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スイスⅤ03・・・ヌシャテル・湖畔からの鉄道撮影記 [あおたけ的 SWISS紀行]

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2012.09.16~09.23 スイス 03
ヌシャテ
湖畔からの鉄道撮影記

仕事で訪れているスイス。前回からの続きです。
今回の出張で滞在したスイス北部の街、ヌシャテル(Neuchatel)。前回は街の様子と共に、スイス国鉄(SBB)や私鉄(BLS・TRN)の列車が集うヌシャテルのメインステーションを紹介しましたが、実はヌシャテルにはこのほかにもうひとつ、ヌシャテル湖の湖畔にも小さな駅があります。

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湖畔の公園内に佇むのは、黄色い電車。
ここはヌシャテルの街にあるもうひとつの駅です。

ヌシャテル・プレイス・プリー (Neuchatel Place Pury) という名のこの駅は、旧市街の繁華街に程近く、SBBのメインステーションよりも地域に密着した印象を受けます。ここを発着するのが、前回紹介したトロリーバスと同様にヌシャテルの自治体が管理する交通機関「ヌーシャテル公共交通(Transports en commun de Neuchatel et environs=TN)」の軌道路線、「リットラル・ヌーシャテル線(Transports publics du Littoral Neuchatelois)」 (ヌシャテルの街は市ではなくコミューン(基礎自治体)なので、市バス・市電ではなく公共交通と訳します)。この通称・リットラル線は、ヌシャテルの中心部から郊外のボンドリィ(Boudry)へ伸びる全長わずか8.8キロの電化単線。軌間は1000ミリという狭軌のミニ路線で、トラムに毛が生えた・・・というか、スイスの鉄道一覧ではトラムや路面電車に分類されているような路線ですが、併用軌道区間(道路を走る路面電車区間)は一箇所もなく、全線に渡って専用の軌道を走ります。高規格のトラム、いわゆる「トラムトレイン」ってヤツでしょうか。また、前回にも触れたように坂道が多く、アップダウンの激しいヌシャテルの街なかには乗り入れず、平地にある湖畔のプレイス・プリー駅を発着点とし、そこでトロリーバス等への接続が図られています。

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道路沿いに線路は引かれているものの、
併用軌道ではなく専用軌道を走るリットラル線の電車。
12.9.19 TN Neuchatel Evole-Neuchatel Place Pury

線名に冠されている「リットラル(Littoral)」とは仏語で「海岸・海沿い」という意味で、ここではもちろん海ではなく湖のことを指し、その名の通りヌシャテル湖の湖岸に沿って引かれているリットラル線。前回紹介したヌシャテル城からのSBBは思っていたほどいい絵にはならなかったので、今度はこの湖沿いを走るリットラル線で、少しでもスイスらしい鉄道写真を狙ってみたいと思います。
まずは湖畔の遊歩道を歩き、オーソドックスに順光側から撮影。

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ちょっと雲が多めですが、気持ちのよい秋晴れのもと、
黄色い電車が湖沿いを走り抜けてゆきます。
いい場所ですが、ここで電車と湖の両方を入れようとすると
真ん中にある遊歩道が目立ちますね・・・。
12.9.20 TN Neuchatel Place Pury-Neuchatel Evole

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遊歩道が目立たないようにと、今度は湖の波打ち際まで下りてみます。
ヌシャテル湖は透明度が高く、とても水がキレイ。
背景の街並みの中には、前回紹介したヌシャテル城の牢獄塔と
城壁の上にあったコレジアル教会の三角屋根が見えます。
あ、電車の顔に架線柱の影を落としちまった・・・(-_-;)

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湾曲した遊歩道の突端から、今度は湖面を多めに入れて。
引き画でも黄色い電車は存在感ありますが、
これはちょっと電車が小さすぎたかな・・・?

きれいな湖とカワイイ黄色い電車、天気にも恵まれた好条件のはずなのに、どうもピリッとした写真にならない。むしろ光線状態がバリバリの順光すぎて、全体的にベタッとした感じになっちゃうのかな・・・。列車の編成写真などを撮る場合には前面とサイドに光が当たるバリ順がベストですが、風景などを入れて撮る情景写真の場合は、多少の陰影があってもいいものなのかもしれません。ならば、いっそのこと逆光側へと回ってみるか・・・。アッチイッテミヨ...(((((*。・ω・)。

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線路の反対側へ回るには、こんな踏切を渡ります。
いちおう警報機は鳴りますが、遮断器はありません。

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実はその踏切脇にあるのが、TNの検修車庫。
バスと電車がランダムに(?)留置されています。
12.9.20 TN Neuchatel Evole

踏切と道路を渡ってやってきた逆側。先ほどの場所がバリ順ならば当然コッチはバリ逆で、ふつうに電車を撮ってしまえば真っ黒く潰れてしまいます。でもその条件を逆手に取って生かすと、案外面白い絵が撮れるものだったりして・・・。

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真っ青なヌシャテル湖をバックに、
パンタを高々と上げて走り抜ける、リットラル線の電車。
12.9.20 TN Neuchatel Place Pury-Neuchatel Evole

お!なかなかいいじゃん (゚∀゚)!! これこそまさに湖沿いを行く「リットラル」線らしいカットと言えるのではないでしょうか。どことなく江ノ電の鎌倉高校前駅近くにある海バックの踏切に似たような情景。そういえば今夏、一度は江ノ電へ撮影に行きたいと思いながら、結局行けずじまいだったんだよな・・・。
こんなふうに撮れるのならば、はじめからコッチ側から狙えばよかったのですが、実はここで列車を撮るには、とある「リスク」が伴うのです。

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線路の手前にあるのは、交通量の多い道路・・・。

そう、それは前を横切るクルマ。順光側の遊歩道に対して、こちら側には線路に沿って車道があり、今撮った列車は運良くキレイに抜けてくれたものの、クルマとのカブりは紙一重。こんなところも鎌倉高校前の踏切に似ています・・・(あっちは電車と海岸の間に車道があるのだけれど)。そんなリスクもあって、順光の遊歩道側から撮りはじめたのですが、この絵を見ちゃうと、逆光側の方が断然面白い。リットラル線は上下30分ヘッドで、終点のプレイス・プリー駅に近いここは、上りの後すぐに折り返しの下りが来て、その後20分以上の待ち時間というスパン。20~30分に一本の電車が上手くクルマにカブられずに撮れるかどうかは、もう運次第と行ったところか・・・。では、5分後に来る今の折り返し電車はと言うと・・・

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トレーラー側の先頭車はカブられずキレイに抜けました~。
沖の方に見えるヨットもいい感じ ヾ(´∀`*)ノ゙♪

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でも、続く連結面はクルマが・・・ Σ(゚Д゚;)ナヌッ!?

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そして、パンタ側の先頭車も
クルマの後部が抜けきれず・・・(´・ω・`) ショボーン

縁石の上に乗って、先ほどのアングルよりもちょっと高い位置から湖面を多めに入れて狙ったのですが、残念ながらクルマが並走してきてしまいました・・・(>_<;;)。トレーラー側の先頭車はウマく抜けてくれたのですが、やはり電車のシルエットとなると、パンタがあるモーター車側の先頭車を撮りたかったところ。次の列車は20分後・・・しかしこの時間、明るいように見えてもすでに午後5時を回っており、ちょうど帰宅ラッシュで道路が混みはじめる頃。渋滞とまではいかなくても目の前でクルマが止まることもしばしば起こり、迎えた次の列車はこんな切ない結果に。

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ハイ、クルマ二台とモロカブり~・・・(。A 。)アヒャヒャヒャヒャ...

さらに5分後の折り返しも待ってみましたが、今度は大型トラックに阻まれてシャッターも切れず、大撃沈。この時点でフリータイムのタイムリミットを迎えてしまいました(6時から仕事先の方との会食が予定されていたもので・・・)。結局、逆光側に回っていちばん最初に撮ったものが、モーター車側で唯一カブりのない、ベストカットになりました。一枚撮れただけでもヨシとすべきか・・・。

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ホテルへ帰る道すがら、
もう一度、湖側の遊歩道から撮影。
これが美しい街並みを誇る湖畔の街・ヌシャテルで撮る
最後の風景写真です。

プロの鉄道カメラマンや絵作りの上手い方ならば、条件を見て瞬時にどの方向がベストなのかを見極めるものなのかもしれませんが、私の場合、やはりオーソドックスに順光側から狙う傾向が強く、ツマラナイ絵を量産しているように思います。今回もはじめは順光側から電車と、湖と、街の風景を・・・とあれこれ欲張ったものの、結果は単なる記念写真に過ぎず、条件の悪いと思っていた逆光側にまわり、青い湖に浮き出た電車のシルエットを目にした時は、まさに目からウロコでした。ここではたまたまスイスでの撮影体験でしたが、日本で撮影する時も余裕を持って、ちょっと視点を返ると、もっと鉄道写真の幅が広がるのかもしれませんね(そんな事を勉強しにスイスへ行ったわけぢゃないんだけどね・・・^^;;;)。
 
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この日の会食、メインディッシュは馬肉のステーキ。
アメリカやイギリスなどは馬肉を食す事に否定的な文化ですが、
スイス(特に仏語圏)は好んで馬肉を食べます。
(日本でも馬刺しや桜鍋として食べますよね)。
ちょっと興味本位から馬肉のステーキをチョイスしましたが、
味は牛と大差なく、言われなければ牛のステーキだと思うかも
(ちょっと色は赤みが強いですが・・・)。
赤ワインに合って、ふつーに美味しかったです。☆☆☆・・

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デザートはチョコレートジェラート、
ビター、ホワイト、ミルクの三種盛り。
これぞチョコレート王国・スイスのデザートって感じで、
かな~
り濃厚でした。☆☆☆・・


これでスイス紀行Ⅴは終了です。今年二度目、しかも三ヶ月前に行ったばかりのスイスで、なかなか新鮮な鉄道の話題は見つけにくいのが正直なところなのですが、今回はヌシャテルという初滞在の街を散策することで、古城や湖と絡めた新たな鉄道風景をお届けする事ができました。個人的にはヌシャテル城を取り損ねた事と、リットラル線の湖バックをもう少し煮詰めたかった・・・というのが、ちょっと心残り。次にこの街を訪れる機会があれば、また坂道をヒイコラいいながら城壁を目指し、湖で眩しい日差しに当たりながら、列車を眺めたいと思います。今回もお付き合いいただきましてありがとうございました。m(_ _)m

9月22日(土)
Neuchatel0827-(ICN1517)-Zurich Flughafen1020

9月22日(土)~23日(日)
ZHR1300-(LX160)-NRT0750

2019.jpg

 



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スイスⅤ02・・・ヌシャテル・古城からの鉄道撮影記 [あおたけ的 SWISS紀行]

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2012.09.16~09.23 スイス 02
ヌシャテ
古城からの鉄道撮影記

仕事で訪れているスイス。前回からの続きです。
前回のラストにも書きましたが今回の出張は一週間の行程で、前半の三日はジュネーヴに、そして後半の三日は「ヌシャテル(Neuchatel)」という街に滞在する事になりました。4日目の朝にジュネーヴからヌシャテルへと列車で移動します。

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ジュネーヴからヌシャテルへ
乗る列車はジュネーヴとチューリッヒの大都市間を結ぶ
スイスの主要特急「ICN(InterCity-Neigezug)」。
12.9.19 スイス国鉄 ジュネーヴ

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ジュネーヴを出てから約一時間、
車窓にはスイス最大の湖、ヌシャテル湖が広がります。
(ちなみに湖の面積は前回紹介したジュネーブのレマン湖の方が
広いのですが、レマン湖は半分がフランスにまたがるため、
スイス固有の湖ではヌシャテル湖が最大となります)
12.9.19 スイス国鉄 Gorgier-St-Aubin(車窓から)

ヌシャテル湖に面した街、ヌシャテル(ヌーシャテルとも呼ばれます)は、スイス北西部のフランス国境近くに位置するヌシャテル州の州都で、時計などの精密機械産業が盛んな中規模都市。「新しい城」を意味する地名そのままに、丘の上には10世紀末に建てられた古城がそびえ立ち、城のまわりに広がる旧市街では今でも随所に中世の面影を感じることができます。すり鉢状の街に黄土色の建物が多く並ぶ事から、こちらでは「バターをくりぬいた」ような美しい街だと形容されるそうですが・・・欧州人の感覚は、よーわかりません(くりぬいたバターが美しい?? ^^;)。

   
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ヌシャテルの街に列車が入ると、
本来は車窓右手にヌシャテルのシンボルであるヌシャテル城が
見えるはずなのですが・・・今回はタイミング悪く
貨物列車にカブられて、車窓からのお城が撮れませんでした。。。
(ここまで来て、このカブり運の悪さときたら・・・(>ω<、) )
なので、これは二年前に列車で通った時に撮ったものです。
このときお城や教会は修復工事中でしたが、今回は・・・?
10.9.27 スイス国鉄 ヌシャテル付近(車窓から)

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「バターをくりぬいた」ような(?)
美しいヌシャテルの街並みが、車窓からも見る事ができます。
10.9.27 スイス国鉄 ヌシャテル付近(車窓から)

そんなヌシャテル。私は過去に何度か仕事で訪れたり、他の街や都市へ行く際に列車やクルマで通過して、このブログの「スイス紀行」にもちょくちょくその名が出てきていたのですが、今まで宿泊して滞在した事は無く、じっくりと街中を見る余裕もありませんでした。しかし今回は初めて、しかも三泊もするという事で、少しは街の魅力にふれる事ができそうです。

ジュネーヴから乗ったICNは順調に走り、一時間強でヌシャテル着。

Geneve0814-(ICN519)-Neuchatel0922

 

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立派な石造りのSBBヌシャテル駅。
構内にはスーパーやカフェ・バーなどが併設されています。
12.9.20 スイス国鉄 ヌシャテル

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高台にあるヌシャテルの駅前からはヌシャテル湖が一望できます。
晴れて条件のいい日には、湖越しにアルプスの山々が見える事も。

鉄としてはまず街へ出る前に、ヌシャテル駅を発着する列車たちから紹介したいと思います(なお、ここからの写真は時系列順ではなく滞在中の三日間に撮った写真を流れに沿って紹介します。撮影した日や時間帯によって天気や明るさが異なりますが、気にしないでください・・・^^;)。

街の玄関口となるヌシャテル駅は、6月に紹介したイヴェルドン・レ・バン駅同様にジュネーヴとチューリッヒを結ぶSBB(スイス国鉄)のメイン路線上にある主要駅のひとつですが、ジュネーヴから東に約100キロ、チューリッヒから西に約150キロ、ベルンから北へ約50キロ(ともに直線距離)に位置するスイス北西部の交通の要所で、イヴェルドン以上に賑やかな列車の顔ぶれが並びます。ヌシャテル駅を発着するのはSBBのメイン路線の他に、フランス国境の街・ラ・ショードフォン(La Chaux-de-Fonds)方面へSBBの支線が。スイスの首都・ベルン(Bern)方面へ大手私鉄のBLSが。さらにこの地域を走る中小私鉄のヌシャテル地域交通(TRN)が二路線、ヌシャテルを起点に山側のフルリエ(Fleurier)と湖側のフリブール(Fribourg)方面へそれぞれ伸びています。とはいうものの、SBBのメイン路線以外はどれもそれほど本数が多いわけではなく、駅構内は列車の発着が集中する時間帯以外はまったりとした空気が流れています。

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ヌシャテル駅を象徴するような私鉄同士の並び。
左はフリブール行きのTRN、右はベルン行きのBLS。
BLSの客車列車、先頭に立つのはSBBから譲渡されたRe420。
BLSも最近は電車が増えてきたので、客車列車は貴重かも。
12.9.20 スイス国鉄 ヌシャテル

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んで、こちらが客車ではないBLSの新型電車。
なんだかドラゴンボールの「セル」っぽい・・・^^;
この電車、基本は連接構造の4両編成なのですが、
ベルンではこれを4編成も繋いだ16連などという
東京近郊区間真っ青な列車もはあるそうで、
なんと同時期にスイスを訪れていたソネブロ仲間の
undoさん16連の列車をゲットされています。
12.9.19 スイス国鉄 ヌシャテル

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こちらはフルリエへ向かうTRNの電車ですが、
今回の滞在中には時間帯があわずに巡り会えなかったので、
これも二年前に訪れたときに撮影したものです。
10.9.27 スイス国鉄 ヌシャテル

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私鉄に対してSBBの旅客列車は
ジュネーヴやイヴェルドンで見かけるものと大差なくて
あまり面白味が無い・・・と思っていたところ、
ホームに入ってきた客車列車(RE)を後押ししていたのは
なんと以前紹介した「スイスの虹ガマ」(私が勝手に命名)こと、
「スイスエクスプレス」塗装機のRe420・11108号機 (゚∀゚)!!
広いスイスでたった二機のこの「ネタガマ」、
まさかこんなところのローカル運用に就いていたとは・・・。
12.9.20 スイス国鉄 ヌシャテル

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今度はAe610が牽引する貨物列車がゆっくりと入ってきました。
ヌシャテルはイヴェルドンのように貨物駅が併設されてはおらず、
貨物列車は停車せずに通過してゆきます。
12.9.19 スイス国鉄 ヌシャテル

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発着するそのほとんどが国内列車のヌシャテルですが、
一日に一往復だけフランス・パリとベルンを結ぶ
TGV(Lyria)がヌシャテルに停車します。
ジュネーヴで見慣れたTGVもここで見かけるとなんだか新鮮です。
12.9.22 スイス国鉄 ヌシャテル

列車の本数は多くありませんが、SBBを走る特急や貨物列車の他、個性的な私鉄の車両も数多く見られるヌシャテル駅。限られたわずかな自由時間のなかでも充実した鉄道ウォッチングを楽むことができました。続いては駅を出て街の方へ・・・って、おっともう一本、この鉄道を紹介し忘れるところでした。

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ヌシャテル駅のコンコースにあるのは、駅と街を結ぶケーブルカー。
もちろんコレも立派な鉄道です。
12.9.19 スイス国鉄 ヌシャテル

このケーブルカーは高台にある駅と、湖沿いに広がる街の中心部(よりちょっと外れた位置)を結ぶ、ヌシャテル住民の重要な足です。鉄としてはこのケーブルカーに乗ってみたい衝動に駆られたのですが、辺りにキップ売り場などが見当たらず、イマイチ乗り方がよく解らない・・・。料金後払いか、もしくは無料なのかもしれないけれど、万が一降車時に「なんでキップを持っていないんだ!ヽ(`д´#)」って仏語で怒られても堪らないので、ここはケーブルカーに乗るのをやめて、歩いて街へと向かう事にしました。どうせ駅から街へは下り坂になるわけですし・・・。それに初めて散策する街ですから、のんびりと歩いてみるのもまた良しです。(^^)

1011.jpg
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急な坂道が続くヌシャテルの街。
坂の途中には16‰の勾配票が掲げられています。
鉄ならば‰(パーミル)の意味、解りますよね?
(この標識の場合、水平方向に1,000m進むと
16m上がる、または下がる勾配(坂道)を表します。)

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坂道が多く、アップダウンの激しいヌシャテルの街には
路面電車は乗り入れられず、街中の公共交通機関はトロリーバスが主流。
坂道に立つ古いワイン蔵の前をゆくのは新型のトロバス。

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旧型のトロバスは黄色。
個人的にはコッチの方が味があって好きかも。
背景に写る立派な建物は郵便局です。

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繁華街の路地を行く新型。この色、ちょっと都バスっぽい・・・
いや、富山市バスっぽいですか? あるまーきさん、サットンさん (^^)
最近の電車同様に、VVVF音を奏でながら走り抜けてゆきます。

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駅と街を結ぶ以外にもう一本、
高台の住宅地と繁華街の間にもケーブルカーがありました。
コッチの方が駅で見たものより古そうですね。

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駅から坂道を下り続ける事15分ほどで、
ヌシャテル湖に出ました。
湖畔には公園や高級ホテルが建ち並びます。

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静かな湖畔の遊歩道から一本入ると、
そこは賑やかな旧市街地の繁華街。
アール広場のオープンテラスでは明るいうちから
みんなビールやワインをあおっています。

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もちろん私も一杯・・・D\(゚∇゚*)カンパーイ
大か小かと聞かれ、思わず大と言ったら、
とても大きなジョッキが来てしまいました。
比較対象物が見当たらなかったのが残念です・・・。

駅から街の中心となる旧市街地へと下りてきて、まずは軽く一周。街の規模としてはジュネーヴほど大きくはないけれど、イヴェルドンよりは大きく賑やかで、以前に訪れたドイツ国境の街・シャフハウゼンに雰囲気が似ています。大学や高校など学校が多くあり、若い人の姿が目につくのもヌシャテルの特徴かも。オープンテラスでそんな事を感じながら大ジョッキのビールを飲み干し、再び散策へ歩みを進めます。今度は駅とは逆の高台を目指す事にしました。ここにあるのがヌシャテルのシンボルであるヌシャテル城(のハズ)。

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時計塔の脇にある細い坂道を、
先ほどとは逆に今度は上がってゆきます。

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急な坂道の連続、やはり上りはかなりキツい。
斜面にケーブルカーが運行されているのも納得です。
やがて、階段の向こうにようやく城壁らしきモノが・・・。

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外壁に沿って歩いていると、
やがてなんだかスゴいところに出てきました。
うーん、これぞまさに歴史ロマン!?
*.。o゚:+(´∀`*)*.。o゚:+カンゲキ

1000年以上前の10世紀末に建てられたヌシャテル城。高々と石が積み上げられた城壁に思わず感動してしまいます。この城壁の上には城の本丸(っていうのか?)があるはずと、意気揚々と城壁を上がってみると、そこにあったのは・・・

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街を見下ろす城壁の上にあったのは
12世紀に建立されたコレジアル教会。
お城なのに教会?しかも思いっきり修復中じゃん・・・orz

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外は修復中でも中には入れました。
立派なパイプオルガンに、美しいステンドグラス・・・
やっぱりここは城ではなくて教会です。

あれ、教会? お城じゃないの?? 裏手の方に回ってみても、あるのは州庁舎の看板が掲げられている白壁の建物だけ・・・(・_・ ?)ハテ?。ここでフランス語の説明板が読めない私は、ヌシャテル城は現存しない城壁だけのいわゆる城趾で、その城趾に後からこの教会が建てられたのだ・・・と、勝手に思い込み、教会だけを見物するに留まってしまいました。ところが日本に帰ってから調べてみると、教会の裏手(本当はそっちが表)にあった白亜の建物こそがヌシャテル城そのもので、現在は城の一部を庁舎として使っているのだそうな・・・。おかげでヌシャテルのシンボルであるヌシャテル城の写真を取り損ねると言う大失態をしてしまいました・・・(´д`;)。

1027.jpg

これがwikiさんから拝借したヌシャテル城の全容です・・・。

でも、実はこの高台のお城へと上がってきたのには、城見物以外にもう一つの理由がありました。それはもちろん鉄道の撮影。冒頭でも紹介したように、列車の車窓からこのヌシャテル城がキレイに見えたという事は(カブられたケド)、逆にこの城からはSBBのメイン路線を走る列車がスッキリと見えるハズ。城壁の上から見渡してみると・・・お、線路と架線柱を発見!

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斜面に立ち並ぶヌシャテルの家々を横目に
ジュネーヴへ向けて走り抜けるRABDe500形のICN。
12.9.20 スイス国鉄 ヌシャテル付近

さっそく城壁の上からICNを撮影。・・・でも、思ったほど抜けがよくないし、何よりも絵的にあまり面白くありません。考えてみたら湖とは反対側の斜面に線路は引かれているので、湖を一緒に写し込めるワケではなく、さらにこの斜面に立っている住宅地は旧市街のような趣のある建物が少ない。これではあまりヌシャテルらしさが出ませんね・・・。そこで今度は少し移動して、今いるこの城壁を一緒に写し込んで撮影してみる事に。

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城壁の向こうを走るのは、TRNのRABe523形。
中世初期の城壁と21世紀生まれの新型電車、
時を越えたコラボです。(^^)
12.9.20 スイス国鉄 ヌシャテル付近

ちょ~っと列車が小さく、コラボというにはムリがあるけれど、なんとか列車と城壁を絡ませる事ができました。もっと列車を目立たせたいところですが、城壁をこれ以上カットしちゃうと単なる石壁にしか見えなくなっちゃうので、このくらいが適度・・・かな? ちなみにこの線路は先ほどのICNが走っていたSBBメイン路線と同じ線路なのですが、分岐点まではフルリエへ向かうTRNも共用で使用しています。

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試しに今度はタテ位置で構えていると、
Re420が牽引する貨物列車がやってきました。
赤いカマは風景に映えるかと思ったのですが、
それほど・・・というか、全然目立ちませんね (^^;)

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再びヨコ位置に戻して、ICN重連の連結面を。
やはり白い列車の方が、小さくても存在感があります。

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最後にもう一枚、城壁の上からSBBのローカルを。
このお城はヌシャテルを代表する観光地ですが、平日はとても静か。
ましてやここから鉄道を撮っている者など皆無です。

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城壁の上から湖方向を見ると、この素晴らしい眺め。
コッチ側に線路があると背景がキレイだったんですけどね・・・。
旧市街は建物が密集していて、トロバスの姿も見えませんでした。

列車でヌシャテルを通過するたびに、この城からはどんなふうに列車が撮れるのだろうかといつも気になっていました。念願のヌシャテル城は思っていたほどスッキリと撮れる場所ではありませんでしたが、城壁の向こうを走る列車という欧州らしいカットが撮れて大満足。仕事で来ているとどうしても時間に制約があって、鉄道写真はほとんどが駅撮りばかりになりがち。そんななかで、一枚でもこういう写真が残せるとホントに嬉しいものです(^^)。

  


・・・続きま
す。



共通テーマ:趣味・カルチャー

スイスⅤ01・・・とりあえず、ジュネーヴ散策記 [あおたけ的 SWISS紀行]

ちょっと鮮度落ちですが・・・
先週の月曜日(17日)は敬老の日の祝日で、土日とあわせると三連休。秋の行楽シーズンに連休ともなれば、やはりどこか旅に出たくなるもの。いつもは鈍行列車で、ちまちまとセコイ旅に出ている私ですが、なんとこの連休はどーんと海外旅行なぞへと出かけてみることにしました(゚∀゚)! 果たして、その行き先はというと・・・?

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スーツケースをひきーの・・・
(イメージです私のではありません)

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NEXに乗りーのの・・・

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ヒコーキで飛びーののの・・・ 

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機内食を食べーのののの・・・

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機窓から山々や湖を眺めーののののの・・・
あれ?この景色は・・・σ(・・;) ン?

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10時間以上もかけてやってきた、目的地最寄の空港。
気がつけば手にあるのは、見慣れたフリーチケット・・
も、もしや、ここは・・・(゚ロ゚;) ハッ!!

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はい、じゅね~ぶ

・・・スミマセン、連休を利用しての旅行とは真っ赤な偽り。このブログに長くお付き合いいただいている方ならもうお解りでしょうが、はるばるスイス・ジュネーヴまでやってきたのは、今回ももちろん仕事です。(´д`;)アウ...

 

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2012.09.16~09.23 スイスⅤ 01
とりあえず・・・ジュネーヴの近況報告記

9月16日(日)
NRT1025-(LX161)-ZRH1550
ZRH1655-(LX2808)-GVA1740
Geneve-Aeroport 1805-(ICN541)-Geneve 1812


と、いうわけで、今年二度目のスイス出張。6月に来た前回はジュネーヴのホテルがどこも満室で、仕方なくイヴェルドン(Yverdon-les-Bains)という郊外の小都市に滞在しましたが、今回は無事にジュネーヴ市内のホテルを取る事ができました。やはり勝手知ったる街に滞在できるのは安心感があります。しかしジュネーヴはこのブログでも過去に何度か紹介しているので、ネタ的には乏しいんですよね・・・。ジュネーヴに滞在するのは昨年7月以来、約一年ぶり。そうそう変化があるとは思えないけれど、とりあえず鉄なので、今回も駅などを中心に少し散策してみる事にします。

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ジュネーヴの玄関口にあたる、
スイス国鉄(SBB)のコルナヴァン駅は改良工事の真っ最中。
もうここ5年くらい工事が続いているけれど、
一体いつ完了するのやら・・・(^^;)
12.9.16 スイス国鉄 ジュネーヴ

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スイス最大の駅・チューリッヒ中央駅ほど多くはないけれど、
ここジュネーブにも何本かの国際列車が発着します。
パリ行きTGV(左)とミラノ行きのECが並ぶ時は
いちばん華やかなシーンかもしれません。
12.9.16 スイス国鉄 ジュネーヴ

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動力分散式、いわゆる「電車」の台頭で、
ここスイスでも数を減らしつつある機関車牽引の客車列車ですが、
ラッシュ時間帯にはまだ多くの列車を見る事ができました。
上はおなじみのRe420が牽引するRE(RegioExpress=快速)、
下はRe460が後押しするIC(InterCity=特急)。

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日曜日の夕方、駅のあちらこちらでは、
別れを惜しむ親子の姿がありました・・・。
詳しくは解らないのですが、
親元を離れて全寮制の学校などで学ぶ子供たちかな?
中には泣きじゃくっているコもいたりして、
ちょっと切ない気持ちになります。。。(;ω;`)

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続いては街中を走るトラムを。
白と紺色のツートンカラーがジュネーヴ市電の基本色。
連接式低床車(上)が主流になりつつありますが、
下の旧型(っていうほど古くないけどね)もまだまだ多く見かけます。
12.9.16 ジュネーヴ市電 上・Cornavin付近/下・Bel-Air付近

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今回のジュネーヴで私が気づいた唯一の鉄的な変化と言えば、
この新型トラムの運行開始。
(突然現れたので、こんな写真しか撮れませんでした・・・。)
新型車の導入目的は、既存の旧型を置き換えるというより
路線延長に伴う車両増備と言った感じで、
ジュネーヴ市電は現在でも路線の拡張を続けています。
12.9.16 ジュネーヴ市電 Cornavin付近

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ジュネーヴのシンボル、
レマン湖の大噴水「じぇっどー (Jet d'Eau)」は
この日も元気にそびえ立っていました。(^▽^)

仕事のスケジュールが本格始動すると散策などへ出る余裕ができるか解らないので、ちょっとムリをして到着初日早々、ホテルチェックイン後に駅や街へと繰り出しました。すでに時刻は午後6時過ぎになっていたものの欧州は日が長くてまだ明るく、街歩きや写真を撮るには問題ありません。でも季節はもうすっかり秋で、湖畔の風が頬に当たると冷たく感じました。

 

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この季節に欧州へ来たならば、ぜひ食べておきたいのが、
キノコの王様・ポルチーニ茸。
自然発生の旬は秋で、まさに欧州のマツタケといったところ。
まずは初日、「ポルチーニのピザ」というメニューをチョイス。
ん~・・・たしかにポルチーニの香りはいいけれど、
本当にメニュー通りポルチーニしか載っていないのね。。。(^^;)
味的、色的にルッコラなど散らして欲しかったところ。
☆☆・・・

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翌日はメインではなくアペタイザーで
ポルチーニのポタージュを選んでみました。
とても濃厚で、鼻から口からポルチーニの香りを満喫。
体も温まって、とても美味しかったです (^^)V
☆☆☆☆・

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さらに四日目はメインで、
もうそのままポルチーニ(他、数種のキノコ)のバターソテーを。
素材の味が生きて、味、香りともに大満足!
でも、キノコがメインディッシュって、ちょっと寂しいかも・・・。
(とくにこの日ご一緒した方がチョイスしたメインが、
肉厚なステーキだったので・・・^^;)
☆☆☆・・


今回の出張は一週間(7泊8日・うち一泊は機中泊)で、ジュネーヴに三泊、もう一カ所の都市(同じくスイス)に三泊の行程。次回はその後半に滞在した都市の方をご紹介します。


・・・続きます。



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スイスⅣ 02・・・ベルンでちょい鉄 撮影記 [あおたけ的 SWISS紀行]

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2012.06.18~06.24 スイス 02
鉄神降臨?
ベルンでちょい鉄 撮影記

仕事で訪れているスイス。前回の続きです。
今回の出張は前回紹介したイヴェルドンを基点に、何軒かの訪問先をクルマで巡るもので(もちろん私ではなく、コーディネーターの運転)、その途中に線路と並行して走ったり、駅をチラッと見かけはするものの、ネタになりそうな鉄分はほとんど得られませんでした。そんな中で迎えた終盤の五日目。この日はちょっと遠出をして、首都ベルン(Bern)へと向かう日程。しかし移動はやはりクルマなので、あまり鉄分の期待はしていなかったのですが、思わぬところで「鉄の神様」が降臨してくれました。

6月22日(金)
早朝にイヴェルドンのホテルを出発。本来イヴェルドンからベルンまではアウトバーン(高速道路)で一時間ほどの距離なのですが、今回は途中でヌーシャテル(Neuchatel)に住む現地スタッフを拾っていくことになっているので、少し遠回りして向かいます。でもそのおかげで、高速を降りて一般道を走っていると、ウマい具合にクルマがローカル線の踏切に引っかかりました。まずは一つ目の「鉄神降臨」(^^)。以前にも書きましたが、コッチの踏切は鳴ってから列車が来るまで余裕があるので、クルマを降りてカメラを構えます。単線のローカル線、一体どんな列車が来るのでしょうか。

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踏切で足止め。
鉄にとっては嬉しいタイミングです。(^^)

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朝の麦畑を走り抜けてゆくのは、
ちょっと変わった紅白の塗り分けをしたこんな電車。
ジキルとハイド・・・?
いや、最近では「いぶたま」っぽいと言うべきか。(^^;)
スイス TRN Sugiez-Ins

麦畑の向こうから現れたのは、SBB(スイス国鉄)ではなく、ヌーシャテル地域交通(TRN)という私鉄の電車でした。ただし塗り分けは違うものの、車両自体は前回イヴェルドンの跨線橋で撮ったSBBのRABe523形とほぼ同形。最近はこの流線型をした低床タイプの電車を、スイス各地で多く見かけるようになりました。まあ同じ新世代車両でも、ステンレスが主流の日本よりはちょっとオシャレに見えるかな・・・。撮影後は踏切が開き切る前に急いでクルマへと戻ります。

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ヌーシャテル湖とムルテン湖を結ぶカナル川。
大きな湖が多いこのあたりは朝靄が発生しやすいとのこと。

ムルテン(Murten)付近で再び高速へ乗ったあたりから、私は睡魔に襲われてウトウト・・・(´-ω-)。o◯ 滞在五日目で時差ボケは解消されつつあるも、異国での仕事疲れと朝7時出発ではムリもありません。しばらくして気がつけば、クルマは先ほどののどかな雰囲気と打って変わって、賑やかな市街地を走っていました。どうやらいつのまにかベルンの街に入ったようです。

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中世ヨーロッパの面影が色濃く残る、美しいベルンの街並み。

スイスの首都・ベルン。チューリッヒ、バーゼル、ジュネーヴに次ぐ第四規模の都市で、湾曲するアーレ川に囲まれた土地をいかして古くから発展し、大聖堂や時計塔、彫像が美しい泉などが現在も多く残る旧市街は、世界文化遺産に登録されています。またアインシュタインが特殊相対性理論などの論文を執筆した場所(アインシュタイン・ハウス)であることでも有名な街。
そんな歴史や文化に富み、美しい街並みを誇るベルンですが、スイスの都市の中でも私はあまり縁がない方で、過去に一度、夜遅く着いて翌朝早くに出発する、腰掛け程度でしか訪れたことがありません。今回も仕事で郊外には行くものの市内は素通りかと、ちょっと残念に思っていました。ところが、訪問先の方がとても親切で、なんと仕事の合間のランチにベルン市内のレストランを予約していてくれたのです。しかもその予約時間まで少し時間があるからと、ついでにこんな名所にも連れて行ってくれました。

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赤いトロリーバスが走るベルンの街。
一見何の変哲も無い街角風景に見えますが・・・
おや?何やら左上の方に不思議なモノが・・・?
( ゚д゚)・・・(つд⊂)ゴシゴシ・・・(;゚д゚)

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クマ━━━━ヽ( ・(ェ)・ )ノ━━━━!?

街中に突如現れた、電線をアルクマ・・・いや、歩くクマ。もちろん本物ではないユニークなオブジェですが、なぜゆえにクマなのか? それはベルンという街の語源が熊(独語のBar)からきていて、市の紋章にもなっているシンボルなのです(1191年にこの街を つくったツェーリンゲン家のベルヒトルト5世が狩りで最初にしとめた 動物が熊だったらしい・・・^_^;) 。そしてこの電線グマのすぐ横にあるのが、その名も「熊公園 (BARENGRABEN)」。

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本物のクマを見ることができる、ベルン市内の熊公園。

ここはガラス越しに間近でクマの姿を見物することができる人気スポットの一つで、この日も観光客や親子連れが多く見られました。でも、実は私がここでクマ以上に感激したのは、なんといってもその公園内の高台から見た眺め。アーレ川越しにベルンの旧市街が一望できるのです!

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湾曲したアーレ川とその向こうに広がる旧市街地。
これぞ世界遺産・ベルンを象徴するような景色です。

うーん、まさに絶景!!これはクマよりも眺望の良さをウリにした方がいいのではないかと思うほど。クマのことなど忘れて、しばし景色に見入ってしまいます。これでどこかに列車の姿でもあれば最高なんだけどな・・・と目を凝らすも、ご覧のとおり旧市街は建物が密集していてよく解らず、大聖堂の左へと伸びている高いアーチ橋はバスやトラックが遠目にも確認できる道路橋。残念ながら鉄道橋ではない・・・と思いかけた瞬間、なんとそのアーチ橋上を赤い電車が走ってゆくではありませんか!

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街や川を見下ろすように架けられた高いアーチ橋、
「キルヒェンフェルト橋」を渡る赤い電車。
・・・って、いちおうクリックで拡大するケド、
ちょっと小さくて解りづらいですよね。(^^;)
スイス ベルン市内

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そこで、橋の部分をズームアップ。
たしかにアーチ橋の上を電車が走ってゆくのが解ります。

道路を走る電車、どうやらこれはトラム(路面電車)のようです。でも一両や二両編成ではなく、広島電鉄の「グリーンムーバー」のように長い編成のトラムなので、それなりに電車としての存在感があります。何よりも、たとえ路面電車であれ、この美しい景色のなかで「鉄道写真」が撮れたのですから、鉄としては嬉しい収穫です。これでこの日二つ目の「鉄神降臨」。それにしても、まさか「熊公園」で撮り鉄ができるとは思わなかったなぁ・・・。

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もう一枚、今度はスイスで一番の高さを誇る、
ベルンのランドマーク、大聖堂を大きく入れてみました。
修復工事中だったのが残念・・・(>_<)
正午の鐘が街に響く頃、トップライトに照らされた
トラムの屋根がキラリと光りました。

クマ見物に連れてきたのにクマの檻には近づかず、高台から遠くのトラムばかりを撮っていた客人をちょっと複雑そうな目で見つつ、先方の方は続いて旧市街中心部のレストランへと案内してくれます。その道すがら旧市街へ入ると、先ほど遠目に見ていたトラムを間近で見ることができました。

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旧市街中心部を走る、真っ赤なベルン市電。
広電「グリーンムーバー」などと同じ低床の関節式連節車ですが、
7車体(7連)とは、これまた長いトラムですね~。(^^)
スイス ベルン市電  Bern Zytglogge付近

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先方がランチに連れて行ってくれたのは、
「コルンハウス・ケラー(Kornhaus keller)」という
穀物庫を改造した有名なレストラン。
高い天井と両側に突き出たバルコニーが
まるで劇場のような内装です。w(゚ロ゚)wオォォー!!

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私はためしに「シェフのオススメランチ」をチョイス。
メインは牛のテールシチューっぽい感じでした。
日本人としてはパンよりもゴハンが欲しくなるお味で、
付け合わせがリゾットだったのも納得??
☆☆☆・・

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デザートは杏のパンナコッタ。
パンナコッタを食べた後に下の杏を食べると、
かなり酸っぱく感じますが、
一緒に食べるとほどよい酸味となって美味でした。
☆☆☆・・

Restaurant Kornhauskeller(コルンハウスケラー)

ランチタイムを終えてレストランを出ると、今度は先方の方がちょっと先で手招きして呼んでいます。どうやらレストランのすぐ脇にある、橋の上からの景色を私に見せたいらしい。きれいな景色なら、もうさっきの熊公園でじゅうぶんと思いつつも、後に付いていってみると・・・なんとそこで、またしても「鉄神降臨」!!

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新緑の木々に囲まれて、美しいアーレ川を渡るのは、
SBBのRe460形に牽引された客車列車。
スイス スイス国鉄 ベルン付近 (Bern-Bern Wankdorf)

レストランと同じ「コルンハウス」という名前の橋(Kornhaus brucke)から見た景色。先ほどの熊公園と同じくアーレ川を渡る列車の姿が見えますが、今度はトラムではなく、もっと嬉しいSBBの列車です! まさか食事をしたレストランから徒歩3分もかからないところで、こんな素晴らしい鉄道撮影スポットに巡り会えるなんて・・・鉄神に、いや、これはもう食事に連れて行ってくれた先方の方に感謝感激雨あられです!d(≧▽≦)b グッジョブ!

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続いてやってきたのは、オール二階建て客車のIC2000形。
一見電車のように見えますが、先頭車で制御ができる客車列車で、
後方には一枚目の列車同様にRe460が連結されています。

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今度はタテ位置でカメラを構えていると、
SBBとは異なる黄緑ラインの列車が現れました。
これはベルンを中心に運転されている、BLSという私鉄の列車。

美しい景色のなかを次々やってくるSBBやBLSの列車たち。ここならば一日中いたって飽きそうにありません。しかし無情にも仕事で来ている我が身に与えられた時間はわずか5分のみ。名残惜しいところではありますが、後ろ髪を引かれるような思いで橋を後にします。それでもここで三本もの列車を撮ることができたのですから、満足しなくてはいけません。いつかまた仕事でなくプライベートでベルンを訪れることができたなら、そのときにゆっくりと撮影を楽しむことにしましょう。

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ベルンのアンティークショップでつい衝動買いしてしまった
SBBの名機「クロコダイル」ことCe6/8II形の置物(ペーパーウェイト?)。
手前の小さなSLとセットで60スイスフラン(約5000円)でしたが、
はたして高いのか安いのかよくわかりません (^^;)
まあ、ベルンに来た想い出だと思えばいいか・・・
(これでもCHF84から値切ってCHF60にしたのです)。

撮り鉄だけでなく、もちろん仕事の方も滞りなく順調に進み、最後はそのベルンからの帰り道。また朝のように踏切にでも引っかからないかな~なんて思いながらクルマに揺られていると、途中で駅に停車中の列車を追い越しました。そこで、ちょっとドライバーさんにお願いして止めてもらおうとしたら、なんと「この先にいい撮影ポイントがあるぞ」と教えてくれます。この方は鉄ではありませんが、この辺を走り慣れているプロのドライバーさん。小さな川を跨ぐ橋の横にクルマを止めてくれました。そこで撮影できたのが今回のスイス鉄、ラストとなるこのカットです。

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古そうな味のあるトラス橋を渡る、BLSの列車。
スイス BLS Marin-Epagnier-Zihlbrucke

鉄にとってトラス橋は車体が鉄骨に覆われてしまい、意外と敬遠されがち。なので、ここはいかにも非鉄のドライバーさんが選んだポイントだな~って感じがしたのですが、いざ撮影してみると案外悪くない絵になりました。この路線は一時間に一本程度のローカル線ですから、これも鉄神が降臨したといっていいかもしれません(^^)。朝の踏切から始まって、ベルンでの熊公園とコルンハウス橋、そして帰りのトラス橋と、撮り鉄で訪れたわけでないのに、実に四度の「鉄神降臨」に恵まれ、鉄としては最高にラッキーな一日となりました。

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前回のフリータイムと打って変わって、
この5日目は一日中いいお天気でした。
真っ青に染まったヌーシャテル湖を目に焼きつけながら、
宿のあるイヴェルドンへと戻ります。
そして翌日は帰国日・・・。


今回のスイス出張はいつもに比べて移動距離が少なく、またイヴェルドンという比較的小さな街にずっと滞在していたこともあって、ジュネーヴやチューリッヒのような鉄ネタにはあまり恵まれないかなと思っていたのですが、イヴェルドンでのフリータイムでは駅撮りに加えて沿線撮りも楽しみ、そしてベルン往復では「鉄の神様」・・・というより、実際は先方の方やドライバーさんの親切のおかげで、思いがけずいろいろな鉄道シーンに遭遇することができました。今回の「スイス紀行Ⅳ」はこの二回で終了ですが、鉄的な内容は濃かったのではないかと思っています。約一年ぶりに訪れたスイス。景気の問題と私の仕事内容から年々減っているスイス出張ですが、また訪れる機会があることを願って帰国の途へとつきました。

6月23日(土)~24日(日)
GVA1000-(LX2807)-ZHR1100
ZHR1300-(LX160)-NRT0750

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今回、成田からの帰りには初めて
スカイアクセスの「スカイライナー」を利用しました
(往路はNEX)。
座席はNEXよりも若干ピッチが広いものの、ちょっと薄っぺらい印象。
でもシックな装いのNEXに比べて、白とブルーを基調とした
明るいスカイライナーの車内は、とくに朝便で着く者にとっては
気分的に爽やかで、好感が持てました。(^^)
京成スカイアクセス線 成田空港

成田空港0919-(スカイライナー4号)-京成上野1005



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スイスⅣ 01・・・イヴェルドン 徒歩鉄散策記 [あおたけ的 SWISS紀行]

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2012.06.18~06.24 スイス 01
イヴェルドン 徒歩鉄散策

先週書いた「ONE-shot」の冒頭でもちょこっと触れたように、今月は週末休みが何日か潰れてしまうほどの大きな仕事を抱えてしまいました。こう書くと、ずっと会社に缶詰状態で、ひたすらデスクワークをしているように思われるかもしれません。でも実は一週間ほどの海外出張を命じられていたのです。その行き先はと言えば・・・またもやスイス。このブログに長くお付き合いいただいている方ならご存知でしょうが、私の海外出張はスイスに特化しており、過去にも三度、出張ついでのスイス旅行記を綴ってきました(仕事の出張なので「旅行」じゃないんですけどね・・・^^;)。海外とはいえ、同じ国の同じ都市ばかりではさすがにネタが尽きてきたものの、日本と同様・・・いや、それ以上とも言える鉄道王国・スイス。行けば何かしらの鉄ネタに巡り会えるもの。TGVでパリへ行った前回のスイス編Ⅲのような派手さはありませんが、今回も少しだけ「あおたけ的・スイス紀行」にお付き合いいただけたらと思います。ちなみにいつものことながら、私のスイス紀行ではアルプスの山々や美しい湖などの、いわゆるハイジ的な観光地とはほぼ無縁の鉄道や都市部がメイン。なので、スイスのキーワードでこのページに辿り着いた方には申し訳ないのですが、観光の参考などにはなりづらいと思われますので、この先を読まれる方はあらかじめご承知置きを・・・m(_ _)m。

6月18日(月)
NRT1025-(LX161)-ZRH1550
ZRH1735-(LX2810)-GVA1825

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チューリッヒからジュネーブへ向かう機上から、
晴れていれば進行左手にはアルプス山脈が(
スイス編Ⅰ参照)、
今回のように右手窓側席だとレマン湖を眺めることができます。

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そのレマン湖畔をよ~く目を凝らしてみると、
走ってゆく列車の姿がありました。
二階建てのSバーンタイプなので、RABe511形かな?

今回もスイスインターナショナル・エアの「LX-161便」と「LX-2810便」をチューリッヒで乗り継ぎ、東京から約14時間かけてジュネーヴへとやってきました。いつもならこのジュネーヴが最終目的地なのですが、今回はここからさらに列車で移動を続けます。スーツケースをガラガラ引きずって、ジュネーブ空港の地下にあるスイス国鉄(SBB)の駅へ。私にとっては飛行機を降りた瞬間やイミグレを通る時よりも、駅でSBBの列車を見ることが、いちばんスイスへ来たのだと実感します。そう言う意味で、着いてすぐに列車へ乗れる今回はちょっと嬉しい。

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地下のジュネーヴ空港駅に待機していたのは、
バーゼル(Basel)行きICN643。
このICN(特急)に使用されているRABDe500形は、
振り子機能を搭載した動力分散式の特急形車両です。
個人的にはあまり好きなデザインじゃないけれど・・・。
スイス国鉄 ジュネーヴ空港 (Geneve-Aeroport)

時間に正確なスイスの鉄道らしくキッチリと定刻に空港駅を発車したICNは、ジュネーヴ市内を抜けて、先ほど上空から見たレマン湖沿いの線路を東へと進みます。本当ならいつものようにジュネーヴ市内に宿を取って、そこを拠点とする予定だったのですが、なぜか今回は手頃なジュネーヴの宿がどこも満室(時計かクルマの展示会か、もしくは国連で会議でもあるのか・・・?)。五つ星のスイートなら空き室アリでも、一泊3000スイスフラン(約25万円)では、会社の経理部に殺されてしまいます。そこで今回は、より訪問先に近い「イヴェルドン(Yverdon)」という怪獣のような名前の街に滞在することにしました。訪問先に近いならコッチの方がいいじゃないかと思われそうですが、レジャーでなく仕事で滞在するのならば、ジュネーブやチューリッヒのような慣れた都市の方がいろいろと勝手が解って都合がいいのです。はたして初めて訪れるイヴェルドンとは、いったいどんな街なのだろう・・・。

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車窓にはアルプスの山々とレマン湖がチラリ・・・。
上空から見ていたほど湖の眺めは良くないですね。。。
スイス国鉄 ニヨン(Nyon)付近(車窓から)

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今回の目的地はジュネーヴ市内ではないので
スイス編Ⅱで紹介したフリーチケットは使えず、
きっぷはあらかじめオンラインで購入しておきました。
プリントアウトした用紙とパスポートでチェックされます。
それにしても、こんな紙っぺら
(Eチケ)で国際線の飛行機や
異国の鉄道に乗れる時代になったんだなぁ・・・(^^;)

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ジュネーブからICNで約一時間、
イヴェルドンの玄関口であるイヴェルドン・レ・バン駅に到着

まだ明るいですが、すでに午後8時過ぎです

スイス国鉄 イヴェルドン・レ・バン(Yverdon-les-Bains)

Geneve-Aeroport 1905-(ICN643)-Yverdon-les-Bains 2002

ジュネーヴから東へ約70キロに位置する、仏語圏の小都市イヴェルドン。ローマ軍の北進ルート上にあり、ケルトやローマ時代の遺跡が発掘されている歴史的な町ですが、何と言ってもここで有名なのは温泉。紀元前からの伝統を誇る名湯の地で、街に数多く存在するスパセンターへ保養や療養目的でスイス国内はもとより欧州各地から多くの人が訪れます。駅名や街名にも仏語で風呂や温泉を意味する「バン(Bain)」が付いていて、正式な駅名はさしずめ「イヴェルドン温泉駅」と言ったところ。たしか10年くらい前にこの駅を列車で通った時には、まだ単なる「イヴェルドン」という駅名だったと思うので、最近になって観光客誘致のために改称されたのではないでしょうか。日本の城崎→ 城崎温泉のようなものかな・・・。ちなみに温泉と言っても日本のようなオフロではなく、温水プールみたいなもので、もちろん水着着用が原則です。実は私が滞在したホテルにもバンが併設されていましたが、水着を持ってきていないし、仕事以外に少しでも余裕があるのなら、私は温泉よりも駅へ行って列車が見たい。そこで、ここからは再び鉄の方へと話題を戻します。

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スイス国鉄を表す「SBB CFF FFS」マークが掲げられた
「イヴェルドン・レ・バン」駅の駅舎。
駅構内にはキオスク(売店)の他、
小さなスーパー(COOP)とファーマシーが併設されていました。
スイス国鉄 イヴェルドン・レ・バン(Yverdon-les-Bains)

イヴェルドン・レ・バン駅はジュネーヴとチューリッヒやバーゼルを結ぶSBBのメイン路線上にあり、特急も停車する主要駅の一つ。また、この駅からはヌ・シャテル湖の南岸沿いにフリブール(Fribourg)方面へ向かうSBBのローカル線と、以前にも紹介したサン・クロワ(SAINT-CROIX)への中小私鉄「ヴァレ・ド・ジュー=イヴェルドン・レ・バン=サン・クロワ交通 (TRAVYS)」が分岐しています。さらにこの駅が鉄的に興味深いのは、貨物のヤードが併設されていて、頻繁に貨物列車の姿が見られること。ジュネーブやチューリッヒのような大きな駅ではないけれど、特急やローカル線、さらに貨物列車と、なかなか楽しい鉄道ウォッチングができそうです。ただし残念なのは、滞在中に唯一と言っていいほど与えられたフリータイムの日が一日じゅう雨模様でした・・・。:il!:il|Y_(´д`;))!l|il:|; ザアアァァ…

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まずは黄色いコンテナ車を従えて、颯爽と現れたのは
以前にも紹介した「スイスのEF65」こと汎用機のRe420形。
ただし車軸配置はBo-Boの日本で言うD級機。
スイス国鉄 イヴェルドン・レ・バン(Yverdon-les-Bains)

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次に入ってきたのは、このブログ初登場のAe610形。
Re420よりも一回り大きい、Co-Co車軸配置のF級機です。
最大392kNの牽引力と125km/hの最高速度を特徴とする強力機で
かつてはゴッダルトルートの旅客列車牽引なども担っていましたが、
現在では貨物専用機として活躍しています。
貨物機なのでチューリッヒ中央駅やジュネーブでは
あまり見かけることがないんですよね・・・。
嬉しいことにこのカモレには次位にDLがムドで付いていました。

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同じくAe610形の「SBBcargo」塗装機が入換え中。
貨物機のAe610はこの「cargo」色化が進んでいるのかな・・・・?
まるでJRFの更新色塗装が進むロクヨンみたい。

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奥の留置線にいたのは、旧塗装で緑色のRe420!(゚∀゚)
国鉄色・・・って言い方とはちょっとニュアンスが違うけど、
強いて言うならば、昔の茶色いEF60みたいな感じ。
現在Re420の標準塗装は上に紹介した赤色で、
緑色の旧塗装は三機程度しか存在しない、まさに「ネタガマ」。
できれば運用に入っている姿が撮りたかったな・・・。

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こちらはイヴェルドン駅の一角から出ている、中小私鉄の
「ヴァレ・ド・ジュー=イヴェルドン・レ・バン=サン・クロワ交通
(TRAVYS)」 。
一見路面電車のようなカワイイ車体ですが、
実は峠越えの急勾配を軽々と進む、力強い電車です。
スイス TRAVYS イヴェルドン・レ・バン(Yverdon-les-Bains)

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電車の横に鎮座していたTRAVYSのEL。
車体側面にワニの絵が描かれているユニークな機関車です。(^^)
いつもイヴェルドンを列車で通るたび、コイツが気になっていたんですよね・・・。

私が駅に行った時間帯、SBBの旅客列車は先ほどジュネーヴから乗ってきたのと同じICNのRABDe500形しか来なかったので、ここでは貨物列車と私鉄のTRAVYSを中心にご紹介しました。旧塗装の「ネタガマ」や中小私鉄が各地に多く存在するなど、スイスの鉄道は時間に正確というところだけでなく、趣味的に見ても日本の鉄道に似たところが多くて、とても興味深いものがあります。

さて、今度は駅を離れてイヴェルドンの街中散策へと出かけてみましょう。いくら鉄でも、さすがにフリータイムをずっと駅で過ごしてしまうのはもったいない。とくに今回は初めて訪れた街ですし・・・。とは言うものの、いっこうに雨はやむ気配がなく、時間的にもそれほど余裕があるわけではないので、駅周辺の市街地をちょこっとまわる程度。しかも事前に地図や観光ガイドなども用意していない、まさに行き当たりばったりの散策です。ヽ(´o`;) ダイジョブカ ?

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細い路地に商店と教会がひしめき合い、
いかにもヨーロッパの古都っぽい雰囲気が漂う
イヴェルドン旧市街のラック通り。

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ラック通りを抜けると、イヴェルドン一の見どころである
ペスタロッツィ広場へと出ました。
正面に見えるのはランドマーク的存在のノートルダム教会。

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ノートルダム教会の対面にあるのはイヴェルドン城。
現在では博物館になっているのだそうです。
教会とお城、さらに撮り忘れてしまいましたが、
市庁舎が立ち並ぶペスタロッツィ広場。
イヴェルドン観光はここにすべてが凝縮されていると言っても
いいのかもしれません。

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残念ながらイヴェルドンにはトラムのような路面電車はなく、
市内の公共交通はバスがメイン。
先ほど紹介した私鉄のTRAVISがバスを運行しています。
ちなみにこのバス、よ~く行き先表示器を見てみると・・・

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運転手さんはコーヒーブレイクでした。(^▽^)
単なる「回送」表示よりもユーモアがありますよね。

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バス以外の移動手段としては、こんなのもオススメ。
街中の各所で見られたレンタサイクルの自販機です。
でも仏語表示だけだったので、借り方が解らなかった・・・。

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お城の外濠から駅方向を眺めると、
ちょうどレール輸送のDL(工臨?)が
ゆっくりと通過してゆくのが見えました。
スイス国鉄 イヴェルドン・レ・バン(Yverdon-les-Bains)

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街中散策のブレイクにちょっと一杯。
犬のマークのスイスビール「BOXER OLD」。
クセはなく、意外とアッサリしていて飲みやすかったです。

イヴェルドンの中心は駅周辺の半径数百メートル程度。ジュネーブやチューリッヒのような大都市ではないので、ザックリとした散策なら、ものの20~30分もあればじゅうぶんにまわり切ることができます。これに前述の温泉入浴や博物館鑑賞などを含めて、およそ半日言うのが一般的な観光コースのようです。私はといえば、コーヒー・・・いや、ビールブレイクを挟んでひたすら歩き続け、市街地の端の方までやってきました。もうこの先に見どころは無さそうなので、来た道を戻ろうとしたのですが、さらに先の方に見える陸橋のようなものがちょっと気になります。あの陸橋が越えている下にあるのは道なのか、川なのか、ひょっとして鉄道の線路なんじゃないか・・・? 確証はないけれど、直感的に「鉄センサー」がビンビンに反応しています。ためしに近づいてみると・・・ビンゴ!(゚∀゚)

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イヴェルドンの市街地を抜けたところに見えてきた陸橋。

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その陸橋の下をRABDe500形が高速で通過してゆきました。
方向的には奥のカーブの先がイヴェルドン駅です。
スイス国鉄 イヴェルドン・レ・バン~エペンデス(Ependes)

直感が当たり、陸橋の下にあったのはSBBメイン路線の線路でした。鉄ならば駅から出ている線路の方向でだいたい予測がつきそうなものですが、このイヴェルドン周辺は市街地を迂回するように線路が引かれていて、まさか駅を背にして歩いてきたのに、再び線路に当たるとは思っていなかったのです。しかもここは緩いカーブを俯瞰気味に撮影できるなかなかの好ポイント。適当に歩いて来たにしては、いい場所に巡り会えました。残り少なくなったフリータイムで果たしてどれだけの列車が撮れるのかは解らないけれど、しばらくここで撮影してみることにします(あまり行く人はいないと思いますが、一応撮影地の場所を添付しておきます。この地図を見てもイヴェルドン駅を出た線路が大きく迂回しているのが解りますね。^^)。

 

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再び現れたRABDe500形のICN。
なんてことない郊外の撮影地ですが、奥に見えるアーチ橋が
なかなかいいワンポイントになってくれます。

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陸橋の反対側から撮った普通列車(Sバーン)のRABe523形。
最近、スイス各地で増殖中の一般形車両です。
スイス国鉄 エペンデス~イヴェルドン・レ・バン

交流電化のSBBは地上設備が簡素なので、橋のどちら側からでもスッキリと撮ることができます。しかしこの陸橋は案外クルマの交通量が多くて、列車の姿が見えてから道路を渡るのはちょっとキビシい。ここは欲張らずにどちらか片方に張り付いていた方が良さそうです。それならば、やはりアーチ橋が見えるイヴェルドン側の方がいい。ところがこれが裏目に出てしまいました。せっかくならここで一本くらい貨物列車が撮りたいと思っていたのですが・・・貨物がやってきたのは逆側。(´・д・`)

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赤いRe420に牽引された貨物列車が去ってゆきます。
苦し紛れに後追いで見送り・・・。
スイス国鉄 イヴェルドン・レ・バン~エペンデス(後追い)

貴重な貨物を「見る鉄」だなんて、うーん残念。私が狙っているイヴェルドン側からも貨物が来てくれないかなぁ・・・と、祈るような気持ちで待ち続けるも、来るのは電車のSバーンやICNばかり。一時間近くが経ち、諦めかけたその時、アーチ橋の向こうに赤い電気機関車の姿が見えてきました! か、貨物か!?

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やってきたのは客車列車のIR(急行)。
今やスイスでも減りつつある、貴重な客車列車です。
先頭のカマは客貨両用のおなじみRe420。
統一感のない珍ドコ編成の客車列車は、やはり味があります!
スイス国鉄 イヴェルドン・レ・バン~エペンデス

貨物ではありませんでしたが、機関車が牽引する客車列車が来てくれました~ヽ(*´Д`*)ノ。 でもその姿に舞い上がってしまい、ものの見事にパンタが串刺し。落ち着いてもう少し手前まで引き付けるべきでした・・・orz。それでも、最後に大きな収穫を得ることができたので満足。限られた少ない時間の中で、駅撮り、街散策、そして思いがけず沿線撮りと、天気が悪いながらも充実したイヴェルドンでのフリータイムとなりました。

 

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この日のディナー。
メインはイヴェルドンの東側に広がる
ヌ・シャテル湖で獲れたスズキ系の白身魚。
(名前忘れた・・・(´Д`;)
淡白な身とバターソースの相性が抜群でした。
☆☆☆☆・

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翌日のメインは肉料理で、ラムチョップをチョイス。
日本ではジンギスカンくらいでしか食べないラムですが、
スイスへ行くと食べたくなります。
でも、今回のコレはちょっと臭みが強かったかな・・・。
☆☆・・・

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ヨーロッパと言えばやっぱりデザートは欠かせません。
今回もほぼ毎日のようにいろいろと食べてきましたが、
そのなかでいちばん好みだったのはコレ。
シュー生地にバニラアイスが入り、チョコをかけたもの。
いわゆる「シューアイス」なのですが、
さすがスイスだけあって、チョコの濃厚さが違います。
.:*・(´▽`)゚・*:.。.☆☆☆☆・

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そして今回楽しみのひとつだったのは、
サッカーの欧州選手権(EURO2012)をリアルタイムで見られること。
試合が行われているポーランドやウクライナまでは観戦に行けませんが、
同じヨーロッパにいるだけでも熱気を肌で感じることができます。
残念ながら今大会、スイスは出場しなかった(予選敗退)ものの、
まわりを囲む独・仏・伊の試合では異様な盛り上がりを見せていました

そんなEUROもベスト4が出そろいましたね。


・・・続きます。



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スイスⅢ 05・・・ムノート(城塞)からの俯瞰撮影記 [あおたけ的 SWISS紀行]

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2011.06.29~07.09 スイスⅢ 05
ムノート(城塞)からの俯瞰撮影記

仕事で訪れているスイス編。04からの続きです。
TGVでパリへ行ったり、ジュネーヴで撮り鉄したり・・・と、ホントに仕事で行っているの? と疑われそうな内容を綴ってきましたが、それはあくまでもメインの仕事がお休みだった週末のお話。週明けからしばらくは、ジュネーヴの市内でみっちりとつまんない仕事をこなしていました。次にブログに書けるような鉄道ネタにありつけたのは行程の終盤、帰国前日の事です。

7月7日(木)
この日は早朝にジュネーヴを後にし、一気にスイスを横断。ドイツ南部の小都市へとクルマで向かいました。そこは今年の一月にも訪れたところで、そのときは帰りに立ち寄った「ライン・フォール」という滝と一緒に撮った列車の写真を紹介しています。あれから半年。今回もほぼ同じルートで、再びあのライン・フォールへと寄ることができました。

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ライン川唯一の滝「ライン・フォール」。
上流には鉄道橋が架けられています。
前回とは別角度から、滝と列車の組み合わせ。
スイス国鉄 シャフハウゼン(Schaffhausen)付近
(Neuhausen-Schloss Laufen am Rheinfall)

前回訪れたときは真冬で水量が少ない時期でしたが、今の時期は水量が豊富。水しぶきが霧のように立ちこめています。さらに真ん中の小島までを往復してくれる遊覧船に乗ってみると、迫力倍増!

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遊覧船から見た、名瀑の眺め。
滝に近づくと、船がぐわんぐわん揺れます。
ちょっとコワい・・・((((;゜Д゜)))

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小島からの眺めはこんな感じ。
滞在中に列車が来るかどうかは、運次第・・・!?
残念ながら、今回は撮れませんでした。。。

水量もさることながら、周りの緑もきれいな夏のライン・フォール。やっぱり訪れるなら、寒々しい冬よりも、爽やかな夏の方が絵になりますね。

ところで、今回のメインはこのライン・フォールではありません。
一月に訪れたとき、ライン・フォールの見学後にランチをとるべく向かったのは、ライン川沿いにあるシャフハウゼン(Schaffhausen)というスイス北部の街。中世の面影が残る街並みは美しく、食事も美味しかった、いい印象のある街です。今回はそのシャフハウゼンで一泊する事になりました。本当は翌日の空港移動を考えて、最終日はチューリッヒに泊まる計画を立てていたのですが、なぜかこの日を含めた数日はチューリッヒのホテルがどこも満室状態(なにかイベントでもあったのかも)。条件にあったホテルがチューリッヒで取れなかった事もあって、このシャフハウゼンに決めたのです。ちなみにシャフハウゼンからチューリッヒ空港への所要時間はクルマでも、列車でも一時間くらい(今回もクルマ移動でした...)。スイスエアの成田便は午後1時発なので、チューリッヒではなくこのシャフハウゼンに泊まっても、時間的にはじゅうぶんに余裕があるのです。

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ヨーロッパらしい、古い建物と花に彩られた街
スイス最北の古都・シャフハウゼン。

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シャフハウゼンと言えば、凝った装飾が施された出窓。
この建物は1763年、18世紀のものです。

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前回は行く事ができなかったシャフハウゼンの駅。
なかなか立派な構えをした駅舎です。
スイス国鉄 シャフハウゼン(Schaffhausen)

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国境の街、シャフハウゼンには
スイス国鉄(SBB)とドイツ国鉄(DB)が乗り入れます。
手前がDBのディーゼルカーで、奥にはSBBの客車列車が停車中。
スイス国鉄 シャフハウゼン(Schaffhausen)

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美味しい食べ物の印象が強かったシャフハウゼンですが、
今回は・・・?
これはデザートに出てきたゴルゴンゾーラチーズのケーキ。
メニューを見て、日本でもたまに見かける
ゴルゴンゾーラの風味を生かした、ベイクドケーキだろうなんて
思っていたら、出てきたのはそのまんまゴルゴンゾーラチーズを
重ねて作ったケーキ・・・というより、ケーキ状のチーズ。
カビのニオイが強烈でけっこうキツい。
もちろんチーズが主なのでそのままでは甘く無く、
上の方にあるハチミツをかけて、デザートにします。
それでも・・・う~ん(^^;) ☆・・・・

そんなシャフハウゼンの街でひときわ目を引くのが、ムノート(Munot)と呼ばれる円形の城塞。ドイツ語の案内しかなかったので、1563年に築城された16世紀の城という事くらいしか解らないのですが、丘の上で街を見下ろすかのようにそびえ立つその姿は、まさにシャフハウゼンのシンボル的存在。

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高台にあって、街の至る所から
その姿を望む事ができる「ムノート」(奥の建物)。

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ライン川の対岸からはその全容を眺める事ができます。

歴史的な遺構のムノートですが、ホテルで貰った観光マップにも大きく取り上げられているという事は、どうやら見学は可能みたい。ドラキュラが出てきそうな古城を、ちょっと興味本位で覗いてみる事にしました。

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丘の上に立つムノート、
そのたもとには長い階段が続きます。

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見えてきたのは円柱形の城壁。
なかなか芸術的な形をしていますね~。

階段で丘を上がり、ムノートの本体へと辿り着きましたが、とくにゲートがあるわけではなく、係員のような人もいない・・・。つまり見学料などは徴収されず、フリーに入っていいという事。丁寧に積まれた石垣が途切れている入り口から、さっそく円柱形の内部へ・・・。

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神秘的なムノートの内部。
一部はライトで照らされていますが、
天井に開いた穴からは自然光が入る仕組み。
観光地・・・っていうよりも
公園に置かれたモニュメントって感じで、
だ~れもいません・・・ちょっと不気味。

空洞に近い状態のムノートの内部、城というよりも洞窟のような雰囲気ですね。外から見ると立派なお城なのに中はカラッポ・・・ちょっと騙された感じ。しかしその洞窟の片隅には、さらに上の方へと続く細い螺旋状のスロープが見えます。もちろんそれを上へ。

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ライトアップされた方へ導かれるように進むと、
そこにあるのは上へと続く螺旋状のスロープ。
写真はその螺旋を上から見た画です。
ちなみに写真左上の覗き窓から撮ったのが、
タイトルの写真。

ぐるぐると螺旋を上がって行くと再び外光が見え、やがて円柱(形の建物)のてっぺんへと出る事ができました。さらに上には鐘つき塔が立っていますが、そこへは入る事ができず、どうやらこの円柱の屋上がムノート巡りの終点らしい。その屋上から見えた景色は、まさに圧巻の一言。

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ムノートの屋上に立つ鐘つき塔。
今でもシャフハウゼンの街にその音色が響きます。

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ムノートの屋上から眺めたシャフハウゼンの街。
赤煉瓦の三角屋根や教会の時計塔が所狭しと並びます。
おそらくずっと変わらぬ景色なんでしょうね。。。

丘の上の高台にあるとはいえ、こんなにもスッキリと街を見下ろす事ができる絶景ポイントだとは、思っていませんでした。ここから見ると、あらためて赤煉瓦の屋根で統一されたシャフハウゼンの街並みは美しいと感じさせられます・・・。ところで、やはり鉄としては高台に上がったら探してしまうのが、駅や列車の姿。しかし駅方向は建物が密集していて、列車の姿を見つける事はできません。では、街とは反対側の景色はどうだろう。駅とは逆方向ですが、たしか街の外周をぐるっと回って反対方面へ進む路線が一本あったはず・・・。あまり期待はせず、円の淵に沿って反対の景色が見える方へ回ってみると、そこに広がっていたのは・・・!!!

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大きく蛇行する雄大なラインの流れ。
その大河に架けられた鉄橋上をローカル列車が渡って行きます。
スイス国鉄 Schaffhausen-Feuerthalen

もうビックリ。なんだこの絵に書いたような情景は!! まるで鉄道写真を撮ってくれと言わんばかりの「お立ち台」そのものじゃないですか・・・。ちょっとまとまり過ぎるきらいはあるけれど、これは思いがけない絶景に出会う事ができました。ただ残念なのは、この線にはSBBの子会社である「Thurbo」のローカル電車しかやってこないということ。車種も写真のRABe523形一形式のみ。もし、ここをRe460が牽引する客車列車なんかが通ったら、最高なのになぁ・・・って、これだけの絶景を目の前にして、贅沢を言ってはいけませんよね・・・。それにしても、まさか古城の屋上が手軽な鉄道撮影のお立ち台になっているとは、本当に驚きでした。
一月、そして今回と、半年の間に二度も訪れたシャフハウゼン。しかしドイツ方面の仕事は今回で完了となったので、おそらくもう仕事で訪れる機会は無いでしょう。でも、前回にも増して気に入ってしまったこの街。ライン・フォールやムノートの「お立ち台」へ、いつか再訪してみたいものです。

  

長々と続けてきたスイス編Ⅲはこれでラストです。さすがに一年間に三度目ともなると、書く事は無いかな・・・なんて思っていながらスイスへ飛びましたが、案外いろんなネタに出会う事ができました。特に印象に残っているのは、やはりパリへの日帰りでしょうか。ある程度は海外慣れしてきた・・・なーんて高をくくっていたところへ、迷いまくりの落とし穴。もう少し余裕が持てるはずだったのに、ドタバタ劇となってしまいました(^^;)。全体的にはこの時期のスイスは気候が良くて過ごしやすく、日も長い。天気も概ね良好で、爽やかな色の写真が撮れたのではないかと思っています。

現時点で当分海外出張の予定はありません(たぶん)。
いつの日かスイス編Ⅳを綴れるときまで・・・さよならスイス!

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7月8日(木)~9日(金)
ZHR1300-(LX160)-NR
T0750



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スイスⅢ 04・・・ジュネーヴで徒歩鉄 撮影記 [あおたけ的 SWISS紀行]

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2011.06.29~07.09 スイスⅢ 04
ジュネーヴで徒歩鉄 撮影記

仕事で訪れているスイス編。03からの続きです。
スイス・ジュネーヴで迎えた週末。日帰りの強行軍でパリへ行ってきた翌日の日曜日は、打って変わって、ジュネーヴでのんびりの一日。ホテルで部屋のドアノブに「Do Not Disturb(起こさないでください)」の札を掲げ、昼頃までゴロゴロ・・・。せっかくスイスまで来ているのにもったいない!? でも、休日のジュネーヴって案外やる事が無いのです。山岳鉄道で有名なツェルマットやサンモリッツなどはジュネーヴからかなり遠いし、旅費もけっこうかかる。かといって、街中で過ごそうにも店舗はどこもお休みで、マックすら開いていません。地元の人達は湖畔の公園などで家族と過ごすのが休日の定番みたいですが、私が時間を潰せるとしたら、駅へ行って列車を眺めるくらい。その駅も、以前に紹介したチューリッヒ中央駅や前回のパリ・リヨン駅のような、頭端式ホームが並ぶ大ターミナルなら一日いたって飽きないのですが、ジュネーヴのコルナヴァン駅は実用本位スタイルの通過形高架駅で、島式ホーム4面の8線しかありません。もう何度も来ているコルナヴァン駅、駅
構内ではさすがに撮りつくしてしまった感があります。
そこでこの日曜は持て余した時間を使って、コルナヴァン駅以外に列車を撮影できるポイントは無いか、ジュネーヴ市内を歩いて探してみる事にしました。実は以前からちょっと気になっていた場所もあった事ですし・・・。

7月3日(日)

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コルナヴァンの駅前から撮影地探しスタート!

鉄道撮影ポイント探しの基本は、やはり駅から線路沿いの道を進むこと。しかし、しばらく線路は高架が続き、下からでは列車の姿が見えません。この高架はどこで途切れるのだろう・・・そう思いながら歩くこと15分。歩いていた道に上り坂が見え、ようやく線路と同じレベルの高さにまで上がることができました。撮影できるかな?

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上がってきた坂を振り返ると、こんな感じ。
奥の方がコルナヴァン駅がある市内中心部です。

この辺りでも線路側に渡れば撮影できそうなのですが、あいにく線路側の歩道は工事中で通行できない様子。けれど、すぐ近くには跨線橋があり、この上からなら安全に列車を撮ることができそうです。さっそく跨線橋に上がってカメラを構えてみると、最初にやってきたのはいきなりこの列車。

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前日にパリまで乗った、TGV「Duplex(デュープレックス)」。
TGVを真上から見下ろせるとは、ちょっと新鮮なアングルです。
11.07.03 スイス国鉄 ジュネーヴ(Geneve)付近

緩やかなカーブを描く線形を上からスッキリと撮れる、なかなかいい撮影ポイントじゃないですか。しかも嬉しいことに訪れた時間(午後)は、ちょうど順光でした。

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続いてやってきたのは、SBB(スイス国鉄)の高速列車「ICN」。
今度はヨコ位置で撮影してみます。

この跨線橋の下をくぐるのは全部で4線。これは複々線というわけではなく、上写真の向かっていちばん左が、先ほどTGVが走っていたフランス方面への路線で、これは単線。真ん中の2線は、ジュネーヴ空港へと続く複線。今撮った「ICN」はジュネーヴ空港行きの列車です。そしていちばん右は、ジュネーヴ市内の西に位置するランシー=ポント=ローエ(Lancy-Pont-Rouge)という小駅へ続く単線で、いわば支線のようなもの。この一組の複線と二本の単線、撮影の狙いとしては空港線をひっきりなしにやってくるSBBの「特急(ICN・IC)」や「急行(IR)」、そしてやはりフランスへ直通するTGVといったところでしょうか。

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いちばん右を走るのは、
ランシー=ポント=ローエからやってきたローカル電車。
RBDe560形の更新タイプが使われていました。

ところで、冒頭に書いた「気になっていた場所」ですが、ココのこと・・・ではありません。実はその気になる場所とは、この三路線のなかでいちばん地味な、支線にあるのです。ローカル電車しか走らないような線に一体何があるというのか・・・? 跨線橋アングルで一通りの撮影を終えると、今度こそ目的の場所を目指して、その支線沿いに再び歩みを進めます。歩く道も本線に沿っていた大通りではなく、クルマが通らないような小道へと変わってきました。でも、こういう方が歩いていて楽しい♪

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支線沿いの細い道を歩いていると、
列車の音に反応するように
キックボードに乗った彼が飛び出してきました。
スイス人の「鉄」・・・かな?(^^)
顔を撮らせてもらおうとしたら、
恥ずかしがって逃げちゃった。
11.07.03 スイス国鉄 Geneve~Lancy-Pont-Rouge

歩き続けると、やがて小道は線路と共に大きな川を跨ぐ橋へと出ました。跨線橋撮影地から約30分、ようやく辿り着いた・・・。そうこの橋こそ、私が目指していた「気になる場所」だったのです。

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橋は線路と歩道が一体になっている、ちょっと面白い構造の併用橋。

併用橋の上は線路と歩道の間に低い柵しかなく、ここならかぶりつきで迫力ある写真を撮ることができそう。橋の中央付近でカメラを構えて列車を待ってみると、現れたのはローカル電車ではなく・・・貨物列車 (゚∀゚)!!

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Am843形ディーゼル機関車に牽引される貨物列車。
①エンド側の鼻が長い、DE10のような形のAm843ですが、
大きさが全然違って、通過時の迫力も満点!
11.07.03 スイス国鉄 Geneve~Lancy-Pont-Rouge

気が付けば、単線だった支線がここでは複線になっているように見えますが、ここも単線二線の配置。手前が追ってきたジュネーヴからの旅客線で、奥は別方向から来た貨物線。支線の終点となるランシー=ポント=ローエはジュネーヴの貨物地区にあたるので、ひょっとしたら元々この線は貨物専用線だったのかもしれません。それにしても、このアングルでは貨物線はきれいに撮影できても、旅客線は撮影しづらい。しかも、「さんざん引っ張っておいて、結局はただの編成撮りポイント?」って声が聞こえてきそうですね・・・(^^;)。 いやいや、実はこの場所の本当にスゴイのは橋の上ではなく下。そう、川に面白い特徴があるのです。貨物列車を撮った橋の中央付近から下を見下ろすと・・・。

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クッキリと分かれた、二色の川が交わる場所。
まるで絵の具を水で溶いたような光景が広がっています。

左はレマン湖から流れるローヌ川、右はアルプス山脈から流れるアルヴ川。湖と山、水質の違う二つの川が交わるところ。それが、その名の通りジョンクシオン(Jonction)と呼ばれるこの場所なんです。ちなみにアルヴ川の方は濁っていますが、水が汚染されているわけではなく、石灰などを含んでいるのでこんな色なのだそう。私などはむしろローヌ川の青さの方が異常にも感じてしまいますが・・・(もちろん、ローヌ川の水もきれいです)。何度かジュネーヴを訪れている私ですが、この場所を知ったのはつい最近のこと。Google-earthでジュネーヴの航空写真を眺めていたときに、色の違う二色の川が交わっているココを発見。しかもその付近には鉄道橋が架けられているのを知って、機会があれば一度行ってみたいと思ったのです。

さて、ここまできたからには、やはりこの面白い川と今いる鉄道併用橋を一緒に撮れるアングルを探してみたい。橋の付近は大きな公園を含んだ森林地帯になっているので、ひょっとしたらどこかにいい撮影ポイントがあるかも知れません。橋を渡って森林の遊歩道へと入ってみます。

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橋を渡りきったところで出会ったのは、ワンコさん。
ワンコさん、この先に列車を撮れるところはありますか?

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遊歩道の入り口で今度はニャンコさんがお出迎え。
ニャンコさん、この道で合っていますか?

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森林の遊歩道、馬と自転車の乗り入れは禁止。
馬で入る人がいるのか・・・?さすがスイス。

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鉄道橋の真上付近まで到達してみたものの、
ここではちょっと撮影は難しいなぁ・・・。

しばらく遊歩道を進んでみるも、この時期は木が深く生い茂っていて、うまい具合に視界が開けません。やはり行き当たりばったりで探しても、そうそういい撮影地など見つからないものか・・・と、諦めかけたとき、かろうじて橋と川が望める場所を見つけました。

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木々の向こうに見えるのは、先ほど歩いた併用橋。

う~ん、ここも木の枝が邪魔をして、普通のアイレベルで撮影するのはキビシイ。しかし周りを探しても、ここより視界が開けているところは見当たりませんでした。木によじ登ればキレイに撮れそうですが、木が折れたらローヌ川へ真っ逆さま・・・スイスまで来て、そんなリスクは負えません。そこで、ファインダーを覗かずにカメラのライブビュー機能を使って撮影を試みることにしてみました。腕を目一杯伸ばして、液晶画面でアングルを決めるのです。これなら確かに枝はクリアできそうですが・・・列車が来るまで、腕を伸ばしたままの体勢はかなりキツイものがあります。ああ・・・腕がつる・・・列車よ、早く来てくれえ~(´Д`;)。

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ローヌ川を渡るランシー=ポント=ローエ行きのローカル電車。
外から眺めた併用橋は立派な姿をしていました。
11.07.03 スイス国鉄 Geneve~Lancy-Pont-Rouge

なんとか、ローヌ川を渡る列車を撮影することができました。しかし濁っているアルヴ川のほうが全然写っていません。でも、もうこれが限界。結論としては、夏場に来るポイントでは無かったということでしょうか・・・。

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頑張って、もう一枚トライ。
上写真より少しはアルヴ川の濁りがわかる・・・かなぁ?

それでも、きれいなローヌ川を渡る列車の写真を順光で撮ることができたのだから、これはこれでいい結果だったのかもしれません。何よりも、スイスで歩いて鉄道撮影地を探すという行為が楽しかったし、見てみたかったジョンクシオンの不思議な光景も見ることができました。
ちょっと歩き疲れたけれど、ジュネーヴでの日曜日は思った以上に有意義な一日となりました。

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帰りは公園近くの停留所からバスに乗車。
どのバスがどこを走るのかよくわからないけど、
たしか⑩番のエアポート行きに乗れば、市内中心部へ戻れるはず。

Quldort-(市営バス⑩番)-Cirque

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市内のCirque停留所近くにあるのは、
ハンバーガーの名店「Remor」。
スイス牛100%のミートパティは絶品。
もともとパンもチーズも美味しいスイスですから、
このハンバーガーはとてもウマい!
値段もオーソドックスな「Catalan」でCHF19と
スイスの食事としてはリーズナブル。
なかなかジュネーヴでハンバーガーを食べようとは
思わないでしょうが・・・ぜひおススメです!
☆☆☆☆☆


Cafe-Glacier-Remor

・・・続きます。



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スイスⅢ 03・・・慌しい・・・パリ・リヨン駅 散策記 [あおたけ的 SWISS紀行]

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2011.06.29~07.09 スイスⅢ 03
慌しい・・・パリ・リヨン駅 散策記

仕事で訪れているスイス編。前回からの続きです。
スイス・ジュネーヴで迎えた週末の土曜日。メインの仕事がお休みの日に、ちょっとした頼まれごとを受け、高速列車「TGV」でフランスのパリまでやってきました。私にとっては初めて訪れることになった憧れの地・パリ。エッフェル塔、凱旋門、ルーヴル美術館、シャンゼリゼ通りにセーヌ川・・・ベタですが、どこも行ってみたい、見てみたい場所ばかり。でも、まずはミッション(仕事)優先。ココでは細かい仕事内容までは書きませんが、いわゆる「おつかい」と言ったところで、メールで送られてきた住所と最寄の地下鉄駅の情報を頼りに、パリ市内の三箇所を回ればいいだけ。「迷ったらタクシーを使っても可」とメールには書かれていましたが、私には「徒歩鉄」で慣らした感と足があります。初めての街だって、メトロ(地下鉄)で楽勝さ! と、思っていたのですが・・・。

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古い作りながらも、モダンさを感じさせる
1900年開業のメトロ1号線リヨン駅。
1号線の車両は車輪ではなくゴムタイヤ式。
11.07.02 メトロ1号線 リヨン

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こちらは4号線の車両。
古いのか新しいのか、よく解らない電車ですが
たぶん古いです。
11.07.02 メトロ4号線 バルベス=ロシュシュアール

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その4号線電車の車内の様子。車内は非冷房でかなり蒸し暑い。
ボックスシートで乗り心地良さそうにもみえるのですが、
通路が狭くて乗り降りしづらく、混雑時には最悪、
扉は半自動で、到着駅で取っ手をひねるとドアが開きます。

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パリのメトロは入り口も何となくオサレ~♪
NYともロンドンともまた違った雰囲気です。
11.07.02 メトロ12号線 ラマルク=コランクール

結果から言うと、まあ~迷いまくりました(苦笑)。まずメトロの切符の買い方に迷い、乗換駅で迷い、降りる駅で迷って乗り過ごし・・・挙句の果てに着いた駅が、目的地とはまったく違う場所の駅だったり(ClignancourtとCaulaincourtを間違えました・・・(ノ◇`))。さらに、街中へ出ても当然ながら道に迷い、楽勝と思われた三軒をまわるのに、ずいぶんと時間を費やしてしまいました。

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せっかくなので、ランチは美味しいフランス料理と思っていたのですが、
仏語が読めずにテキトーにメニューを差したら、こんなん出てきました。
これって、バーベキュー?? フランス料理・・・じゃないよね。
マズくはなかったけど。。。☆☆・・・

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せめてスイーツは本場のサバランを・・・しかしこちらも味はイマイチ。
そもそも見た目が大事のスイーツなのに、下がプラッチックのカップ
のままだなんて・・・。☆・・・・。
レストランも、カフェもお店選びに失敗したかなぁ・・・(´・ω・`)。
やっぱりガイドブックって大事です。

何だかんだで、結局頼まれた三軒(+ランチ&カフェ ^^;)を回り終えたころには午後5時過ぎ。さあ、ようやくここから観光だ~・・・と、いきたいところなのですが、なんと無常にもそんな時間は残されていなかったのです。実は復路に指定したジュネーヴ行きTGVは、パリ・リヨン駅18時09分発。すぐにメトロへ乗ってリヨン駅に戻らねばなりません。ああ、まだ何も見ていないのにぃ~(T□T;)。

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一軒目の場所はルーブル美術館の近くでしたので、ちょこっと寄り道。
ガラスのピラミッドが入り口ですね。もちろん中には入っていませんが。

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その美術館の近くから、遠~くの方に見えたのが・・・エッフェル塔!!
初めて目にしたエッフェル塔ですが、姿が見えたのはコレっきり。

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三軒目を探して歩いていると見えたのは、
モンマルトルの丘にあるサクレ・クール寺院・・・のアタマ。

観光というより、偶然見ることが出来たのはこの写真に撮ったものくらい。凱旋門などは姿かたちはおろか、どこにあるのかも解らないまま。しかしそんな私にも、ひとつだけ楽しみが残されていました。そう、着いたときには素通りしてしまった、パリ・リヨン駅。市内を巡ることは叶いませんでしたが、鉄としてはどんな有名観光地よりも駅が重要。ここをじっくりと眺めることができるのならば、凱旋門など見られなくたっていいのです(・・・ホントか?)。コランクールからメトロを乗り継いで、リヨン駅へと戻ってきました。

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立派な時計塔が併設された、フランス国鉄のパリ・リヨン駅。
リヨン駅は1849年開業、現駅舎は1900年に
当地へ移設された際に完成したもの。
11.07.02 フランス国鉄 パリ・リヨン駅(Paris Gare de Lyon)

どうです、このリヨン駅の外観!堅牢で豪華なたたずまいは、エッフェル塔や凱旋門にも匹敵するほどの眺めなのではないでしょうか(半ば負け惜しみ的?)。なんと言っても、ひょーっと伸びた時計塔が美しい・・・。でもその差した針をよく見れば既に5時半を回っていて、列車の発車まで残りは30分。やはりここでも時間は少ないじゃないか・・・と、ここでちょっと思い出して欲しいのは、前回のTGVチケット購入のところ。往路のチケットは変更不可の格安チケットを選びましたが、復路、つまり帰りのチケットは、こんなこともあろうかと変更可能な通常料金で購入していたのです。ここで一本遅い19時09分発の列車に変更すれば、プラス一時間の余裕ができるということになります。さっそくチケットを変更しにフランス国鉄の窓口へ。ところが、そこには順番待ちの長~い行列ができていました。考えてみたら週末の夕方ですから、パリから各地へ帰る人で窓口が混雑するのも当然といえば当然。しかしこのままでは、列に並んでいる間に18時09分発の発車時刻を過ぎてしまいます。うまく一時間後の列車に変更できればいいのですが、万が一その列車が満席だった場合、この日じゅうにジュネーヴへ帰ることはできなくなります(土曜は19時09分がジュネーヴ行きの最終列車)。そう考えると、18時09分を逃して列に並び続けるのはキケンか・・・。悩んだ末に列車の変更は諦めて、何とか当初の予定通り18時09分へと乗ることに決めました。こんなことなら初めから最終便を予約しておけばよかった・・・(´Д`゜)。結局、窓口へ行った分さらに時間をロスして、残された時間は20分ほど。僅かとなってしまいましたが、少しでもリヨン駅へ行った証を残したくて、急いでホームを巡ってみることにしました。このチャンスを逃したら、またいつパリに来られるのかわからないですし・・・。

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ホーム上の時計も重厚なつくり。SBBの駅とは違いますね~。
でも残りは20分・・・。

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大屋根のある駅舎側のメインホール、
通称・「青 (bleu)ホーム」に停車中のTGV「Duplex」。
11.07.02 フランス国鉄 パリ・リヨン駅(Paris Gare de Lyon)
 

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個人的には無骨なデザインの旧型・TGV「Sud-Est」の方が
この駅には似合うと感じます。
短い時間でしたが、この日リヨン駅で見かけたTGVは
「Duplex」と「Sud-Est」の二種だけでした。

パリ・リヨン駅はパリから南東方面へ向かう列車のターミナルで、その名の通りリヨン(Ryon)方面のTGV国内線やスイスのジュネーヴ・ローザンヌ・ベルン行きの「TGV Lyria(リリア)」、イタリアのミラノ行き「TGV Artesia (アルテシア)」などが発着します。しかしやってくるのは、どれもフランス国鉄標準タイプの銀色+青のTGVばかりで、車両的な面白みにはちょっと欠けるかも。いろんな種類の列車を楽しむのならば、イギリスからの「EuroStar(ユーロスター) 」やベルギーからの「Thalys(タリス) 」が乗り入れる「パリ北駅」や、ドイツからの「ICE」が見られる「パリ東駅」などのほうが面白いかもしれません(ちなみに同じスイスからの「リリア」でも、バーゼル経由チューリッヒ行きの列車はパリ東駅を発着します)。もちろん時間があればその両駅にも行ってみたかったけれど、今回はムリでした。。。

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こちらは近郊列車でしょうか。
TGVの発着が大半を占めるリヨン駅で、私が唯一見られた一般車両です。

刻々と迫るジュネーヴ行きの発車時刻。しかし最後にどうしても一カット、リヨン駅で撮りたかったアングルがありました。それはメインホールを見下ろす位置にある、レストラン「Le Train Bleu(ル・トラン・ブルー=青列車)」の入り口テラスから見たこの光景。

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映画「ニキータ」などでも使われた、
リヨン駅構内の有名レストラン「ル・トラン・ブルー」。
歴史的建造物に指定された内装は一見の価値あり・・・らしい。
時間があれば、カフェオレの一杯でも飲んでいきたかったなぁ・・・。

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その入り口へと続くテラスからは、頭端式の「青ホーム」へ発着する
TGVや、待ち合わせする人々の様子が一望できるのです。
ここはリヨン駅で一押しの眺望スポット。
これぞまさに「欧州の大ターミナル」って雰囲気です。

本当は前回の「黄 (jaune) ホーム」で撮ったような、TGVが各番線にズラリと並んだところを俯瞰気味に撮りたかったのですが、この時間の「青ホーム」に停まっていたTGVはこの二本だけでした。ああ、もっと時間があれば、列車が集まってくる時間帯まで粘るのに・・・。それでも、念願だった「トラン・ブルー」テラスからの撮影が一枚でもできたことは、正直嬉しかった。。。(´∀`) 短い時間で不完全燃焼ではあるけれど、そろそろパリを離れる時間です。

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18時09分発のジュネーブ行きは
着いたときと同じ「黄ホーム」の17番から発車。
停車駅も往路と同じようです。

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帰りに乗った6581列車は旧型の「Sud-Est」編成(左)。
図らずも、往復で新旧二種類のTGVに乗ることができました。
右は往路に乗ったのと同じ「Duplex」編成。
11.07.02 フランス国鉄 パリ・リヨン駅(Paris Gare de Lyon)

私にとって初めてのパリは、とても慌しいものとなってしまいました。街中にせよ駅にせよ、どちらももう少しゆっくりのんびり巡ってみたかったところですが、そもそも今回のパリ行きは降って湧いたように、突然与えられたもの。鉄としてはTGVに乗って往復できただけでも、満足せねばならないのかもしれません。今度は仕事ではなくプライベートで訪れて、そのときにはエッフェル塔・凱旋門を巡り、ルーブルで「モナリザ」鑑賞。パリ北・東駅では撮り鉄をし、ディナーは「ル・トラン・ブルー」で美味しいディナーとスイーツを・・・そんなことを夢見た私を乗せて、TGVは一路スイス・ジュネーブへと向かうのでした。

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ジュネーブ行きでは、朝と違って豪華な食事が用意されていました。
前菜はマッシュルームのサラダ、メインはグリルしたサーモン。
デザートにラズベリージャムの入ったチョコレートケーキも付いています。
車窓を眺めながら、白ワインとともに美味しくいただきました。
☆☆☆・・
それにしても、ホント朝とは大違いの内容だなぁ・・・。

パリ・リヨン駅(Paris Gare de Lyon)1809-(TGV6581)-ジュネーヴ(Geneve)2125  

   

・・・続きます。



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スイスⅢ 02・・・ちょっとパリまで...「TGV」乗車記 [あおたけ的 SWISS紀行]

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2011.06.29~07.09 スイスⅢ 02
ちょっとパリまで...「TGV」乗車記

出張で訪れたスイス編。前回からの続きです。
今回の出張は10日間の日程。これは珍しく長い方で、大抵は一週間程度。というのも、日本以上に休日意識の高い欧州で、土日はまず仕事になりません。なるべくなら週末を挟まないで予定を組むものなのですが、今回の仕事はどうしても一週間では足りなかったのです。そんなワケで空き時間となる週末の休日、ジュネーヴでの過ごしかたを日本出発前からいろいろ考えていたところ、突如「ジュネーヴでヒマしているのなら、ちょっとパリへ行ってきてよ」という、サプライズ・ミッションが舞い込んできました。今回の出張には全く関係のない部署からの依頼なのですが、「ジュネーヴ~パリの交通費はウチで持つから」の言葉に、即二つ返事。ああ、花の都・パリ・・・実は私、一度もパリへ行った事が無かったのです。今まで仕事でいろんな都市に行かせてもらいましたが、なぜかパリには縁がない。フランス国内には何度も入っているし、パリ最寄りのシャルル・ド・ゴール空港でのトランジットだって数多くあったのに、パリの市内へ出る事は無かった。そんな私が、ついに憧れのパリへ・・・.。.:*・゚゚・(´▽`).。*・゚゚・*:.。.
「じゃあチケットの手配は、ジュネーヴからのエアフラ(エールフランス航空)でイイね」ヽ(゚∀゚) と担当者。「おいちょっと待て、「えあふら」だとぉ? ジュネーヴ~パリと言ったら「て・じぇ・うぇ」に決まっとろーがー!!」(#`Д´)/
・・・ということで、ジュネーヴでの週末は、フランスの高速列車「TGV」に乗ってパリへと行く事になりました。

7月1日(金)
TGVで行く事を決めた以上は、自分でチケットを手配しなくてはなりません。はじめは日本の新幹線みたいにジュネーヴ・コルナヴァン駅の窓口でテキトーに「パリまで一枚!」って感じで買えばいいんだろうと軽く考えていました。しかし、前日に仕事でお世話になった現地の方に「スイス国鉄の窓口で買うと面倒くさいし、高いよ」と言われ、「ネット予約して、ジュネーブ市内にあるフランス国鉄の代理店に受け取りに行った方がいい」とのアドバイス。・・・というよりも、その方にネット予約までしてもらっちゃいました(仏語のサイトだったので・・・^^;)。私は受付番号を持って、指定された代理店へ行くだけ。それにしても、週末のせいかチケットの窓口は混んでいて、30分以上もの順番待ち。乗車当日に駅でポンと簡単に座席まで選べる日本の券売機は、あらためてスゴいんだなぁ・・・と感じてしまいます。

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コルナヴァン駅のすぐ近くにある「RAIL EUROPE」。
ここで予約したチケットを購入します。
この「RAIL EUROPE」は
日本版のHPもあり、
出発前に乗車列車が決まっている場合にはこちらで
予約購入しておくのが便利かも。

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無事に買う事ができたTGVのチケット、往復分。
行きは変更不可の格安チケット(PICCOLO)で113ユーロ、
帰りは変更可能な通常チケットで142ユーロでした。

ところで、パリへ行くのは初めての私ですが、TGVにはマルセイユ~チューリッヒやスイス国内のバーゼル~チューリッヒなどで何度か乗った事があります。でも、やっぱりTGVに乗るなら、TGVネットワークの中心地・パリへ行ってなんぼのもの。これでようやくブログのプロフィール・アイコン(TGV POS)にも重みが増すかな・・・なんて。

7月2日(土)
パリ・リヨン駅(Paris Gare de Lyon)行きのTGVは、ジュネーヴ・コルナヴァン駅の8番線から発車します。以前にも紹介しましたが、コルナヴァン駅は1~6番線がスイス国鉄ホーム、7・8番線がフランス国鉄専用ホームに分けられ、スイスホームへは改札も無く直接ホームへ上がる事ができますが、フランスホームへ入るにはイミグレ(出入国審査所)を通らなくてはなりません。

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二重の扉の先にイミグレがある、
コルナヴァン駅の7・8番線フランス国鉄ホーム。
ジュネーヴながら、この扉の向こうはフランスとなります。

しかし実際には係員はいるものの審査らしき事は行われず、パスポートの出番は無し。ちょっと拍子抜けしながら、続いてホームにある改札機でチケットに乗車証明を刻印。TGVのチケットには乗車駅などの詳細は書かれているので、とくに刻印しなくてもいいらしいのですが、時間があるので押しておきましょう。本来はやっておいた方がいいようですし。

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ホームやコンコースに備え付けられている改札機。
下の口にチケットを差し込んで刻印を押します。
近郊電車などに乗る場合、この刻印がないと
罰金が科せられる事もあります。

さて、長らくお待たせしました。ようやく今回乗車する「TGV LYLIA(リリア)」との対面です。フランスとスイスを結ぶこのTGVには両国共同出資の運営会社である「LYLIA」の名称がつけられています。

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ジュネーヴで発車を待つ、パリ行きのTGV。
7時41分発の6564列車は、二階建ての
「Duplex(デュープレックス)」編成でした。
11.07.02 スイス国鉄 ジュネーヴ・コルナヴァン(SNCFホーム)

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停車駅などが書かれた液晶式の行き先表示。
途中停車駅は「BELLEGARDE」「NURIEUX」
そして「BOURG-EN-BRESSE」か・・・。

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私の指定席は2号車だったので、前か後の方だと思っていたら、
なんと真ん中のセクターC付近。(右下の停車位置表示参照)。
この列車は8号車が先頭で18号車が最後部。
TGVには「常に1号車が先頭(最後部)」という括りは無いようです。
編成内容は緑が2ndで黄色が1st。赤はビュッフェ車。

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編成は、動力車2・客車8の10連が二本繋がった20両編成!
途中で分割などは行われません。

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1stクラスの車内。
座席配列は1+2。電動リクライニングの立派な座席ですが、
回転機能は無く、集団お見合い式。運が悪いと後ろへ進んで行きます。

今回乗車するのは1stクラス、一等車! ちょっと贅沢ですけれど、週末の午前中にパリへ向かう便は2ndクラスが満席だったのです。。。(マヂですよ・・・ヾ(´▽`;) )。二階建ての「Duplex」ですが、私の席は残念ながら一階席でした。予約時に座席のリクエストって応えてくれるのかな? でもまあ、進行方向に向いた一人席なので、ヨシとしますか。

7時41分、6564列車はジュネーヴを定刻に出発。すぐにトンネルへと入り、市街地を抜けます。TGVというと日本の新幹線と競う高速列車のイメージが強いのですが、実際に高速運転されるのはフランス国内の高規格路線に入ってからで、スイス・フランス国境の山越えは在来線並みにゆっくりと走ります。線路も単線。

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ジュネーヴ近郊の市街地を抜けると、
列車はしばらくレマン湖から流れるローヌ川に沿って走ります。
天気も良くて気持ちのよい列車旅。

最初の停車駅はベルガルド(BELLEGARDE)で、ここは既にフランス。ジュネーヴを出た列車は国境を越えてフランス領域まで停車しないので、ジュネーヴの駅構内にイミグレがあるのです。景色ががらりと変わるワケではないので、あまりスイスからフランスになった実感はありませんが・・・。

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ベルガルド(ベルガルド=シュル=ヴァルスリーヌ)に停車。
このホームは昨年の路線改良工事で完成したオー=ビュジェ線の新ホーム。
11.07.02 フランス国鉄 ベルガルド(BELLEGARDE)

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自然豊かなジュラ山脈越えの山道をゆくTGV。
どことなく奥羽本線を走っているときの「つばさ」っぽい
イメージです。

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ベルガルドでローヌ川と別れると、
今度はシラン湖やナンチュア湖などの湖が車窓に広がります。

ベルガルドからはヌーリュー(NURIEUX)を経由するオー=ビュジェ線でジュラ山脈を越え、ジュネーヴから一時間余りがたった頃、ブール・ガン・ブレス(BOURG-EN-BRESSE)という比較的大きな街へと入ってきました。このジュネーヴ~パリを結ぶTGVが通る駅としてはかなりの主要駅っぽいのですが、列車は減速しつつも通過・・・。あれ?先に紹介した行き先表示には「BOURG-EN-BRESSE」は停車駅として表示されていたぞ・・・?? どうやら、昨年末に行われたオー=ビュジェ線の路線改良工事完成に伴い、TGVの停車駅にも変更があったみたい。でも表示されていた駅を通過したら困らないのかな? 全席指定だから別にいいのか・・・。

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ブール・ガン・ブレスを通過。停車するものだとばかり
思っていたので、写真のタイミングを逸してしまいました(汗)
右奥に去って行くのが駅舎の母屋です。。。
11.07.02 フランス国鉄 ブール・ガン・ブレス(BOURG-EN-BRESSE)
(車内から)

そのブール・ガン・ブレスからは複線となり、一気に速度が上がります。ここへ来てようやくTGVらしい高速運転。やっぱりこの感じは、在来線から東北新幹線内に入った「つばさ」や「こまち」のような印象だなぁ・・・(笑)。高速時の乗り心地はと言うと、この二階建ての「Duplex」は新幹線と比べても遜色無い安定した走りで、揺れも少ない。まあ周りは広大な農村地帯ばかりで、ずーっと直線が続いているってこともあるけれど。

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高規格路線に入り、高速運転になったTGV。
景色が飛ぶように流れて行きます。

ところで・・・朝から何も食べておらず、オナカがすきました。前日にチケットを予約してくれた方によると「1stには、軽い食事が付くよ」と言っていたので、何も買わずに乗り込んだのですが、そんな気配はないし、ベルガルドから乗ってきた隣の親子連れは持参の弁当を広げている・・・。ひょっとしたら「食事付き」は勘違いなのかもしれない、ここはビュッフェ車に行ってパンでも買ってきたほうがいいのでは・・・などと考えていたところ、前の方から大きな紙袋を抱えたオネーサンが現れて「あなたはどこから乗ったの?」と聞かれます。チケットを見せながら「じゅねーぶ」と答えると、「じゃあ、パンをあげるわ」と言って、紙袋からむき出しのクロワッサンをポンと目の前のテーブルに置き、さらにコップ一杯のオレンジジュースを注ぐと、「ぼなぺちぃ~♪」と言って去って行きました。あ・・・なるほど、これが「軽い食事」ってワケね。

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1stクラス車内で配られた、クロワッサンとオレンジジュース。
奥の雑誌は、持ち帰り自由の車内誌「TGVmagazine」。

ちなみにこの食事・・・っていうか、パンは、ジュネーヴから乗車した客のみのサービスらしく、フランス国内のベルガルドから乗った親子には配られませんでした。これは飛行機の短距離国際線に対抗したサービスなのでしょうか。でもパン一ヶとは、思ったよりもショボイなぁ・・・格安チケットだったからかな? (・ω・`) (注:供給される食事は列車の区間、時間帯によって異なります。これはいちばん軽いブランチ・メニューと言ったところか)

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車内誌にはちょっと嬉しいオマケが付いていました。
「TGV30周年特別号」のミニブック。
仏語は読めませんが、絵や写真を見ているだけでも面白い。

しばらく農村地帯を高速で走っていたTGVですが、やがて車窓には家々やビル群の街並みが見えてきました。ジュネーヴを発車してから3時間。時間的にもそろそろパリの市内へと入ってきた様子。スイス国境近くの小さな町・ヌーリュー以来停車駅の無かったTGV。パリ近郊の都市部ではこまめに停車するものなのかな(新幹線の新横浜・品川・東京みたいに)・・・と思っていたら、そのままダイレクトに終点のパリ・リヨン駅へ。

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パリに近づくと、車窓にTGVの車庫が見えてきました。
黄色いTGVは「ドクターイエロー」・・・ではなく、
郵便輸送用の「La Poste」編成。

頭端式ホームのパリ・リヨン駅、ジュネーヴからの列車は屋外にある通称・「黄 (jaune)ホーム」の18番線に到着。ちなみに大屋根がある、メインの駅舎側は「青 (bleu)」ホームと呼ばれています。

ジュネーヴ(Geneve)0741-(TGV6564)-パリ・リヨン駅(Paris Gare de Lyon)1049

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パリ・リヨン駅に到着。
頭端式ホームにずらりと並んだTGVは圧巻の一言!
停まっているのはいずれも「Duplex」編成。
11.07.02 フランス国鉄 パリ・リヨン駅(Paris Gare de Lyon)

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こちらは平屋建て、旧型の「Sud-Est」編成。

初めて降り立ったパリ。早くもずらりと並んだTGVに大興奮です。できることならしばらく駅で撮影したいところですが、残念ながらあまり時間がありません。まあ与えられたミッションをちゃっちゃと終わらせて、駅は後でのんびりと見学する事にしましょう。


・・・続きま
す。



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スイスⅢ 01・・・またまた...スイス渡航記  [あおたけ的 SWISS紀行]

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2011.06.29~07.09 スイスⅢ 01
またまた...スイス渡航記

仕事の出張で、またまたスイスのジュネーヴへと行く事になりました。昨年9月、そして今年1月に続き、一年で三度目のスイス。しかもおカタい街・ジュネーヴ・・・。さすがに、もう私の回れる範囲ではネタが尽きてきました。しかしカメラを持って街を歩いてみれば、前回の「One-shot」で紹介したような予期せぬ楽しい出会いがあったりするもの。さらに新たな発見があるかもしれません・・・(ホントか?)。あまり大きな期待は持たずに、ゆるーい気持ちで三度目のスイス紀行にお付き合いいただけたらと思います(^^;)。

6月29日(水)
NRT1020-(LX161)-ZRH1550
ZRH1655-(LX2808)-GVA1740

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いつもと同じスイスインターナショナル・エアで飛びますが、
今回は視点を変えて機内食をご紹介。
Cクラスの洋食、三種のうち一種はフランス料理界の巨匠・
三國清三シェフがプロデュースしています。
今回のメインディッシュは
「鶏胸肉の椎茸詰め、オニオンと蜂蜜、ポルト酒ソース仕立て」
でした。
もちろん味はいいのですが・・・私はやっぱり機内の空気が苦手。
どんなものでも美味しく感じられない・・・。
(ミクニ先生、ゴメンナサイ・・・)(´・ω・`)

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ジュネーヴ空港からは前回のスイス編で紹介した
フリーチケットを使って・・・

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SBB(スイス国鉄)でジュネーヴの中心、コルナヴァン駅へ。
11.06.29 スイス国鉄 ジュネーヴ(Geneve)

ジュネーヴ空港(Geneve-Aeroport)1824-(IR1741)-ジュネーヴ(Geneve)1830

「成田エクスプレス5号」、スイスインターナショナル・エアの「LX-161」便、「LX-2808便」、さらにSBBの「IR(急行)1741レ」を乗り継ぎ、15時間かけて現地時間の午後6時半にジュネーヴ着。前回に来た1月は、冬時間の7時過ぎに着くともう真っ暗でしたが、夏時間の6時過ぎの今回はまだ明るい(ちなみに冬時間の7時(19時)と夏時間の6時(18時)は、どちらも日本との時差は7時間で同時刻)。ホテルに荷物を置いて一息ついても、まだ陽が当たっているのが嬉しくて、ちょっと駅へと繰り出してみました。

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日が燦々と差す8時頃、やってきたのは
Re460の「Zugkraft Aargau」広告機。
「Zugkraft Aargau」って何のメーカーでしょう??
ググっても解りませんでした。。。(・_・?)
でも、この色のRe460はけっこう好きかも。
11.06.29 スイス国鉄 ジュネーヴ(Geneve)

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イタリア直通特急(EC)に使われる、ETR610が入ってきました。
以前に見かけたときには「チザルピーノ」カラーでしたが、
最近スイス国鉄にリースされて、RABDe500のような
SBBカラーに塗り替えられました。

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午前ではなく、午後9時過ぎ。
まだ明るさが残る構内を客車列車が出発して行きます。

この時期のスイスは夜10時頃まで空が明るいのですが、さすがに眠たくなってきました。それもそのはず、日本時間では午前5時です。明るさに戸惑いながらも、時差に体を慣れさせなければならないので、この日は軽めの食事をとって就寝。翌日からの仕事に備える事としました。

7月1日(金)
到着翌日の30日は一日中ジュネーヴ市内でのお仕事でしたが、さらに翌日となる7月1日には少しだけクルマで郊外へと出かける機会がありました。向かった先は、1月にぐるっと回ったフランス国境近くの街。しかしこの前のようなロングドライブではなく、ピンポイントで一カ所だけの訪問なので、前回のように途中で列車の写真などは撮れないだろうなぁ・・・と思っていたら、運良く乗っていたクルマが目の前でローカル線の踏切に引っかかりました(゜∀゜)!! 急いでカメラを準備して外へと飛び出します。慌てなくても、コッチの踏切は鳴りだしてから列車が来るまでに相当時間がかかるので、アングルや露出を調整して準備万端で待っていても、まだ姿を現しません。鳴りはじめてから3分くらい経った頃、ようやく甲高い警笛とともに派手な電車が見えてきました。

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木の影から出てきたのは二両編成のカワイイ電車。
11.07.01 スイス TRAVYS Chez-le-Maitre 付近

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広角で引き付け、青空を大きく入れたアングル。
前パンを高々と上げて、なかなかカッコイイ電車じゃないですか。
先頭の電動車は半室荷物電車のような側扉配置ですね。
ローカル駅へ郵便や荷物も運んでいるのかもしれません。

アイスクリーム屋のような出で立ちのこの電車は、以前にも紹介した「ヴァレ・ド・ジュー=イヴェルドン・レ・バン=サン・クロワ交通 (TRAVYS)」という長い名前のローカル私鉄。前に訪れたときには終点に停車中の写真しか撮れませんでしたが、今回はウマい具合に走行写真が撮れました。それにしても、ここは偶然とは思えないほど素晴らしい鉄道の撮影ポイント。でもスイスの田舎町にはこんな場所、いくらでもあるのです(^^)。

午前中の鉄道撮影・・・ではなく、仕事を終えて、少し遅いおヒルを湖沿いの街・ニヨン(Nyon)でとることにしました。クルマを停めて街中のレストランを物色していると、通りの奥から何やら楽しげな音楽が聞こえてきます。そう、ここで「Fete des Ecoles」のパレードが現れたのです。メインストリートを駅へ向かって行進して行く子供たち・・・駅前へ先回りして撮影したのが前回の「One-shot」。駅舎とお姫様の組み合わせがお気に入りだったので、あのカットを選びましたが、他にもいろんな仮装が通り過ぎて行きました。せっかくですので、行進の別パターンもどうぞ~♪

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先頭の楽団は先生でしょうか。まっすぐに立った旗が凛々しい!
これはホームに入ってきた列車と絡めてみたもの。
鉄道写真的にはアリかも知れませんが、やっぱり子供が撮りたい。
11.07.01 スイス国鉄 ニヨン(Nyon)

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で、こちらは子供と列車。
しかし、子供目線のローアングルだと列車が目立ちませんね。
この仮装は・・・恐竜? 怪獣??

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子供主体で駅舎は文字のみ・・・なんて狙い方も。
パンプキンの仮装でしょうか、センセーも気合いが入っています!

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やっぱり自分的にはこの駅舎アングルが好き。
このクラスは・・・蟻かな??

こういう突然の出会いに、落ち着いてアングルを見極めるのって難しいものですね。とくに列車は停車時間が短いので、迷っている間に発車してしまいました。でも、楽しい駅前パレードの様子が少しでも伝わればと思います。

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この日のお昼は、この地方の名物
「フィレ・ド・ペルシュ(Filets de Perches)」。
春から初夏にかけて湖で取れる小魚で、今がまさに旬。
ムニエルにしたものをレモン汁やタルタルをかけていただきます。
淡白な味ですが、臭みはなくて食べやすく、日本人好みかも。
スイス産の白ワインがよく合います。
☆☆☆☆・

ニヨンはジュネーヴと同じレマン湖畔の街で、ジュネーヴまでクルマでも列車でも20~30分程度。午後は再びジュネーヴでのお仕事でした。。。ああ、私も仕事を投げ出して「Fete des Ecoles」したいっっ(>ω<)

  

   

・・・続きます。



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