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富士急行・・・「パノラマエクスプレス・アルプス」 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2013.12.30
富士急行
復刻!「パノラマエクスプレス・アルプス」色!!
2000系「フジサン特急」 撮影
  

 

年末年始は怒涛の9連休 w(゚o゚)w オオー! 。しかし、元日がちょうど真ん中の水曜日にあたるという今年のような日の巡りは、年越しの家族行事や年始の挨拶まわりなどを考えると、意外に自由が利かないもの。しかも私は年末の大事な時期に風邪をこじらせてしまい、「忘年会は体調が戻ってから・・・ε=ε(′д`||)ゴホゴホ 」などと、先送りさせたこともあって、その埋め合わせにも奔走。こうなると連休とはいえ、なかなか思うような鉄活動ができませんでした ε-(ーωー;)フゥ…。それでも、やっぱり撮り鉄として、休み中に一年の「撮り納め、撮り初め」くらいはしたいもの。そこで2013年の撮り納めには、手軽な近場で最近ホットな話題を提供してくれた、山梨県の地方私鉄・「富士急行」を選んでみました。

ところで、すでに年が明けたにもかかわらず、今になって昨年末の撮り納めを話題にするのは、いささか遅すぎるところではありますが、ちょっとした「とある資料的なグッズ」を探すのに手間取ってしまい、このタイミングでのアップとなってしまいました 人( ̄ω ̄;) スマヌ 。その資料は本文中に紹介いたします。


12月30日(月)

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2013年を締めくくる撮り鉄旅。
まずはオレンジ帯でおなじみの中央線E233系へ乗りこみ、
中央本線を下ります。
▲中央本線 豊田

年末も押し迫った12月30日。まだ夜が明けきらぬ早朝5時過ぎの中央線で、富士急の起点である大月を目指します。ウチの最寄り駅から大月までは一時間半ほど。比較的アクセスの良い近場にありながら、こんな早朝に始動したのは、お目当てとなる列車の運転時刻と、撮りたい撮影地の状況に合わせたためなのですが、すでに同じ列車には三脚を持った同業者とおぼしき方の姿がチラホラ・・・。この時間帯の大月行きに乗っているということは、目的は同じか? (;¬_¬)ウーム…

豊田0548-(中央1309M)-大月0637

富士急こと富士急行線は、中央線の大月を起点として都留市、そして富士吉田から改名された富士山(駅)を経て、河口湖へと至る、全長26.6キロの地方私鉄。元・京王5000系の現・富士急1000系や元・JR205系の現・6000系といった自社車両に加え、JRからの直通列車も多数運転される魅力的な路線であることから、私もちょくちょく撮影に訪れていて、今回は今年(2013年)の2月に京王復刻色の1000系を撮りに来て以来、約10か月ぶりの訪問となります。しかしこの一年足らずの間に、富士急ではとても大きな変化がありました。それはもうご存じ、7月に富士山が世界文化遺産へ登録されたこと ヽ(*⌒∇⌒*)ノバンザーイ!! 。このニュースはもちろん日本人ならば誰もが喜ばしいことだと思いますが、とくに富士山観光へ力を入れている富士急にとっては、その喜びもひとしおでしょう。決定直後から車両に大きな記念マークを掲げているところ(後出)にも、それが表れていると思います。そんな富士山観光で沸く富士急の目玉列車といえば、前面展望が特徴の「フジサン特急」。実は今回、私の撮影目的というのが、この「フジサン特急」なのです。

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前面のワイドな展望室とともに、
車体全体に描かれたポップな富士山のイラストも目を引く、
富士急2000系の「フジサン特急」。
▲13.2.10 富士急行 三つ峠-寿

前面に展望室を備えた「フジサン特急」こと富士急2000系。この車両は元々、80年代後半から90年代前半のいわゆる「バブル期」に国鉄・JRが多く手掛けた、豪華な内装をウリとする全車グリーン車の臨時列車専用車両 「ジョイフル・トレイン(ジョイトレ)」のひとつで、中央線を中心に活躍していた「パノラマエクスプレス・アルプス」と呼ばれる車両でした ( ´_ゝ`)フーン…。

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国鉄最末期の87年3月に
165系急行型車両を改造して誕生した
「パノラマエクスプレス・アルプス」。
形式はそのまま種車の165系を引き継いでいます。
これは完成記念の展示会で撮ったものですが、
なんと会場はあの原宿駅宮廷ホーム!w(゚0゚*)w オォー
私がここに立ち入ることができたのは、
今のところ、このとき限りです・・・。
▲87.3.21 山手線 原宿(宮廷ホーム)

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その展示会場で購入した
「パノラマエクスプレス・アルプス」完成記念の
入場券とオレンジカード。
(実は、これを探しだすのが大変だったんです・・・^^;)
ちなみにこの頃は民営化を控え、
続々と個性的なジョイトレがデビューしたころで、
「S.E.レインボー」や「オリエントサルーン」の
完成記念オレカなども買っていました (´∀`)ナツカシーネ 。

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折りたたまれた記念入場券台紙の中は、こんな感じ。
車両の編成や室内の様子がイラストで描かれています。
セットされた原宿駅の硬券入場券は、
だいぶ色褪せちゃいましたね・・・(^^;)

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同じ165系を種車とした千葉の和式電車「なのはな」を
中央にサンドした「パノラマエクスプレス・アルプス」。
これは現在の「カシオペア」もビックリの、
12両全車がグリーン車という豪華編成です。
時にはこのような変則的な運転も行われました。
▲90.7.22 高崎線 岡部-本庄

和風や洋風、個室、展望車などの様々な豪華車両が、北は北海道、南は九州まで各地に存在し、一時はブームにもなったジョイトレ。しかしバブルの崩壊とともに、利用金額が高価なジョイトレは衰退。改造車で車齢が高かったこともあって、そのほとんどが役目を終えると廃車されてしまいました。そんななか、観光特急に適した前面展望席を備え、なおかつ3連の短編成へ分割が可能だった「パノラマエクスプレス・アルプス」は、2001年のJR引退後に富士急へと譲渡。3連二本が富士急2000系となり、「フジサン特急」として装いも新たに活躍を続けることとなったのです。

しかしこの車両も改造車で、もとをただせば60年代に製造された急行型の165系。すでにトータルの車齢は50年を超え、さらに「フジサン特急」の後継に元・小田急ロマンスカー20000形「RSE」(特急「あさぎり」に使用後、2012年に引退)が決定したこともあり、ついに初代「フジサン特急」こと2000系は、2014年の夏までに富士急での役目も終えることになりました。すると、これに伴い富士急は、一足早く2月に引退する第2編成(2002F)を、なんと「フジサン・キャラクター」の外装から、「パノラマエクスプレス・アルプス」色に戻すと発表したのです。これはジョイフルトレイン全盛時を知るものとして、なんとしても見逃すわけにはいきません (`・ω・´)-3 フンス! 。

相変わらず前置きが長くなってしまいましたが、そんなワケで今回は11月に「パノラマエクスプレス・アルプス」色に戻された「フジサン特急」をカメラに収めようと、富士急へやってきたのです。やはり思った通り同じ目的で、三脚を担いだ同業者さんとともに中央線から富士急への連絡通路を抜けると、さっそくそこにいたのは・・・「パノアル」! (゚∀゚*)オオッ!!

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運転前に大月の留置線でたたずんでいた
「パノラマエクスプレス・アルプス」色の2002F。
それほど時が経っているようには思わなかったけれど、
12年ぶりに見るこの色は、やっぱり懐かしさを感じます。
▲富士急行 大月

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展望室の山側サイドに描かれたこの独特なラインも忠実に再現。
実はコレ、当時の「パノアル」が所属していた三鷹電車区を管理する
国鉄・東京西鉄道管理局の「西」の字をモチーフにしています。
▲富士急行 大月

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6連一本を3連二本に分割された、元・「パノアル」。
反対サイド(下り方)は165系の面影を残す貫通型で、
「パノアル」時代には中間に組み込まれて過ごすことが多かった
地味なお顔です。
「パノアル」時代は入換以外で先頭に立ったことがあるのかな?
▲富士急行 大月

おお~、やっぱり実車を目の前にすると懐かしい! (゚ノ∀`゚)゚ナツカシス… ジョイトレの 「パノラマエクスプレス・アルプス」として各線を走っていたことを思い出します。でも、正直言うと「電車型ジョイトレ」だった「パノアル」は、他の「客車型ジョイトレ」に比べると、牽引機との組み合わせを楽しむことができず、個人的にはあまり魅力を感じなかったもの。「国鉄初の展望電車」という立派な肩書も、口の悪い友人に言わせると「単なる小田急モドキ」で、それを聞いた私も失笑した覚えがあります・・・(*≧m≦*)ププッ 。 なので、ジョイトレのなかでは運転情報を調べることが無く、撮影機会も少なかった「パノアル」。でも、今こうやってみると、展望車両に合ったこのカラーリングは、なかなかいいセンスをしているではないですか(今さらフォローか? ヾ(´∀`;)オイオイ )。今回は「パノアル」時代にけなした贖罪の意味も込めて、しっかりとその雄姿をカメラに収めたいと思います。ちなみに、「パノラマエクスプレス・アルプス」を「パノアル」なんて略した呼び方は今までしたことないのですが、いざこうやって文字に起こすと「パノラマエクスプレス・アルプス」では少々長いので、ちょっとチャラいところではあるけれど、ここでは「パノアル」と略して記事を進めることにしました o('∇'*o)パ~ノアル~♪ 。

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大月から乗る富士急の普通列車は
富士山の世界文化遺産登録を記念した
ヘッドマークが掲げられた1000系。
▲富士急行 大月

「パノアル」よりも一時間半ほど先行する下りの普通列車に乗って、撮影地を目指します。富士急の沿線には、ひらけた農地やカーブ、直線、鉄橋と、列車撮影に適したポイントは多々ありますが、富士急といえばその名が示すように富士山の麓を走る路線であり、できれば列車と富士山が一緒に写せる場所で撮影したい (゚ペ)ウーン…。そこで私が向かったのは、三つ峠と寿の間にある富士山バックの有名撮影地です。ここは前回の京王色1000系撮影の時にも私は訪れており、同じようなパターンになってしまいますが、やはりその時には撮れなかった「パノアル」も、一枚はキッチリと富士山とのコラボカットを押さえておきたいところ。この日の天気は朝から雲一つない快晴で、車窓からも富士山の姿がきれいに見えており、条件的にもバッチリ (^^)v 。

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富士急の車窓に映るのは、朝日を浴びた美しい富士山!
▲富士急行 東桂-三つ峠 (車窓から)

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大月から約30分で、三つ峠に到着。
構内には一昨日に降ったという雪が
まだうっすらと残っていました。
▲富士急行 三つ峠

大月0653-(富士急行3列車)-三つ峠0721

しかし当然のことながら、「パノアル」を富士山と撮りたいと考えるのは皆一緒で、列車が撮影地最寄りの三つ峠に着くと、何人もの同業者がいっせいに下車。改札を抜けると撮影地を目指して、われ先に走り出す・・・ε=ε=ε=┏(;゚ロ゚)┛ダダダッ!!   と、いうようなことはないものの、やはり気が焦って、自然と早歩きになってしまいます。それでも若い学生さんたちのペースには、到底ついていけないんですけれどね・・・(^^;)。あまり無理をすると、オナカの弱い私は逆にピンチを招きかねないので、落ち着いて歩みをマイペースに戻し、駅から20分ほどで撮影地に到着。そこにはすでに多くの先客が、カメラを構えて待っていました。

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早朝から多数の同業者で賑わう、有名撮影地。
ちなみに手前にはまだ余裕があるように見えますが、
この位置からだと富士山が住宅に遮られてしまうため、
富士山をバックに列車を撮るならば、
いちばん手前の黒いキャップをかぶった
お兄さんのいる位置くらいが限界なんです。
▲富士急行 寿-三つ峠

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私が撮影地に着いて、まず初めにやってきたのは
元・JR205系の現・6000系。
この時はまだ撮影地に日が当たっていなくて、
もう、寒い寒い・・・。
ヒイイィィィサビィィィ((((((lll゚Д゚)))))))ガクガクブルブル
▲富士急行 寿-三つ峠

年末年始休み、快晴の富士山、塗装変更したばかりの「パノアル」、さらに今月発売された鉄道雑誌で、この撮影地が紹介されている・・・と、ここまで条件がそろえば、同ポイントに多くの同業者が集まるのは必然と言えるでしょう (^皿^;)マアネ…。できれば前回の京王色の時のように、塗装変更から少し間をおいて、混雑が落ち着いてから訪れたかったところなのですが、前述したように2月で引退してしまう「パノアル」にはそのような余裕はなく、むしろ引退日が近付けば、もっと混み合うことだって予想されます。そこで今回は多少の混雑は覚悟の上で、この有名ポイントを訪れたのでした。幸い、撮影地にはまだ若干の余裕があり、どうにかいい位置に場所を確保。もう一本遅い電車で来ていたら、ここで撮るのはキビシかったかも・・・ε-(´∀`;)ホッ 。その後も同業者は増え続け、三脚の間隔を詰めて譲り合ったり、後ろから脚立を使って撮影する方などもいたりして、最終的には上写真の倍以上の人数となりました ( ̄△ ̄;)スゴイネ…。

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私が大月から乗ってきた、
標準塗装の1000系が折り返して戻ってくる頃には、
撮影地全体にも日が当たって、
富士山と列車の露出差もなくなりました。

はじめは山かげで日の当たっていなかった撮影地にも、8時過ぎになるとようやく日がまわりはじめ、気持ち的にもテンションが上がってきました。やはり太陽の力は写真を撮るうえで、物理的にも精神的にも偉大だと感じます ・:*:・(´∀`*)アッタカイ・:*:・。そんな日の光のありがたみを感じながら迎えた、本命「パノアル」・・・もとい、「フジサン特急1号」の通過時刻。

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雄大な富士山の麓を走りゆく、
「パノラマエクスプレス・アルプス」色の「フジサン特急」。
三連の短編成とはいえ、
かつてのジョイフルトレインがここに復活です!
▲富士急行 寿-三つ峠 (後追い)

快晴の富士山バックで、「パノアル」が撮れました~ヽ(´▽`)ノワーイ♪
朝の大月駅でも眺めた「パノアル」でしたが、日の光に照らされた撮影地での走行シーンを眺めると、より一層、華々しい活躍を見せていたジョイトレ時代を思い起こさせます。アルプスの雪山と、それを照らすモルゲンロート(朝焼け)をイメージしたという、ホワイトとオレンジのカラーリングは、富士山バックの情景でキレイに映えてくれました (^^)。

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「パノアル」の20分後には、
JRから直通してくるスカ色115系の1453Mが通過。
もちろんこの国鉄型車両も、
ここではしっかりと押さえておきたい貴重な列車です。

河口湖へ向かった「パノアル」は、折り返し「フジサン特急2号」として、40分後に同ポイントへ戻ってきます。でも、後追い、正向きの違いはあるものの、同じアングルで撮るのはつまらない。撮影地はさらに混んできたこともあり、私は20分後に通過した115系の1453Mまで富士山バックで撮ってから、移動することにしました ススス…(((((o*・ω・)o 。残り20分で撮影ポイントを変えるのはかなりタイトなことですが、幸いこの三つ峠から寿にかけての区間はひらけていて、手軽な撮影地が点在。さらに私は以前に訪れていたこともあって、次の撮影ポイントは難なく決まりました。ここは先ほどの富士山バックと打って変わって、先客は二、三人。挨拶をしてからカメラを構えると、数分後には「フジサン特急2号」の通過を知らせる踏切が鳴りだしました。

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きれいな順光で捕えた、「フジサン特急2号」。
午前中の上り列車(大月行き)で観光客は少なく、
自慢の展望席にも人影はありませんでした。
惜別乗車をじっくり味わいたい「乗り鉄派」には、
おススメの列車かもしれませんね。
▲富士急行 寿-三つ峠

オーソドックスな編成撮りですが、引退する「パノアル」の記録を残す上では重要なこのカット。光線状態も良く、キッチリと押さえることができました ヽ( ´¬`)ノ ワ~イ ! 。短時間で富士山バックと編成撮りが効率よく撮れて、なかなかいい流れです。今度は下り列車(河口湖行き)の顔が狙えるポイントへ移動して、再び折り返してくる「パノアル」を待ちます。

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撮影地を移動している際にやってきた
1000系「富士登山電車」と「昭和30年代復刻色」の
併結編成。
なかなかシブい組み合わせです(^^)
▲富士急行 三つ峠-寿

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インカーブから狙う下りの撮影ポイント。
まずは新宿発の「ホリデー快速 富士山号」がやってきました。
国鉄色の183系が使用されることもある列車ですが、
この日は「あずさ色」のM50編成でした (´∀`;)ハズレ…カ? 。
▲富士急行 三つ峠-寿

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続いて、先ほど富士山バックで撮った
115系の折り返し(4542M)。
春のダイヤ改正で、
長野の211系の運用が拡大されるそうですが、
間接的にこの豊田のスカ色115系にも
運用の変化があるのか、気になるところ・・・。
まあ、この富士急直通運用は変わらないと思いますが。
▲富士急行 三つ峠-寿 (後追い)

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さらに去りゆく115系をもう一枚。
撮影地周辺はこんなにのどかな情景です。
ちなみにこの写真の115系がいるあたりが、
さきほど順光で「パノアル」を撮った場所。
▲富士急行 三つ峠-寿 (後追い)

ところで、朝の大月駅に留置されているときにも触れましたが、「パノアル」色になった2000系第2編成(2002F)の下り方は、今まで撮ってきた展望席の「パノラマ車」ではなく、貫通型の地味なお顔。私としてはメインの「パノラマ車」がしっかり撮れたので、オマケ的にこの貫通型も記録しておくか・・・程度だったのですが、意外とコッチの顔もマニアックな人気があるらしく、隣でカメラを構えていた高校生くらいのおにーさんは、「ボクはどちらかというと、165系の面影が残る貫通型の方が、パノラマよりも好きなんです。ヾ(゚∀゚*) 」と話されていました。なるほど、好みは人それぞれだね (*´▽`)。

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貫通型のクモロ2202(旧・クモロ165‐4)を先頭に
カーブをゆく「フジサン特急5号」。
種車の165系とは、ヘッドライトの角形化などにより、
だいぶ顔つきが変わっていますが、
運転席から上の部分などには165系の面影が感じられます。
▲富士急行 三つ峠-寿

正面まで日がまわりきらなかったものの、貫通型の顔も撮れました。これで撮影的にはじゅうぶんに満足なのですが、この後の行動予定を考えると、もう一本だけ「フジサン特急」を狙う余裕があるので、ラストは少し変化を付けて撮ってみることに。

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今度は「パノアル」いちばんの特徴である
展望席部分をサイドから流し撮り。
屋根上にある運転台よりも前に突き出た、
展望室の長さがよく解ります。
ちなみに運転台からの死角を補うため、
前面のバンパー部にはテレビカメラが設置されています。
▲富士急行 寿-三つ峠

流し撮りの効果といえば、やはりスピード感が出ること。しかし、この付近は遮断機の無い(もしくは手動式の)第四種踏切が多く存在しており、列車はかなりの低速で通過してゆきます。そのため背景を流すには、こちらも低速でのシャッタースピードが求められ、思ったよりも難しい撮影となってしまいました。1/15secで撮った上写真をよく見ると、残念ながら若干のタテブレ・・・(´Д`;)アウ…。それでも、チャレンジすることが成功への一歩だと思っています (^^;) 。

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「パノアル」の通過前、同じカメラ設定で
試しに流してみた5000系の「トーマスランド号」。
コチラはウマい具合にピタリと止めることができました。
絵的にもこの車両の方が面白いかも!? o[(○'ー'○)]oトーマス
▲富士急行 三つ峠-寿

大月へ向けて走り去る「フジサン特急4号」を見送って「パノアル」色の沿線撮影は終了。最後の流し撮りはちょっと失敗したけれど、念願の富士山バックと前後の編成撮りができ、引退する「パノアル」を記録するというミッションは、とりあえず達成です。気が付けば「フジサン特急」二往復分、四時間も滞在してしまった撮影地をあとにして、三つ峠駅へ戻ります。

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この日のオヒルは、名物の「吉田うどん」。
非常にコシが強い歯ごたえのある極太麺に
茹で野菜と馬肉が乗っかっているのが特徴。
本来はその名の通り富士吉田の名物ですが、
富士急沿線の三つ峠や寿の駅付近でも、
手軽に食べることができます。
このあたりに撮影へ訪れた際にはぜひ立ち寄って、
食べていただきたい名物です。チョー(゚д゚)ウマー!

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食事を済ませたのち、
三つ峠から再び、河口湖行きの下り列車へと乗車。
ホームに入ってきたのは6000系。
富士急なら、いずれはこの車両も帯色を変えて、
山手線や埼京線の復刻などをやりそうな気がします・・・(^^;)
▲富士急行 三つ峠

三つ峠1253-(17列車)-河口湖1316

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三つ峠から30分弱で終点の河口湖に到着。
駅前は多くの観光客で賑わっていました。
これも富士山の世界遺産効果かな?
▲富士急行 河口湖

三つ峠から下り列車に乗って、次にやってきたのは富士急の終点、河口湖。ここまでやってきたのは、なにも全線乗り降り自由のフリーきっぷをフルに使い倒すと言ったセコい考えではなく、私には河口湖(駅)で二つの目的があったから。ひとつは鉄とは関係なく、河口湖の造り酒屋が出している「甲斐の開運」という美味しくて縁起のいい名前のお酒を、お年始の挨拶用に買って帰ろうと考えていたのです。

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井出醸造店が作る河口湖の地酒「甲斐の開運」。
河口湖の駅構内にある土産物店でも購入ができます。

そしてもうひとつは、先ほどまで撮影していた「パノアル」こと「フジサン特急」に、ここ河口湖から乗ること。前述したように「フジサン特急」は、元・小田急20000形「RSE」と言う後継車も決まり、現在運用に就いている元・「パノアル」の2000系は、第2編成が2月まで。検査中の第1編成も、夏までには置き換えられて引退してしまいます ヾ(;ω;)サヨナラ…。そこで今回は惜別乗車の意味も込めて、かつてはジョイフルトレインとして活躍した、2000系「フジサン特急」の乗り心地を味わってみることにしました。「フジサン特急」へ乗車するには普通運賃の他に300円の特急券が必要で、私の持っている「世界遺産・富士山フリー乗車券(JR発行)」も同様。さらに先頭の展望車両は座席指定ではない定員制で、別途に100円の着席整理券も必要なのですが、すでに改札前には展望席狙いと思われる同業者の列ができていたので展望席は諦め、私は300円の自由席特急券だけを購入してホームへ向かいます。

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河口湖の2番線に入線していた「フジサン特急10号」。
これに乗れると思うと、ちょっとワクワクします(^^)。
▲富士急行 河口湖

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発車までは少し余裕があったので、細部をチェック。
富士急では2000系の形式が与えられている同車ですが、
「パノアル」色の復刻に合わせて、JR時代の形式も再現されました。
クロ2002は、クロ165-4に・・・。

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富士急の列車にグリーン車の設定はありませんが、
扉脇にはちゃんとJRのグリーンマークも復刻されています。
これぞジョイフルトレインの証と言えるもの。

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室内はオーソドックスな2+2の座席配置ですが、
床面から170ミリ嵩上げされたセミハイデッキ構造。
さらに驚くべきはそのシートピッチ。
前席との間隔1350ミリは、国鉄最大級の広さを誇りました。
ちなみにリクライニングの傾斜角度は最大50度!

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3号車・クロ2002の展望席。
この視界の広さが同車最大の魅力ですが、
展望席のシートは先に紹介した一般席よりも
シートピッチが狭く(900ミリ)、
リクライニングもしません・・・。
乗る時には、眺望の良さか、座り心地の良さか、
どちらかの選択を迫られることになります(^^;)

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2号車・モロ2102の車端部にある6人用個室。
ここは部屋単位の料金設定となっていて、
人数・区間に関わらず別途1000円の個室料金が必要。

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そんな「パノアル」の車内で味わうのは・・・
地ビールならぬ、地コーラの「富士山コーラ」。
真っ白という不思議な色をしていますが、
味はちょっと甘めのコーラでした。(^^;)

私は中間の2号車に座席を確保。さっそく腰を下ろしてみると、やはり元・グリーン席は座り心地が上々。とくにそのシートピッチの広さときたら、短い私の足だと前の席に触れることができないくらい・・・(^^;)。これぞまさにバブリーなジョイトレ!って感じです d(゚Д゚)バッチグー! 。ジョイトレ時代には乗ることができなかったビンボー人が、思わずそんなところに感動していると、「パノアル」色の「フジサン特急10号」は定刻に大月へ向けて発車。座席は始発の時点で八割方、そして二駅目の富士山(駅)でほぼ満席となりました。河口湖から乗ってよかった・・・ε-(´∀`;)ホッ

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富士山の構内に留置されているのは、
「フジサン特急」2000系の部品確保用クモハ169-27。
2000系の引退とともにこの車両も解体されちゃうのかな?
▲富士急行 富士山付近 (車窓から)

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この日、撮影地では一度も見かけなかった、
京王復刻色の1000系と富士山で交換。
できれば沿線で走行写真を撮りたかったな・・・(´・ω・`)ショボーン。
▲富士急行 富士山 (車窓から)

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これは下吉田駅に隣接する「ブルートレインテラス」で
保存されている、スハネフ14 20。
ブルーの車体には、私が乗っている「パノアル」の
鮮やかな色が映り込んでいます。
▲富士急行 下吉田(車窓から)

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「パノアル」の側窓は、
座席のリクライニングを倒した時に、
ちょうど目線と合うような配置になっています。
そんなリラックス姿勢で見る富士山はまた格別?
▲富士急行 下吉田付近 (車窓から)

かつて日本各地を走っていた、華やかなジョイフルトレイン。「サロンエクスプレス東京」、「スーパーエクスプレスレインボー」、「ふれあいみちのく」、「ユーロライナー」、「アルファコンチネンタルエクスプレス」、「サロンカーなにわ(現役)」、「ゆうゆうサロン岡山」、「パノラマライナーサザンクロス」etc・・・。私も当時はブームに乗って、いろいろな列車を撮影してきましたが、いつも外から眺めるだけで、実際に営業運転で乗ったことがあるのは、北海道の「フラノエクスプレス」くらいでした(ちなみに「フラノ」はジョイトレの仲間でも、グリーン車ではなく普通車)。ジョイトレは一般客が乗れない団体列車としての使用がメインで、時おり多客期の臨時列車に使用されても、全車がグリーン車という高嶺の花。当時その憧れは、現在の「ななつ星」以上のものだったと言っても過言ではありません。そしてもちろん「パノラマエクスプレス・アルプス」もそのひとつでした。それが今、地方私鉄の特急として手軽に乗ることができる幸せ。そんなことは塗装の変更前から変わらないことで、何を今さら・・・とのご指摘もおありでしょう。でもやっぱり、ホームに停車している同車を目にして感じたのは、富士急の「フジサン特急」ではなく、ジョイトレの「パノアル」に乗れるんだという喜びからくる高揚感でした。今回の「パノアル」復刻塗装、私のような「ジョイトレ世代」には、撮影の被写体としての魅力だけでなく、あの頃の憧れをも思い起こさせてくれる、嬉しい列車でした ・:*:・キテ (゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。

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大月に到着した「フジサン特急」。
撮り、乗り、ともに
じゅうぶん「パノアル」を堪能した年末の一日でした。
▲富士急行 大月

河口湖1355-(フジサン特急10号)-大月1440
大月1448-(中央552M)-立川1551

・・・というわけで、2013年の撮り納めは、富士急の「フジサン特急」でした。結局、撮影記を紹介できたのは年明けとなってしまったけれど、新年一発目のレギュラー撮影記が縁起のいい富士山となったので、これはこれでよかった・・・かも?
こんな感じで、相変わらず今年も速報性の無いゆるゆるなブログですが、どうぞよろしくお願いいたしまする。。。m(_ _)m


☆オマケ☆
冒頭に紹介した、原宿での「パノラマエクスプレス・アルプス」展示会。その同日には大宮で、こちらもジョイフルトレイン「スーパーエクスプレスレインボー」の展示会が行われており、同じネガのスリーブに記録されていました。ついでにその写真も一枚だけスキャン。

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東京西局の「パノアル」に対して
同日に展示会が行われた東京北局の「レインボー」。
牽引機はもちろん、現在も絶大な人気を誇るEF81 95です。
▲87.3.21 東北本線 大宮

それにしても、同日に二本のデビュー展示会が行われるなんて、この頃はホントに「ジョイトレ・ブーム」だったんだなぁ・・・。

(ところで全然関係ないのですが、この記事を書くにあたり、試しにジョイフルトレインを略した「じょいとれ」を変換してみたら、「女医撮れ」って表示されました・・・(´Д`;) マヂカ…。なんだか、ちょっとイヤらしい字面の誤変換ですね・・・。 インリン オブ(゚∀゚*)ジョイトレ? 



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