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烏山線・・・国鉄標準色キハ40 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2010.12.29
烏山
リバイバル・カラー!?
国鉄標準色キハ40 撮影記
  

年末年始は一週間ほどの休みが取れました。そこで本来なら泊りがけの鉄道旅や遠征撮影に出掛けたいところだったのですが、私は先月上旬に「あけぼの」&東北新幹線を使った青森旅へ出たばかりで、冬休みは懐具合がかなり寂しい・・・。九州の485や福知山の183など、引退が予想される春に向けて撮っておきたい列車はいろいろあったのですが、ビンボーには勝てず今冬の遠征は断念。休み中は東京近郊で京葉線の201や常磐線の203などを撮って過ごしていました。しかしさすがに一週間も休みがあるのに、通勤電車ばかり撮っているのはツマラナイ・・・。そんなとき、ネットの鉄道情報系サイトにちょっとキニナル車両が出ていました。それは烏山線の「国鉄標準色キハ40」。
JR烏山線は東北本線の宝積寺から分岐し、烏山までの20.4キロを結ぶ単線・非電化のローカル線。その烏山線が開業88周年の「米寿」を迎える記念として、同線を走るキハ40に懐かしい赤&ベージュのツートンカラー、いわゆる「国鉄標準色」を施した車両がお目見えしたらしい。これは国鉄型・国鉄色好きには堪らない、新たなリバイバルカラー車の登場です。
栃木の烏山線なら懐が痛むほどの遠征ではないし、手軽に国鉄型ディーゼルカーの鉄道旅が楽しめそう。さっそく年末の29日、標準色キハ40を求めて烏山線へと行ってみることにしました。もちろん情弱の私が一両しかない標準色車の動きなど掴んでいるはず無いのですが、動いていなければ純粋に烏山線の乗り鉄旅を楽しめばいいだけ。とにかく「休み中にどこかへ行きたかった」というのが、正直な動機だったのかも。

12月29日(水)
赤羽0709-(東北531M)-蓮田0732

まずは都内から東北線で烏山線の起点駅・宝積寺へ向かいます。でもその前にちょこっと寄り道。この日の天気は朝から快晴で絶好の撮影日和。なので、せっかくですから蓮田で下車してヒガハスで「カシオペア」・「北斗星」を撮影して行くことにしました。ところが、定時を過ぎたのに両列車とも現れません。どうやら遅れている様子。長距離列車の遅延などよくあることなのですが、問題はその遅れ度合い。30分か? 一時間か? 周りの同業者もケータイで情報の収集に動きます。ようやく出てきたネット掲示板の目撃情報は、強風の影響で未だ郡山にも着いていないというもの・・・(-"-;) このままだと、ヒガハスには最低あと三時間は来ないと言うことになります。さすがに三時間も寒空の中で待ち続けるのは辛いし、本来の目的である烏山線の訪問時間が短くなってしまう。仕方なくここは諦めて撤収。

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結局この日ヒガハスで撮ったのは、211系とこのEF210貨物だけでした・・・。
東北本線 蓮田-東大宮

蓮田から再び東北線に乗り、今度こそ宝積寺を目指して北上。いちおう乗車中も掲示板で「北斗星」の動向をチェックし、ひょっとしたら宝積寺で撮れないかな・・・などと考えていたのですが、やはりそんなウマくはいかず、「カシ」は宇都宮付近で、続行の「北斗星」は岡本付近ですれ違ってしまいました。

蓮田0948-(4600E)-宇都宮10501112-(1547M)-宝積寺1124

さて気を取り直して、烏山線です。烏山線の起点は宝積寺ですが、ほとんどの列車は東北線の宇都宮まで直通していて、車庫も宇都宮にあります(宇都宮運転所)。その車庫の様子を東北線の車内から眺めてきましたが、標準色車の姿は見えませんでした。ということは、標準色は運用に入っている可能性が高いということになります(!)。 烏山線で日中運転されている列車は中間駅の大金で上下が交換する二両編成二本。その四両のどれかに標準色が入っているハズ・・・。まずは宇都宮行きの上り332Dを、宝積寺の駅近くで狙ってみることにします。烏山線の撮影地などほとんどわかりませんが、短い二両編成くらい撮れるところはあるだろうと適当に沿線を歩くと、いい感じに撮れそうな跨線橋を見つけました。やがて聞こえてきたディーゼルカーのエンジン音、果たして現れた列車の色は・・・残念、烏山色。

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烏山線のキハ40。白に緑の帯が入るのが烏山色です。
烏山線 下野花岡-宝積寺

写真ではちょっと見にくいですが、後ろも烏山色。どうやら標準色は一本前の下り331Dに入っているようです。ヒガハスに寄らなければそっちに間に合ったなぁ・・・と思っても、後の祭り。とにかくターゲットは331Dの折り返しで、次に上ってくる334Dに決まりました。問題は前後のどちらに標準色が付いているのか解らないということ。この撮影地では後ろ側が撮りにくかったので、下り列車に乗って別の撮影地へ移動することにしました。

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楽しい絵柄の烏山線専用サボ。
「宝」積寺や「大金」など縁起のいい駅名がある烏山線。
さらに沿線7駅を七福神に見立てています。
烏山線 宝積寺

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宝積寺を除く7駅にはそれぞれ七福神のひとりが割り当てられていて、
下野花岡駅は「寿老人」。
烏山線 下野花岡

宝積寺1226-(烏山333D)-下野花岡1232

撮影できそうな場所を探しながら車窓を眺めていたところ、宝積寺の次駅・下野花岡付近に早くも撮りやすそうな田園地帯が広がっていました。わずか一駅で下車して撮影地へ向かうと、先客が一人いらっしゃいます。その方によると、やはり次の334Dの後ろ(烏山方)に標準色付いているとのこと。ヨシ、標準色を捕まえた~という安堵感と共に、ちょっぴり残念な気持ちも。なぜなら後ろでは顔に光が当たらないのです。せっかくなら順光側で撮りたかったな・・・。でも、一両しか無い標準色が動いているだけラッキーだと思うべきなのかも知れません。後追い側にカメラを構えて334Dを待ちます。

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赤白のキハ40キター!
今回国鉄標準色に塗り替えられたのはキハ40 1003
烏山線 宝積寺-下野花岡(後追い)

顔に光は当たらなかったけど、やっぱり国鉄標準色のキハ40は懐かしくて、イイ(・∀・)! ・・・って、あれ? よく考えてみたらキハ40って標準色の時代があったっけ??
実はキハ40が国鉄時代に塗られていたのはオレンジ一色の首都圏色、通称タラコ(先月の青森遠征で見かけた八戸線キハ40に塗られていた色)で、実際にキハ40がツートンの標準色に塗られていたことはありませんでした。なのでこれは正確には「リバイバル」ではないんですよね。言わば以前に紹介した「湘南色185系」のようなものなのかもしれません。でも形式はどうあれ、烏山線がキハ10や20の時代にはこの色で走っていたので「懐かしい色の烏山線」には変わりないですし、キハ40と同じような顔をしていたキユニ28がこの色だったので、185系よりは全然違和感が無いですね。何よりも、のどかなローカル線にはシンプルな国鉄色がいちばん似合います。

とりあえず一発目は無難に撮ることができた標準色。次は場所を変えて、烏山線らしいところで狙うことにします。その撮影ポイントがあるのは終点・烏山のひとつ手前、滝。その滝までは今の標準色車編成が折り返してくる(ハズの)下り335Dに乗って移動し、さらにその折り返しとなる上り338Dを滝の撮影地で撮る計画。これは「乗り」の方でも標準色が楽しめる、なかなかナイスな計画でした。ところが下野花岡で335Dを待っていると、見えてきたのは「烏山色」・・・!?

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下野花岡に入ってきた烏山行き335D。あれ?標準色じゃないの・・・?
烏山線 下野花岡

車両が変わってしまった・・・orz...。さきほど撮影した標準色334Dの終点・宇都宮着が13時24分で、この335Dの同駅発が13時40分。普通に考えたら運用が繋がっていると思いますよね・・・。この車両変更が運用どおりなのか、イレギュラーなものなのか解りませんが、ナイスな計画はいとも簡単に崩れてしまいました・・・(´;ω;`) 一気に気力が無くなり、もう帰ろうかとも思いましたが、ここまで来たのなら烏山線の乗り鉄を楽しむことにし、この335Dで烏山まで行ってみることにしました。

下野花岡1402-(335D)-烏山1431

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縁起が良い駅名の「大金」。神様は「大黒天」です。
大金駅は烏山線唯一の交換駅。ここで標準色と烏山色の並びを
狙ってみるのも面白いかも。
烏山線 大金

過去にも何度か乗ったことがある烏山線。関東平野を走るので車窓は田園風景ばかりと思われがちですが、案外起伏が激しくて、小塙のあたりはちょっと高原っぽい山林の中なども走ります。さらに先述で撮影に行こうと言っていた滝と烏山の間では、車窓右手にチラッと滝を見ることが出来ます。

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下車する予定だった滝駅。神様は「弁財天」。
その名の通り、近くに滝(龍門の滝)があり、烏山線屈指の撮影地。
烏山線 滝

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その滝を列車から眺めるとこんな感じ。
滝の上を走る列車からではただの川にしか見えませんが・・・
烏山線 滝-烏山(車窓から)

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下から見上げると立派な滝と列車を組み合わせることが出来ます。
これは以前に撮影したものですが、今回はここで標準色を撮りたかった・・・。
08.02.16  烏山線 滝-烏山

でも、この滝は車窓からよりも外から眺めた方がいいですね(^^;)。滝をかすめてしばらく走ると、まもなく終点の烏山。

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烏山に到着したキハ40。
冬休み中だったからか、記念撮影する「乗り潰し派」も多く見られました。
烏山線 烏山

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烏山の神様は「毘沙門天」です。

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趣がある瓦屋根の烏山駅舎。

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ここが烏山線の終端部
私は盲腸線の終点に行くと、線路が消える終端部

見たくなります

久しぶりに訪れた烏山ですが、駅前の商店街はシャッターを閉めた店が多い。これが年末だからなのか、本当に店じまいしてしまったのかは解りませんが、立ち寄れそうなところも見当たらなかったので、駅の待合室で適当に時間を潰し、折り返しの上り列車(338D)で烏山を後にしました。

烏山1529-(338D)-宝積寺16101619-(東北1562M)-宇都宮1630

さて、烏山線の旅を終えて戻ってきたのは宇都宮。宇都宮の名物といえば、もちろん「宇都宮餃子」。時間的にも一杯やるのにいい頃合なので、東京へ帰る前にちょっと寄って「餃子で一杯」を楽しむことにしました。数ある専門店の中でも、やっぱり行きたいのは有名な「みんみん」さん。でも駅からちょっと歩くんだよな・・・なんて思いながら地図を見ていると、なんと東口の駅前にも「みんみん」の文字があります。本店のある繁華街とは逆の東口に、最近新たな店舗が開店したらしい。駅とは目と鼻の先ほどの距離で、これは旅行者には嬉しいですね~。さっそく「新・みんみん」を目指して東口へ向かいます。すると、駅前広場から見える留置線にいたのは・・・標準色キハ40!

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日暮れ間近の宇都宮に留置中の標準色キハ40 1003。
東北本線 宇都宮

宇都宮に行ったっきり、折り返してこなかった標準色。ここでもう一度撮れるとは思いませんでした。しばらく眺めているとキハ40は動き出して、ホームの方に転線していきます。これは再び運用に入るのではないかと思い、急いで駅へ戻って次の烏山線直通列車を待つことに。すると17時15分発の341Dは、標準色を先頭にして入線してきました~ \(^o^)/

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再び本線上に姿を見せたキハ40 1003。
塗り替えられたばかりで、ピカピカの国鉄標準色です。
東北本線 宇都宮

ようやくじっくりと眺めることが出来た国鉄標準色。顔だけ見るとやはりキハ40というより、キユニ28そのもの。これはこれで懐かしいお顔でいい感じ。でも贅沢を言えば、七福神ステッカーはこの色の車両には付けて欲しくなかったな・・・。結局走行写真は一枚しか撮れなかったけど、結果的にしっかりと見ることができた標準色キハ40。まあ初撮影としてはこんなものか。この標準色車は春にもう一両が塗り替えられ、二両が三年間この色で走るそうですので、今度は二両目が出場した頃に訪ねてみることにしましょう。
烏山へと発車してゆく標準色を見送ってから、私はあらためて東口の「みんみん」へと向かうのでした。

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宇都宮餃子「みんみん」の焼餃子と水餃子。
本当はどちらも一皿6ヶなのですが、写真を撮る前に
焼餃子をひとつ食べちゃいました (^^;

美味しいけど、何となく本店とは味が違うような・・・。
☆☆☆・・(ケータイで撮影)

宇都宮1841-(東北3546M)-赤羽1958

 

 

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今年もよろしくお願いいたしま~す^^



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