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夏休み2011 その2・・・伊賀鉄道・伊賀線 乗車記 [鉄道旅行記]

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2011.07.30~08.01
夏休み2011 その2
伊賀鉄道・伊賀線 乗車記
  

夏の休暇を利用しての鉄道旅、前回からの続きです。
四日市で貨物線の跳上橋(末広橋梁)が可動するところを眺めた後、再び関西本線の下りに乗車。次の目的地も同じ関西線の沿線です。まずは普通列車でJR東海と西日本の分岐駅・亀山へ。関西線で名古屋方面から奈良方面へ向かう場合は、必ずここで乗り換えることになります。

四日市1338-(関西2309M)-亀山1407

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亀山の構内を見渡すと・・・お!標準色キハ40!
参宮線の100周年を記念して、塗り替えられた車両です。
この色のキハ40、東海バージョンは初めて見ました。
烏山線よりもちょっと色が薄め・・・かな?
11.7.30 関西本線 亀山

亀山では次の列車まで30分ほど時間があったので、駅の周辺をぶらぶらしていると・・・いきなり大粒の激しい雨が降ってきました。慌てて駅へと戻ります。ケータイで天気を調べてみると、東北から関西にかけ、広い範囲で大気の状態が不安定。たとえ晴れていても、突然の雨に注意との事。なんだか読みにくい空模様ですね。それにしても、四日市で自転車を漕いでいるとき、雨に遭遇しなくてよかった・・・(´Д`;)。

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突然降り出した、激しい雨・・・。
11.7.30 関西本線 亀山

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次に乗る加茂行きのキハ120が入ってきました。
11.7.30 関西本線 亀山

亀山からは非電化となった関西線。キハ120がエンジンを震わせながら、難所・「加太越え」に挑みます。激しい雨の中での峠越え、多少なりとも緊張が走ります。

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雨の中、急勾配をゆっくりと上がってゆきます。
カーブが連続するこの辺り、SL時代には撮影のメッカだったそうな。
11.7.30 関西本線 加太-柘植(車内から)

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06年に使用停止された、中在家信号所のスイッチバック設備。
この辺りが峠越えのピーク。
11.7.30 関西本線 加太-柘植(車内から)

亀山1444-(249D)-伊賀上野1531

列車は無事に峠を越え、次に下車したのは伊賀上野。忍者の里として有名なこの町ですが、私はもちろん忍者目的ではありません。前回、今旅の冒頭で書いた「ずっと気になっていた路線」というのが、ここ伊賀上野から出ている地方私鉄、「伊賀鉄道」だったのです。伊賀上野から上野市を経て伊賀神戸までを結ぶこの路線、かつては近鉄の支線・伊賀線で、近鉄時代には何度か乗ったことがありました。しかし07年に近鉄から経営が分離され、新たに伊賀鉄道・伊賀線となってからは未乗のまま。同時期に近鉄から経営移管された養老鉄道・養老線(桑名~大垣~揖斐 元・近鉄養老線)の方は、すぐに乗りなおしているのに、三重の山あいにある伊賀鉄道の方はなかなか来られず、「完乗マニア」的にずっと引っかかっていました。今回ようやく訪れることができ、近鉄時代からの変化を見るのも楽しみです。

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関西線と伊賀鉄道の接続駅・伊賀上野ですが、
伊賀鉄道の表記はありません・・・。
11.7.30 関西本線 伊賀上野

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券売機で切符を買いなおして、1番線の伊賀鉄道ホームへ。
すでに伊賀線の電車は停車中。
11.7.30 伊賀鉄道伊賀線 伊賀上野

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忍者の絵が描かれた、伊賀線の車両。
こ、この電車は、東急1000系!?

近鉄時代との変化・・・さっそく、車両が大きく変わっていてビックリ。伊賀線ホームに待機していたのは、元・東急1000系の200系。経営移管されたとはいえ、近鉄の子会社である伊賀鉄道に東急の車両が入っているとは驚きです。しかもこの東急1000系は、現在でも東横線の地下鉄日比谷線直通用や池上線・多摩川線などで活躍している、ステンレス車体のVVVFインバータ制御車両。なかなか贅沢な「お古」を使っているじゃないですか。前述の養老鉄道などは、そのまま近鉄時代の古い車両を使っているというのに・・・。

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種車の東急1000系はオールロングシートでしたが、
200系には一部にクロスシートが備わっています。
これにもちょっと驚かされました。

失礼ながら、周りの長閑な景色にはちょっと不似合いな気がするVVVF音を響かせて、東急1000・・・いや、伊賀線の200系は上野盆地を快走。伊賀上野~伊賀神戸間、全線で16.6キロと長くない伊賀線ですが、ほとんどの列車が途中の上野市止まり。伊賀線は上野市を境に、南北で運転系統が分けられています。これは北部の伊賀上野方面は関西本線との接続を重視しており、南部の伊賀神戸方面は等間隔ダイヤを採用しているため。そんなわけで、全線乗り通すには一旦上野市で乗り換えなければなりません。

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車窓に上野市のシンボル、上野城が見えてきました。
11.7.30 伊賀鉄道伊賀線 西大手-上野市(車窓から)

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伊賀線の中心駅・上野市。
11.7.30 伊賀鉄道伊賀線 上野市

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上野市では右から左の列車へ乗換。
どちらも元・東急1000系の200系。
11.7.30 伊賀鉄道伊賀線 上野市

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伊賀上野から乗ってきた200系をよく見ると、
上野市側のお顔は中間車に運転台を増設した「魔改造」でした。。。

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上野市の留置線には元・近鉄車(860系)の姿が!
パンタが上がっているという事は、まだ現役の様子。
個人的にはコッチの電車にも乗りたかった。

上野市からは漫画家・松本零士氏がイラストを手がけた「忍者列車」に乗って、伊賀線の旅を続けます。といっても、全線を通しての車窓風景は上野市周辺に市街地がある以外、ほとんど田園地帯。それほど大きな見所も無く、上野市から30分ほどで近鉄大阪線との接続駅、終点の伊賀神戸着。これで伊賀鉄道を完乗したことになり、スッキリすることができました(次はアルピコに変わった、松電を目指さなきゃ・・・^^;)

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200系、201Fに施された「忍者列車」ラッピング。
伊賀神戸の駅では編成写真を撮ることができました。
乗務員扉脇には松本零士氏の直筆サインが書かれています。
11.7.30 伊賀鉄道伊賀線 伊賀神戸

伊賀上野1550-(伊賀線1581)-上野市1557~1605-(1671)-伊賀神戸1632

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伊賀神戸の近鉄ホームで次に乗る列車を待っていると、
団体専用車両「あおぞらⅡ」が通過してゆきました。
ちょっとラッキー(^^)
11.7.30 近鉄大阪線 伊賀神戸

伊賀神戸からは近鉄大阪線。途中の名張から上本町行きの快速急行に乗りかえて(伊賀神戸にも快速急行は止まるので、本来なら名張で乗り換える必要は無かったんですけどね・・・快速急行の停車駅を把握していませんでした)、次に向かったのは奈良の桜井。

伊賀神戸1640-(近鉄普通)-名張1649~1706-(快速急行)-桜井1728

この日最後の目的は、奈良からこの桜井を経由して和歌山線の高田までを結ぶ、JR桜井線。沿線風景がとくに恵まれているわけではなく、優等列車なども走らない比較的地味な路線ですが、ここには私が個人的に注目する車両が走っているのです。それが二両編成の通勤電車105系。

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桜井線や和歌山線で活躍する105系
これは以前に撮影したもの。
05.12.28 紀勢本線
和歌山

この電車、国鉄時代には103系1000番台を名乗り、関東の常磐緩行線で地下鉄千代田線への直通運用に就いていました。しかし、後継の203系投入に伴い余剰となり、ローカル線向けに短編成化改造されて生まれたのが105系なのです(105系には新造車も存在しますが、ここでは改造車を中心に話を進めてゆきます)。短編成化により運転台が増設された制御電動車(クモハ)側の顔は103系時代と異なりますが、元々の種車が生かされた制御付随車(クハ)側の顔は103系のまま。1000番台特有の非常用貫通扉も残され、むしろここでは増結時などに有効活用されています。そんな105系は、常磐線沿線で育った私にとって、とても懐かしい電車というワケ。しかもその105系に最近、ちょっと驚くべき大きな変化があったのです。105系は103系からの改造時から、30年近く上写真のようなクリーム地に赤帯の入った、いかにもローカル線っぽい色を纏っていました。ところが昨年からJR西日本が進めている節約策、いわゆる「単色化」によって、この105系もツートンではなく一色に塗り替えられることとなったのです。その色というのが、なんと「青緑」(゚∀゚)!!  青緑といえば、常磐快速線のカラー(青緑1号・エメラルドグリーン)じゃないですか

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105系への改造前、常磐緩行線を走ってい
103系1000番台オリジナルの姿

85.2 常磐線 亀有

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こちらは緩行線から快速線へ転用され、青緑1号時代の1000番台。
86.3 常磐線 南千住

顔が103系1000番台のまま残されているクハ105。それが青緑になるということは・・・まさに常磐快速線時代の1000番台がここに復活!? これはぜひともこの目で見てみたいと思っていました。そこで、はるばる桜井線へとやってきたのです。塗り替えられた車両はまだ半数くらいとの事ですが、果たして出会うことはできるのか・・? とりあえず桜井駅で次の列車を待っていると、そこに現れたのは「青緑」!

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桜井に入ってきた一色塗りの105系。
先頭は103系1000番台時代の面影を残すクハ105。
11.7.30 桜井線 桜井

う~ん惜しい。これは青緑っていうよりも、スカイブルーに近い色ですね。思っていたのとは、ちょっと違ったなぁ・・・。それでも、常磐線の103系が引退してから早五年。久しぶりに懐かしい雰囲気は味わうことができました。それにしても、常磐緩行線ではこの103系1000番台を追い出した203系が今や風前の灯、かたや地方へ飛ばされた1000番台こと、105系はお色直しされて延命工事とは・・・なんだか不思議なものですね。

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後ろは増設運転台のクモハ105-500。
こちらは飯田線の119系(旧塗装)から白帯を取った
って感じの顔かな・・・。
11.7.30 桜井線 桜井

まあ何はともあれ、ラッキーなことにお目当ての「青緑」105系が桜井ですぐ撮れたので、そのまま桜井線で奈良へ。この日は奈良に泊まります。

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桜井から私が乗った、この艶やかな105系は
奈良旅万葉ラッピングの「万葉の四季彩」。
桜井線には「万葉まほろば線」の愛称が付けられ、
利用促進と観光振興を図っています。
11.7.30 桜井線 桜井/関西本線 奈良

桜井1757-(桜井566S)-奈良1831

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奈良といえばやはりこの旧駅舎。今は観光案内所になっています。
現在の奈良駅は左後ろの高架。

 


・・・続きます。