしていたのは・・・京阪色!Σ(`0´;)ヌォッ!
ああ、できればこれを撮影地で撮りたかったなぁ・・・(´・∀・`)。
13.4.29 富山地鉄立山線 有峰口(車窓から)

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この有峰口の駅舎も、とてもいい雰囲気。
地鉄沿線の駅舎は開業当時からの歴史を感じさせるものが多く、
訪駅するのが一つの楽しみになります(^^)。
ところでこの有峰口駅舎、
よく見ると軒下には「驛〇小」の文字(右から読み)が見えます。
不思議に思って、近くで掃除していた御老公に尋ねてみると、
数年前までは有峰口ではなく「小見」という駅名だったのだそうな。
(帰ってから調べてみたら、改名されたのは「数年前」ではなく、
もう40年以上も前(1971年)のことでした・・・^^;)。
13.4.29 富山地鉄立山線 有峰口

越中三郷0811-(立山線311)-有峰口0855

千垣鉄橋を撮影できる道路橋(芳見橋)は、駅から歩いて数分程度のところにあり、徒歩鉄には助かる「お手軽撮影地」。しかし、そこからの眺めはとてもお手軽とは思えない情景が広がります。ここで狙うのはもちろん元・「レッドアロー」の16010形。先ほどは西武時代の特急をイメージして、スピード感を強調した撮り方を選択しましたが、今度は富山地鉄を走る今現在の姿が撮影のコンセプトです。そういう意味では、緑豊かな自然に囲まれたなかにある高い千垣鉄橋はいかにも地鉄らしくて、うってつけのポイントと言えるでしょう。朝に越中三郷で撮った「アルプスエキスプレス」は、宇奈月温泉到着後に折り返し立山行きとなり、あと一時間くらいでここにやってくるハズ。とりあえず、その前に通過する普通列車などで試し撮りを・・・と思いきや、すぐに現れたのは「レッドアロー」!∑(゚∇゚;)ナニッ!?

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アーチが美しい千垣鉄橋を渡るのは、二両編成の16010形。
まずはタテ位置で一枚。
13.4.29 富山地鉄立山線 千垣-有峰口

1025.jpg

前述したように、この鉄橋上で列車は速度を落とすため、
何回かのシャッターチャンスがあります。
今度はヨコ位置にしてもう一枚。
新緑の谷に白+赤のツートンカラーがよく映えます(^^)。

実は16010形は二編成あり、そのうちの一本は先ほど撮った観光車両「アルプスエキスプレス」こと、第2編成の16013F。そしてもう一本は観光車両化改造が行われておらず汎用性の高い第1編成の16011Fで、今通ったのは後者の方。観光列車の「アルプスエキスプレス」は、事前に富山地鉄のHP運用が公開されていて、私はそれを参考に撮影へ訪れたのですが、もう一本の第1編成の方は、まったくのノーマーク。モロに地鉄ビギナーの浅はかさが出てしまいました。でも、考えようによっては予定より早く、「千垣鉄橋上のレッドアロー」という狙いの絵が撮れたわけで、さらにこの後で通過する「アルプスエキスプレス」を同じ場所で撮る必要はありません。ならば撮影地を変えるか・・・。

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上写真の16010形と有峰口で交換して、すぐにやってきたのは、
越中三郷から私が乗ってきた列車の折り返し。
やはりここで撮るならば「レッドアロー」よりも、
地鉄オリジナルで「雷鳥色」と呼ばれるこの電車の方が
富山地鉄らしい絵になりますね(^^)。
13.4.29 富山地鉄立山線 千垣-有峰口(後追い)

滞在わずか一時間弱。上下一本ずつですが、ウマい具合に「レッドアロー」と旧塗装の「雷鳥色」が撮れたところで、千垣鉄橋のポイントからは撤収します。だんだん行き当たりばったりになってきた富山地鉄撮影、はたして効率がいいんだか悪いんだか、よく解りません(^^;)。

1027.jpg

有峰口からは再び下り列車へ乗車。
ここでホームに入ってきたのは、
あるまーきさんの好きな「二枚窓」の14720形。
13.4.29 富山地鉄立山線 有峰口

1029.jpg

有峰口から下り方向へ二駅進むと、終点の立山。
構内では先ほどの16010形第1編成と14720形が並びました。
当駅からは立山ケーブルカーが接続しており、
立山黒部アルペンルートの拠点駅となっています。
13.4.29 富山地鉄立山線 立山

有峰口0946-(315)-立山0959

次に私が降り立ったのは、立山線の終点である立山。この駅の上り方(・・・といっても、終点なので下り方はないけれど)には歩いてすぐのところに、やはり千垣鉄橋同様、常願寺川に架かるガーダー橋(真川橋梁)があり、ここも駅から徒歩数分程度のお手軽撮影地。同じような鉄橋ポイントならば、移動する必要はなかったようにも思われますが、できれば少しでも絵に変化をつけたかったのです。

1030.jpg

まずは乗ってきた14720形の折り返し。
考えてみたらこの日は、かぼちゃ色の新塗装より、
雷鳥色の旧塗装に恵まれている気がします。
13.4.29 富山地鉄立山線 本宮-立山(後追い)

1031.jpg

続いて上り方向からやってきたのは、
16010形第2編成こと、本命の「アルプスエキスプレス」。
今度は特急「アルペン号」としての仕業なので、
しっかりとヘッドマークが掲げられていました
(遠景で見にくいけれど・・・^^;)。
13.4.29 富山地鉄立山線 本宮-立山

1032.jpg

手前まで引きつけてもう一枚。
第2編成が観光列車の「アルプスエキスプレス」として運転される際には、
座席指定の中間車が組み込まれて三両編成となります
(平日は第1編成同様の二連)。

乗ってきた14720形の折り返し普通列車を見送ってから、待つことしばし。今度は予定通りに「アルプスエキスプレス」が川下の方からゆっくりと姿を見せました。近場で見ると、観光列車化改造されていない第編成の方が「レッドアロー」のオリジナルに近くて好ましいのですが、遠景で撮る場合には、やはり三連の「アルプスエキスプレス」の方が絵になります。ここは千垣鉄橋に比べると、ちょっと背景がごちゃっとしているのが難点ですが、通過直前には雲の隙間から日も当たり、まずまずの結果を得ることができました(^^)。これで元・西武「レッドアロー」こと、16010形の撮影は終了です。すぐに立山駅へ戻って、乗るのはもちろんこの列車。

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立山駅では16010形同士の並びが見られました。
ここは・・・西武秩父か!?Σ(・ω・ノ)ノ ヌヲッ!
奥の第1編成は宇奈月温泉行きの特急「アルペン号」で、
手前は富山行き普通列車の第2編成。
私が乗るのは富山行きです。
13.4.29 富山地鉄立山線 立山

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観光列車「アルプスエキスプレス」の車内。
2号車は木材をふんだんに使用し、
簡易コンパートメントシートやシートを外向きに設置するなど、
いたるところに工夫が施されています。
もちろんこの車両のデザイナーは、JR九州で有名なあの方。
この2号車のみ座席指定券210円がかかります。

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でも私が乗るのは、1号車の普通座席。
やはりこの方が落ち着きます(^^;)。
それでも、リクライニングシート装備とは、
なんとも豪華な「普通列車」です。

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「アルプスエキスプレス」には専属のアテンダントさんが乗務。
2号車備え付けのカウンターでは座席指定券のほか、
軽食や飲み物、オリジナルグッズの販売などが行われています。

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そんなアテンダントさんから購入したのは、
ご当地サイダー「黒部の泡水」。
北アルプスの雪解け水が蓄積された黒部川扇状地に湧き出る
天然伏流水で仕上げた、風味豊かなサイダー・・・だそうです。
たまには私だってアルコール以外のものを飲みます(^^;)。

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「アルプスエキスプレス」の車窓に映るのは、
いつの間にか晴れて雲がスッキリと抜けた、立山連峰の山並み。
前日に続いてこの日も雄大な山容を拝むことができました。
13.4.29 富山地鉄立山線 稚子塚-寺田(車窓から)

朝の越中三郷から始まり、何カ所か巡ってみた富山地鉄撮影。本命の16010形のほか、京阪色の10030形や、地鉄オリジナルの14720形・14760形など、まさにバラエティに富んだ地鉄の車両たちをいろいろと撮ることができて、存分に楽しむことができました。また訪れる機会があれば、今度は宇奈月方面の本線でも撮影をしてみたいものです(^^)。

本当は上写真を見てもわかるように、昼近くになって立山連峰がクッキリと見え始めたことから、再び越中三郷あたりで下車して立山バックへでも行こうかと考えたのですが・・・実は、前回の撮影記で綴った「メモリーカード(コンパクトフラッシュ)問題」が、まだ解決していません。結局、前夜には富山駅周辺で開いているカメラ屋や家電量販店は見当たらず、そして今朝は6時に富山を出てきてしまいました。今回の地鉄撮影も枚数を抑えながら、撮っては消しての繰り返しで、だましだまし乗り切ってきたのです。いくら好条件が広がっていても記録メディアが無ければ撮ることはできず、車窓から見える立山連峰を恨めしく眺めながら、途中下車することなく私は富山へと戻るのでした。

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富山へ到着した「アルプスエキスプレス」。
折り返しは特急の「アルプス号」となるため、
ヘッドマークが装着されていました。
13.4.29 富山地鉄本線 電鉄富山

立山1037-(320)-電鉄富山1145

 

・・・続きます。 メモリー…(´Д`;≡;´Д`) カード…

 



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ONE-shot 119 ぐりん ぐり~ん♪ [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 119 ぐりん ぐり~ん♪

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初夏をイメージして狙ってみたグリーン同士のコラボカット、
新緑のなかを行く「みどりの山手線」。

ホントは木々の緑が車体色と同じくらいの淡い時期に撮りたくて
4月中旬から下旬のちょうどいい頃合いの日に何度か訪れるも、
一度目は肝心の「みどりの山手線」が運転されておらず・・・。
二度目は直前に沸いた雲に遮られ、緑の発色が悪くなり・・・。
そして三度目は「みどり」の運転日+快晴にもかかわらず、
こともあろうか東武「スペーシア」の回送にカブられて、
先頭車が撮れず・・・と、撃沈を繰り返す日々。
あらためて、一本しか無い特定編成を狙う難しさを
痛感させられました。

その後、晴天の休日に私は北陸へと遠征へに出てしまい、
結局、四度目の正直(?)で、やっとこれが撮れたのは
5月に入ってからのこと。
もうだいぶ緑は濃くなってしまったけれど、
とりあえずは、思い描いていたのに近い絵は残せたかな?

都心にも、けっこう緑はあるものです (^^)。

13.5.3 山手線 原宿-代々木


ところで、タイトルの元になった、
グリーングリーン Green, Green)って歌。
よく聞くと、ちょっと切なさを感じるような歌詞なのですが、
どうも私は、Jリーグ・柏レイソルの
チャント(応援歌)を思い浮かべてしまいます・・・(^^;)


共通テーマ:趣味・カルチャー

北陸02・・・北陸本線 立山バック撮影記 [鉄道旅行記]

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2013.04.28~30
北陸02
真っ白な山を背景に・・・
北陸本線 特急「北越」 撮影記

 

GWの連休を利用してやってきた、北陸鉄道旅。前回からの続きです。
初日(4/28)となるこの日は、東京から上越新幹線、ほくほく線経由で北陸本線へ入り、まずは市振の俯瞰撮影ポイントから日本海をバックに特急「はくたか」や「北越」などの各列車を撮影。本命と位置付けていた元・急行形の475系はわずか一本しか撮ることができなかったものの、快晴という絶好のコンディションに恵まれて、気持ちの良い撮影ができました。まずは上々の出だしといっていいでしょう。午後になって光線状態が悪くなってきたところで、市振の俯瞰には見切りをつけて、次の目的地へと向かいます。

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市振で次に乗る上り(富山方面)の普通列車を待っていると、
現れたのは、先ほど(前回)最初に撮った青一色の413系。
 ゲッΣ( ̄□ ̄;)ウミボーズ…
やはり近くで見ると、「海坊主」はインパクトがあります(^^;)。
13.4.28 北陸本線 市振

市振から乗った金沢行きの普通列車は、すぐに県境を超えて新潟から富山へ。厳密にいえばここからが北陸地方になるのですが、鉄的には直江津から北陸本線へ乗った時点で、もう北陸へ入ったような錯覚に陥ります。ここであらためて、名実ともに北陸入りした北陸線の列車は、泊、入膳といった日本海に面した町や、立山・黒部アルペンルートの玄関口である黒部を通り、やがて富山平野へと差し掛かりました。しばらくはボーっと車窓を眺めていた私、しかしここからの風景には少しだけ注意深くなります。実は私が次の目的にと考えていたのは、富山平野で晩春に彩を見せる、富山名物のチューリップ。できればそれをどこかで北陸線の列車と絡めて撮りたいところ。この時期、同じ県内のチューリップ公園(砺波市)では、GW中にチューリップ祭りなるものが開催され、毎年観光客で大盛況になるそうです。ならば時期的に北陸線沿いにあるチューリップ畑も今が見ごろになるハズ・・・。しかし、その公園にあるチューリップはあくまでも観光客向けの観賞用で、連休中は無理にでも花を咲かし続けてくれます。ところが、私が求めている線路沿いのチューリップ畑は、観賞用ではなく球根栽培用。花が咲いて色が確認できると、すぐに花は刈り取られてしまい(球根の栄養が花に取られないための処置)、その刈り取り時期は例年だと4月20日前後。だいたいはGWだともう遅いものなのですが、刈り取りはチューリップの成長によって多少のバラつきがあり、あわよくば・・・との気持ちで私は車窓を眺め続けます。でもその淡い期待はもろくも砕かれ、列車は魚津や滑川などチューリップで有名な撮影地を通過するものの、すでにすべてが刈り取られた後らしく、その痕跡すらまったくわからない状態でした。やっぱ、ムリだったか・・・(´・ω・`) ショボーン。しかし、その代わりといっては何ですが、車窓には先ほどからずっと、立山連峰の見事な山並みが映し出されています。

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残念ながらチューリップはありませんでしたが、
車窓には美しい立山連峰が広がっています。
13.4.28 北陸本線 魚津-滑川(車窓から)

過去に何度も北陸線の車窓から立山連峰を眺めているけれど、気温が上がって空気が霞みやすいこの時期の午後に、ここまでハッキリ、クッキリと見えているのは珍しい。ひょっとすると、これは千載一遇のチャンスかもしれません。そこで急遽、チューリップ畑から立山連峰へと狙いを変更 (ホントはチューリップ、立山、列車の三点が絡められればベストだったんだけどね ^^;)。立山を背景に北陸線の列車を撮ることができる撮影地へ向かうべく、私が列車を降りたのは東富山。

市振1417-(北陸552M)-東富山1505

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その名の通り、富山の隣に位置する東富山ですが、
どことなく、のどかな雰囲気が漂います。
13.4.28 北陸本線 東富山

この東富山と、一つ手前(直江津寄り)の水橋の間にある、通称・立山バックと呼ばれる有名撮影地は、私もかねてから一度は行ってみたいと思っていた場所のひとつでした。しかしその思いを阻んでいたのは、徒歩鉄にはちょっと辛い、駅から撮影地までの遠い距離。ここは県境の山奥などではなく、富山の市街地に程近いような場所にもかかわらず、その駅間はとても広く、さらにアクセスとなるようなバス路線も見当たりません。参考までに雑誌やネット上の撮影地ガイドなどによると、アクセスは東富山から徒歩50~60分もかかり、中には「機材を担いで徒歩で行くのは、非現実的」とも記されています。実は撮影地までの直線距離では、東富山よりも水橋の方がだいぶ近いはずなのですが、途中で超えなくてはならない常願寺川には適度な位置に橋が架かっておらず、倍近くの距離を迂回して橋を渡ると、結果的に東富山よりも遠くなってしまうという。そんな何とも不便な撮影地なのです。

しかし、この日のような立山連峰がきれいに見えているベストコンディションを、撮影地が遠いからと言ってみすみす逃してしまうのはもったいない。「徒歩鉄」を自負している私、ここはなんとしても撮影地まで歩いてやろうじゃないか!(`・ω・´) -3フンス!  駅からの距離はあるものの、幸いにして目的地までの道は単純そう。15時05分の列車で東富山に着いた私、できれば15時50分過ぎに通過する特急「北越6号」を撮影地で迎えたく、目標のラップタイムは45分です。ガイドに書かれていた所要時間よりは若干短いけれど、まあ、なんとかなるっしょ。 と、歩き始めたものの・・・C= C= C=┌( ・_・)┘テクテク。

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遠くに立山を臨み、どこまでもまっすぐ続く道・・・。

たしかに道は単純・・・いや、単純すぎる。東富山駅周辺の住宅街を抜けると、あとはひたすらに広大な田園地帯の農道を行くだけなのですが、これがかえって距離感を鈍らせます。歩けども~、歩けども~、まさに同じ景色ばかりε-(-ω-`)フゥ…。当然ながら遠くに見える立山連峰も一向に近づいてきません。こういう場合、遠くに見えるものを目標に歩いてはいけないのかもしれませんね。距離感に変化が無い分、疲れが増すように思います。しかもこういうときに限ってスマホの地図機能のGPSは、現在地をまったく明後日の方向に示していて役に立たないし・・・ ( - _ - メ ;)チッ 。撮影地に近づいているのか、それともまだ相当に距離があるのか・・・よく解らないまま、刻々と時間だけが過ぎてゆき、目標とする「北越6号」はそろそろ魚津を出るころ。焦りが出て、次第に歩みも早くなります。体が熱い、荷物が重い、足がイタイ・・・(´;ω;` )ツライヨォ。 もう「北越」は諦めようかと思いかけたその時、ようやく陽炎の向こうに撮影地の目印となる神社の鳥居が・・・!コレ、富山だけに、蜃気楼ってことはないよね・・・!?最後の力を振り絞り、やっとたどり着くことができました~ゴ━━━\(T▽T)/━━━ル!!。 よくみると神社の裏手には、すでに何人かの同業者が三脚にカメラを据えて待機しています。どうやらそこが定番ポイントらしい。私も挨拶してその中に加わると、程なくして傍らの踏切が鳴り出しました。

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雄大な立山連峰を背に、北陸線を走り抜ける
485系T編成の特急「北越」。
13.4.28 北陸本線 水橋-東富山

なんとか間に合って、「北越6号」を撮ることができました~\(≧▽≦)/ワーイ♪。しかもこの「6号」には、リニューアル車の「R編成」(3000番台)ではない、原型北越色の「T編成」が充当されており、前回の私が勝手に決めた「北越運」に当てはめると、これは「当たり」(笑)。頑張って歩いてきた自分へ最高のご褒美となりました。ああ、途中で間に合わないと思って心が折れかけたけれど、立ち止まらずに歩き続けて本当に良かった ・゚・(。ノ∀`)・゚・ 。ちなみにこの撮影地への到達は自分の徒歩鉄史上でも、間違いなく五本の指に入るほどの辛さでした。もしここへ行こうと思われている徒歩鉄派の方がいらっしゃるとしたら、足に結構な自信があるか、もしくは相当の覚悟が必要です(^^;)。

さて、苦労してここまで来たからには、もちろん「北越」だけ撮って帰るというわけにはいきません。次はもう一つのお目当て・・・というか、もともとこの日いちばんのお目当てである、475系を待つことにします。富山近郊のここは先ほどの市振よりも普通列車の本数は多く、475系を捕まえられる確率もグッと上がるはず。そんな期待込めて待っていると、さっそく「北越」の通過後に逆方向からやってきた下りの普通列車は・・・475系!

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念願の475系を後追いながら、
立山バックで撮ることができました!
13.4.28 北陸本線 水橋-東富山(後追い)

しかも原型ライトを保持する、いわゆる「デカ目」の編成でした。実は現存する475系は圧倒的にデカ目の方が多く、富山などでは決して珍しい存在ではないのですが、関東や東日本でデカ目はもうずいぶん前に絶滅してしまっただけに(デカ目としては微妙な扱いの、115系「訓練車」は残っているけれど・・・)、思わず懐かしさがこみ上げてきます。やはり急行形のこの顔にはデカ目がしっくりくるよなぁ・・・(´∇`*) 。できれば後追いではなく正面から撮りたいけれど、すぐに折り返して戻ってきてくれるかな?

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続いて20分後に来た下り普通列車も、デカ目の475系。
富山近郊を中心に走る、黒部行きや泊行きがある分、
ここは市振よりも効率よく撮影ができます。
今度は少し引き気味のアングルにしてみました。
山脈は広く入るけれど、ちょっと迫力が減ったかな?

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ならば今度は逆に、1.4Xのテレコンを噛まして圧縮し、
681系の「はくたか」を画面いっぱいに撮ってみました。
山や列車の迫力は増すけれど・・・画質わるっ (>_<;;) 。
やっぱし、ズームレンズにテレコンなど付けるべきではありませんね。
13.4.28 北陸本線 水橋-東富山

0039.jpg

レンズを変えながら試行錯誤していたところへ現れたのは、
寝台特急の「トワイライトエクスプレス」。
ホントはこの列車をチューリップ畑で狙いたかったのですが、
立山バックで後追いを撮ることになっちゃいました。
ちなみにこの撮影地は神社の裏手に位置するので、
振り返っても上り方を撮ることはできません。
13.4.28 北陸本線 水橋-東富山(後追い)

山脈を広めに入れたり、テレコンを噛まして圧縮してみたりと、ズームレンズでいろいろ試してみるも、やはり最初に「北越」を撮ったくらいの画角が自分的には好みで、結局はそこに落ち着きます。アングルを安定させたのち、しばらくして下り方からやってきたのは、お目当てのデカ目475系!オッ(゚∀゚)キタッ!! どうやら先ほどの編成が帰ってきてくれたようです(実は二本目に撮った方)。

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立山の麓をゆく、北陸色の475系。
今は日常的に見られるこの光景も、
近い将来は大きく変化することになりそうです。
はたして北陸新幹線延伸後のこの路線には、
どんな車両が走ることになるのでしょうか?
13.4.28 北陸本線 水橋-東富山

市振俯瞰の海バックに続き、雪山が連なる立山連峰バックでも、快晴の空のもとでお目当ての475系を撮ることができて大満足!ホント、言うことなしです ヨカッタ(〃^▽^〃)ヨカッタ 。485系「北越」や475系など、ここで撮りたいものはもうだいぶ撮れたけれど、せっかく恵まれたこの好天。日が傾くにつれて徐々に赤みを増してきた立山を、もう少し撮影し続けたいと思います。おっと、その前に・・・市振と東富山でいろいろと撮りまくり、気が付けばメモリーカードの撮影できる残量が、あと8枚になっていました。以前にメモリーカードの残量不足でシャッターチャンスを逃したことがあって以来、私は残り10枚を切ったところで、カードを交換するように心がけています。
え~っと、替えのメモリーカードは・・・っと、
いつもカメラバックのなかに・・・(゚ー゚*)アレ?
・・・コッチのポケットかな? (・_・; )コッチ?
・・・レンズポーチに紛れている? ( ;・_・)ソッチ?
・・・ひょっとしてブロアーの陰に? ^(・д・`)ココカ?
・・・(゚д゚;)ナイヨ…

探し物は何ですか~、見つけにくいものですか~、
カバンのなかも、ポケットのなかも、
探したけれどみつからない・・・♪ ヘ(・ω・ヘ))) (((ノ・ω・)ノ♬
(邪道かもしれませんが、私はヨースイさんより、サイトーさん派☆)

・・・って、カ、カ、カ、カード(コンパクトフラッシュ)が無いー!Σ(゚□゚(゚□゚*)ナ、ナニーッ!! 予備のカードはいつもカメラバックに入れっぱのはずなのに、なぜ無いんだ!? 家に忘れてきた? それともどこかに落としたのか? どこかって、まさかさっきの市振俯瞰じゃないだろうな・・・アワワヽ(´Д`;≡;´Д`)丿アワワ。・・・まあ、撮影済みのものではなく、基本的にカードはカラに等しい状態なので、たとえ落としたとしてもまだ救われているけれど(結果を言うと、一枚は家にあるパソコンのカードスロットにささったまま、もう一枚はその傍らに置いてありました・・・←バカ (‐ω‐;) )、問題は今、そしてこの先の旅をどうするかと言うこと。とりあえずはもうここで撤収するか? でも、ひょっとしたら夕陽で赤みを帯びた立山連峰など、もう撮る機会に恵まれないかも・・・そう考えると、撤収する踏ん切りがつきません。ならば残り8枚で極力ムダ切りをせず、細々と撮影を続けるか・・・。なんとか今を乗り切り、今夜宿泊する富山へ行けば、明日以降に使用するカードを手に入れることができるかもしれない。私はそう考えて撮影を続行。それでもわずか8枚では心もとないので、今まで撮影した写真のなかから、少しずつ重要度の低い瑣末なカットを消去して枚数を稼ぐことにしました。ここでは誤って重要なものを消してしまわないようにする慎重さが求められます(ちなみに画質を落として枚数を稼ぐという選択肢は、私のなかにはありえませんでした)。その方法でなんとか残り8枚だったものが34枚にまで復活。鉄道写真の場合、一つの列車を連写したり、後追いで試し撮りしたりするので、意外と瑣末なカットは多いのかもしれません。34枚といえば、ほぼフィルム時代の36枚撮り一本に相当する枚数。これだけあれば、しばらくは持つか? さて、撮影の方へ話題を戻しましょう。

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気を取り直して撮影再開。
赤い顔の「はくたか」が高速で過ぎ去ってゆきました。
これは市振で見たのと同じ北越急行車の「はくたか」ですが、
前回は681系で、今回の列車は683系。
ちょっとだけ顔が異なります。
13.4.28 北陸本線 水橋-東富山(後追い)

日没が近づくにつれて撮影者の数は減っていくのかと思いきや、この時間になってからやってくる方が、けっこういらっしゃいます。私の隣にセッティングされたのは地元の方。お話を聞くと、この時期にしては今日の立山は地元民でもなかなかお目にかかれないほどクリアだそうで、しかもそれが休日に当たるのは本当に稀なのだとか。そしてこの条件で、もっともいい状態で捕えることができるのが、18時過ぎに通過する「北越8号」だとのこと。それを求めて、さらに続々と同業者は集まり、最終的には20人ほどにまで膨れ上がりました。しかし「8号」の運用は、朝に私が市振で見た「3号」の折り返しで、「ハズレ」と位置付けた3000番台「R編成」のハズ。それにしては同業者が多いように思います。でもその方によると、そんなことはここに集まった皆誰もが承知のこと。それでも撮影へ駆けつけるのは、もう車両の種類云々ではなく、この素晴らしい条件でなんでもいいから列車を撮りたい。ただその気持ちだけだと・・・。たしかに、おっしゃる通りかもしれません。

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うっすらと茜色に染まった立山に抱かれて、
R編成の特急「北越」が、金沢を目指して快走!
13.4.28 北陸本線 水橋-東富山

その彼の言葉を裏付けるように、立山の麓で西日を浴びて現れたR編成のカッコよかったこと・・・。それはR編成を「ハズレ」だと言っていた自分が恥ずかしくなるくらい。と、同時に、この写真では肉眼で見たほどのカッコよさが10分の1も表現されていないように思え、もっと精進せねばならないなぁ・・・とも痛感させられました。そして隣人さんからはオマケ的に「次の下り普通列車は6連ですよ」との嬉しい情報もいただき、これに期待を高めて待っていると、日没ギリギリに現れたのは・・・

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日暮れの帰宅ラッシュで、6連になった普通列車。
立山を臨みながら、乗客を家のある街まで送り届けます。
13.4.28 北陸本線 水橋-東富山(後追い)

ぬはっ、またしても「海坊主」・・・Σ(´Д`lll)ヌヲッ!。 せっかく475系の6連だったのに・・・(・ε・`)チェッ。ほんのちょっと前まで、車両の種類云々ではなく、この素晴らしい条件で・・・などと諭されていたけれど、やはりどうみても、この「海坊主」と立山のコラボは似合わないよなぁ・・・。このままでは「海坊主」に始まり「海坊主」に終わるような、気分的に面白くない一日になるので、日没後に無理を承知でもういっちょ。

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日没となり、ブルートーンに包まれた立山山麓に
ライトを輝かせて走りゆくのは、681系「はくたか」。
13.4.28 北陸本線 水橋-東富山

475系の後追いからわずか10分ほどですが、日が沈むとこんなにも雰囲気が変わります。これで北陸旅、初日の撮影は終了。一日を通して素晴らしい晴天に恵まれ、海バックの市振俯瞰、そして東富山の立山連峰バックと、どちらも大満足の結果を得ることができました。カードを忘れるという、情けないハプニングもあったけれど・・・って、Σ(゚д゚;) ハッ!! そうだ!急いで富山へ行って店が閉まる前にカードを買わなきゃ!「はくたか」を撮って撤収を終えたのが18時35分頃で、次の富山行きは東富山を19時19分。その次は19時53分なので、店が開いている可能性がある8時までに富山へ着くには、なんとしても19分の方に乗りたい・・・。再び往路と同じ45分という目標タイムで、私は東富山の駅へと戻るのでした。ε=ε=ε=┏(;´Д`)┛ヒイイィィィ

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なんとか間に合った東富山19分発の普通列車は、
またしても413系でした。
結局、この日は一度も475系に乗れなかったなぁ・・・。
13.4.28 北陸本線 富山

東富山1919-(566M)-富山1925

 

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お待ちかね、今日の一杯!
白エビ(手前)やホタルイカ(右)など、
GWの富山はまさに名物の旬尽くしです。
ちなみに奥にあるのはタケノコの昆布締め。
うーん、美味、美味!酒が進むぅ~!(*>∀<)クゥーッ!!

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さらに干し甘海老なるもので、もう一杯。
今宵の酒はもちろん、銘酒「立山」。
今日の立山連峰を思い浮かべながら・・・。

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ほろ酔い気分で赤ちょうちんの暖簾を出ると、
そこには道を横切る路面電車の姿が。
やっぱり路面電車が走る街での一杯はいいものです(^^)。
(この提灯は私が行った店のものではありませんが・・・)
13.4.28 富山地鉄市内線 新富町付近

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ちょうちん越しに見た電車をおっかけ、
ガードレールにカメラを押し付けて、簡易の長時間露光。
ほろ酔いでも、なんとかブレずに止まったかな?
13.4.28 富山地鉄市内線 新富町

 

 

・・・二日目に続きます。~(~∀~*)~ウィ~



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北陸01・・・北陸本線475系 撮影記 [鉄道旅行記]

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2013.04.28~30
北陸01
真っ青な海を背景に・・・
北陸本線475系 撮影記

 

季節は春から初夏へ移り変わり、気がつけば早くもゴールデンウィーク。私も人並みに何日かのお休みを取ることができました。やはり連休となれば混雑するのは解っていても、ちょっと遠征したいところ。今年のGWで個人的に気になる撮り鉄的なネタはというと、青森で恒例となっている弘前さくらまつりへの臨時列車か、長野のしなの鉄道で運転される急行形車両・169系のラストランあたりか。前者は奥羽本線の快速「弘前さくらまつり号」に583系が使用され、さらに日によっては同路線で24系ブルートレイン(「リバイバル 鳥海」)や485系国鉄色(「急行 春の桜名所めぐり号」)の団体列車も運転される予定。いっぽう、しなの鉄道でGWに企画されているのは、ラストランへ向けて今まで3連だった169系を、国鉄色のみの6連や、しなの鉄道色と併結した9連で運転するという豪華なもの。これはどちらも、まさにファン垂涎の臨時列車やイベントといっても過言ではないでしょう (*゚∀゚)=3ハァハァ 。

しかし思い返せば、私は昨年の秋に青森へ、そしてしなの鉄道へは今年の一月三月に二回も行ったばかりです。このブログを見ていると、私はしょっちゅういろんなところへ鉄道で出かけている印象をお持ちの方も多いと思われますが、その大半は日帰り圏内の関東近郊や甲信越ばかりで、実は旅行と呼べるような泊まりがけでの遠征は年に3~4回程度。私にとって泊まりがけの旅行は、今でも特別なものに変わりありません。となると、できれば同じところに続けていくのではなく、いろんな地方へ行って、撮りたい、乗りたい、食べたい、そして飲みたい(笑)。ちなみに昨年は、5月の連休に九州、7月の夏休みに広島・出雲、そして11月に青森と、見事にバラけています。ならば今年のGWはネタにはとらわれず、この機会に定期列車で撮っておきたい車両を狙うか、もしくは、かねてから一度は行ってみたいと思っていた、景色の良い撮影地を目指すというのもアリかと考えました。

そこで今回、私が旅先に選んだのは10年の夏以来、約三年ぶりとなる北陸地方。485系「雷鳥」や夜行列車の「北陸」、「日本海」、「能登」が相次いで廃止となり、個人的にはしばらくのご無沙汰でしたが、15年春に予定されている北陸新幹線の金沢延伸で、激動の変革期を迎えようとしている北陸本線をはじめ、個性的なローカル私鉄も多く存在するこの地域は、鉄的な魅力が満載です。はたして、そこで私が撮りたい車両とは? そして行ってみたい撮影地とは? 久しぶりに数回に渡ってお伝えする、あおたけ流・鉄道旅行記の始まりです。あくまでも気持ちは「Not even trouble! I want to get travel!!」なのですが、いったいどんな旅になるのやら・・・。


4月28日(日)

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今旅のスタートは上越新幹線の「Maxとき」(左)。
列車名に「Max」が付いているように、
二階建て車両のE4系が使用されています。
右隣のE2系は長野新幹線「あさま」。
13.4.28 東北新幹線 東京

各方面への新幹線が発着する東京駅から、私が乗ったのは上越新幹線の「Maxとき」。鉄道で首都圏から北陸地方へ向かう方法はいろいろとあるなかで、今旅は道中に趣向を凝らすのではなく、少しでも目的地での時間を有効に活用したいため、もっともオーソドックスといえる上越新幹線から北越急行・ほくほく線へと乗り継ぐルートを選びました。連休二日目となるこの日は、自由席でも余裕で着席できるほどの乗車率。ちなみに今年のGW、私の休みは暦通りで前半の三連休は4月27日(土)からなのですが、"とある都合"により出発は一日遅れの28日(日)としました。

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越後湯沢で、特急「はくたか」へ乗り継ぎ。
顔がグレーの681系はJR西日本の車両です。
13.4.28 上越線 越後湯沢

越後湯沢で上越新幹線から乗り継いだ、金沢行きの特急「はくたか」が走る北越急行・ほくほく線(六日町~犀潟)は、首都圏と北陸地方(とくに富山・石川)のアクセス向上として、97年に開業した第三セクター路線。主にこの特急「はくたか」を使った、上越新幹線と北陸本線のバイパス的な役割を担っており、現在の収益は同線を通過する特急が9割で、普通列車は全体の1割にも満たないとのこと。そのため北陸新幹線が金沢延伸した際には、利用者が新幹線へ移行することでの大幅な減収が確実視されており(今乗っている「はくたか」も、新幹線延伸後には廃止が濃厚なのだとか)、沿線利用者の確保や地域の活性化が課題となっています。

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「はくたか」の車窓に広がるのは、米どころ魚沼の広大な田園風景。
13.4.28 北越急行ほくほく線 くびき-犀潟(車窓から)

でも今はほくほく線の未来より、車窓を眺める私がいちばん気になっているのは、今日の空模様。東京は晴れていたのに、上越国境の大清水トンネルを抜けた越後湯沢では小雨がぱらつく曇天。せっかく遠征の撮影旅に出ているのだから、やっぱり晴れて欲しいものです。とくにこれから向かおうとしている目的の撮影地は、晴天じゃないと画にならないし・・・(´・Д・`;) 。ちょっと不安な気持ちで空を見上げていると、やがて雲の切れ目から青空が覗きはじめ、北陸本線との接続駅である直江津に付く頃にはすっかり晴天になってくれました (゚∀゚)オッ!。私はその直江津で「はくたか」を下車。

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日が差した直江津で「はくたか」をお見送り。
直江津はJR東日本と西日本の境界駅で、
乗務員はここで東日本から西日本へと交代します
(「はくたか」に北越急行の乗務員は担当しません)。
13.4.28 信越本線 直江津

東京0700-(Maxとき303号)-越後湯沢0811~0820-(はくたか2号)-直江津0905

JR東日本の信越本線とJR西日本の北陸本線が乗り入れる直江津駅(ほくほく線は犀潟~直江津で、信越本線へ乗り入れ)。二つの長大本線が交わる主要駅ですが、管轄が信越線に属するためか、この駅に置ける両線の扱いの差は歴然としており、信越線の方が大きく幅を利かせ、北陸線は隅っこに追いやられている感じ。とてもここが米原を起点として日本海沿いを353.8キロも続く北陸本線の終点とは思えないような扱いです。でもその雰囲気が私はキライではなく、むしろここから北陸線の普通列車に乗り込む旅は郷愁と旅情が溢れていて大好きなんです(^^)。そして何を隠そう、この北陸線の普通列車こそが今旅最初の撮影ターゲット。

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いちばん北側にある欠き取り形の終端ホームが
北陸線普通列車用の1番線です
(大半は1番線発着ですが、
一部の北陸線列車は他の番線も使用)。
13.4.28 信越本線 直江津

ご多分に漏れず、ステンレス製の新型車による波は北陸線まで押し寄せ、近年では福井・金沢周辺を中心に、同線を走る大半の普通列車がステンレスの521系になってしまいました。そんななか、北陸線の最北部に位置する、この富山~直江津では現在でもすべての普通列車に鋼製の国鉄形車両が使用され、まさに最後の聖域ともいえるでしょう。しかも、なかには国鉄時代に急行「くずりゅう」や「立山」などとして活躍した交直両用の急行形電車、475系の生き残りが含まれているというのだからさらに驚きで、その元・急行形が私のお目当て。それにしても、前述したようにこの日はしなの鉄道で同じ急行形の169系がイベント運転を行っているというのに、あえて同日に北陸線の475系を狙うとは、我ながらマニアックというか、捻くれているというか・・・(^^;)。しかし、直江津で待機していた北陸線の普通列車は、残念ながらお目当ての475系ではありませんでした ( ̄△ ̄;)エッ?。

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広い直江津の構内でポツンと停まっていたのは、
475系ならぬ、413系。
北陸本線は今年、全線開通100周年を迎え、
413系の乗務員扉脇には記念ステッカーが貼られていました
(タイトル写真参考)。
13.4.28 信越本線 直江津

顔は475系とあまり変わらないけれど、似て非なるこの電車は、国鉄時代に475系をはじめとした急行形車両の部品(電装品・冷房装置・台車など)を再利用して新造した近郊形電車の413系で、デッキ付き片扉の急行形に対し、デッキなし両開き扉としたところが大きな相違点。もちろんこの413系も今や貴重な国鉄型のひとつではあるけれど、やはり元・急行形の475系とは歴史的な重みや深みがまるで違います。できれば475系は撮るだけでなく、乗る方でも楽しみたかったところですが、まあ、乗るよりも撮ることが第一目的と考えれば、ここで出会っちゃうよりも撮影地で迎えた方がいいか・・・と、前向きに考えて、413系へ乗車。40分の待ち時間ののち、富山行きの普通列車は定刻に直江津を出発しました。

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急行形の475系とは異なる近郊形とはいえ、
413系の室内もボックスシートが並ぶ国鉄仕様です。
始発となる直江津の発車時点では、車内はガラガラ。

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そんな413系に揺られながら、早くも駅弁を。
直江津で購入したのは「鱈めし(¥1100)」
その名のとおり、棒ダラの甘露煮がメインですが、
実は半生の焼きタラコが昆布の炊き込みごはんにマッチしていて、
個人的にはそれがとても美味しかったです。
☆☆☆・・
直江津は日本海の幸を使った名物駅弁が多いので、
朝食抜きでここまでガマンしてきました(^^)。

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海沿いの駅、有間川~。
13.4.28 北陸本線 有間川(車窓から)

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トンネル内の珍駅、筒石~。
13.4.28 北陸本線 筒石

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再び海沿いの駅、親不知~。
でも、ここは高速道路が豪快に視界を遮ります・・・。
13.4.28 北陸本線 親不知(車窓から)

直江津を出てしばらくすると、車窓には一面の日本海が広がります。その情景は湯沢での小雨がウソのような快晴で、空も海も真っ青!! これでまずは一安心 (○^д^)=3 ホッ。なぜならば、一度行ってみたいと思っていた今旅最初の撮影地では、この日本海をバックに北陸線の列車を撮ろうと考えていたからで、青い海を演出するのに晴天は必須条件です。その海バックの撮影地があるのは、直江津から一時間ほどの市振。

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快晴を確信し、予定通り市振で下車。
ここも海沿いの駅なのですが、
海側には防風壁が設置されています(写真の右側)。
13.4.28 北陸本線 市振

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駅舎はあるものの、現在は無人駅の市振。
しかしここは新潟県最西端に位置する駅で、
北陸新幹線延伸で予定されているJRからの経営分離後には、
この市振が新潟県と富山県のそれぞれが運営する
第三セクター鉄道の境界駅となります。
13.4.28 北陸本線 市振

直江津0946-(北陸544M)-市振1055

市振は新潟と富山の県境にある集落で、古くは越後国と越中国の境となる関所が置かれており、松尾芭蕉の奥の細道にも「市振の関」として登場した歴史があります。そんな由緒ある集落なのに、私は駅を出ると町並みには目もくれず、一目散に撮影地へ向かって小走り。実は次の下り普通列車(直江津方面行き)の通過時刻が迫っているのです。ふだんなら、普通列車など一本くらい逃しても・・・なんて軽い扱いですが、今回ばかりはその普通列車にお目当ての475系が来るかもしれないので、一本でもムダにはできません。撮影地までの直線距離は約一キロと、さほど遠くはないけれど、撮影場所へは最後に急な斜面を登らなくてはならず、20分程度で到達できるかは微妙なところ。はたして間に合うのか!? ε=ε=ε=┏(;´Д`)┛ヒィハァ...

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息を切らせながら斜面を登ると、
眼下には市振の集落と北陸線の線路が一望できました。
この地域の家々に多く見られる黒いツヤのある屋根瓦は
「能登瓦」と呼ばれる独特なもので、
水分を含んだ重い雪を屋根から落としやすくするために、
釉薬をかけてなめらかにしているのが特徴です
(・・・って、たまたま
前日に見たテレビ番組で言っていました)。

なんとか通過の数分前に、海を入れて俯瞰撮影できる、最低限の高さまではたどり着くことはできました。あとはカメラ片手に線路を注意深く見ながら、もう少しだけ高さを稼いでゆきます。遠くに列車の姿が見えてからカメラを構えても間に合うのが、俯瞰撮影の強み。やがてモーターの唸り音が響いてきたところで足を止め、向かってくる列車を目で確認。そこでやってきたのは・・・コイツ。

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真っ青な日本海をバックに現れたのは、
これまた真っ青な列車。
13.4.28 北陸本線 越中宮崎-市振

ぬはっ、青一色の「海坊主」・・・Σ(´Д`lll)ヌヲッ!。この色は以前に広島で撮った末期色真っ黄色の115系同様、JR西日本が人件費および塗装費削減という、なんとも情けない理由で遂行している単色化計画のひとつで、北陸線の413系や475系には青一色化が進められています。できればこの通称「海坊主」は、来てほしくなかったなぁ・・・。しかもこの車両もまた475系ではなく、413系でした。でも、あんまり嬉しくない「海坊主」ですが、こうやってみると意外と海景色にマッチしているように見えて、なんだかちょっと複雑な気分です。単色も遠景だと悪くないかも・・・。まあ何にせよ、とりあえずは無事に間に合ったのでホッと一息 ε- ( ̄、 ̄A) フゥー。息を落ち着かせてから撮影場所を吟味して、カメラをセッティング。

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続いては北陸本線北部のエース、
681系の特急「はくたか」。
やはり9両編成の特急列車は画になります。
よく見るとこの列車、
グレーの西日本車とレッドの北越車が
併結した編成でした。

青い空、青い海、そして海岸線にまっすぐと伸びた線路・・・あらためて眺めるとまさに絶景で、とても気持ちのよい撮影地です(^▽^)。以前に同じ日本海沿いにある羽越本線の笹川流れ俯瞰(今川~越後寒川)で撮ったときにも述べましたが、関東人にとって日本海側の天気を読むのはとても難しく、望みどおりの天気に恵まれるかどうかは運次第といっても過言ではありません。それだけに、この最高のコンディションは本当に嬉しい。あとはお目当ての475系が来てくれれば文句ナシなのですが・・・先ほどから見かける普通列車は413系ばかり。富山~直江津では共通運用を組んでいる475系と413系。この両形式の比率はほぼ同数くらいかと思い込んでいたのですが、ひょっとした富山以南の521系増備に伴い、比較的車齢の高い475系は数を減らしているのかな・・・? 日中は数編成のローテーションで運用されているこのあたりの普通列車。次も413系だと、475系を撮るのはかなりキビシい。せめて一本だけでも、475系が来てほしいものですが・・・。祈るような気持ちで迎えた次の普通列車は・・・お!475系、キタ (゚∀゚)!

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広大な日本海を眺めながら海岸線を走り抜けるのは、
元・急行形の普通列車。
編成は短くても、その力強い走りは健在です。

ここで、やっと本命がきてくれました~\(≧▽≦)/ワーイ♪。パッと見は先ほど乗った413系と変わらないように見えるかも知れませんが、側扉の間にズラリと並んだ窓配置、この均整のとれたスタイルこそが元・急行形車両の証です。一本だけ存在する国鉄色のリバイバル編成ではない、ごくフツーの北陸色475系。それでも私的には、この好条件で475系を撮ることができただけで、もう大満足。これこそ私が見たかった情景・・・ああ、ホントにここまで来てよかったよ マヂ・゚・(。ノ∀`)・゚・ゥレスィ・・・。

なんとか475系が撮れたところで、次の狙いは新潟と金沢を結ぶ、特急「北越」。この「北越」に使用される新潟の485系には大きく分けて三種類の顔があり、これを撮り鉄的なクジ運に当てはめると、大当たり(゚∀゚*)=国鉄特急色(K編成・T18編成)、当たり(・ω・)=国鉄顔の「北越色」(T編成)、ハズレ(´Д`;)=大幅リニューアルの3000番台(R編成)といったところ。もちろん私が大当たりとなる国鉄色の485系を撮りたいのは言わずもがなですが、残念ながらこの日の「北越」に国鉄色が入る可能性が極めて低いことは、事前に解っていました (´・ω・`) ショボーン 。というのも、国鉄色は全部で三編成。そのうち二編成(K編成)は、GWに運転される臨時快速「ムーンライト えちご」へ限定的に充当。では残り一本(T18)に望みを託そうとするも、その編成は冒頭でちょろっと触れた弘前への団体列車「急行 春の桜名所めぐり号」へ使用されることが鉄道誌の情報欄に掲載されていました。なので、不測の事態による運用変更や団体の設定取り消しでもないかぎり、この日の「北越」に国鉄色が入ることはありえません。ならば、せめて「当たり」のT編成を引き当てたいところですが・・・

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車端部のターコイズブルーがアクセントになる、
485系3000番台(R編成)の特急「北越」。
この列車も海が似合います(^^)。

通過時間が近接している二本の「北越」、下りの3号、上りの4号ともに3000番台のR編成でした。つまり、「ハズレ」 ザンネン(´Д`;)デスタ。でも「北越」には近々、先のダイヤ改正で常磐線の「フレッシュひたち」から撤退したE653系がコンバートされる計画があり、すでに同車は新潟入りして改造待ちだとも言われています。そうすると485系が「北越」から撤退するのは、もう時間の問題と言え、編成で当たり外れを選んでいる余裕など無くなってきているのが実情。ここは475系同様に、この好条件で485系「北越」が撮れたことを素直に喜びましょう(もちろんホンネを言えば、国鉄色が撮りたかったんだけれど・・・^^;)。

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再び「はくたか」がやってきたので、
今度は画角に編成をキッチリ納めてみました。
でも個人的には列車を真ん中に置かない
一枚目のようなアングルの方が好きです。

ところで、「北越」の通過直前にはお一方の同業者がやって来られ、その方によると13時過ぎに上りの貨物列車があるとのこと。これは貨物オンチの私にとって、とてもありがたい情報です アリガタヤ(-人-)アリガタヤ。今まで撮ってきたアングルは基本的に下り列車を狙う場所なので、情報がなければ先日の中央線・新府の桃源郷のときのように、また慌てながら「貨物の後追い」という情けないカットを撮るところでした(^^;)。なので、頃合いを見計らって上り列車が撮れるアングルへと移動。そもそもこの撮影地は午後になると、上り列車の方が光線が良くなります。

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まずは望遠系で、海と列車をクローズアップ。
木の陰から飛び出してきたのは、北越急行681系の「はくたか」。
同じ681系でも、赤い顔の方がアクセントになっていいですね(^^)。
13.4.28 北陸本線 市振-越中宮崎

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次の普通列車は能登瓦が特徴的な市振の集落を入れて。
もちろん475系を期待するも、
またしても413系でした・・・(´・ω・`)。

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市振の集落を俊足で駆け抜ける「はくたか」。
町並みを入れると、風景に生活感が出るように思います。

普通列車や「はくたか」を撮っているうち、気がつけば時刻は13時半をまわっていました。貨物の正確な通過時刻を知らない私はおとなしく待ち続けていますが、先ほどの同業者さんは後方の一段高いところから「あれ~?来ないなぁ・・・。連休でウヤ(運休)なのかなぁ・・・(。-`ω´-)ンー」と、唸りながら首を傾げています。連休だと運休になる可能性があるのだから、やっぱし貨物は奥が深くて撮るのも大変だなぁ・・・なんて思っていたそのとき、線路上に真っ赤な電気機関車が現れました。 キタ(゚∀゚)コレ!?

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日本海縦貫線らしい、赤いEF510が牽引する貨物列車。
荷は少なめだけれど、連休中はこんなもんか・・・

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・・・と思いきや、
後方には荷がいっぱい積んでありました。
さすが貨物の大動脈、日本海縦貫線!

撮影後に後ろを振り返って「来ましたね!」と投げかけると、「いや、待っていたのはEF81の◯◯レ、なんだけどなぁ・・・  (´・ω・)ゞ」・・・とのこと。どうやらそちらは本当にウヤだったらしい。でも私としてはEF510の貨物でも、じゅうぶんに嬉しい収穫です。そして、この貨物列車の写真を見ると解るように、だいぶサイドの日当りが弱くなってきたので、ここで撤収を決意。もともと私は貨物の前に通過した413系の普通列車を撮ったら引き上げるつもりでいたので、これはほぼ予定通り。でも、思ったよりも普通列車に475系が充当されていなかったのは予想外で、結局、滞在中の三時間で通った上下二本ずつの普通列車のうち、本命の475系はわずか一カットのみという結果には、ちょっと物足りなさが残ります。しかし、このあとの予定を変更してまで光線状態の悪い場所で475系を待ち続けるのは得策ではないと考え、市振駅へ戻って予定通りの行程を進めることにしました。

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私が乗る上り列車の三分前に入ってきた
下りの直江津ゆきは475系!Σ(・ω・ノ)ノヌオッ!
先ほどの俯瞰で唯一撮れた列車の折り返しですね。
13.4.28 北陸本線 市振

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ホームの花壇にあったチューリップと
無理矢理に絡めて・・・。
本当は低速シャッターで列車をブラそうとしたものの、
カメラの設定をオートモードにしていたのを忘れていて、
中途ハンパな位置でビシッと止まってしまった、ダメダメ写真。
何でも慌てるとロクな結果にならないものです(^^;)。
13.4.28 北陸本線 市振

 

・・・続きます (^皿^;)。



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