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青森03・・・さよなら...特急「かもしか」撮影記 [鉄道旅行記]


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2010.12.02~04 青森03
さよなら...特急「もし」撮影記
  

前回からの続きです。
東北新幹線・新青森開業の初乗車を兼ねた鉄道旅。開業日の前日、寝台特急「あけぼの」に揺られて青森へとやってきました。

12月3日(金)
開業前日のこの日は時間に余裕があるので、青森周辺で少し鉄道写真を撮りに行こうと思います。ターゲットは翌日のダイヤ改正を前にこの日限りで廃止される、奥羽本線の特急「かもしか」。その最後の走りを記録することにしました。しかし、それほど運転本数が多いわけではない「かもしか」(上下三本ずつ)、先ほど駅で一本見送ったばかり(上写真)なので、次まではちょっと時間があります。ならばその空いた時間を利用して、まずはせっかく青森まで来たのなら一度行ってみたかった、とある場所へと向かうことにしました。非鉄ですが、少々おつきあい下さい。青森駅前から市営バスに乗って20分、やってきたのは「青森県立美術館」。

青森駅1100-(青森市営バス)-県立美術館前1119

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緑色の青森市営バス。
美術館へは免許センター行きに乗車。
10.12.03 青森市営バス 美術館前

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建築家・青木淳氏が手がけた
モダンな青森県立美術館の外装。

ここ県立美術館には、青森県出身やゆかりのある芸術家・アーティストの作品が数多く展示されています。その中でも私が見たかったのは、弘前市出身でNYやロンドンなど世界でも活躍の幅を広げている、ポップアーティスト作家・奈良美智氏の作品。そしてこの美術館で奈良美智の代表作と言えば、新幹線新青森開業のポスターでも有名になった高さ8.5メートルのモニュメント「あおもり犬(けん)」。ぬぼ~っとした巨大なお犬様の像は、ぜひとも一度拝みたいと思っていたのでした。さあ念願の「あおもり犬」へ会いに、館内へと足を進めましょう。ところが入場チケットを買おうとすると、受付嬢が「本日は常設展の作品入替を行っていて、入場に制限があります。」とのこと。そこで、「奈良美智の作品は見られるのでしょうか・・・?」と尋ねてみると、「申し訳ございません、常設展示エリアには本日入場できません。」 が~ん、そんなぁ・・・(´;ω;`)。ああ、有名な「ジト目っ娘」や「白いダックス」(注:正式な作品名ではありません)など、奈良作品のオリジナルが見たかったのに・・・。じゃあ、せめて「あおもり犬」くらいは屋外展示だから見られるはず。しかし・・・、「昨日降雪があったので、「あおもり犬」の展示スペースへは行くことができません。」 が~ん×2・・・(T□T)。「なんだよ~、ここは北国なんだから雪が降ったくらいでいちいち公開中止にするなよー!だいたい展示入替だって、ふつうは休館日(第二・四 月曜)にするものだろ? こっちはわざわざ東京から来ているんだぞ!!  \(#`Д´)ノ」・・・って、言いたいのをグッとこらえて 「では、今日はいったい何が見られるんですか?」と再度尋ねてみると、「本日は特別展のみご入場いただけます。」 「特別展って?」 「スタジオ・ジブリ展です。」 「・・・。」  はぁ・・・何でわざわざ青森まで来て「ジブリ」を見にゃならんのだ。「ジブリ」が見たかったらウチからチャリンコで15分の「ジブリの森美術館」へ行っとるわ・・・(-"-;) と、嘆いてもどうすることもできず、仕方なく入場をキャンセルして館内を出ようとすると、受付嬢が申し訳なさそうに「あおもり犬」のポストカードを手渡してくれました。心遣いはとてもありがたかったけど、やっぱりホンモノが見たかったな・・・。(ちなみに上記で私は感情的な暴言を心の中で叫んでいますが、「あおもり犬」への屋外通路は滑りやすく危険なため降雪期は閉鎖されているとのこと。ただし本来は屋内の常設展示エリアからガラス窓越しに「あおもり犬」を眺めることが出来ます。)

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お会いできなかったお犬様、「あおもり犬」のポストカード・・・。
これもいい思い出・・・になるのかな?

予定よりずっと早く美術館を後にすることになりましたが、これから「かもしか」の撮影へと向かうことに。美術館前で客待ちしていたタクシーに乗り、運ちゃんへ撮影地の地図を手渡すと「ああ、県道と国道の交わる所か・・・。」とつぶやいて、クルマを走らせます。目指すは奥羽本線・鶴ケ坂~津軽新城にある有名な撮影ポイント。ここは美術館からそう遠くなく、青森駅へ戻るよりもずっと効率がいいんです。美術館から15分程度で目的地着。県道沿いでタクシーを降りて、未舗装の道を線路に向かって歩いているところで、近くの踏切が鳴りだしました。普通列車かな・・・と眺めていると、遠くに見えて来たのはパイチ! 急いでカメラを取り出し、撮影ポイントまで猛ダッシュ。ピントは? 絞りは? シャッタースピードは? どこで切れば串パンが避けられる? 初めての撮影地であわあわと焦りながらなんとか撮影。

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EF81123牽引の貨物列車。12時10分頃の通過でしたが3099レかな?
10.12.03 奥羽本線 鶴ケ坂-津軽新城

串パンは回避したものの、ちょっとカツカツ気味・・・。アングルを決める前にパイチカモレが来るとは、ツイているんだか、いないんだか。しかし美術館を堪能していたら撮れなかったことを考えると、何とも複雑な気分です・・・。
さて、お目当ての「かもしか」通過までは少し時間がありますが、気がつけば雨はやんでおり、寒さも思っていたほどではありません。しばらくE751系「つがる」や701系普通列車を撮りながら、のんびりと待つことにします。

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E751系 特急「つがる」。
デザインは顎がしゃくれた「フレッシュひたち」って感じ・・・。
そういえばこのE751系、今回のダイ改で定期運用を失ってしまいました。
交流専用の同車、今後どうなるのだろうか・・・?
10.12.03 奥羽本線 津軽新城-鶴ケ坂

次の「かもしか」は4号なので、上り列車の編成が撮れるポイントへ移動。待つことしばし、やがて独特なカラーリングの485系が見えてきました。

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この日がラストランの特急「かもしか」。
まずはオーソドックスに編成写真を撮影してみました。
10.12.03 奥羽本線 津軽新城-鶴ケ坂

短編成で色も違えど、貴重な原型の485系で運転されていた「かもしか」。編成単位でまとめられたこのカラーリングは決して悪い色ではなかったですね。特急シンボルマークも健在だし、何よりも「カマボコ形」の連結器カバーが懐かしくて嬉しいじゃありませんか。今でもこの形のカバーを付けた国鉄型特急車両って、他にあるのかな・・・? 秋田~青森を結んでいた「かもしか」、乗ったことがあるような無いような、あまり記憶に残らない特急でしたが、国鉄型485系の特急がまたひとつ消えてしまった事実はやはり寂しいものがあります。
続いて最初の下りポイントへ戻って今度は3号を待ちますが、ここで再び雨が降り出してきました。露出もぐっと落ち、シャッタースピードが稼げなくなってしまったので、ここは流し撮りで迎え撃つことにします。

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雨の中青森へ向けて疾走する「かもしか3号」。
10.12.03 奥羽本線 鶴ケ坂-津軽新城

二本の「かもしか」が撮れたことで満足し、雨も強まってきたので撮影を切り上げることにしました。
青森市内へ帰るにあたり、当初はこの撮影地の最寄り駅・津軽新城まで歩くつもりだったのですが、先ほどから県道を走るバスの姿が見えていたので辺りを探してみると、撮影地のすぐ近くにバス停を発見。行き先を見ると、ここから青森駅までダイレクトに行くことができます。これは助かる。

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撮影地最寄りのバス停、「戸門見通(とかどみとおり)」。
市営バスと弘南バスの二社が通っています。
ちなみに撮影地は道路を挟んだ右に写っている建物の裏手。

次のバスの時刻を調べると、16時ちょうど。おや、ひょっとすると・・・と、列車の時刻表を取り出すと、青森発15時45分の「かもしか6号」があります。青森からこの撮影地までの列車所要時間は10分強。これはもう一丁「かもしか」が撮れるかも・・・。もちろん先ほどの撮影ポイントまでは行けませんので、県道のバス停横からカメラを構えてみました。すると、バスよりも早く「6号」の通過を知らせる踏切が鳴ります。時刻は15時56分。

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どんよりとした曇り空の下、三両のミニ特急が最後の走りを見せる。
さよなら、北東北の485系特急「かもしか」・・・。
10.12.03 奥羽本線 津軽新城-鶴ケ坂

おまけ的なカットだから、ざっくり撮れればいいや・・・と、軽い気持ちで流してみたのですが、それがかえって功を奏したようで、これがこの日一番の出来に。空もなかなかいい雰囲気で、どんより雲も決して悪くないもんだなぁ と実感。「かもしか」のラストにいいメモリアルを残すことができました。これで心置きなくバスを待ちますが、結局バスは10分ほど遅れてやってきたのでした。

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バス待ちの間に撮った逆方向の弘南バス。
青森駅から五能線の五所川原まで行くんですね~。
ちょっと乗り通してみたいかも。
10.12.03 弘南バス 戸門見通

戸門見通1600-(青森市営バス)-青森駅1630

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日暮れの青森駅に到着。
やっぱり路線バスは徒歩鉄の強い味方です。
10.12.03 青森市営バス 青森駅

これでこの日の撮影は終わり・・・ではありません。青森の夜は撮り鉄にとってのスペシャルタイム。何せここ青森では、現在運転されている全ての客車寝台特急(あけぼの・日本海・北斗星・トワイライト・カシオペア)と、夜行急行「はまなす」の姿を見ることができるのです(ただし北斗星・トワ・カシは深夜帯)。さっそく18時08分発「あけぼの」と19時33分発「日本海」を撮りに、駅へ向かうと・・・

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「あけぼの」・「日本海」、ウヤ・・・orz

大雨・強風による悪天候が予想されるため、全区間で運休とのこと・・・(T□T)。う~ん、切符といい、天気といい、美術館といい、なんだか今回はツイてないなぁ・・・。このブルトレ撮影のためだけに三脚を持って来たのに、無駄骨となってしまいました。仕方ないので、代わりに青森港にある旧・青函連絡船の「メモリアルシップ・八甲田丸」を夜間撮影。その後市内の居酒屋でやけ酒をあおっていたら、結局「はまなす」まで撮り忘れてしまうのでした・・・。 もう、グダグダすぎ・・・。

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青森港に浮かび上がる青函連絡船「八甲田丸」。
現役さながらに保存されているのは嬉しい限り。
煙突のJNRマークが懐かしい!
10.12.03 東北本線 青森

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夜は浅虫で採れたホタテで一杯。
今年は猛暑の影響で不漁だったそうですが、味は絶品。

続きます・・・(´・ω・`)



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